大学入学共通テスト「国語」第4問の「古文」。まさかの『源氏物語』がテキストとして出題されました!NHK大河ドラマ「光る君へ」の影響かもしれませんね。例年、セン…
「源氏物語」の原文と口語訳の照らし合わせで、大学受験に必要な古文センスを身につけていきましょう
あいの部屋「国語力で自己の力を最大限に引き出す方法」というサイトを運営しています。国語力を高め、納得のいくかたちで古典を学習するために、「源氏物語」に焦点をしぼったブログを立ち上げました!受験対策として、ぜひご利用くださいね。
この君のかう気色ばみありきたまふを、「まさに、さては、過ぐしたまひてむや」と、なまねたう危ふがりけり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 …
「あらましごとに、いとをかしうらうたき人の、さて年月を重ねゐたらむ時、見そめて、いみじう心苦しくは、人にももて騒がるばかりや、わが心もさま悪しからむ」などさへ…
君たちは、ありつる琴の音を思し出でて、あはれげなりつる住まひのさまなども、やう変へてをかしう思ひつづけ、ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 …
絶えて見たてまつらぬ所に、かけ離れなむも、さすがに心細く思ひ乱れたり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 絶えて見たてまつらぬ所に、かけ離…
おのづから隠れなくて、大宮などもよろしからず思しなりたれば、もの思はしく、はしたなき心地して、すさまじげに寄り臥したり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物…
中務の君、わざと琵琶は弾けど、頭の君心かけたるをもて離れて、ただこのたまさかなる御けしきのなつかしきをば、え背ききこえぬに、ーーーーーーーーーーーーーーー【源…
いと上手におはすれば、いとおもしろう吹きたまふ。御琴召して、内にも、この方に心得たる人びとに弾かせたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】…
つれなう、今来るやうにて、御笛ども吹きすさびておはすれば、大臣、例の聞き過ぐしたまはで、高麗笛取り出でたまへり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラス…
前駆なども追はせたまはず、忍び入りて、人見ぬ廊に御直衣ども召して、着替へたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 前駆なども追はせたまは…
おのおの契れる方にも、あまえて、え行き別れたまはず、一つ車に乗りて、月のをかしきほどに雲隠れたる道のほど、笛吹き合せて大殿におはしぬ。ーーーーーーーーーーーー…
かうのみ見つけらるるを、ねたしと思せど、かの撫子はえ尋ね知らぬを、重き功に、御心のうちに思し出づ。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 かうの…
「…やつれたる御歩きは、軽々しき事も出で来なむ」と、おし返しいさめたてまつる。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 「…やつれたる御歩きは、訳…
「まことは、かやうの御歩きには、随身からこそはかばかしきこともあるべけれ。後らさせたまはでこそあらめ。…」ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】…
「人の思ひよらぬことよ」と憎む憎む、「里わかぬかげをば見れどゆく月のいるさの山を誰れか尋ぬる かう慕ひありかば、いかにせさせたまはむ」と聞こえたまふ。ーーーー…
「ふり捨てさせたまへるつらさに、御送り仕うまつりつるは。 もろともに大内山は出でつれど入る方見せぬいさよひの月」と恨むるもねたけれど、この君と見たまふ、すこし…
君は、誰ともえ見分きたまはで、我と知られじと、抜き足に歩みたまふに、ふと寄りて、ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 君は、誰ともえ見分きたま…
心も得ず思ひけるほどに、ものの音に聞きついて立てるに、帰りや出でたまふと、下待つなりけり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 心も得ず思ひけ…
あやしき馬に、狩衣姿のないがしろにて来ければ、え知りたまはぬに、さすがに、かう異方に入りたまひぬれば、ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 あ…
いづちならむと、ただならで、我も行く方あれど、後につきてうかがひけり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 いづちならむと、ただならで、訳)ど…
この夕つ方、内裏よりもろともにまかでたまひける、やがて大殿にも寄らず、二条の院にもあらで、引き別れたまひけるを、ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラス…
「誰れならむ。心かけたる好き者ありけり」と思して、蔭につきて立ち隠れたまへば、頭中将なりけり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】 「誰れなら…
寝殿の方に、人のけはひ聞くやうもやと思して、やをら立ち退きたまふ。透垣のただすこし折れ残りたる隠れの方に立ち寄りたまふに、もとより立てる男ありけり。ーーーーー…
あまり色めいたりと思して、折々かうのたまふを、恥づかしと思ひて、ものも言はず。ーーーーーーーーーーーーーーー YouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動…
たち返り、うち笑ひて、「異人の言はむやうに、咎なあらはされそ。これをあだあだしきふるまひと言はば、女のありさま苦しからむ」とのたまへば、ーーーーーーーーーーー…
「主上の、まめにおはしますと、もてなやみきこえさせたまふこそ、をかしう思うたまへらるる折々はべれ。かやうの御やつれ姿を、いかでかは御覧じつけむ」と聞こゆれば、…
「なほ、さやうのけしきをほのめかせ」と、語らひたまふ。また契りたまへる方やあらむ、いと忍びて帰りたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーー YouTubeにもち…
「げに、さもあること。にはかに我も人もうちとけて語らふべき人の際は、際とこそあれ」など、あはれに思さるる人の御ほどなれば、ーーーーーーーーーーーーーーー Y…
「同じくは、け近きほどの立ち聞きせさせよ」とのたまへど、「心にくくて」と思へば、「いでや、いとかすかなるありさまに思ひ消えて、心苦しげにものしたまふめるを、う…
「なかなかなるほどにても止みぬるかな。もの聞き分くほどにもあらで、ねたう」とのたまふ。けしき、をかしと思したり。ーーーーーーーーーーーーーーー YouTub…
「…いま心のどかにを。御格子参りなむ」とて、いたうもそそのかさで帰りたれば、ーーーーーーーーーーーーーーー YouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動…
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大学入学共通テスト「国語」第4問の「古文」。まさかの『源氏物語』がテキストとして出題されました!NHK大河ドラマ「光る君へ」の影響かもしれませんね。例年、セン…
「その人なめり」と見たまふに、いとをかしければ、太刀抜きたるかひなをとらへて、いといたうつみたまへれば、ねたきものから、え堪へで笑ひぬ。 【これまでのあらすじ…
かうあらぬさまにもてひがめて、恐ろしげなるけしきを見すれど、なかなかしるく見つけたまひて、「我と知りて、ことさらにするなりけり」と、をこになりぬ。 【これまで…
好ましう若やぎてもてなしたるうはべこそ、さりもありけれ、五十七、八の人の、うちとけてもの言ひ騒げるけはひ、えならぬ二十の若人たちの御なかにてもの怖ぢしたる、い…
女、「あが君、あが君」と、向ひて手をするに、ほとほと笑ひぬべし。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り、臣下に降り…
中将、「いかで我と知られきこえじ」と思ひて、ものも言はず、ただいみじう怒れるけしきにもてなして、太刀を引き抜けば、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子とし…
「誰れと知られで出でなばや」と思せど、しどけなき姿にて、冠などうちゆがめて走らむうしろで思ふに、「いとをこなるべし」と、思しやすらふ。 【これまでのあらすじ】…
ならひて、いみじく心あわたたしきにも、「この君をいかにしきこえぬるか」とわびしさに、ふるふふるふ、つとひかへたり。「誰れと知られで出でなばや」と思せど、しどけ…
内侍は、ねびたれど、いたくよしばみなよびたる人の、先々もかやうにて、心動かす折々ありければ、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でした…
中将、をかしきを念じて、引きたてまつる屏風のもとに寄りて、ごほごほとたたみ寄せて、おどろおどろしく騒がすに、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生ま…
「あな、わづらはし。出でなむよ。蜘蛛のふるまひは、しるかりつらむものを。心憂く、すかしたまひけるよ」とて、直衣ばかりを取りて、屏風のうしろに入りたまひぬ。 【…
おとなおとなしき人に、かく似げなきふるまひをして、見つけられむことは、恥づかしければ、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源…
君は、とけてしも寝たまはぬ心なれば、ふと聞きつけて、この中将とは思ひ寄らず、「なほ忘れがたくすなる修理大夫にこそあらめ」と思すに、 【これまでのあらすじ】桐壺…
風ひややかにうち吹きて、やや更けゆくほどに、すこしまどろむにやと見ゆるけしきなれば、やをら入り来るに、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光…
「かかる折に、すこし脅しきこえて、御心まどはして、懲りぬやと言はむ」と思ひて、たゆめきこゆ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でした…
「いかで見あらはさむ」とのみ思ひわたるに、これを見つけたる心地、いとうれし。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り…
