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そのとき見たもの、読んだものをこまごまと

『ローマは一日にして奈良漬け』の兄弟ブログ。本・小説を中心に、いろんなメディアの感想を書いております

クロノクル=ローマの人
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山科区
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2008/08/24

  • 『彼岸島』 第1巻 松本光司

    「みんな、丸太は持ったな!」この一世を風靡(?)したネットスラングの元ネタが、ホラー漫画『彼岸島』ずっと続いているイメージを持っていたけど、2002年から始まった「週刊ヤングマガジン」の連載が、2010年8月から最終章に入り、2014年7月、合計49巻をもって完結していたアニメはおろか、テレビドラマ、映画にもなっていて、世間的にも知られる作品になったようだ第1巻の冒頭から丸太を持った男がいるぅ!(爆...

  • 『満州アヘンスクワッド』 第5巻・第6巻

    漫画もけっこう積んでいます第5巻。キリルの恋人ナターシャはハルピンの青幇、馮英九の手下に捕まった。馮英九は身寄りのない女性や子供を人身売買しているのだキリルはNKVDの過去だったことから、亡命ロシア人の集まりから相手にされず、麗華の助けを借りることに。馮英九はスラム街・大観園の子供もさらっていたことから、閻馬たち孤児も奪還作戦に協力するかなり展開は早いナターシャの救出に成功したと思いきや、逃走車が...

  • Tモールエンタメニュースヘ行くと、広告の魔境だった件

    スマホに、「10万ポイント山分け祭り」なるメールが入ってたので、はじめて“Tモールエンタメニュース”に潜ってみたPONTAのガチャみたいなものかなと思ったら、もう、想像の斜め上を行っていた「今すぐチェック」のURLから入ると、エントリーのページに入り、エントリーするとキャンペーンの説明がある要はサイトのニュース記事を最後まで読み、スタンプをゲットし、それを5回を繰り返すと1ポイント獲得する……ここまででも、「...

  • 【プライム配信】『戦場のメリークリスマス』

    プライムくん、ありがとう1942年。日本軍占領下のジャワで、イギリス軍空挺部隊のジャック・セリアズ少佐(デヴィッド・ボウイ)が捕虜となった。銃殺になりそうなところ、ヨノイ大尉(=坂本龍一)の意図で、レバクセンバタ俘虜収容所に移送された。そこでは現場の指揮をとるハラ・ゲンゴ軍曹(=ビートたけし)と看守による異様で、過酷な秩序が成り立っていたテレビでの紹介だと、タケちゃんが「メリークリスマス」と笑顔で言う場...

  • 『邪神帝国』 朝松健

    クトゥルフ界、屈指の短編集ナチス・ドイツの第三帝国は、闇の勢力に支配されていた!? ナチスのオカルト趣味とクトゥルフ神話をつなげた邪悪なる短編集なんと、洗練された怪奇小説なのか!ナチスが「地球空洞説」などのトンデモ科学や魔術的儀式に傾倒していた史実を背景として、その黒幕にクトゥルフ神話の旧支配者をあてることで、リアルでおどろおどろしいホラーを作り上げている世界観を同じくする連作ものなのだが、それぞ...

  • 『徹底抗戦 文士の森』 笙野頼子

    90年代の純文学論争の実態「売上のない純文学は不要!」90年代から巻き起こった論争を闘い続けた笙野頼子の記録サブタイトルに「実録純文学闘争十四年史」とあって、“論争”ではなく“闘争”としているところがミソ。理想や理屈が噛み合ったやり取りではなく、作家生命がかかった闘争だったのである発端は、1991年2月10日の中日新聞(東京新聞)の紙上で、大塚英志が「売れない文芸誌の不思議」を掲載し、出版社がマンガが稼...

  • 【ぶらり奈良観光】大和高田の千本桜~長谷寺

    桜の季節も今週まで!? 家族に誘われて、奈良にまでお花見にまずは大和高田の千本桜へ経路的には、JR山科駅から京都駅で、そこで近鉄に乗り換えて大和高田駅まで急行で滋賀もそうだけど、地方都市の駅前はわりと整備されている。空間がぜいたくに使われているので、歩くだけで楽しいのだ費用対効果は知らんけど1.高田川の千本桜駅から高田川へ向かって歩いていくと早くも“千本桜”の並木に出る。街中に作られた桜並木なので、歩...

  • Googleにインデックス登録されていないページが増えていた件

    「Google Search Console」(Google検索の質を探るサイト)で、ブログの過疎ぶりを確認していたら、「インデックス作成」という項目に目が止まったそこの数値を見てみると、「インデックスに登録されていないページ数」が、なんと半分近くに膨れ上がっていたのだ!!「インデックス登録済みページ数」が減っていて、両者が逆転するのも時間の問題。これはいったい、どうしたことか?インデックス(index=索引、見出し)というのは、...

  • 【京都人による京都観光】玉水で花見

    しばらく続いた春の雨も止み、今週はお天気の見通し見に行くなら今でしょ!、とまだ行ってなかった桜の名所へ出かけた1.玉川堤の桜場所は、京都と奈良の県境に近い、京都府綴喜郡井手町の玉川。湧き水も豊富なことから、玉水の名がついたという桜の美しさもさることながら、川にゴミ一つ落ちていない!住民が積極的に参加しないと、ここまでキレイな景観は保てない。観光客もそれが伝わるから、何も残さずに帰るという好循環が生...

  • 『葬送のフリーレン』 第9巻・第10巻

    徐々に戦いもヒートアップ第9巻。さらに北を目指すフリーレン一行は、嵐すら起きる巨大な湖に、巨鳥が巣食う橋を通り抜けていく。聖雪結晶の採掘場とともに、噂されるのは黄金郷の伝説その“生みの親”は七崩賢の一人、「黄金郷のマハト」であり、すべての物を黄金に変える力を持つそして、マハトによって黄金の都市に変えられた城塞都市ヴァイゼには、第1級魔術師試験で同じだったデンケンが待っていた「黄金郷のマハト」は数十年...

  • 『河内源氏 頼朝を生んだ武士本流』 元木泰雄

    源平合戦だけで語れない中世史鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝を生み出した河内源氏は、いかに平安時代を渡り歩いたか。武士の保守本流の歴史を読み解く大河ドラマのときに読んどきゃ良かった(苦笑)河内源氏とは、清和天皇を源流とする源氏のなかでも、武門を代表する存在として源頼信を祖として河内国(現・大阪の一部)を根拠地とした一族本書では清和天皇の孫にあたる源経基に、その子・満仲から源氏武者の発祥をたどり、平治の乱によ...

  • 『呪術廻戦』 第21巻・第22巻 芥見下々

    各地で戦い続く第21巻。「死滅回遊」の東京第二結界では、秤金次が得点100を目指して奮闘。ペン先で描いたコマ割から未来を読む、漫画志望の術師シャルル・ベルナールを相手に、確率で未来が変わるパチスロの世界へ領域展開大当たり中は無限に再生する術式をもって制した。ベルナールは島本和彦『燃えよペン』のノリなんだろうけど、どこをどう持ってきているかはよく分からない一方で、パンダ先輩は稲妻を操る得点100プレ...

