サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
続いてはサイリーン系。Cyllene はクラシック登録がなく、種牡馬としても初年度産駒が期待外れだったためにアルゼンチンに売られるという憂き目にあった馬でしたが、輸出後に次々と産駒が活躍し、結果的に英リーディングにも2度輝きました。そこから産駒の Polymelus が計5度
ダービーは4番人気のシャフリヤールが制し、父ディープインパクトは単独トップとなるダービー7勝目をあげました。残り世代が少なくなってきても相変わらずここ一番で力を発揮するところはさすがですね。ほんの2か月前まではロードカナロアに2億円以内にまで迫られていたリー
続いてはベンドア系。Bend Or は英ダービーの勝ち馬で、種牡馬としても英三冠馬 Ormonde を出すなど成功しましたが、St. Simon の全盛期と重なったこともあって自身はリーディングに輝くことはありませんでした。さらにその Ormonde も種牡馬としては重用されずアルゼンチン
続いてはロックサンド系。Rock Sand は史上10頭目の英クラシック三冠馬で、種牡馬としても欧州や米国で活躍馬を送り出すなど一定の結果を残しましたが、「種牡馬の帝王」Stockwell の父系を完全に復興させるには至りませんでした。それでも北米やオセアニア、アルゼンチンで
ファラリス系がコンプリート出来ましたので、その親系統であるストックウェル系に移りたいと思います。あと30系統ほどですべて完了しますので、もうしばらくお付き合いください。Stockwell は英リーディングに7度輝くなど「種牡馬の皇帝」の異名をとった大種牡馬で、St. Simo
続いてはニアークティック系。Nearctic は今や世界的な大種牡馬 Northern Dancer の父としてのみ語られることが多いですが、自身も競走馬・種牡馬として超一流の実績を残しており、カナダの殿堂入りも果たした名馬でした。後継種牡馬も Northern Dancer のみならず、アメリカ
ダンテ系/ロイヤルチャージャー系/モスボロー系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはダンテ系、ロイヤルチャージャー系、モスボロー系をまとめて紹介します。Dante は Nearco 初期の活躍馬で、英ダービーを制しました。日本でも*ハンターコムがそこそこ成功、ダイナコスモス・トロットサンダーと父系を繋ぎましたが、今では途絶えてしまっています。Ro
続いてはネアルコ系。Nearco は名伯楽フェデリコ・テシオ氏の最高傑作の1頭で、イタリアを中心に14戦無敗の成績を残した名馬でした。テシオ氏は同馬をスピード偏重として種牡馬としては全く重用しませんでしたが、同馬が生んだ Nasrullah 、Royal Charger 、そして Nearctic
ラフィアンのユーバーレーベンが力強く抜け出し、岡田総帥が最後まで追いかけ続けて叶わなかったクラシック制覇がついに現実のものとなりました。グランパズドリームで初めてクラシックに出走しダービーで2着になって以来、ラフィアン、ビッグレッドファーム名義含め実に30年
続いてはハードソース系。Hard Sauce は凱旋門賞馬 Ardan の仔ながらスプリンターとして活躍した馬で、種牡馬としては短距離馬も出しましたが、英ダービー馬*ハードリドン、桜花賞・オークスの二冠馬ミスオンワードなどクラシックホースも複数送り出しました。その*ハードリ
続いてはファリス系。Pharis は名伯楽・マルセルブサック氏が生産した馬で、第二次大戦のため戦績は少なかったものの、仏ダービーやパリ大賞など重賞ばかり3戦無敗の成績を残した名馬でした。引退後はフランスで種牡馬になったものの、すぐにドイツ軍に接収されてしまいまし
続いてはファロス系。ご存じ現代競馬の祖 Nearco の父として知られる存在ですが、競走馬としても種牡馬としても全弟 Fairway のほうが評価は高く、両馬のオーナーであったダービー伯爵は Fairway を手元に置いて Pharos をフランスに放出したほどでした。実際これまで見てき