頭中将は、この君のいたうまめだち過ぐして、常にもどきたまふがねたきを、つれなくてうちうち忍びたまふかたがた多かめるを、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子…
「あまりはしたなくや」と思ひ返して、人に従へば、すこしはやりかなる戯れ言など言ひかはして、これもめづらしき心地ぞしたまふ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二…
「人妻はあなわづらはし東屋の真屋のあまりも馴れじとぞ思ふ」とて、うち過ぎなまほしけれど、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、…
我ひとりしも聞き負ふまじけれど、「うとましや、何ごとをかくまでは」と、おぼゆ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜…
中将、「いかで我と知られきこえじ」と思ひて、ものも言はず、ただいみじう怒れるけしきにもてなして、太刀を引き抜けば、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子とし…
「誰れと知られで出でなばや」と思せど、しどけなき姿にて、冠などうちゆがめて走らむうしろで思ふに、「いとをこなるべし」と、思しやすらふ。 【これまでのあらすじ】…
ならひて、いみじく心あわたたしきにも、「この君をいかにしきこえぬるか」とわびしさに、ふるふふるふ、つとひかへたり。「誰れと知られで出でなばや」と思せど、しどけ…
内侍は、ねびたれど、いたくよしばみなよびたる人の、先々もかやうにて、心動かす折々ありければ、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でした…
中将、をかしきを念じて、引きたてまつる屏風のもとに寄りて、ごほごほとたたみ寄せて、おどろおどろしく騒がすに、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生ま…
「あな、わづらはし。出でなむよ。蜘蛛のふるまひは、しるかりつらむものを。心憂く、すかしたまひけるよ」とて、直衣ばかりを取りて、屏風のうしろに入りたまひぬ。 【…
おとなおとなしき人に、かく似げなきふるまひをして、見つけられむことは、恥づかしければ、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源…
君は、とけてしも寝たまはぬ心なれば、ふと聞きつけて、この中将とは思ひ寄らず、「なほ忘れがたくすなる修理大夫にこそあらめ」と思すに、 【これまでのあらすじ】桐壺…
風ひややかにうち吹きて、やや更けゆくほどに、すこしまどろむにやと見ゆるけしきなれば、やをら入り来るに、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光…
「かかる折に、すこし脅しきこえて、御心まどはして、懲りぬやと言はむ」と思ひて、たゆめきこゆ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でした…
「いかで見あらはさむ」とのみ思ひわたるに、これを見つけたる心地、いとうれし。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り…
頭中将は、この君のいたうまめだち過ぐして、常にもどきたまふがねたきを、つれなくてうちうち忍びたまふかたがた多かめるを、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子…
「あまりはしたなくや」と思ひ返して、人に従へば、すこしはやりかなる戯れ言など言ひかはして、これもめづらしき心地ぞしたまふ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二…
「人妻はあなわづらはし東屋の真屋のあまりも馴れじとぞ思ふ」とて、うち過ぎなまほしけれど、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、…
我ひとりしも聞き負ふまじけれど、「うとましや、何ごとをかくまでは」と、おぼゆ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜…
「立ち濡るる人しもあらじ東屋にうたてもかかる雨そそきかな」と、うち嘆くを、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り、…
弾きやみて、いといたう思ひ乱れたるけはひなり。君、「東屋」を忍びやかに歌ひて寄りたまへるに、「押し開いて来ませ」と、うち添へたるも、例に違ひたる心地ぞする。 …
「瓜作りになりやしなまし」と、声はいとをかしうて歌ふぞ、すこし心づきなき。「顎州にありけむ昔の人も、かくやをかしかりけむ」と、耳とまりて聞きたまふ。 【これま…
御前などにても、男方の御遊びに交じりなどして、ことにまさる人なき上手なれば、もの恨めしうおぼえける折から、いとあはれに聞こゆ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の…
夕立して、名残涼しき宵のまぎれに、温明殿のわたりをたたずみありきたまへば、この内侍、琵琶をいとをかしう弾きゐたり。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子とし…