  • 『満州アヘンスクワッド』 第3巻・第4巻

    絵はいいのに、展開はやっつけ気味第3巻。日方勇は、中国人を装う日本人女優・李姚莉(本名、山内洋子!)を連れて逃避行。ひと目だけと立ち寄った彼女の故郷で、いい仲になるも地元の青幇、針使いの周に捕まってしまう一方、麗華は李姚莉の代役女優として潜り込んで、相手役の池山大二郎(モデルは長谷川一夫ではなかろうが)に超高濃度の阿片を投入。一撃で虜にしてしまうその勢いで満映(満州映画協会)を篭絡し、合流した勇は李姚莉...

  • 『せどりでガッチリ稼ぐ!』 フジップリン

    「せどり」する側から見た世界「せどり」というと、悪名高き「転売ヤー」のイメージもあるけども、本質は安く仕入れて高く売るという普通の商行為。本書はネットを利用しての「せどり」のノウハウを紹介する扱うマーケットサービスは、Amazonとメルカリ。Amazonは、単純に市場規模が最大であり、FBA(フルフィルメント by Amazon)という発送・梱包・アフターサービスまでを一括で引き受けてくれるサービスがある最王手ゆえに...

  • 『満州アヘンスクワッド』 第1巻

    題材が面白いので、手にとって見た『満州アヘンスクワッド』は、1930年代の満洲国でのアヘン売買を巡る抗争を描くクライム・サスペンス関東軍に徴兵された日方勇は、戦場で片目の視力を失って移住した家族の元へ戻る。満蒙開拓義勇軍に転属されたものの、母親がペストにかかったのをきっかけに、アヘン密売を企てる。地元の青幇に売りこんだところ、始末されそうになるが、首領の娘である麗華に助けられて…というのが、序盤の...

  • 『ベスト&ブライテスト』 下巻 デイヴィッド・ハルバースタム

    前巻を読んだのが、4年以上前とかベトナムの泥沼化を招いた指導者層の決断を描くレポートの最終巻タイトルからして反戦運動に話が移ると思いきや、続いてジョンソン政権の文官、軍人の動きを追うものだった。

  • 『胡蝶の夢』 第4巻 司馬遼太郎

    徳島市には関寛斎の石像あり戊辰の戦争は、蘭方医に数奇な運命をもたらす。鳥羽伏見の戦いに敗れた近藤勇は、江戸に帰り松本良順のもとで治療を受ける。その後も新選組に関わったことで、東軍へ身を投じて会津まで同行する一方、徳島藩の侍医・関寛斎は、藩が官軍に転じたことから、野戦病院の病院長を務めることとなり、くしくも良順と対峙することにそして、佐渡に帰らされた伊之助も、幕府瓦解の影響で職をなくし、横浜へと旅立...

  • 【配信】『魔法少女まどか☆マジカ』 第10話~第12話

    まどかは阿弥陀如来<第10話 もう誰も頼らない>心臓病を患う暁美ほむらは、転校初日に保健係の鹿目まどかに連れられ、初めて名前で呼び合う関係に喜ぶ。しかし「ワルプルギスの夜」を迎えた時に、まどかも巴マミも失ってしまうその結末にほむらはきゅうべえと契約を交わし、タイムリープの能力を身につける2周目のほむらは、まどかを守ろうと積極的に魔法少女として頑張るが、まどかは「夜」に勝利するも、魔女になってしまう...

  • 【配信】『魔法少女まどか☆マジカ』 第7話~第9話

    きゅうべえ「大人は説明しない!」<第7話 本当の気持ちと向き合えますか>魔法少女の秘密を知った美樹さやかは、きゅうべえをなじるが、もはや元の体に戻れず寝込んで学校を休んでしまうそこへ笹倉杏子が訪れて、さやかを教会跡に連れ出す。杏子は自らが魔法少女になった理由、教会を追放された父親が宗教指導者として復帰して欲しい願いだったことを告白する良かれと思ってやったことだったが、真相を知った父親は絶望して、杏...

  • 【配信】『魔法少女まどか☆マジカ』 第4話~第6話

    さやかの家もでかかった<第4話 奇跡も、魔法も、あるんだよ>巴マミの死による衝撃から、鹿目まどかは朝食中に泣いてしまう。美樹さやかは空元気で明るく振る舞うが、幼なじみの上条恭介がバイオリンを弾けなくなった境遇と、魔法少女との願いを秤にかけて考えている授業後の屋上では、まどかが「あんな死に方したくない」と泣き、きゅうべえも無理強いはできないとして、「もうお別れだね」しかし、上条が医者からもう演奏はで...

  • 【配信】『魔法少女まどか☆マジカ』 第1話~第3話

    あんまりこの手のアニメには、まったく手を出して来なかったのだが、一種のチャレンジとして見てみた『魔法少女まどか☆マギカ』は2011年に毎日系で放映された作品で、かなり反響になった作品と記憶しているなんの予備知識もなくも見たので、とっとと中身へ。どうやら、魔法少女物といっても、人助けというよりバトル物のようだが<第1話 夢の中で遭った、ような……>ヒロインの鹿目まどかは、白黒のオセロのような迷宮をかけ...

  • 『日本解体 「真相箱」に見るアメリカの洗脳工作』 保阪正康

    わりと正論GHQはいかに日本人を情報操作しようとしたか。ラジオ宣伝番組から読み解くアメリカの洗脳工作他の著書では護憲派よりに見えたけど……ポツダム宣言受諾から占領軍の統治が始まっていた1945年12月9月に、「眞相はかうだ」の番組が日本放送協会(現・NHK)から放送された。脚本を書いたのはGHQのスタッフで、満州事変以降の軍国主義の実態をドラマ仕立てで暴露するものだったそれに続いて始まったのが、「眞相...

  • 『胡蝶の夢』 第3巻 司馬遼太郎

    幕府の瓦解へ1862年11月1日、ポンペはオランダへ帰国する。松本良順を本国に連れ帰ろうとするが、良順は他の塾生を推薦し、江戸に戻り医学所頭取(東京大学医学部の前身)となる当時は反りの合わない伊東玄朴が江戸の蘭方医学を仕切っていたが、スキャンダルで失脚。要職についた良順は“将軍後見職”の一橋慶喜、ひいては第14第将軍・徳川家茂の治療も扱うことに一方の、島倉伊之助はポンペに長崎を追われたあと、平戸の藩医...

  • 【プライム配信】『空母いぶき』

    ネタにCGが追いつていない……20XX年、日本は南海の島国カレドルフを中心とする「東亜連邦」から、波留間群島への相次ぐ領海侵犯を受けていた。クリスマスが迫る、12月23日午前1時、海上保安庁の巡視艇が東亜連邦の船舶から銃撃を受け、空母「いぶき」を含む第5護衛隊群を急遽、派遣する。その途中に潜水艦の攻撃を受け、群司令の涌井(=藤竜也)が負傷し、「いぶき」艦長の秋津竜太(=西島秀俊)に指揮権が移譲したそんな「...

