サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十七弾はダンシリ系。Dansili は重賞を3勝したものの、GIは2着が最高で母 Hasili の産駒としては目立つ実績ではなかったのですが、種牡馬としては凱旋門賞の Rail Link をはじめ多数のGI馬を送り出すことに成功し、きょうだいの
川崎記念は4番人気カジノフォンテンが制し、フリオーソ以来10年ぶりに地元馬の勝利となりました。父*カジノドライヴにとってもこれが産駒のGI初勝利となりましたが、オーナーが障害馬のゴーカイを種牡馬入りさせてオープンガーデンを送り出した吉橋氏で、母も交流重賞を制し
新種牡馬辞典、第十七弾はトーセンレーヴ。ヴァンキッシュランと同じく島川オーナーの持ち馬で、そのヴァンキッシュランをも上回る2億1000万円もの高値で落札された馬でしたが、重賞勝ちはエプソムC1勝にとどまりました。しかし母が阪神3歳牝馬Sを勝ったビワハイジで、きょう
新種牡馬辞典、第十六弾は*マスクゾロ。シリウスSなどダートで7勝をあげた馬で、雄大な馬体を誇り、父も多数のGIウイナーを送り出している Roman Ruler とそれなりにダート種牡馬として人気が出そうな条件が揃っているのですが、何せ1800m以上のレースしか勝ち星がない上、晩
新種牡馬辞典、第十五弾はヴァンキッシュラン。トーセンの冠名はついていませんが島川オーナーが1億9000万円の高値で落札した馬で、青葉賞を勝ってダービーにも出走しましたが、結局そのダービー後は故障のため一度も出走できませんでした。いくら素質馬とはいえ結果的に重賞
新種牡馬辞典、第十四弾はポアゾンブラック。*マイネルラヴ産駒として初の後継種牡馬で、グレードレースの勝ち星こそありませんでしたが、地方デビューから中央入りして芝ダート両方でオープン特別を制し、また後に地方に戻って6歳時にNAR最優秀短距離馬に選ばれました。さす
アメリカJCCではアリストテレスがまさに力でねじ伏せるという表現がぴったりのレース内容で重賞初制覇を飾りました。エピファネイア産駒としてはようやくGI以外の重賞勝利で、牡馬では初の重賞ウイナーとなりました。不良馬場を全く苦にしないのはまさに父譲りといったところ
新種牡馬辞典、第十三弾はワンアンドオンリー。ここからは種付け数が20頭以下の種牡馬になりますので、覇権を争うというよりかはいかに長く種牡馬を続けられるかに焦点が当たる存在ということになるでしょう。そしてその中にダービー馬ワンアンドオンリーの名があるというの
新種牡馬辞典、第十二弾はディーマジェスティ。2016年の皐月賞を勝った活躍馬ですが、ディープインパクト産駒のクラシックウイナーとしては今のところ唯一初年度の種付けが100頭を切っており、種牡馬として決して評価が高いとは言えないようです。ひとつは母父*ブライアンズ
新種牡馬辞典、第十一弾はロゴタイプ。朝日杯FS、皐月賞を勝ち、さらに古馬になって安田記念を制すなど、実績だけ見ればイスラボニータの上位版といった印象なのですが、種付け料がその約半分の80万円なのはやはり父がフジキセキかローエングリンかの違いが大きいのでしょう
新種牡馬辞典、第九弾はサトノアラジン。ディープインパクトと完全なるニックスを形成している母父 Storm Cat 配合で、GIは安田記念のみとディープインパクト産駒としてはそれほど飛び抜けた成績を残したわけではありませんが、社台スタリオンステーションにて種牡馬入りし、
故障のため戦列を離れていたサートゥルナーリアが結局復帰叶わず、現役を引退することになりました。フィエールマンなどもそうですが、牡馬に「古馬GI3勝の壁」が存在していますね。ダートを除き、古馬混合GIを3勝以上した牡馬はキタサンブラック以降出ておらず、調子が長く
新種牡馬辞典、第八弾はキタサンブラック。ここでようやく顕彰馬キタサンブラックの登場です。菊花賞や春秋天皇賞、ジャパンCに有馬記念とGI7勝をあげ、一時は歴代賞金王にも輝いたキタサンブラックでしたが、そんな歴史的名馬の初年度産駒が100頭に満たないのも、父がブラッ
新種牡馬辞典、第七弾は*ラニ。天皇賞馬ヘヴンリーロマンスを渡米させ、Tapit を種付けして生まれたのが同馬で、日本馬として初めてUAEダービーを制したほか、米クラシック三冠にすべて参戦し、ベルモントSでは勝ち馬から2馬身以内の3着に健闘しました。帰国後は重賞勝ちどこ