続いてはペティション系。Petition はクラシックとは縁がなく、父が勝てなかったエクリプスSを制した馬でしたが、種牡馬として成功し、英リーディングにも輝きました。さらにその産駒の Petingo 、孫の*ピットカーンまでもがリーディングサイアーに輝いており、5代父 Cyllene
続いてはフェアトライアル系。Fair Trial は Fairway の初年度産駒で、体質が弱く大レースでの勝ち星はありませんでしたが、マイル戦で7戦無敗の成績を残した快速馬でした。種牡馬としても成功し、英リーディングに輝いたほか、産駒の Court Martial や Petiton も英リーディ
ハロウェー系/ソロナウェー系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いては日本で大成功を収めたハロウェー系とソロナウェー系をまとめて紹介します。*ハロウェーは競走馬としてはさほど目立った存在ではありませんでしたが、半弟に英ダービー馬 Dante 、英セントレジャー馬 Sayajirao という良血馬で、ダービー馬タニノハローモア、有馬記念
やはり昨年の最優秀短距離馬は違いましたね。2年前の桜花賞以来となる牝馬限定戦に出走したグランアレグリアがまさに赤子の手をひねるがごとくの圧勝でGI5勝目をあげました。短距離だけではないところを見せるべく出走した大阪杯は新星レイパパレの4着に敗れましたが、改めて
続いてはフェアウェイ系。Fariway は現代競馬の祖 Pharos の全弟にあたる馬で、競走馬としても種牡馬としても全兄を遥かにしのぐ成功を収め、さらに後継種牡馬も結果を残したため一時は兄以上の大父系を築き上げましたが、1980年代の活躍を最後に急速に父系は勢いを失ってお
続いてはトムフール系。Tom Fool は Sickle の全弟 Pharamond の孫にあたる馬で、4歳時には10戦全勝で米年度代表馬にも選ばれた名馬でした。種牡馬としても31戦25勝の大競走馬 Buckpasser を出すなど成功、さらにその産駒 Buckaroo が北米リーディングに輝くなど父系も大いに
とりあえずメジャー四大父系がコンプリート出来ましたので、ここから再びマイナー父系に戻ります。ということでまずはその祖たるファラリス系から。Phalaris の産駒である Pharos の子孫から Nearco が、Sickle の子孫から Native Dancer が出て今日の大繁栄につながるわけで
続いてはプルピット系。これにてナスルーラ系はコンプリートです。Pulpit 自身はGII止まりの競走馬でしたが、種牡馬としてはウッドメモリアルの Tapit など多数のGI馬を輩出することに成功しました。さらにこの Tapit が種牡馬として父を遥かに上回る大成功を収めたため、今
続いてはエーピーインディ系。A.P. Indy はBCクラシックやベルモントSなどGI4勝をあげて米年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても大成功を収め北米リーディングサイアーにも輝きました。種牡馬の父としてもそれなりに成功するもやや自身に比べるとやや小粒な種牡馬
続いてはシアトルスルー系。Seattle Slew の父 Bold Reasoning は種付け料が非常に安く、また Seattle Slew 自身も全く見栄えのしない馬だったこともあって落札額は非常に安価でしたが、ふたを開けてみれば史上初の無敗のクラシック三冠を含むGI8勝をあげ、Secretariat や Sp
期待のスピードスターの誕生ですね。史上2度目の31秒台の決着となったNHKマイルCはドイツ産のマル外*シュネルマイスターが他馬をねじ伏せ、見事GIウイナーに上り詰めました。父系は欧州の短距離路線を席巻するも日本にはあまり入ってきていない Invincible Spirit の系統で、
ワットアプレジャー系/ラジャババ系/セクレタリアト系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはワットアプレジャー系、ラジャババ系、セクレタリアト系です。What a Pleasure は競走馬としてよりも種牡馬として名をあげた馬で、北米リーディングにも2度輝きました。日本では孫の*ジャッジアンジェルーチが種牡馬として大きな期待を背負って導入されましたが、名
ボールドビダー系/ボールドラッド(USA)系/ボールドラッド(IRE)系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはボールドビダー系、ボールドラッド(USA)系、ボールドラッド(IRE)系をまとめて紹介します。Bold Bidder は競走馬としてもそれなりの大物でしたが、種牡馬としては米国の黄金時代を支えた歴史的名馬 Spectacular Bid を出すことに成功しました。ただ同馬が種牡馬として
それではナスルーラ系最後の系統であるボールドルーラー系に入っていきたいと思います。Bold Ruler はプリークネスSなど32戦23勝の成績を残した馬で、種牡馬として今なお北米最強馬との呼び声高い Secretariat など多数の活躍馬を送り出し、7年連続で北米リーディングに輝き
続いてはコジーン系。Cozzene は5歳の暮れに制したBCマイルが唯一のGI勝ちという馬でしたが、種牡馬としてBCクラシックの Alphabet Soup 、BCターフの*ティッカネンを出すなど成功、北米リーディングにも輝きました。ただ芝向きのタイプが多かったこともあってラインはあまり
続いてはカロ系。Caro は*フォルティノが日本に輸入される前にフランスで残した産駒で、仏2000ギニーなどGI2勝をあげた活躍馬でした。種牡馬としてもフランスでリーディングサイアーになるなど優秀でしたが、種牡馬の父としてはさらに優秀で、*クリスタルパレス、Cozzene と
続いてはフォルティノ系。*フォルティノ自身は1000m前後の距離を得意としたスプリンターでしたが、種牡馬としてはシービークロスやミヤジマレンゴなどマイルから中距離向きのタイプが多かったように思います。さらにシービークロスはGI級レースこそ勝てませんでしたが、鋭い
オーナーがらみで一頓挫あったワールドプレミアが復活VでGI2勝目をあげました。これでディープインパクト産駒は天皇賞3連覇。本命馬不在ながら結局はあっさり持っていくところはさすがで、一時はロードカナロアに詰め寄られていたリーディング争いもこれで大きく突き放すこと
続いてはゼダーン系。この系統もなかなか日本に人気のラインで、まずは直仔の*カラードが輸入されると、祖である*ゼダーン自身も14歳にして輸入され、エリザベス女王杯のキョウワサンダーなど複数の重賞馬を送り出しました。さらに時を経て導入された*トニービンがリーディン
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十弾はダークエンジェル系。Dark Angel はミドルパークSなど2歳重賞を2勝した早熟馬で、デューハーストS大敗を最後に早々に引退・種牡馬入りすると、次々にGI馬を輩出することに成功し、2024年にはついに英愛リーディングにまで
オークスはブラックタイド産駒のカムニャックが豪快に差し切り、GI初勝利をあげました。父はブラックタイドで、これがキタサンブラック以来となるGI勝ちですが、20歳を超えての種付けでGI馬を出した例というのがなかなか思いつきませんね。しかもキタサンブラックと同じ母父
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十九弾はロイヤルアプローズ系。Royal Applause はミドルパークSやスプリントCを制した一流スプリンターでしたが、種牡馬としては大物産駒はほとんど出せず、仕上がりの早さが売りの一流半スプリンターを多数送り出しました。Ac
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十弾はペティション系。Petition はエクリプスSなどの勝ち馬で、息子の Petingo 、孫の*ピットカーンともども英愛リーディングサイアーに輝いたほか、別のラインからも20世紀最高のマイラーの1頭である Brigadier Gerard を
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十九弾はフェアトライアル系。全兄 Pharos よりも長距離適性があったということで種牡馬として重用された Fairway でしたが、その後継種牡馬の中でも Fair Trial は多数のギニー馬を輩出するなどむしろマイラー種牡馬として