  • 【プライム配信】『ククルス・ドアンの島』

    『THE ORIGIN ククルス・ドアンの島』が原作ではない宇宙世紀0079。地球連邦軍はジャブローへの奇襲を退け、ジオン公国の最重要拠点オデッサへの反攻を目指していた。しかしホワイトベースへは、カナリア諸島の無人島・アレグランサ島に“残置諜者”の捜索を命じられる灯台に向かったカイ・シデンたちは、灯台で暮らす子供たちを発見するが、クレーターを目指したアムロ・レイは、崖で不意を突かれ、ガンダムともに崖から落ち...

  • 『漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022』 池上彰 佐藤優

    もはや左翼は絶滅!?学生運動が衰退したなか、左翼政党は労働問題に存在価値を見出す。その衰退と今後の展望はあさま山荘事件の72年から、2022年現在の状況まで72年のあさま山荘事件の後でも、過激派のテロは続く。戦前から続く日本の帝国主義を清算するとして、「東アジア反日武装戦線“狼”」が三菱重工などの旧財閥系企業に爆弾テロを仕掛けた佐藤氏によると、彼らには体制を倒したあとに何かをする構想はなく、その体質...

  • 『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』 池上彰 佐藤優

    全共闘=民主主義ではない!?なぜ、新左翼は過激な行動を取るようになったのか。衰退の要因を探る本巻は60年安保の60年から、あさま山荘事件の72年まで。国民と連動していた60年安保から68年の全共闘を経て、新左翼のセクトは過激化し孤立を深めてしまう60年安保闘争で大きな役目を演じたのが、「共産主義者同盟(ブント)」。日本共産党の指導を受ける「全学連(全日本学生自治会総連合)」から飛び出して1958年...

  • 【プライム配信】『日本の夜と霧』

    ジャケットの場面はない60年安保闘争をきっかけに知り合った新聞記者・野沢(=渡辺文雄)と女子学生・原田玲子(=桑野みゆき)の結婚式が行われていた。そこへ、同じ学生運動をしていた太田(=津川雅彦)が乱入。玲子と仲の良かった北見(=味岡亨)が、病院を飛び出してから行方不明だといい、なぜ気にしないのかとなじるその事件に火がついたのか、野沢と同じ共産党系の学生組織にいた坂巻(=佐藤慶)と宅見(=速水一郎)は、やはり...

  • 『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960』 池上彰 佐藤優

    戦後左翼の総決算なぜ日本の左翼は衰退したのか? 終戦直後からの日本共産党と社会党の動きを追う本屋に3部作のように並んでいたので、衝動買いしてしまった池上彰と佐藤優という有名な論客の対談形式であり、時事ネタに絡んでいく両者へのイメージから広く浅くなりはしないかと思われたが、いい意味で裏切られた“外務省のラスプーチン”と呼ばれた佐藤優氏は、実は高校から大学時代に社会党の青年部“日本社会主義青年同盟”(社青...

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  • 【京都人による京都観光】南禅寺・岡崎神社

    4日にアパートからてくてくと徒歩で、岡崎神社を目指す。山科から蹴上を通って入ると、琵琶湖疏水、南禅寺が近いので、寄っていくことに「金地院庭園」にも入ったけど、以前行ったことがあったので割愛関連記事 【京都人による京都観光】下鴨神社・南禅寺金地院1.南禅寺三門「三門」は南禅寺を代表する建築物。1628年に藤堂高虎が大坂の夏の陣で亡くなった将兵を弔うために寄進した一大名が建築したにしても、スケールの大...

  • 『胡蝶の夢』 第2巻 司馬遼太郎

    医学の世界から革命始まる1857年(安政4年)11月、松本良順は、オランダからやってきたポンペ・ファン・メールデルフォールトを師事して、日本で初めてとなる西洋医学の講義を始めた江戸では13代将軍・家定の治療を巡って、蘭学医・伊東玄朴が陰に陽に動き回り、奥医師の世界に蘭方医学が解禁されるその一方で、咸臨丸と教官カッテンディーケを迎えた長崎の海軍伝習所は、築地の軍艦操練所に吸収され、オランダ人教官は引...

  • 2023年の初詣は、7年ぶりの日吉大社

    前回行ったのが、申年(さるどし)の2016年。今年はうさぎ年だけど、京都の岡崎神社は家族それぞれが知り合いと行くことになって、日吉大社になったのである(苦笑)1.坂本叡山口駅大津市の坂本へは、京阪電鉄で行く。浜大津駅で石山坂本線に乗り替え、「坂本叡山口駅」へ元は「坂本駅」だったのが、観光誘致のために2018年に改名したようで、京都の叡山電鉄の「八瀬比叡山口駅」に対応してだそうだ見た目もだいぶ変わっ...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』 第8話

    さすがに年末までには見終わらないと<第8話 合金>エリュン・ガレン(緑森)を彷徨っていた“よそびと”は、ノーリを装った魔女たちに追いつかれる。彼女たちはひざまずいて、「お仕えするために参りました。サウロン様」しかし、思ったとおりに動かない“よそびと”に、業を煮やした魔女たちは縛ろうとするが、そこをノーリたちが目撃。無謀にも助けようとしたところを、武闘派の魔女に長老サドクが重傷を負わせ、ノーリたちも危機に...

  • 『呪術廻戦』 第19巻・第20巻 芥見下々

    買い忘れてた第19巻。「死滅回遊」のルールを変えるべく、虎杖と伏黒は100点をもつ男、日車寛見を探す。手分けして探したものの、虎杖は池袋、伏黒は新宿に案内される正解にたどり着いたのは、虎杖。日車は凄腕の弁護士であり、その術式は裁判所になぞらえた領域を展開し、相手の罪状に応じて能力に制限を加えるというものだ虎杖は未成年でパチンコへ行ったことを咎められ、呪力を封じられてしまう複数の審理があることに気づ...

  • 『胡蝶の夢』 第1巻 司馬遼太郎

    幕末の医学界「佐倉順天堂」を開設した佐倉泰然の息子、良順は、幕府奥医師ながら蘭学を修める松本良甫の家に婿入りする。その若い跡取りの助手として、佐渡から連れてこられたのが、異常な記憶力を持つ伊之助。伊之助は忠犬のように良順に従うが、あまりに世渡りと人付き合いが下手で、紆余曲折を経て佐渡へ帰されてしまう良順は黒船が到来しても、漢方が絶対の奥医師の世界にうんざりし、長崎へ海軍伝習所への“留学”を決意。伊之...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』 第7話

    火砕流に巻き込まれても、ガラドリエルの白肌は健在<第7話 目>オロドルイン火山の火砕流に巻き込まれたガラドリエルは、灰まみれになりながら目覚める。そこに広がる光景は村は燃え崩れ、村人や兵士たちは生きながら焼かれる、まさに地獄絵図!テオは母親ブロンウィンとはぐれて、ガラドリエルとその場を離れる女王ミーリエルの一行は崩れた家に取り残された者を助けようとするが、それに巻き込まれてイシルドゥルが犠牲に(生...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』 第6話

    長くなるので、1話ごとに<第6話 奈落>アダルはオークの前で演説し、物見の塔へ進軍開始。しかし、アロンディルたちは物見の塔そのものを崩す壮大な罠を仕掛けて、オークたちに甚大な被害を与えるそして、その隙に村を奪還! 今度は村での待ち伏せをはかって準備するアロンディルはブロンウィンに戦いの後に息子テオと三人で家庭を持とうと語り、庭に植える種を渡すのだった次の夜、再びオークたちが夜襲をかけてくるが、燃え...

  • 『清張ミステリーと昭和30年代』 藤井淑禎

    管理人のなかにも「清張ブーム」が生まれたが、実際どうするかは積み読と相談昭和30年代の「清張ブーム」は高度経済成長をどう描いたか。知られざる作品から日本の影を覗く松本清張論かと思いきや、それを触媒にした昭和30年代論であった引用されている作品は、『点と線』『砂の器』という鉄板もある一方、『発作』『潜在光景』『坂道の家』『誤差』『憎悪の依頼』『恐喝者』といった中短編から掘り出しているのが渋い!そうし...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』 第4話・第5話

    ドワーフでも政治家レベルではしたたか<第4話 大きな波>ヌーメノールの摂政女王ミーリエルは、大津波の夢を見たことから、軟禁中のガラドリエルを呼び寄せる。ガラドリエルはエルフと同盟して南方国への遠征を提案するが断られ、ミーリエルの父王に請願すると言い出したことから牢屋へ入れられてしまう南方国では捕まったアロンディルの前に、同じエルフにしてオークたちの指導者となったアダルと対面する。彼は「おまえはたく...

  • 【京都人による京都観光】清水寺の夜間特別拝観

    先月末、家族と清水寺の夜間拝観へ出かけた。ちょうど最終日で、平日夜ながら人混みもそれなりに。駐車場には観光バスが何台も並んでいて、コロナが嘘のような状態であるこちらは浄土真宗のお墓がある大谷本廟。親鸞上人の墓所ともなっている場所にもライトアップがされていた清水寺までの坂道、「五条坂」からもライトアップされた三重塔と放たれたレーザービームが見える 左が「仁王門」 右は「西門」 有名な「三重塔」そういえ...

  • 【京都人による京都観光】鳥居本・清凉寺

    保津峡から峠を越えて、愛宕山の麓にある鳥居本へ下りる。2つの念仏寺で紅葉狩り1.愛宕念仏寺府道50号線から鳥居本へ出たところで、石仏で有名な愛宕念仏寺を目指す途中、猿の群れが高い木の上で木の実を食べていて、なんだか嵐山公園のような様相に「愛宕念仏寺」の創建は、まだ平安京ができる前の天平年間で、766年に称徳天皇により山城国愛宕郡初めての寺として名付けられた真言宗の末寺とだったが、醍醐天皇の命で天台...

  • 【京都人による京都観光】保津峡

    日曜日は家族で保津峡へ紅葉狩りに出かけたJR山陰線で保津峡駅まで行き、そこから歩いて嵐山を目指すコース1.保津峡駅電車を降りたところから絶景!保津峡の大堰川~桂川は、平安時代から木材の輸送で利用されてはいたが、それをさらに飛躍的に発展させたのが京都の豪商・角倉了以。高瀬川の開削で有名な彼は、この保津峡においても大規模な改修工事を行い、船が通れるように川底の岩を砕き、滝になっている場所も均して、北陸の...

  • 『HUNTER×HUNTER』 第37巻 冨樫義博

    未完結確定かな第37巻。第8王子サレサレは、第1王子ベンジャミンが送り込んだ私兵リハン(能力「異邦人(プレデター!)」により守護霊獣を食われ、後に暗殺されるそんな血なまぐさい継承戦争は忌避した第9王子ハルケンブルグは、自身の父ナスビー・ホイコーロ国王を暗殺しようとしたが、すでに王族同士が殺せない継承戦争のルールが発動しているために失敗してしまう。これにより参戦を決意したハルケンブルグは、驚異的な能...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』 第2話・第3話

    本館の更新は少なめなので、感想をあげときます<第2話 漂流>中つ国に戻るべく海に飛び込んだガラドリエルは、ハルブランドたちの乗る漂流船に助けられる。彼らの船を沈めたワーム(海にワームだと!)に襲われて、彼女とハルブランドだけが生き残ることにエルロンドは、王の命でエルフによる鍛冶の国エレギオンへ行き、高名な鍛冶師、ケレブリンボール卿に会う。卿は新しい鍛冶場を作りたいというので、エルロンドはドワーフの...

  • 『ホンモノの文章力』 樋口裕一

    今さら聞けない作文の基本社会で求められる文章力とは何か? 各方面で必要となる形式、スキルを徹底解説!ブログも習い性、文章に関しても頭打ちになってると自覚していたので、初心に帰るつもりで読んでみた著者は翻訳業のかたわら、有名塾などで長年、指導されていて、「小論文の神様」の異名をとる方とか本書はそれにふさわしく、かなり噛み砕いた表現で、小論文、就職活動、作文・エッセイ、手紙など各ジャンルを書くコツを教...

  • 『パイナップルARMY』 浦沢直樹

    ずっと、気になっていた作品押しも押せれぬ漫画家、浦沢直樹の長編デビュー作雑誌連載が1985~1988年で、管理人はまだ小学生。なかなか目に触れることもなかったそれでも、『MASTERキートン』のほうは、布教活動している歴史オタの友人がいて、名前だけは覚えていたのださて、作品のほうはというと、元傭兵のジェド・豪士がインストラクターとして、様々な事情を抱えた顧客に護身術、戦闘技術をレクチャーしていくも...

  • 『レッド最終章 あまさ山荘の10日間』 山本直樹

    巻末には、山岳ベース事件の生き残り、植垣康博のあとがきが。ほぼ創作なしの作品だからこそ、ここから革命の問題を問い直す起点となるとか山岳ベースを出た谷川(=坂口弘)たちは、谷急山を登頂して、和美峠へ出る。凍傷に悩みながらも警察を警戒して道路を避け、軽井沢のレイクゾートへと抜けた食料や物資を調達すべく、鳥海(=青砥幹夫)、岩木(=植垣康博)、唐松(=伊藤和子)、立山(=寺林真喜江)は買い物に出かけるが...

  • 【ぶらり滋賀観光】賤ヶ岳の下り~木ノ本

    賤ヶ岳を登ったあとは、木ノ本のほうで下山する1.賤ヶ岳から下山 左は、賤ヶ岳の戦いの慰霊碑。小さい石仏が多数祀られている右は木ノ本方面へ降りる「賤ヶ岳リフト」。スキー場のようにちょんと腰掛けて降りていく。昨年作られたそうで、HPをみると「恋人の聖地」に認定されているそうな……おひとりさまの管理人には縁遠い話ですな普通の登山道をてくてくと。例の新設されたリフトも影響したのか、緩い坂がジグザグになっている...

  • 【ぶらり滋賀観光】余呉湖・賤ヶ岳

    気候も良くなってきたので、紅葉も期待してお出かけ余呉湖へはJR山科駅からびわこ線を野洲まで乗り、近江塩津行きに乗り換えて、約1時間30分弱で余呉駅に到着米原駅で切り離しなどもあるので、アナウンスに注意しなきゃいけない1.余呉湖(北)JR余呉駅は、JRしては地方らしいというか、周囲が田んぼに囲まれたところにポツンとある余呉湖は長浜市に属しており、役所の支所などは駅から離れたところにある。西側に住宅が固ま...

  • 『レッド 最後の60日 そして あさま山荘へ』 第4巻

    山に登った37名中、8名が逃亡・離脱、5名が逮捕、死者15名山岳ベース事件の最終章。この巻で15人目の犠牲者が揃う苗場(=山本順一)の総括は、北(=森恒夫)にとって計算外だったのだろうか。自殺しようとする苗場を「そうするぐらいなら、総括しろ」と、猿ぐつわをはめて防ぐ。私刑の嵐はもはや、森を離れて展開して止まらないしかし、苗場は妻・不二子の願いも虚しく、厳寒の夜に縛られて凍死してしまう同じく縛られた...

  • 『レッド 最後の60日 そして あさま山荘へ』 第3巻

    反逆者と脱走者の出現で赤城にも変化が安達(=寺岡恒一)はすでに死を覚悟したのか、総括の際に露悪的な態度をとる。自分がトップに立ったら、連合赤軍の女性たちに囲うつもりだったとか、王侯貴族の生活をする気だったと言い放つ。いきり立つメンバーを背に、森は尋問の際にナイフで刺させる。そして、満足いく答えが得られないと、死刑を宣告する皮肉なのが、権力との殲滅戦だの唱えている一団が、人ひとり殺すのに心臓の位置も...

  • 『レッド 最後の60日 そして あさま山荘へ』 第2巻

    総括は指導部にまで1972年1月3日、指導部は正式に中央委員会を結成し、北(=森恒夫)、赤城(=永田洋子)、霧島(=山田考)、志賀(=坂東國男)、安達(=寺岡恒一)、吾妻(=吉野雅邦)、谷川(=坂口弘)がそのメンバーとなるその発表の席でのんびりした性格がにらまれた磐梯(=行方正時)は、総括の対象に。自殺しようとしたこと、武力闘争から逃げて組織への出戻りを繰り返した過去を告白したが、認められず縛れる...

  • 『レッド 最後の60日 そして あさま山荘へ』 第1巻

    最近の紙媒体はちょっと時期を外すと、大きい本屋にもない!デジタルの時代にならって、キンドルで揃えましたよ新章の第1巻。伊吹(=尾崎充雄)が死んだことを、北(=森恒夫)、赤城(=永田洋子)を中心とする指導部は、革命戦士になることに背を向けた「敗北死」と規定した。そして、すでに外で縛られている黒部(=加藤能敬)と薬師(=小嶋和子)に加えて、自由奔放な高千穂(=進藤隆三郎)も指弾の対象となる高千穂は「自...

  • 『日本ノンフィクション史』 武田徹

    やはりあの人たちがエポック日本のノンフィクションはいかに始まって確立され、変化していったのか。その歴史を展望しながら問題点と突破口を模索する冒頭に2012年の講談社ノンフィクション賞を巡り起こった「石井光太論争」に焦点をあてるそこで問われたのは、作品の本文と取材者や関係者の語学力の矛盾があったことから、本当に作者はその場で立ち会ったのか、事実なのかという信憑性の問題に発展したノンフィクションという...

  • 【京都人による京都観光】山科川から牛尾山

    月曜日は一日晴れ、そんな予報を信じて、前から考えていたコースを歩いてみた1.山科川京都市山科区には、山科川という川が流れている牛尾山を起点に、宇治川まで注ぐ川。もっとも宇治川につながるようになったのは、昭和に入ってからで、豊臣秀吉が伏見を開発した影響で、木幡池へと注がれ、治水にかなり不便があったらしい今回は川を山へ辿るとどういった光景が広がっているか、を確かめたい。上の写真は西友のある東野で、ここ...

  • 『スペイン内戦 政治と人間の未完のドラマ』 川成洋

    ゲーム三昧で読書ががががスペイン内戦でなぜ、若者たちは戦場へ行ったのか。国際旅団の志と内戦の実態を描くゲーム分室でこっそり『HOI4』も始めたのでスペイン内戦は1936年に軍部を中心とする保守派のクーデターから始まり、民主主義対ファシズムの前哨戦として知られる。本書は作家ヘミングウェイやジョージ・オーウェルなども参加した義勇兵の「国際旅団」に特に焦点をあて、寄り添う形で内戦を展望していく国際旅団は...

  • 【ネタバレ注意】『ツイン・ピークス』を浅く考察

    この手の考察に対して、まず心せねばならないことがある『ツイン・ピークス』の謎を「あーだこーだ」追求するマニアに対する、製作者側の反応として、ドラマ制作の現場と実情を踏まえていないというものがあるのだある程度の構想をもってスタートしても、いざ制作を進めていくと、途中で設定に矛盾が生じたり、アクシデントで当初のとおり撮影できないことだってある。『ツイン・ピークス』だと、放送局にファンの圧力がかかり、シ...

  • 【ぶらり滋賀観光】彦根城

    過ごしやすい季節になったので、朝早くからお出かけ京都から日帰りで行けるお城ということで、彦根城へ行ってみた 駅前の井伊直政像JR彦根駅から、彦根城は近い!駅からこのとおり、本丸の石垣が見えてしまうのだ。逆に言えば、周囲を見下ろせるように城が建てられたということでもある彦根城の主、彦根藩は徳川四天王の一人、井伊直政が関ケ原の戦功から、近江15万石に封ぜれたことに始まる。石田三成の過ぎたるものと言われ...

  • 【プライム配信】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』

    今年9月にアマゾンのプライム・ビデオにて始まった『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』を遅ればせながら見た第1話はまず作品世界の紹介ということで、冒頭のナレーションが長い。なにせ、『指輪物語』から数千年前(中つ国第二紀)の時代の設定であり、話さなきゃいけないことが多いのである(苦笑)トールキンが遺した未発表作品をまとめた『シルマリルの物語』あたりが対象の年代で、第一紀で悪の根源モルゴスが滅ぼされ、...

  • 『スタンド・アローン』 川本三郎

    積み読も今のうちに消化せねばコメディ、映画、メジャーリーグ、音楽、文学と様々なジャンルで、「わが道をいく」23人の異端児の物語タイトルに「スタンド・アローン」となっているが、ただ“自立”しているというだけではない。自分の世界を作り、自分にしか従わない、そんな孤高の狼たちの物語なのだ23人のラインナップも知る人知る人物たちで、一般受けするメジャーな人はあまりいない。あえていえば、『ティファニーで朝食を...

  • 『ツイン・ピークス クーパーは語る』 スコット・フロスト

    ゲ○で痛恨の延滞! 料金で借りたDVDを買い取れそうなぐらいだったので、これからの映画鑑賞は配信中心にしたいと誓った今日このごろ『ローラの日記』に続き、クーパー捜査官が自身の半生をテープとともに振り返る22年間テープレコーダーをプレゼントしてもらった13歳(1967年)から、ローラ・パーマー殺人事件の解決に旅立つ1989年2月24日まで、テープに記録されたクーパーのモノローグとして、彼がその時々に...