新種牡馬辞典、第七弾は*アメリカンペイトリオット。*ザファクターと同じ War Front の後継種牡馬ですが、あちらが War Front 産駒としては珍しくダートで活躍したのに対し、こちらはここ10年で産駒が4勝している芝マイルGIのメーカーズマークマイルSの勝ち馬で、いかにも Wa
シンザン記念をピクシーナイトが制し、モーリス産駒として重賞初勝利をあげました。新種牡馬リーディングではドゥラメンテにわずかに屈しましたが、先に重賞馬を出したのはモーリスで、このライバル関係は今年も続いていきそうですね。なお、初年度に中央で30勝以上あげなが
新種牡馬辞典、第六弾はビッグアーサー。体質が弱く、また全盛期のスプリンターズSでは前が壁になって勝利を逃すという不運もあってビッグタイトルは高松宮記念ただ一つでしたが、この希世のスピードスターに多くの牝馬が集まったようで安心しました。父は日本競馬史上有数の
新種牡馬辞典、第五弾はイスラボニータ。*サンデーサイレンスの初年度産駒としていきなり三冠馬候補ともてはやされながら、故障のためその舞台に立つことすらできなかった父フジキセキですが、種牡馬としても多くのGIウイナーを送り出してきた同馬がラストクロップにしてつい
新種牡馬辞典、第四弾はシルバーステート。近年で最も有名な「未完の大器」で、デビュー戦こそ後のGI馬アドマイヤリードの急襲に屈しましたが、その後は休み明けを挟みつつ全くの楽勝で4連勝。誰もが重賞に手が届く存在だと思いましたが、同馬の大成を阻んだのは屈腱炎で、2
新種牡馬辞典、第三弾は*ザファクター。パットオブライエンS、マリブSとダート・オールウェザーの米GIを2勝した快速馬で、欧米問わず芝のマイル路線で猛威を振るう War Front の後継種牡馬としてすでに米国でも複数のGI馬を送り出す実績馬でもありますが、JBBAによって一年間
年末年始の種牡馬ニュースをまとめてお送りします。なお、馬齢に関してはレース当日のものを記載しています。東京大賞典はオメガパフュームが意地を見せて3連覇を達成しました。東京大賞典はJpnIではなく、2011年からきちんと国際GIとしての承認を受けているため、これが日
新種牡馬辞典、第二弾は*ドレフォン。長らく種牡馬の輸入が活発でなかった社台スタリオンステーションでしたが、この馬の輸入を皮切りに*マインドユアビスケッツ、*ニューイヤーズデイ、*ブリックスアンドモルタル、*ナダル、*シスキンと立て続けに海外から種牡馬を招き入れ
例年通り、今年も産駒数の多い順に新種牡馬を取り上げていきます。ということで記念すべき新種牡馬辞典、第一弾はコパノリッキーです。ダートをメインに戦った馬が産駒数のトップになるのは2015年デビューの*カジノドライヴ以来ですね。フェブラリーS連覇など積み重ねたGI11
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ということで新年一発目のネタは2020年度の各種リーディング考察です。いつもは中央や地方ごとに分けてまとめていましたが、今回は総合(中央+地方)リーディングの順位をベースに、中央・地方・中央ダート・
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十七弾はダンシリ系。Dansili は重賞を3勝したものの、GIは2着が最高で母 Hasili の産駒としては目立つ実績ではなかったのですが、種牡馬としては凱旋門賞の Rail Link をはじめ多数のGI馬を送り出すことに成功し、きょうだいの
上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はフライングスパー系およびロックオブジブラルタル系をまとめて紹介します。Flying Spur は*デインヒル初期の活躍馬で、ゴールデンスリッパーSなどGI3勝をあげました。さらに種牡馬としても多数のGI馬を送り出して豪リー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十七弾はトウショウボーイ系。トウショウボーイはTTGの一角として皐月賞や有馬記念、宝塚記念を制すなど大活躍した馬で、種牡馬としても三冠馬ミスターシービーをはじめ多数の大レース勝ち馬を送り出し、内国産馬として当時
今週はJRAの重賞競走がマーメイドSだけという少々寂しい状況でしたが、4番人気のアリスヴェリテが軽量を活かしてまんまと逃げきり、重賞初勝利をあげました。鞍上の永島まなみJはテン乗りでの出走だったのですが、見事勝利に導いてうれしい重賞初勝利。これでJRA所属の女性騎
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが