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そのとき見たもの、読んだものをこまごまと

『ローマは一日にして奈良漬け』の兄弟ブログ。本・小説を中心に、いろんなメディアの感想を書いております

クロノクル=ローマの人
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宇治市
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2008/08/24

1件〜100件

  • 【DVD】『マルホランド・ドライブ』

    濃厚なラブシーンあり。インティマシー・コーディネーターの普及で、どうなるんでしょうねえスター女優を目指してロサンゼルスにやってきたベティ(=ナオミ・ワッツ)は、大女優である叔母ルース(=マヤ・ボンド)の邸宅に仮住まいすることに。そこには謎の女(=ローラ・ハリング)が入り込んでいて、リタ・ヘイワースのポスターから“リタ”を名乗った。交通事故にあったリタは記憶喪失に陥り、謎の大金と青い鍵の入ったバッグを...

  • 『ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー』

    『ファイナル・ドキュメント』とセットな感じツイン・ピークスの町に何が起こっていたのか。全米をにぎわしたUFO騒動に、インディアン移住問題までもが関わってくる町の裏面史『ツイン・ピークス』の脚本家マーク・フロストによる設定資料第一弾未解決事件(ルース・ダヴェンポート殺人事件)の現場から発見された文書とされていて、ゴードン・コールの許可を受けたタミー・プレストンが文書の「管理者」を読み進めながら特定す...

  • 【DVD】『野生の証明』

    小説は違う意味で悲惨らしい1980年5月、左翼過激派によりアメリカ大使館の別荘が占拠された。大使家族の救出のため、皆川2等陸佐(=松方弘樹)率いる特殊部隊が投入。過激派を問答無用で射殺して事件を収拾した。その部隊は過酷な訓練の一貫として、山岳地帯でのサバイバル訓練を行っており、味沢岳史(=高倉健)も北上山地へ降下。しかしふらふらの状態で越智美佐子(=中野良子)に助けられたことから、頼子(=薬師丸ひ...

  • 『軍靴のバルツァー』 第14巻 中島三千恒

    リープクネヒトがかわいい奴に思えてきたヴァイセンとエルツライヒの戦争から社会革命を実現する。そのためにバーゼルラントに肩入れすることにしたリープクネヒトは、偽装部隊を率いてヴァイセン側の都市へ突入。行き当たりばったりながら、鉄橋を爆破しヴァイセンの短期決戦を防いだ長期戦になったことから、孤立した国境の要塞を巡る情報戦、戦費をまかなうための統制経済、戦時国債の発行と、戦争は諜報、内政、外交レベルにも...

  • 【DVD】『ロスト・ハイウェイ』

    刑事事件無罪、民事有罪のO・J・シンプソン事件をヒントにしたとかくしくも、ミステリーマン役のロバート・ブレイクも似たような目にある日、ジャズ・ミュージシャンのフレッド(=ビル・プルマン)は、インターホン越しに「ディック・ロラントは死んだ」と告げられるそしてある朝、フレッドの妻レニー(=パトリシア・アークエット)は、玄関先にビデオテープが置かれていることに気づく。それは我が家が撮られたものだったが、次...

  • 『ツイン・ピークス ローラの日記』 ジェニファー・リンチ

    アマゾンで注文して届かなったので(物がなかったのだろう)、珍しくキンドルで『シークレット・ヒストリー』と『ファイナル・ドキュメント』を入手。ページ数が多いので、読むのに時間がかかりそう『ツイン・ピークス』で事件の真相に迫る重要な証拠となった「ローラの日記」を書籍化したもの著者がデヴィッド・リンチの娘、ジェニファー・リンチであり、ローラの視点から闇に堕ちていった女子高生の孤独と悲劇が語られている。そ...

  • 【DVD】『インランド・エンパイア』

    ローラ・ダーンの身内がそこかしこに出演女優ニッキー・グレイス(=ローラ・ダーン)の邸宅に、引っ越してきたという老婦人(=グレイス・ザブリスキー)が挨拶にやってきた。彼女は女優が役を得たことをなぜか知っていて、不気味な説話をぶちあげた末に、その映画には「殺人が起きる!」と警告する。彼女の予言どおりに、映画『暗い明日の空の上で』の主演が決まったのが、それは主役二人が謎の死を遂げて撮影中止になったという...

  • 【DVD】『人間の証明』

    ちょい役も豪華すぎるニューヨークのハーレムからやってきた青年ジョニー(=ジョー・山中)が、東京・赤坂の高層ビルで殺された。麹町署の練居刑事(=松田優作)たちはジョニーの今際の際に「ストウハ」と発し、絶版の『西條八十詩集』を持っていたことから捜査を進めていく。当日には、有名ファッションデザイナー八杉恭子(=岡田茉莉子)のファッションショーが行われており、恭子の息子である恭平(=岩城滉一)がひき逃げ事...

  • 【映画】『Gのレコンギスタ Ⅳ 激闘に叫ぶ愛』

    7月、8月に続けて上映される『Gレコ』の第4部を見に行きましたよ上映される映画館の数はそう変わらず、一日の本数も多いのだけど、観客は前回同様少なかった。まあ、平日でコロナがぶり返している状況もあるのだろうが……第4部の範囲はベルリたちがビーナス・グロゥブに到達した第19話「ビーナス・グロゥブの一団」から第22話「地球圏再会」まで。ただ、第22話の部分に関しては、展開そのものが変わっていた(はず)冒頭...

  • 『新史 太閤記』 司馬遼太郎

    続きは『覇王の家』?寺に奉公へ出されていた“猿”は、高野聖の一団と出会う。商人としての立身をかけて、彼らを追って寺を出たものの、聖たちは三河を通った際に撲殺されてしまう。そこから宛もなく流浪の日々を送った末、織田家の足軽組頭・浅野又右衛門を頼り、若き当主・織田信長の近くに仕えることに。信長は桶狭間の戦いに勝利した後、美濃攻略へ向かい、“猿”は土木技術と調略の才を開花させていく司馬遼太郎による秀吉の“半...

  • 【DVD】『ブルーベルベット』

    ピート役のジャック・ナンス、ダイアン役のローラ・ダーンも出演大学生のジェフリー・ボーモンド(=カイル・マクラクラン)は、故郷の町ランバートンに戻ってきた。父が謎の発作で倒れ、その金物店を手伝うためだ。父の見舞いの帰りに、空き地で石を投げていると人間の耳を見つけてしまう知り合いのウィリアムズ刑事(=ジョージ・ディッカーソン)に届けると、彼の娘・サンディ(=ローラ・ダーン)からこの一件が、クラブ歌手ド...