  • 展覧会 岡本太郎

    では、いよいよ岡本太郎展に今回の展覧会では、SNSによる拡散を意識してか、フラッシュを伴わない写真撮影は許されている(動画はダメ)1970年大阪万博の「太陽の塔」で知られる岡本太郎は、1911年に漫画家・岡本一平と歌人・仏教研究で知られる岡本かの子のもとに生まれる。放蕩三昧の一平に、かの子の愛人も同居するという、複雑な家庭で育つ慶應義塾普通部から東京美術学校へ進学、1930年からパリに10年間留学...

  • 大阪の中之島美術館へ行ってみた

    昨日、家族と大阪の中之島美術館へ出かけた目当ては万博を意識してであろう、岡本太郎展。それもさることながら、建物そのものも見たかったのだ岡本太郎展はカメラをばしばし撮れた(フラッシュはダメ)のだが、今日の記事は美術館とオブジェをば軽く紹介中之島美術館は2022年2月2日に開館した、できたてホヤホヤの美術館。計画自体は1980年代からあり、佐伯祐三などコレクションの収集が進められていたが、財政問題、予...

  • 【DVD】『イヴの総て』

    ダブルヒロイン扱いで、アカデミー主演女優賞を逃したそうなブロードウェイの大女優マーゴ・チャニング(=ベティ・デイヴィス)を追いかけていた女優志望のイヴ(=アン・バクスター)は、脚本家ロイド(=ヒュー・マーロウ)の妻カレン(=セレステ・ホルム)に気づかれ、マーゴの楽屋へ連れられる。戦争で夫をなくしたというイヴの話にマーゴは涙し、自分の付き人として雇うのだが……『サンセット大通り』とオスカーを分け合った...

  • 【DVD】『ローラ殺人事件』

    こんな美人が最後まで出て来ないはずもなく美貌で評判のコピーライター、ローラ・ハント(=ジーン・ティアニー)が散弾銃で頭を吹き飛ばされて殺された。ニューヨークの殺人課刑事マクファーソン(=ダナ・アンドリュース)は、ローラの後援者だった著名な作家ウォルド・ライデッカー(=クリフトン・ウェッブ)、結婚直前だった婚約者シェルビー・カーペンターズ(=ヴィンセント・プライス)らと会い、彼女が広告業界で階段を登...

  • 『嫌われた監督』 鈴木忠平

    政治力はノムさんのが上?8年間でリーグ優勝4回、ドラゴンズを日本一に導いた落合監督は、なぜ嫌われたのか。孤独な勝負師の実像に迫る擁護する内容かと思いきや、単純なものではなかった日刊スポーツの落合番の記者が書いた、落合と選手、コーチ、フロント、著者との8年間をたどるのだが、構成が面白い章立てとしては、落合政権を支えた選手たちやコーチ、編成の人ごとに並んでいながら、「1人で来たやつとしか話さない」監督...

  • 『ウィトゲンシュタイン家の人々 闘う家族』 アレグザンダー・ウォー

    忘れにくい名前偉大な哲学者と隻腕のピアニストを生み出したオーストリアの一族には、どんな人々だったのか。19世紀から2つの世界大戦を乗り越えた血族の生き様を描く身内から課題図書(!)のように渡されたので読んでみたウィトゲンシュタインというと、まず思い浮かべるのは思想家のルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン。実際にその著書を読んだことはなくとも、その言葉の響きで覚えてしまうしかし同時代では、2歳上の兄...

  • 【DVD】『パヒューム ある人殺しの物語』

    さすがにモデルはいない模様18世紀のフランス。ある男が連続殺人の罪で裁かれようとしていた。その男、ジャン・パティスト・グルヌイユ(=ベン・ウィショー)は、1737年のパリ、魚市場で産み落とされた。孤児院で拾われた彼は、13歳になったときに皮なめし職人へ売られ、商品の運び手としてパリの街を知る。匂いに対する異常な感覚と執着を持つ彼は、果物を売る少女(=カロリーネ・ヘルフルト)を追いかけ、勢い余って殺...

  • 【DVD】『ストレイト・ストーリー』

    モデルの御本人は連載の2年後に死去娘のローズ(=シシー・スペイセク)と二人暮らしの老人アルヴィン・ストレイト(=リチャード・ファーンズワース)は、腰が悪く倒れても1人で立ち上がることもできない。ある嵐の夜、10年前に絶縁した兄ライル(=ハリー・ディーン・スタントン)が倒れたという知らせを聞く。車を運転できないアルヴィンは一念発起し、芝刈り機を改造して荷物を引っ張るトラクターとし、500キロ先のウィ...

  • 【DVD】『サンセット大通り』

    ゴードン・コールは、ノーマの車を借りたいだけのおっさんでしたロサンゼルスのサンセット大通りに面する大邸宅で、プールに銃で撃たれた男の死体が浮かんでいた。事件の発端はその半年に遡る売れない脚本家ジョー・ギリス(=ウィリアム・ホールデン)は家賃を滞納するほど追い込まれていた。必死に関係者へ当たるが仕事はもらえず、取り立て屋に追われて廃れた豪邸へと逃げ込む。そこはサイレント時代の大女優ノーマ・デズモンド...

  • 【DVD】『デューン/砂の惑星』

    宇宙で『アラビアのロレンス』宇宙を束ねる銀河帝国は長い星間移動に不可欠な香料「メランジ」を独占しており、それが支配の源泉としていた。皇帝シャダム4世(=ホセ・ファーラー)は、警戒するアトレイデス大公(=ユルゲン・プロホノフ)にあえて、メランジを唯一産出するアラキス星、通称“デューン”の統治を託す。その背後を大公家のライバルであるハルコネン男爵(=ケネス・マクミラン)に突かせるためだ。出港前夜、大公の...

  • 『覇王の家』 司馬遼太郎

    『新史 太閤記』と扱っている年代がかぶってた250年余の長きに渡って日本を統治した“覇王の家”徳川家は、いかにして生まれたか。徳川家康と三河武士の関係を軸に、今川家の人質時代、三方原の戦いから小牧・長久手の戦いまでをたどり、日本人に及ぼした影響を探る徳川家康という人物が捉えきれないのか、奇妙な小説となっていた人間の欲望が沸騰していた戦国時代から、大人しい江戸時代の人間が生まれたのは、天下を取った三河...

  • 【映画】『Gのレコンギスタ Ⅴ 死線を越えて』

    いよいよ『Gレコ』も最終章京都では送り火の日(いわゆる大文字焼き)に出かけたのだが、前日の古本祭り同様に町は人影もまばらだ。映画館も同様で、さすがに実家で過ごす人が多いのだろう第5部は第23話「ニュータイプの音」から第26話「大地に立つ」まで展開は事前に宣言された通り同じなのだが、第4部までの積み重ねがあるので、同じ行為でも意味合いが変わってくるベルリがロックパイのガイトラッシュを撃破する場面は、...

  • 下鴨納涼古本祭り2022’

    3年ぶりに下鴨神社の古本市へ行ってみた前回行ったのはコロナ前で、2020年は中止。2021年は再開されて、台風で中止になった日があったとか今日は盆の墓参り後に出かけたのだが、お天気は晴れたり曇ったり時雨たりと忙しいコロナにお盆当日ということで、例年より人は少なそう。お昼時でも、ソーシャルディスタンスをとる余裕があった最初にある1、2店を巡ったところで、激しく衝動買い。ぶっとい単行本を買ってしまった...

  • 『ツイン・ピークス ファイナルドキュメント』

    登場人物にとっての25年間『ツイン・ピークス』の脚本家マーク・フロストによる設定資料第二弾“文書”を読み終えたタミー・プレストンが、クーパー捜査官の“第二の失踪”の後にツイン・ピークスに居残って、その住人たちを中心に調査した記録となっている『シークレット・ヒストリー』がアメリカの黒歴史を広げた壮大な前史であったとすると、本書はドラマには描ききれなかった登場人物の裏側に触れる、設定資料集らしい設定資料集...

  • 【DVD】『マルホランド・ドライブ』

    濃厚なラブシーンあり。インティマシー・コーディネーターの普及で、どうなるんでしょうねえスター女優を目指してロサンゼルスにやってきたベティ(=ナオミ・ワッツ)は、大女優である叔母ルース(=マヤ・ボンド)の邸宅に仮住まいすることに。そこには謎の女(=ローラ・ハリング)が入り込んでいて、リタ・ヘイワースのポスターから“リタ”を名乗った。交通事故にあったリタは記憶喪失に陥り、謎の大金と青い鍵の入ったバッグを...

  • 『ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー』

    『ファイナル・ドキュメント』とセットな感じツイン・ピークスの町に何が起こっていたのか。全米をにぎわしたUFO騒動に、インディアン移住問題までもが関わってくる町の裏面史『ツイン・ピークス』の脚本家マーク・フロストによる設定資料第一弾未解決事件(ルース・ダヴェンポート殺人事件)の現場から発見された文書とされていて、ゴードン・コールの許可を受けたタミー・プレストンが文書の「管理者」を読み進めながら特定す...

  • 【DVD】『野生の証明』

    小説は違う意味で悲惨らしい1980年5月、左翼過激派によりアメリカ大使館の別荘が占拠された。大使家族の救出のため、皆川2等陸佐(=松方弘樹)率いる特殊部隊が投入。過激派を問答無用で射殺して事件を収拾した。その部隊は過酷な訓練の一貫として、山岳地帯でのサバイバル訓練を行っており、味沢岳史(=高倉健)も北上山地へ降下。しかしふらふらの状態で越智美佐子(=中野良子)に助けられたことから、頼子(=薬師丸ひ...

  • 『軍靴のバルツァー』 第14巻 中島三千恒

    リープクネヒトがかわいい奴に思えてきたヴァイセンとエルツライヒの戦争から社会革命を実現する。そのためにバーゼルラントに肩入れすることにしたリープクネヒトは、偽装部隊を率いてヴァイセン側の都市へ突入。行き当たりばったりながら、鉄橋を爆破しヴァイセンの短期決戦を防いだ長期戦になったことから、孤立した国境の要塞を巡る情報戦、戦費をまかなうための統制経済、戦時国債の発行と、戦争は諜報、内政、外交レベルにも...

  • 【DVD】『ロスト・ハイウェイ』

    刑事事件無罪、民事有罪のO・J・シンプソン事件をヒントにしたとかくしくも、ミステリーマン役のロバート・ブレイクも似たような目にある日、ジャズ・ミュージシャンのフレッド(=ビル・プルマン)は、インターホン越しに「ディック・ロラントは死んだ」と告げられるそしてある朝、フレッドの妻レニー(=パトリシア・アークエット)は、玄関先にビデオテープが置かれていることに気づく。それは我が家が撮られたものだったが、次...

  • 『ツイン・ピークス ローラの日記』 ジェニファー・リンチ

    アマゾンで注文して届かなったので(物がなかったのだろう)、珍しくキンドルで『シークレット・ヒストリー』と『ファイナル・ドキュメント』を入手。ページ数が多いので、読むのに時間がかかりそう『ツイン・ピークス』で事件の真相に迫る重要な証拠となった「ローラの日記」を書籍化したもの著者がデヴィッド・リンチの娘、ジェニファー・リンチであり、ローラの視点から闇に堕ちていった女子高生の孤独と悲劇が語られている。そ...

  • 【DVD】『インランド・エンパイア』

    ローラ・ダーンの身内がそこかしこに出演女優ニッキー・グレイス(=ローラ・ダーン)の邸宅に、引っ越してきたという老婦人(=グレイス・ザブリスキー)が挨拶にやってきた。彼女は女優が役を得たことをなぜか知っていて、不気味な説話をぶちあげた末に、その映画には「殺人が起きる!」と警告する。彼女の予言どおりに、映画『暗い明日の空の上で』の主演が決まったのが、それは主役二人が謎の死を遂げて撮影中止になったという...

  • 【DVD】『人間の証明』

    ちょい役も豪華すぎるニューヨークのハーレムからやってきた青年ジョニー(=ジョー・山中)が、東京・赤坂の高層ビルで殺された。麹町署の練居刑事(=松田優作)たちはジョニーの今際の際に「ストウハ」と発し、絶版の『西條八十詩集』を持っていたことから捜査を進めていく。当日には、有名ファッションデザイナー八杉恭子(=岡田茉莉子)のファッションショーが行われており、恭子の息子である恭平(=岩城滉一)がひき逃げ事...

  • 【映画】『Gのレコンギスタ Ⅳ 激闘に叫ぶ愛』

    7月、8月に続けて上映される『Gレコ』の第4部を見に行きましたよ上映される映画館の数はそう変わらず、一日の本数も多いのだけど、観客は前回同様少なかった。まあ、平日でコロナがぶり返している状況もあるのだろうが……第4部の範囲はベルリたちがビーナス・グロゥブに到達した第19話「ビーナス・グロゥブの一団」から第22話「地球圏再会」まで。ただ、第22話の部分に関しては、展開そのものが変わっていた(はず)冒頭...

  • 『新史 太閤記』 司馬遼太郎

    続きは『覇王の家』?寺に奉公へ出されていた“猿”は、高野聖の一団と出会う。商人としての立身をかけて、彼らを追って寺を出たものの、聖たちは三河を通った際に撲殺されてしまう。そこから宛もなく流浪の日々を送った末、織田家の足軽組頭・浅野又右衛門を頼り、若き当主・織田信長の近くに仕えることに。信長は桶狭間の戦いに勝利した後、美濃攻略へ向かい、“猿”は土木技術と調略の才を開花させていく司馬遼太郎による秀吉の“半...

  • 【DVD】『ブルーベルベット』

    ピート役のジャック・ナンス、ダイアン役のローラ・ダーンも出演大学生のジェフリー・ボーモンド(=カイル・マクラクラン)は、故郷の町ランバートンに戻ってきた。父が謎の発作で倒れ、その金物店を手伝うためだ。父の見舞いの帰りに、空き地で石を投げていると人間の耳を見つけてしまう知り合いのウィリアムズ刑事(=ジョージ・ディッカーソン)に届けると、彼の娘・サンディ(=ローラ・ダーン)からこの一件が、クラブ歌手ド...