  • 【京都人による京都観光】祇園祭り2022’前祭

    今年は前祭のほうを家族で観に行った。翌日17日には山鉾巡行も行われるとあって、人だかりもコロナ前に近いぐらいできていたコロナの第7波も重なって、危うさも感じたが……暑かった去年に比べ、曇天が幸いして多くの山車が見られたのは僥倖。ぜんぶで18台ほど見て回ったので、要所だけ紹介を1.鶏鉾鶏鉾は、唐堯(中国神話時代の君主・堯)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諫鼓)も用がなく苔が生え鶏が宿ったという...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第17章・第18章

    まさか、……これで終わり? 終わり・・・・???(福本漫画調)<第17章 過去が未来を決める>ブルーローズの仕事部屋で、ゴードンはダイアンの化身を撃てなかったことを嘆くが、とりあえずワインを乾杯しつつ、25年間隠していたことを告白する実はブリッグス少佐が軍の施設から消える前に、クーパーとともに負を極めた存在‟ジュディ”ついて聞いていたというのだ。もともとは‟ジャオディ”と言われたが、いつしか‟ジュディ”と...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第15章・第16章

    ついにクーパーが!<第15章 手放すのが怖い>ネイディーンが金メッキのシャベルをもって、エドのガソリンスタンドへ。彼女は金メッキをきっかけに‟真実の愛”に目覚め、エドをノーマの元へ送り出すことを決意する(今さらかよ!)明日になったら変わらないかと疑うエドだったが、勇んでノーマのダイナーへ。ノーマとウォルターの話し合いにやきもきしていたが、彼女はフランチャイズを手放して、エドとの結婚を選ぶのだった。し...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第13章・第14章

    オカルト要素がたぎってきた!<第13章 物語って何よ>ラッキー7社に7000万ドルを手にしたミッチェム兄弟が来社し、社長とクーパーにBMW(!)などのプレゼント。この展開にアンソニーは驚いて、兄弟の商売敵トッド・ダンカンに報告するが、「一日でケリをつけろ」と迫られるダギーの家には、BMWとともにジム・セット(ジャングルジム!)が届き、妻子を泣かせるのだった一方、モンタナ州西部では、レイを追って黒ク...

  • 『敗者の日本史 治承・寿永の内乱と平氏』 元木泰雄

    政治家としては後白河法皇が上全盛を極めた平家はなぜ、滅んだか。通説を覆す、敗者から見た源平合戦の真実負けに不思議の負けなし。負けた方からその原因を探る「敗者の日本史」シリーズの源平合戦の巻本書では、平家が興隆する保元・平治の乱からその軍事体制に着目。その後の、後白河院政下の平氏政権、鹿ケ谷事件をきっかけに成立する清盛独裁体制、源氏蜂起後と急変する情勢に、どう対応していったかを見ていくまた、平家内の...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第11章・第12章

    チラ見せのシーンと、やけに長い尺のシーンが極端<第11章 あなたが向かう場所に火がある>トレーラー・パークに住むベッキーは、突如ヒステリーを起こし、母シェリーに電話。母親が来るや、いきなり車を奪って爆走!振り切られたシェリーを管理人のカール・ロッドが拾って、無線で父親のボビー・ブリッグスを呼ぶベッキーはそのまま、スティーヴンの女のマンションへ突撃。今出てったと隣人に聞いても、扉に銃弾を浴びせるのだ...

  • 『後白河院』 井上靖

    安倍元総理、暗殺の衝撃。総理経験者が殺されるのは、戦前以来でしょ……源頼朝に「日本国第一の大天狗」といわしめた後白河法皇とは、どのような御仁だったのか。4人の証言から、保元・平治の乱、鹿ヶ谷の陰謀、源平合戦と、武士と朝廷を巡る幾多の政争を潜り抜けてきた希代の政治家の真実に迫る戦国時代に比べると、平安末期や鎌倉時代を扱った歴史小説は意外なほど少なく、本作も貴重な一作井上靖というと、映画で有名な『敦煌』...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第9章・第10章

    話のつながりは見えてきたが……<第9章 このイスよ>ゴードンたちはフィラデルフィアへ帰る途中の飛行機で、空軍のデイヴィス大佐から電話を受ける。バックホーン署にブリッグス少佐の首無し死体が現れた件だゴードンたちとブリッグスは‟青いバラ”事件に関わりがあり、クーパーも関係していたことから、急遽、進路を変更する。さらにそこに黒クーパーが脱獄したとの連絡が……その黒クーパーは、昨夜着く予定だった農場で仲間と落ち...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第7章・第8章

    レトロフューチャーな異世界<第7章 遺体はある>ジェリー・ホーンは兄のベンに車を盗まれたと電話。犯人はあのひき逃げ犯だろうかそして、引き逃げに使われたトラックの持ち主は、取り調べる保安官補のアンディに「ここでは話せない」と言うが、他で待ち合わせてもやってこない。つまり、家で……保安官事務所では、ホークが発見したメモをフランク保安官が検討。なんと、それはリーランドによってちぎられた「ローラ・パーマーの...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第5章・第6章

    劇場版の人も絡んできた<第5章 ケース・ファイル>ダギーを狙っていた男たちはラスベガスの依頼人と電話で報告、依頼人の女性は殺し損ねたことに「私が殺されるわ」と呻く。男たちは爆弾を仕掛けた車を見にいくが、置いたままで誰も取りに来ないその車を付け狙うカージャックの一味がパクろうと車のキー穴をこねくると、爆発して半壊してしまった一方、サウスダコタのバックホーン署では、首無し死体の解剖がなされ、腹からジェ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第3章・第4章

    増殖するクーパー<第3章 助けを呼ぶ>赤い部屋から落とされたクーパーは、暗いコンクリートの床へ落とされる。バルコニーように開けたところからは暗い海(?)が見える唯一のドアを開けると、そこには暖炉のある部屋があり、目を潰された女(=裕木奈江)が座っていた。まともな言葉すら発せない彼女はクーパーを誘導し、はしごを登ると、そこは宇宙空間!? 彼女は変な機械をいじると、感電してまっさかまに落ち、虚ろな空間...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ』 第1章・第2章

    シーズン2を観終わった後、続編をどこで見ようかと思案していたゲオへDVDボックスを返却にいったときに、なんとリミテッド・シーズンのDVDが並んでいるではないか!!ボックスを借りたときにはなかったから、借りたことにより店の中で実績ができ注文が通ったのであろうこれは店の期待に応えて、見るしかないあるまい「25年後に会いましょう」。ローラがクーパーに発した言葉のように、27年後の2017年に続編が放送さ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間』

    元のサブタイトルは「Fire Walk with Me」(火よ! 我とともに歩め)オレゴン州のある町で、身寄りのない女性テレサ・バンクス(=パメラ・ギドリー)が殺された。捜査にあたったFBIのデズモンド(=クリス・アイザック)は、鑑識のサム・スタンリー(=キーファー・サザーランド)ともに現地へと赴くが、ゴードンの警告(?)どおり、保安官のよそ者を嫌っていた。テレサ自身も独り身の放浪者で、トレーラーハウスに泊まっ...

  • 『葬送のフリーレン』 第7巻・第8巻

    魔族の領域に入っても、マイペース第7巻。フェルンは無事にゼーリエから第1級魔術師の資格を得て、フリーレン一行は北方へと旅立つ。ゼーリエは第2次試験を突破した他のメンバーの多くも合格とし、旅の途中で出くわすことになる魔法を完全に封じる封魔鉱、勇者ヒンメルと並び称された‟南の勇者”、エトヴァス山の秘湯、「剣の悪魔」との戦いと、毎ペースに寄り道!?ハンター試験ならぬ魔術師試験が終わって、再びのどかな旅(?...

  • 『サラリーマン球団社長』 清武英利

    こんどは阪神が育成で勝つ時代に……なったら、いいなあ旅行業から阪神タイガースへ出向した野崎勝義。東洋工業の経理から広島カープへ移った鈴木清明。野球の素人だった彼らが、いかにどん底の球団を変えていったか。オーナーに仕える「サラリーマン社長」の苦闘を描く阪神タイガースの2003年・2005年の優勝、広島カープの2016から2018年の三連覇を裏から支えた経営者に焦点をあてたノンフィクション厳密には、鈴木...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP28・EP29

    いろいろ種は残ったが……<EP28 ミス・ツイン・ピークス>アールが出かけている間に、レオはシェリーを助けようとガーランドを脱出させる。戻ったアールはもう怒っても仕方ないと、レオに「新しいゲーム」をさせるクーパーはハリー保安官に、ジョシーが死んだときに「彼女が震えていた」ことを話し、その死因を「恐怖からの死」と断定する。‟ボブ”は「ブラック・ロッジ」から現れ、人の恐怖をエサにするのだアールは盆栽の盗聴...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP26・EP27

    クライマックスは近い<EP26 人間関係のいろいろ>クーパーが翌日、「フクロウの洞窟」を探検すると、何者かにより新しい壁面が現れたことを知る。停電の夜の発電機で見つかったのと同じ足跡が残っていたことから、アールと推測されたそのアールは山小屋でレオたちに、「ホワイトロッジ」について講義。「ホワイト・ロッジ」は善の世界だが、もうひとつの闇の世界「ブラック・ロッジ」がありそこには世界さえ支配する力がある...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP23~EP25

    いよいよホワイトロッジへの道が<EP23 追い詰められた女>「デイル、君の番だ」。アールのテープを持ち帰ったクーパーは、チェスをピートに教わり、犠牲者が出ないように駒が捕られない手を考えてもらう。部屋に残された仮面は、キャロラインのデスマスクなのであった硝煙反応からクーパーを撃ったのがジョシーだと確定するが、クーパーは自分で話して自首させると言い張る。恋人のハリー保安官を気遣ってのことだ一方、グレ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP20~EP22

    ついに最強のシリアルキラー登場!?<EP20 チェックメイト>帰ってきたガーランドは、保安官事務所で二日間さまよったときの体験を話す。石の玉座に座る描写があり、どうしても思い出せないがフクロウの鳴き声には覚えがあるという。そして、なぜか首筋に三つの傷跡が残っていたそして、ガーランドは空軍のUFO調査プロジェクト「ブルーブック」(実在した計画、1969年に廃止)に触れ、極秘に継続されていて、普通は宇...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP17~EP19

    女体化モルダー<EP17 兄弟喧嘩>ローラ事件解決から三日後、リーランドの葬儀の日に、クーパーは妻のセーラ・パーマーを少しでも心の傷を癒そうと言葉をかける。葬儀後のパーティにはツイン・ピークスの住人が揃い、ハワイで療養を終えたジャコビーも戻っていた。しかし、ローラとマデリンの死に責任を感じたジェームズは、街を出て戻らないのだったクーパーは有給を消化したら街を出ていくので方々で挨拶し、部屋に来たオー...

  • 『頼朝と義時 武家政権の誕生』 呉座勇一

    鎌倉アウトレイジいかにして鎌倉幕府が作られたのか。頼朝・義時のリレーから武家中心の時代への変遷をたどるちょうど大河ドラマと近い内容だな、と思ったら、時代考証を担当してらしたのだった。某騒動が起きるまでこの前読んだ本が武士の実態を描くものなら、本書は政治のレベル、豪族たちの権力闘争から歴史の流れを読み解くものだ当時の武士たちが絶えず紛争の種を抱えていた。関東の武士たちが伊豆の流人だった頼朝を担いだの...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』  EP14~EP16

    一気にローラ事件解決!?タジムラの風貌がおかしいのは、そういうわけか<EP14 孤独な魂たち>クーパーは‟ボブ”が判別できる隻腕の靴屋ジェラード=‟マイク”を連れて、ホテルの従業員をひとりひとり観察させる。ベンが何事かとやってきた時に、ジェラードが発作を起こす「第二の日記」を求めてハロルド・スミスの家へ、ホーク保安官補が派遣されたが、なんとハロルドは首つり自殺!!遺書らしいメモには、フランス語で「僕は...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』 EP11~EP13

    アマゾンで配信してた時期もあったようで<EP11 ローラの秘密の日記>逮捕されたリーランドは、あっけなくジャック・ルノー殺害を認めた。この一件とレオによる(と見なされた)製材所放火事件の審判のために、ダリル検察官とスターンウッド判事が呼び出されることになるジャン・ルノーは誘拐犯の使いを装って、ベンジャミン・ホーンへオードリーのビデオテープをもって寄越す。条件として身代金とクーパーの身柄を要求するテ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』 EP9・EP10

    この尺なら返却期限内に見切れるか?<EP9 昏睡状態>朝食でチベット仏教の蘊蓄を語っていたクーパーは、鑑識のアルバートから元相棒ウィンダムが精神病院から逃亡したと聞かされる。ともあれ、ローラ事件の現場にいたロネットの意識が戻ったというので、聴取へ向かうともじゃもじゃ男の似顔絵を見せるなり、激しく反応。似顔絵で捜査協力のポスターを作るローラから事情を抱えた家への食事係を引き継いだドナは、不思議なトレ...

  • 【DVD】『ツイン・ピークス シーズン2』 EP8

    BDボックスで買うといったが、いつ買うとは言っていない……つまり、わたしがその気になれば10年後、20年後ということも……4年前にシーズン1を見終えて、借りれないからボックス買いすると言っていたが、シーズン2がボックスでのみ借りれたので、とりあえず借りることにしたエピソード8~29までをはたして観られるのかどうか。観るだけならいいけど、記事にするとなると大変なのだとりあえず、自分の頭を整理するためにも...

  • 『源平合戦の虚像を剥ぐ』 川合康

    大河、あっという間に平家滅んだなあ講談で彩られた鎌倉武士の実態はどうだったのか? 頼朝の幕府構想とともにひも解くちょうど、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で盛り上がっているので、積読から取り出した。渋沢栄一の轍は踏みたくない(苦笑)本書は『平家物語』に、『吾妻鏡』といった正史や当時の史料を合わせて検討することで、源平合戦期(治承・寿永の乱)の武士の在り様を求め、それを束ねようとした源頼朝の構想を検討す...

  • 【BD】『IT ‟それが見えたら終わり” THE END』

    第2部のキャストは前作の子役の意見も取り入れて、だいたい実現したそうでペニー・ワイズとの一戦から27年後。‟ルーザーズ”(負け犬組)は、マイク・ハンロン(=イザイア・ムスタファ)をのぞき、デリーの街を離れ方々に散っていた。しかし、デリーの街で同性愛者のカップルが襲撃、殺人されたのを機に、子供の行方不明事件も多発した。‟IT”の帰還を感じたマイクは、ホラー作家となったビル・デンブロウ(=ジェームズ・マカ...

  • 【ぶらり滋賀観光】建部大社・石山寺

    瀬田川沿いを歩きながら、ちょこちょこ近場を寄ってみた1.建部大社JR石山駅から建部大社の名は、存在感があった。瀬田川沿いに大きな倉庫があったり、船が係留されたりしていたのだ建部大社の歴史は古い。日本武尊命の死後に、その妃である布多遅比売命がそれを祀ったのが最初といわれ、神崎郡建部郷(現・東近江市)にあったといわれる。675年、天武天皇のときに近江の守護神として勢多(瀬田)に移ることになった。そして、...

  • 【ぶらり滋賀観光】瀬田川

    前の職場へ通うさいに、電車で瀬田川を越えていて、前からその周辺が気になっていた。一身上の都合で暇になったので、運動不足解消もかねてブラブラしてみました出発点となるJR石山駅。新快速が止まるから、瀬田駅に比べると、ずいぶん整備されている1.なぎさ公園まずは川の上流からと、琵琶湖との境目を目指す「なぎさ公園」は、湖岸にもうけられた松並木が植えられた公園。かつて、もう少し北のほうに「近江八景」のひとつと...

  • 『欧州開戦』 第3巻・第4巻 マーク・グリーニー

    訳者あとがきにテレビドラマ化の話があったので確かめたら、アマゾンプライムオリジナルであったどのタイミングで見ようかな?ロシアにリトアニア侵攻の兆しあり……しかし、NATO首脳会議では、立場によって反応は大きく分かれてしまう。ジャック・ライアン大統領は、秘密裡に海兵隊や特殊部隊をリトアニアへ派遣、中立国のスウェーデンや危機感の強いポーランドとの連携を強める。一方、ヴォローディン大統領の資産隠しを追って...

  • 【DVD】『ソイレント・グリーン』

    設定が2022年なら、観るしかあるまい。『Gレコ』のクンタラにも、こんな運命が降りかかったのか……人口爆発と環境悪化により、食糧危機に陥った2022年。人口4000万人のニューヨークでは、街に貧民が溢れ、ソイレント社の合成食品と水の配給が命綱となっていた。殺人課のソーン刑事(=チャールズ・ヘストン)は、ソイレント社の幹部サイモンソン(=ジョセフ・コットン)の殺人に疑念を抱き、同居人の‟本”ソル(=エド...

  • 『参謀』 森繫和

    阪神で落合監督が実現するなら、この人ももれなくついてくる?8年でリーグ優勝4回、日本一1回を果たした落合中日を支えた名参謀の哲学以前読んだ落合博満の本『采配』の姉妹本みたいな内容だった初出の単行本は2012年4月で、中日ドラゴンズは落合政権後の第2次高木政権がスタートしたばかりの時期。文庫本は2014年3月で、その第2次高木政権が終わり、落合博満を球団初のGMに正捕手・谷繫元信をプレイングマネージ...

  • 【映画】『シン・ウルトラマン』

    豪華キャストと内容に落差日本に突如として、大怪獣(禍威獣)が出現するようになった。その脅威に対して、日本政府は禍威獣特設対策室(通称‟禍特対”)を創設。班長の田村君男(=西島秀俊)を中心に弱点を調査し、何頭もの禍威獣をしとめていたしかし、電気を捕食するネロンガに対しては苦戦。はぐれた子供を助けに行った神永新二(=斎藤工)は謎の飛行物体の衝突に巻き込まれ、その土煙から立ち上がったのは、謎の巨人ウルトラ...

  • 『渋沢栄一 下 論語篇』 鹿島茂

    身体上の都合により暇になってので、これからは更新が増えそう日本経済の建設に奔走する裏で、渋沢栄一が描いていたグランドデザインとは?下巻では、主に実業以外の活動に焦点をあてていく渋沢は経済人の教育水準を上げるための東京商業高校(後の一橋大学)、東京に増える孤児を保護する養育院、そして、日米、日中の対立を回避するための民間外交で、特に晩年は福祉と外交に専念しているそれらの活動と起業の発想に共通している...

  • 『欧州開戦』 第1巻・第2巻 マーク・グリーニー

    67歳の工作員が前線へ、マジかよロシアは、ウクライナ侵攻に対する制裁と原油急落による経済危機に陥ってた。ヴォローディン大統領は自身の権力基盤であるシロヴィキからも厳しい視線で見られる現状を打開すべく、アメリカを中心にしたNATOを解体させんとする危険な賭けへ打って出ようとしていた。その一方で、賭けに失敗したときに備えて、自身の財産を保全すべく、あえて縁のない金融専門家リモノフに資金洗浄を任せる。ち...

  • 『空母いぶき』 第13巻 かわぐちかいじ

    のんきに読んでいるうちに、洒落にならない時代になってきた第13巻。中国海軍のJ-20による雷撃は、4隻の護衛艦による必死の防衛によりしのいだ。ドッグファイトをかいくぐった「広東」攻撃を任務とするスパロウ隊は、常識外の超低空からの接近で護衛の駆逐艦2隻を無力化。池谷隊長が空母「広東」の甲板を機銃掃射で無力化し、艦隊決戦の勝利を決定づけたのだった戦闘の帰趨が決まったことで、紛争を戦争へ拡大しないように...

  • 『空母いぶき』 第11巻・第12巻 かわぐちかいじ

    ゴールデンウィークも半ばを過ぎて……第11巻。F-35JBによる攻撃で、中国海軍の駆逐艦3隻を無力化した。しかし、自衛隊機にも8機中2機の被害が出て、涌井司令の意見もあり秋津も作戦変更を強いられるそして、秋津が選んだ作戦は潜水艦での雷撃! 発見されやすい水深100m以内の大陸棚での襲撃という、無謀ともいえる命令に潜水艦「けんりゅう」の艦長・滝隆信は、自衛隊の威信をかけて臨む戦闘機に続いて今回、神業が...

  • 『ザ・スタンド』 第5巻 スティーヴン・キング

    主要メンバーのほとんどが、まさかこんな結末になるなんてファリス、デイナ、トム・アレンの偵察隊には、早くも魔の手が迫る。しかし、ファリスとデイナの自己犠牲的精神により、<闇の男>の意図は挫かれその力にも綻びが生じた<闇の男>打倒のために出立した4人の委員は、スチューが怪我により離脱。ラリー、ラルフ、グレンはベガスの街へ連行されてしまう。はたして彼らに待ち受けるものとは……最終巻は斜め上の展開だったそれ...

  • 【映画】『ドライブ・マイ・カー』

    小説もそのうちに家福悠介(=西島秀俊)は舞台俳優、演出で活躍し、妻である音(=霧島れいか)もテレビドラマの脚本家として活躍していた。音はセックスの最中に物語を思いつく性癖があり、それを家福が形にして成功につなげていたしかし、家福がウラジオストクの国際演劇祭に招待された際、たまたま航空便の欠航になって家に戻ると音は見知らぬ男と激しくセックスをしていたその後、家福はそのことを音に問い詰めずにいたが、あ...

  • 『渋沢栄一 上 算盤篇』 鹿島茂

    大河ドラマのハンドブック日本型資本主義の源流は、19世紀のパリにあった! 近代日本経済の父といわれる渋沢栄一の淵源をその出生から遡る大河をやっているうちに読むべきであった(苦笑)渋沢栄一は一橋家の家来として徳川慶喜に仕えて、パリ万博の随員となり、維新後は大蔵省に出仕して、さらには下野して実業家として多くの事業に関わり、今の日本経済の基礎を築いた人物だ江戸時代から続く同族経営ではなく、民間から資本を...

  • 『ザ・スタンド』 第4巻 スティーヴン・キング

    プロ野球開幕も、阪神悔しい大逆転負けケラーの調整不足はありありで、一番の問題はやはりベンチワークか人々が集い拡大していく<フリーゾーン>に激震が走った。精神的支柱であるマザー・アバゲイルが失踪したのだ。衝撃をうけつつも共同体を主導する7人の委員会メンバーは、<闇の男>が支配する西部への偵察を計画し、彼らの親しい人間3名を派遣する。しかし、<闇の男>の側もその‟使徒”たちが<フリーゾーン>へのテロを計...

  • 【京都人による京都観光】堂本印象美術館&龍安寺

    観光の記事は半年ぶりか!? こんなご時世では致し方なし1.堂本印象美術館土曜日に家族に連れられて、堂本印象美術館に出かけた。場所が立命館大学の衣笠キャンパスのすぐ近くで、なかの解説動画では、立命館大学の落語研究会(?)が登場していた今回は生誕130周年ということで、普段は公開されていない作品や他から‟里帰り”した作品が展示されているようだなんといっても、この外観からして奇抜! 美術館は1966年に印...

  • 【漫画】『戦争は女の顔をしていない』 小梅けいと

    今こそ、読むべき漫画かと「瞠目」「脱帽」。富野監督の推薦文が帯にあって、衝動買いしていた。それでしばらく積まれていたのだが(苦笑)、こういう情勢なら手に取らざるえまい原作者のアレクシエーヴィッチは2015年にジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞したベラルーシの記者で、本作以外にソ連のアフガニスタン侵攻やチェルノブイリのレポートで知られている原作では第二次世界大戦、それも熾烈を極めた独ソ戦...

  • 【映画】『ナイル殺人事件』

    今のアメリカ的アレンジジャクリーン(=エマ・マッキー)は婚約者サイモン・ドイル(=アーミー・ハマー)を大富豪の親友リネット(=ガル・ガドット)に紹介する。それをきっかけに二人は恋に落ち、サイモンは婚約を破棄してリネットと結婚してしまうエジプトへ観光に来ていたポアロ(=ケネス・ブラナー)は、オリエント急行で知り合ったブーク(=トム・ベイトマン)と再会し、ひょんなことからリネットの新婚旅行へ同行するこ...

  • 『ザ・スタンド』 第3巻 スティーヴン・キング

    ロシアによるウクライナ侵攻、キエフ包囲という情勢は、『米露開戦』というトム・クランシーの遺作を思い出させるまず起こらないはずの潜在的危機を書いた作品で、予見というより娯楽として消費されるべきものなのだが…マザー・アバゲイルの元へ、様々な人が合流した。スチューと結ばれたフラニーは、亡き友達の弟ハロルド、社会学者ベートマン、ならず者に囚われていたデイナたちと、言語障害者のニックは知的障害者のトム・カレ...

  • 『軍靴のバルツァー』 第13巻 中島三千恒

    ここにきて、ロシアモデルとおぼしき東の帝国ラトフ登場義母のもとに匿われたバルツァーは、王位継承者第一位であるフェルディナンド王子を連れてバーゼルへ亡命する。そして、バーゼル大統領であるライナーとともに、亡命政府を立ち上げ陸軍大臣(!)に収まるのだった意外な外交力を発揮するフェルディナンドは、エルツライヒの女帝に連絡をとって速攻で政略結婚をまとめ、援軍を約束させる大陸最先端のヴァイセン軍に対して、必...

  • 『ザ・スタンド』 第2巻 スティーヴン・キング

    破滅のなかでの出会いアメリカはウイルスにより壊滅した。ウイルスに抗体を持ち、生き残った者たちには、孤独という名の第二の疫病が襲い掛かる。妊娠中のフラニーは両親を失い、言語障害を持つニックは世話になった保安官夫婦と死別し、ミュージシャンのラリーは母を失ったのち、知り合った恋人をも失う。そんな中、‟闇の男”が夢のなかに姿を現し、いろんな人間を恐怖の世界へ引きずりこむ前巻はウイルスの流行からアメリカの壊滅...

  • 『空母いぶき』 第9巻・第10巻 かわぐちかいじ

    機動艦隊同士の決戦、始まる第9巻。台風が接近するなか、空母「広東」を中核とする北海艦隊は臆することなく、尖閣諸島へ南下していく。陸海空統合任務部隊から空母「広東」を無力化する作戦をあげられるが、垂水首相は平和憲法の見地から先制攻撃を退けた。台風が過ぎ去った後に、空母「広東」は艦載機24機を発進! 「いぶき」狙いと見せかけて、周辺諸島の空港を爆撃するのだったすでに「防衛出動」が発動された情勢下でも、...

  • 『呪術廻戦』 第17巻・第18巻 芥見下々

    30巻ぐらい、行くんですかねえ第17巻。乙骨憂太は虎杖悠仁を生かしてみせた。総監部の‟縛り”を偽装するために、一度殺した刹那に反転術式で蘇らせるという力技(苦笑)禪院家の相続問題も、禪院直哉を黙らせて伏黒恵を次期当主として認めさせるなど、全てを解決してしまったしかし、東京では加茂憲倫が仕掛けた「死滅回游」、呪術師同士が殺し合うデスゲームを始まっていて、それへの対応を迫られる虎杖たちは、こっそり呪術高...

  • 『革新幻想の戦後史』 下巻 竹内洋

    プロ市民の誕生秘話どうして戦後社会で左翼思想が流行したのか? 下巻は共産党が退潮して以降に、なお知的権威として定着した理由を探る下巻は60年以後の福田恆存と清水幾太郎の論争、べ平連から全共闘の動き、作家・石坂洋二郎と戦後社会の変遷、そして現代への展望をみる朝鮮戦争の前後に日本共産党は武力闘争路線を巡って分裂し、平和を願った庶民の支持をなくし、革命を期待したものはより過激なセクトへ流れたそんな左翼思...

  • 『ザ・スタンド』 第1巻

    映像化はされてたアメリカ合衆国で謎のインフルエンザが襲った! 未婚で妊娠してしまった学生フラニー、急な成功でパーティ漬けになった歌手ラリー、言葉を話せない障害を持つ苦労人の青年ニック、なぜか感染しない男スチュー……様々な人々が悲喜こもごもの日常を送るなか、社会そのものが病原体に犯されていく。あげくの果てに人間同士の抗争を起こして、合衆国が崩壊していくスティーブン・キングの自他ともに認める傑作シリーズ...

  • 『ベルセルク』 第41巻 三浦建太朗

    明けましておめでとうございます去年も激動、今年も激動になるのかなあ妖精の女王ダナンのおかげで、キャスカは自我を取り戻した。早速、剣術の訓練を励む彼女だが、ガッツの顔を見るや‟蝕”のことを思い出し、卒倒してしまうそんな中、妖精の島では、「髑髏の騎士」が訪れる。島にはガッツが着る甲冑を作ったドワーフ(鉱精)のハーナルがおり、彼のハンマーに叩かれると、ガッツのとは異なる‟蝕”の記憶が蘇るのだそれは「狂戦士の...

  • 『革新幻想の戦後史』 竹内洋

    日本の左翼の源流なぜ、戦後社会で左翼思想が流行したのか? 自身の体験と綿密な取材、調査により、共産党、大学、知識人の役割を明らかにするソ連が崩壊して30年。今となってはなぜあれほど社会主義が席捲し、日本でも政治勢力を誇っていたか分からない本書はそれを戦中生まれの著者の体験や周辺の出来事を、関係者への取材と統計によって掘り下げて、その時代の空気、深層へ迫っていく上巻では三島由紀夫の小説『宴のあと』の...

  • 『葬送のフリーレン』 第5巻・第6巻

    魔術師試験は終了?第5巻。フリーレンたちは第1級魔術師試験を受けるため、パーティは離れ離れにチーム戦の第一次試験はフリーレンとフェルンが違う組に入り、戦士のシュタルクは宿屋でお留守番となる試験の課題は、魔法に敏感な小鳥「隕鉄鳥」を捕らえて、明日の日没まで確保すること。フリーレンは、ラヴィーネとカンネの友達同士の少女と組んで、捜索にあたるもっとも、鳥の捕獲自体は、長年の民間魔法を収集してきたフリーレ...

  • 『燃えよ剣』 司馬遼太郎

    3回目の再読。でも忘れてることがちらほら 武蔵国石田村の百姓に生まれた土方歳三は、天然理心流の近藤勇とともに京へ上る。歳三は京都の治安を任された新選組を、主従関係に頼らない、厳しい隊規に課す近代的組織へ作り上げる。しかし時代の波は容赦なく、鳥羽伏見の戦いから賊軍として追われる立場となるが、今度は洋式軍隊を率い、関東、東北、蝦夷地と戦い続ける最近映画化された、新選組副長・土方歳三の生涯を追った歴史小...

  • 『軍靴のバルツァー』 第12巻 中島三千恒

    表紙の二人の名前は作中にまだ出てこない国家警察のお人は、フェリックス・ホフマン(眼鏡)というお名前らしい王都から避難したヴァイセン国王を鉄道で逃がすも、リーピクネヒトはガソリンで動く自動車で追撃させる! 追手はかつてホルベック騎兵を率い、バルツァーとも戦ったニールセンハリウッド映画もかくやという銃撃戦となり、必死の防戦空しく国王は亡くなってしまう参謀総長ホルストは予定通りに戒厳令をしいて、政府機関...

  • 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリップ・K・ディック

    映画も観直そうかアンドロイドを狩る‟バウンティ・ハンター”リック・デッガードに、急な依頼が舞い降りた。サンフランシスコ警察の主任ハンターが負傷し、6人の最新アンドロイドの追跡を命じられたのだ。最新のタイプ「ネクサス6型」に既存の試験が通用するかを確かめに、製造元のローゼン社へと赴くリック。そこには社長の秘書を務める謎めいた美人、レイチェルがいた往年の人気SF映画『ブレードランナー』の原作小説だが、ず...

  • 【映画】『燃えよ剣』

    坂本龍馬が薩長同盟をまとめたことになってます土方歳三(=岡田准一)は、五稜郭の戦いを前に自らの人生を回想していた。武蔵国多摩に生まれた歳三は、天然理心流を継いだ近藤勇(=鈴木亮平)ともに武士として名を挙げようと、会津藩が募集した浪士組に参加する。浪士組を指揮する清河八郎(=高嶋政宏)は朝廷を後ろ盾にした攘夷へ豹変するものの、歳三たちは芹沢鴨(=伊藤英明)を通じて分派し新選組が誕生させた。隊士の内紛...

  • 『明治維新 司馬史観という過ち』 原田伊織 木村健司

    磯田道史も俎上に明治はほんとうに美しい時代なのか? 司馬史観と実際の歴史の違いを突き、その「官軍史観」に乗っ取った虚像をはぐ!官軍と維新の成果に疑問を投げかけてきた作家・原田伊織と、瓦版など江戸庶民の文化を研究する学者・森田健司の対談なのだが、原田氏の序文が凄い「おまえには赤い血が流れていないのだろう!」とスタッフの女性にパワハラ発言したことからスタートし、この本の内容を疑ってしまったが(爆)、残...

  • 『素敵なダイナマイトスキャンダル』 末井昭

    まさか、映画化されてたとか「芸術は爆発だりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった」。伝説の編集者による波乱万丈、イイかげんな実人生、実生活の記録著者のことを知ったのは、『パチンコ必勝ガイド』だった。特に表に出てくることはないのだが、編集者にイジられる謎の編集長というイメージを持っていた本書は1982年が初出で、壮絶な出自からビニ本などのいわゆるエロ雑誌を創刊するまでの人生と、その当時...

  • 『特務艦隊』 C・W・ニコル

    二回目のワクチン迫る。どれぐらいの副反応かなあ第一次大戦のさなか、日本海軍の地中海派遣が決まった。それに先んじて、銛一三郎は、マルタ島へ赴任。ドイツの潜水艦Uボートを防ぐべく、エジプトのアレクサンドリアとフランスのマルセイユ間の輸送艦護衛の艦隊に乗船する。それだけでなく、マタ・ハリをはじめとするドイツの諜報工作活動を妨害すべく、<影>としての任務にも東奔西走するのだった『盟約』からの4巻3部作、『...

  • 『アニメを作ることを舐めてはいけない』 富野由悠季

    第4部は来年のいつか『Gのレコンギスタ』において何が考えられたのか。企画立案から製作の実作業、世界設定を支える文化論まで、「創作」に不可欠なエキスを込めた一書「自分が企画・演出した作品について書くことはやってはいけない」。冒頭から富野節がさく裂だではなぜ書く気になったかというと、話題にならなかったために自分で太鼓を叩くしかなかったという悲しい事情なのだ(つれえ……)さらに序文で触れられるのが、企画段...

  • 『3月のライオン』 第16巻 羽海野チカ

    あとがきで亡き三浦建太郎とのエピソードが第16巻。桐島零は高校3年の冬を迎え、周囲が進路に悩むなか、中学生デビューゆえの浮いた存在に。しかし川本家の姉妹とは年末年始に縁起物「切山椒」を屋台を手伝い、伝統(?)のジグソーパズルに興じた。勝負の世界の孤独、学校でも超然としていた零だが、川本家やひなとの絆を深めて俗世に踏みとどまっている感じだ後半では、獅子王戦で島田研究会の面々とトーナメントでぶつかり合...

  • iPhoneのバッテリーが劣化して気づいたこと

    気づいたら、9月には一本しか記事を上げていなかった。まさか、ここまで更新が滞るとは思わなかったヒーヒー働いているせいだからだが、無理くり上げてしまおうある朝、スマホの電源を見ると、なんと20%台に下がっていた。充電していたはずなのにであるいわゆるリチウムイオン電池の寿命が来たのと、充電を差し込むUSB部分が痛んだのが原因なのだが、あまりにも低下が著しいなにしろ、昼間より下がるペースが早いのだともあれ...

  • 『遭敵海域』 C.W.ニコル

    阿川弘之も協力したそうで1914年、世界ではサラエボでオーストリア皇太子が暗殺された事件から、英独の対立を中心に世界大戦が勃発。日本は日英同盟からドイツへ宣戦布告し、その中国・山東省の権益と太平洋諸島を狙う。カナダのバンクーバーに里帰りした銛一三郎は、シーク教徒を巻き込んだドイツの諜報作戦に巻き込まれ、さらには赴任先のシンガポールではインド独立を吹き込まれたセポイ(インド兵)の反乱に出くわすのだっ...

  • 『阪神タイガースの正体』 井上章一

    先週、首位陥落。まだだ、まだ終わらんよ関西を代表する人気球団である阪神タイガースは、いかにして今の地位(?)を築いたのか。トラキチを抜けられない著者が、戦前からその歴史を振り返る国際日本文化研究センター所長にして、様々な風俗から日本文化を探究する異色の著者が、自身を捉えて離さない阪神タイガースについて語り尽くしたものである初出が2001年と、1992年の2位から続く大暗黒時代の末期に書かれており、...

  • 『功名が辻』 第3巻・第4巻 司馬遼太郎

    まさかの結末 秀吉の晩年は外へは朝鮮出兵、内では建築熱に明け暮れた。伊右衛門(山内一豊)は、朝鮮行きこそ免れたが、普請を言い渡されて領民に負担を掛けざる得なかった。秀吉の死後、五大老の筆頭である徳川家康は、秀吉の遺言を無視する形で他大名と関係を深め、天下人への道を歩き出す。伊右衛門もその流れに乗って、上杉討伐へ駆り出される。そこへ石田三成の挙兵の報が。ここに生涯最大の決断を下す第3巻は、秀吉の晩年...

  • 【配信】『三島由紀夫VS東大全共闘』

    討論の内容自体は難しいが、関係者の証言、解説でなんとか1969年1月18日から19日にかけて、東大安田講堂を占拠した東大全共闘。彼らは全共闘の今後を占うべく、思想的には対極にいると思われる作家・三島由紀夫に討論を申し込む。同年5月13日、駒場キャンパス900号教室に三島は約束通り、姿を現した安田講堂占拠事件の興奮冷めやらぬ東大で行われた、東大全共闘と三島由紀夫の討論会のドキュメント映画。TBSが独...

  • 【映画】『Gのレコンギスタ Ⅲ 宇宙からの遺産』

    今回は、三条通からMOVIX京都へ観に行った上映する映画館の数は増えたけど、非常事態宣言のせいか、午前9時10分という時間帯だからか、観客は3人しかいなかった。ソーシャル・ディスタンスがはかどるわ~(苦笑)まあ、放映から2週目を越えれば、やむを得ない状況なのだろうか第3部は第12話「キャピタル・タワー占拠」から第18話「三日月に乗れ」まで冒頭はアメリア軍がキャピタル・タワーの聖域である「ザンクト・ボル...

  • 『功名が辻』 第1巻・第2巻 司馬遼太郎

    盆休みのための休日出勤とかまあ、休みが長いのでヨシ 美濃を制して天下布武を掲げた織田家の家中に、「ぼろぼろ伊右衛門」と呼ばれる武士がいた。後に、土佐一国の国主となる山内一豊である。その伊右衛門へ、千代という美しい娘が嫁ぎに来たことで運命が変わった。政治感覚に優れた彼女は、京都御馬揃えの際に金10両の名馬を買うなど、戦にしか関心のない伊右衛門を支えていく。信長亡きあとは、秀吉古参の武将として随身し、...

  • 『マギの聖骨』 ジェームズ・ロリンズ

    もう少し、謎が残ればなあドイツのケルン大聖堂で行われていたミサのなか、謎の侵入者によって司祭と出席者が襲撃される。奇怪にも聖体拝領を受けた信者は、感電死を遂げていた。そして、奪われたのは黄金の宝箱ではなく、「マギの聖骨」。キリストの誕生を予見した東方の三博士の聖骨であった。動揺するヴァチカンからアメリカへ応援要請がなされ、国防省の秘密組織「シグマ」が出動する歴史ミステリー&ノンストップアクションが...

  • 【京都人による京都観光】祇園祭2021’

    今年も祇園祭の「山鉾巡行」は中止。代わりに、関係者が再開を祈って行進する「拝礼行列」が行われたとはいえ、6基の山鉾が設置され、一部は内部を一般客が拝観することもできる1.大船鉾大船鉾は、神功皇后を主神に祀った山鉾。その三韓征伐の故事に基づいて、渡海の無事を守るため、住吉明神・鹿島明神・安曇磯良の三神も祀られている船だけあって、船首に備え付けられた竜の頭が特徴。かけられた水引には波とトビウオ(?)が...

  • 【京都人による京都観光】みたらし祭り&上村松園展

    強烈な日差しの中、家族に連れられて出かけることになったまずは、京セラ京都市美術館の上村松園展1.上村松園展上村松園は、京都生まれの日本画家で、伝統的な美人画を得意とした。女性の画家が稀有だった明治に画壇へ身を投じ、偏見をはねのけながら皇室へ作品を提供するまでになり、戦後は女性として初の文化勲章を受章した朝ドラの主人公になっても、おかしくない人なのである女性の成熟を四季で表現していた『四季美人図』、...

  • 『街道をゆく 8 熊野・古座街道、種子島みちほか』 司馬遼太郎

    どうしても冗長な記事となる……第8巻は、和歌山南部(熊野)、大分、奈良(西吉野)、種子島と一見、脈絡がないようだが、ちょうど司馬は『翔ぶが如く』を連載中。西郷隆盛などの明治の元勲を生み出した「若衆組」の痕跡が、山間部には残っているのではないかと、探索していく初出は1975年6月から1976年1月の『週刊朝日』<熊野・古座街道>白浜から下って、周参見川の河口から古座街道へ入っていく京都から熊野大社へ参...

  • 【映画】『閃光のハサウェイ』

    非常事態宣言下でも、映画館は開いているたとえ富野監督本人が撮ってなくても、観なきゃいけない作品。実際、観に行って大満足だった全三部作はそれぞれ上中下巻に相当するようで、第1部はほぼ上巻の範囲。マフティーを騙るテロリストが占拠するシャトルで、ハサウェイはヒロインであるギギ・アルダルシアや敵となるケネスと会い、クライマックスは衛星軌道上でクスィーガンダムを受領し、味方を救うべくペーネロペーと一線を交え...

  • 『呪術廻戦』 第15巻・第16巻 芥見下々

    作者は一月の休載とか。パロディ問題の心労もあるのか第15巻。真人と虎杖の死闘は続く。地下鉄を走りながらの戦いに、釘崎野薔薇が巻き込まれ瀕死の重体に。衝撃を受けた虎杖は戦意を喪失し、大きな隙を見せてしまう。そこを救ったのが、京都校の東堂葵!喝を入れられた虎杖は、肉体の限界すれすれながら、真人との戦いを続けるのだったまるで野薔薇が死ぬかのように、故郷の友人の回想が入る。今わの際の走馬燈を利用しての挿入...

  • 『IT』 第4巻 スティーヴン・キング

    原作には、とうてい映像化できない青い性春も。いやはや27年ぶりの因縁に決着をつけようと、デリーに舞い戻った‟はみだしクラブ”の面々。ITはヘンリー・バワーズを刺客として派遣し、マイク・ハンロンに重傷を負わせる。残った5人はかつての決戦を思い出しながら、地下水路へ突入する。はたして老い始めた精神、少なくなった仲間でITを倒せるのかいよいよITとの決着が映像作品では、前半に少年時代、後半に大人になってか...