  • 【京都人による京都観光】祇園祭り2022’前祭

    今年は前祭のほうを家族で観に行った。翌日17日には山鉾巡行も行われるとあって、人だかりもコロナ前に近いぐらいできていたコロナの第7波も重なって、危うさも感じたが……暑かった去年に比べ、曇天が幸いして多くの山車が見られたのは僥倖。ぜんぶで18台ほど見て回ったので、要所だけ紹介を1.鶏鉾鶏鉾は、唐堯(中国神話時代の君主・堯)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諫鼓)も用がなく苔が生え鶏が宿ったという...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第17章・第18章

    まさか、……これで終わり? 終わり・・・・???(福本漫画調)<第17章 過去が未来を決める>ブルーローズの仕事部屋で、ゴードンはダイアンの化身を撃てなかったことを嘆くが、とりあえずワインを乾杯しつつ、25年間隠していたことを告白する実はブリッグス少佐が軍の施設から消える前に、クーパーとともに負を極めた存在‟ジュディ”ついて聞いていたというのだ。もともとは‟ジャオディ”と言われたが、いつしか‟ジュディ”と...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第15章・第16章

    ついにクーパーが!<第15章 手放すのが怖い>ネイディーンが金メッキのシャベルをもって、エドのガソリンスタンドへ。彼女は金メッキをきっかけに‟真実の愛”に目覚め、エドをノーマの元へ送り出すことを決意する(今さらかよ!)明日になったら変わらないかと疑うエドだったが、勇んでノーマのダイナーへ。ノーマとウォルターの話し合いにやきもきしていたが、彼女はフランチャイズを手放して、エドとの結婚を選ぶのだった。し...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第13章・第14章

    オカルト要素がたぎってきた!<第13章 物語って何よ>ラッキー7社に7000万ドルを手にしたミッチェム兄弟が来社し、社長とクーパーにBMW(!)などのプレゼント。この展開にアンソニーは驚いて、兄弟の商売敵トッド・ダンカンに報告するが、「一日でケリをつけろ」と迫られるダギーの家には、BMWとともにジム・セット(ジャングルジム!)が届き、妻子を泣かせるのだった一方、モンタナ州西部では、レイを追って黒ク...

  • 『敗者の日本史 治承・寿永の内乱と平氏』 元木泰雄

    政治家としては後白河法皇が上全盛を極めた平家はなぜ、滅んだか。通説を覆す、敗者から見た源平合戦の真実負けに不思議の負けなし。負けた方からその原因を探る「敗者の日本史」シリーズの源平合戦の巻本書では、平家が興隆する保元・平治の乱からその軍事体制に着目。その後の、後白河院政下の平氏政権、鹿ケ谷事件をきっかけに成立する清盛独裁体制、源氏蜂起後と急変する情勢に、どう対応していったかを見ていくまた、平家内の...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第11章・第12章

    チラ見せのシーンと、やけに長い尺のシーンが極端<第11章 あなたが向かう場所に火がある>トレーラー・パークに住むベッキーは、突如ヒステリーを起こし、母シェリーに電話。母親が来るや、いきなり車を奪って爆走!振り切られたシェリーを管理人のカール・ロッドが拾って、無線で父親のボビー・ブリッグスを呼ぶベッキーはそのまま、スティーヴンの女のマンションへ突撃。今出てったと隣人に聞いても、扉に銃弾を浴びせるのだ...

  • 『後白河院』 井上靖

    安倍元総理、暗殺の衝撃。総理経験者が殺されるのは、戦前以来でしょ……源頼朝に「日本国第一の大天狗」といわしめた後白河法皇とは、どのような御仁だったのか。4人の証言から、保元・平治の乱、鹿ヶ谷の陰謀、源平合戦と、武士と朝廷を巡る幾多の政争を潜り抜けてきた希代の政治家の真実に迫る戦国時代に比べると、平安末期や鎌倉時代を扱った歴史小説は意外なほど少なく、本作も貴重な一作井上靖というと、映画で有名な『敦煌』...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第9章・第10章

    話のつながりは見えてきたが……<第9章 このイスよ>ゴードンたちはフィラデルフィアへ帰る途中の飛行機で、空軍のデイヴィス大佐から電話を受ける。バックホーン署にブリッグス少佐の首無し死体が現れた件だゴードンたちとブリッグスは‟青いバラ”事件に関わりがあり、クーパーも関係していたことから、急遽、進路を変更する。さらにそこに黒クーパーが脱獄したとの連絡が……その黒クーパーは、昨夜着く予定だった農場で仲間と落ち...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第7章・第8章

    レトロフューチャーな異世界<第7章 遺体はある>ジェリー・ホーンは兄のベンに車を盗まれたと電話。犯人はあのひき逃げ犯だろうかそして、引き逃げに使われたトラックの持ち主は、取り調べる保安官補のアンディに「ここでは話せない」と言うが、他で待ち合わせてもやってこない。つまり、家で……保安官事務所では、ホークが発見したメモをフランク保安官が検討。なんと、それはリーランドによってちぎられた「ローラ・パーマーの...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第5章・第6章

    劇場版の人も絡んできた<第5章 ケース・ファイル>ダギーを狙っていた男たちはラスベガスの依頼人と電話で報告、依頼人の女性は殺し損ねたことに「私が殺されるわ」と呻く。男たちは爆弾を仕掛けた車を見にいくが、置いたままで誰も取りに来ないその車を付け狙うカージャックの一味がパクろうと車のキー穴をこねくると、爆発して半壊してしまった一方、サウスダコタのバックホーン署では、首無し死体の解剖がなされ、腹からジェ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第3章・第4章

    増殖するクーパー<第3章 助けを呼ぶ>赤い部屋から落とされたクーパーは、暗いコンクリートの床へ落とされる。バルコニーように開けたところからは暗い海(?)が見える唯一のドアを開けると、そこには暖炉のある部屋があり、目を潰された女(=裕木奈江)が座っていた。まともな言葉すら発せない彼女はクーパーを誘導し、はしごを登ると、そこは宇宙空間!? 彼女は変な機械をいじると、感電してまっさかまに落ち、虚ろな空間...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第1章・第2章

    シーズン2を観終わった後、続編をどこで見ようかと思案していたゲオへDVDボックスを返却にいったときに、なんとリミテッド・シーズンのDVDが並んでいるではないか!!ボックスを借りたときにはなかったから、借りたことにより店の中で実績ができ注文が通ったのであろうこれは店の期待に応えて、見るしかないあるまい「25年後に会いましょう」。ローラがクーパーに発した言葉のように、27年後の2017年に続編が放送さ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間』

    元のサブタイトルは「Fire Walk with Me」(火よ! 我とともに歩め)オレゴン州のある町で、身寄りのない女性テレサ・バンクス(=パメラ・ギドリー)が殺された。捜査にあたったFBIのデズモンド(=クリス・アイザック)は、鑑識のサム・スタンリー(=キーファー・サザーランド)ともに現地へと赴くが、ゴードンの警告(?)どおり、保安官のよそ者を嫌っていた。テレサ自身も独り身の放浪者で、トレーラーハウスに泊まっ...

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