  • 『軍靴のバルツァー』 第11巻 中島三千恒

    2年ぶりに手に取ったが、まだ連載は続いている模様スピンオフも買おうか内戦に勝利したライナー王子は、驚きの行動に出る。自らの出生の秘密を暴露した上で、王政の廃止を宣言! その上で選挙に出馬して、初代大統領に収まってしまった王位継承をきっかけにした大国の介入を止めるためだが、その急進過ぎる政治改革にバルツァーは先行きを危惧するそうこうするうちに、そのバルツァーへ参謀本部からの呼び出しがかかり、査問を受...

  • 『IT』 第3巻 スティーヴン・キング

    小坊時代を思い出すデリーに集まった6人に対し、ITは反撃を準備する。精神病院に入れられていたヘンリー・バワーズに呼びかけ、脱走させたのだ。トラウマを潜り抜けた6人は夕方に再び集まり、27年前にやつとどう戦ったかを思い出そうとした。ヘンリー一派との石合戦、エディの骨折、ネイティブ・アメリカンの儀式、そして切り札となったのは……冒頭こそ、ヘンリー・バワーズの脱走に始まり、ヴェバリーの暴力夫トム・ローガン...

  • 『空母いぶき』 第7巻・第8巻 かわぐちかいじ

    いよいよ尖閣諸島へ戦闘は拡大第7巻。先島諸島の奪還作戦が進展するなか、中国軍も尖閣諸島の基地化を進めていた。秋津艦長は占領の既成事実化を防ぐため、尖閣諸島への攻撃を進言する。とはいえ、上陸した中国軍将兵1600名が死傷すれば、全面戦争になりかねない事前通告つきの攻撃案は官邸にまで上がり、首相・垂水慶一郎は安全保障会議にかけた後に苦渋の決断をする自国の領土が占領されているのだが、その奪還には最大限の...

  • 『街道をゆく 7 大和・壺阪みちほか』 司馬遼太郎

    読んでない小説もあるし、司馬遼太郎完走はまだまだ先久しぶりにシリーズを読んだ第7巻は地域がバラバラで、統一感がない(苦笑)。あえて言うと近畿から中国・四国地方にかけての西日本で、解説の方がまとめるには‟名利を求めない職人”がテーマとも初出は1973年から1975年<甲賀と伊賀のみち>藤堂高虎が天守を築いた上野城から、聖武天皇ゆかりの紫香楽宮跡をたどる甲賀、伊賀といえば、忍者なのだが、エピソードのなか...

  • 『吉本隆明1968』 鹿島茂

    再び、肉体労働者に復帰。帰宅後はぐったり団塊世代が吉本隆明を支持したのは、なぜだったのか。初期の作品からその魅力を探る「吉本隆明の偉さというのは、ある一つの世代、具体的にいうと1960年代から1970年代までの10年間に青春を送った世代でないと実感できない」そんな会話から始まる本書は、著者が大学時代に遭遇した1968年の吉本体験から、その衝撃と真髄を語るものだ自身が「吉本主義者」になった理由として...

  • 『IT』 第2巻 スティーヴン・キング

    街が変わりゆくのは、どこも共通デリーに近づくごとに、昔の記憶が蘇る。27年前、ビルとエディ、スタンリーは不良たちに追われたベン・ハンスコムと‟荒れ地”で初めて会った。ベンは後に建築家としての才能をみせて、ビルたちが作ろうとしたダムを完成させる。そこに居場所のないベバリーが合流し、彼女の家で起こった怪異、洗面台からあふれ出た血のりをみんなで掃除するのだったいよいよ、怪死を遂げたスタンリーを除き、かつて...

  • 『空母いぶき』 第5巻・第6巻 かわぐちかいじ

    今年の花粉症はひのきものってきた……第5巻。早期警戒機を撃墜された中国海軍は、空母「広東」から艦載機15機を出撃させ、空母いぶきに迫る。秋津艦長は、艦載機の動きを「次の早期警戒機が来るまでの牽制」と看破し、自軍のパイロットたちに自制させるその一方で、秋津は上陸作戦を邪魔する敵の駆逐艦に対して、イージス艦「ちょうかい」へミサイルではなく、危険な艦砲射撃による無力化を求めるのだった空の戦いから、対艦ミサ...

  • 『革命とサブカル』 安彦良和

    連合赤軍は何を終わらせたのか。革命からサブカルの時代の移り変わりを当事者たちが問うファーストガンダムの作画監督、歴史物の漫画家として知られる安彦良和が、弘前大学で学生運動に関わった人々と過去と現在を語り合う対談集60年代で派手に燃え盛り、72年の「連合赤軍事件」で下火になっていく学生運動の実態が赤裸々に語られている安彦良和は弘前大学において全共闘運動にのめり込み、リーダーとして弘前大学本部(取り壊...

  • 【京都人による京都観光】醍醐寺

    桜の季節が終わりそうなので、慌てて観に行った醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山で創建は874年「醍醐」とは、仏の教えにたとえられる乳製品(バター、ヨーグルト?)の意味で、開山のときに山頂付近を「醍醐山」と名付けられた平安後期に醍醐天皇の祈願寺となり、そのあとの朱雀、村上帝と三代の天皇の帰依を受けて、山麓「下醍醐」にも広大な伽藍が建てられて殷賑を極めた。その後も、白河上皇や源氏、室町には足利尊氏が帰依し...

  • 『東京の「地霊」』 鈴木博之

    地霊はあるやなしや移り変わり続ける東京に「地霊」はあるのか。その創成期から東京の歴史を紐解く論考というよりエッセイぽい感じだった初出は1989年。中曽根政権から活発になった東京再開発の80年代を受けて、縦の歴史で東京の名所を振り返っていく「地霊」とは、ラテン語「ゲニウス・ロキ」の対訳であり、土地の精霊、守護霊を意味する。転じて、土地に結び付いた連想性(伝統?)、可能性といった概念らしい著者の意図と...

  • 『葬送のフリーレン』 第3巻・第4巻

    バトル物に発展するかの瀬戸際第3巻。北側諸国グラナト伯爵領で足止めされたフリーレン一行は、魔族の使者に出くわす。魔法で狙撃しようとしたフリーレンは捕らえられるが、魔族の刺客を返り討ちにし、街の郊外で魔族の首領‟断頭台のアウラ”に対峙する。弟子のフェルンやヘタレ戦士シュタルクも、アウラの部下たちと対決するバトル物になると思いきや、中心になるのはやはり過去の回想!フリーレンの師匠フランメは人間の魔術師で...

  • 『IT』 第1巻 スティーヴン・キング

    分厚い4冊のシリーズ…1957年、メイン州デリー。大雨の日にビル・デンブロウの弟、ジョージは兄に作ってもらった紙の船を追いかけていた。雨水が流れ落ちる溝で、謎の怪死を遂げる。そして、1984年、再びデリーの街に不穏な事件が続く。ホラー作家となっていたビルは、旧友マイク・ハンロンから27年越しの惨劇が始まったと聞き、デリーへ帰路につく2部作の映画になったスティーヴン・キングの長編ホラー新旧の映画では...

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