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silkyjones
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2008/04/22

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  • ロニーの痙攣

    98年の初夏のある朝、レオに去勢手術を受けさせる日でした。 「ちょっと来て、ロニーが、ロニーが!」 という、うちの奥さんの狼狽した声で起こされました。 慌てて行ってみると、不思議そうに見守るレオと、 身体を横たえ、四肢を突っ張らせて痙攣している、 ロニーの姿がありました。 「ロニー!ロニー!」 名前を呼んでも反応せず、痙攣したままでした。 しばらくしてやっと痙攣がおさまると、 「僕どうしたの?何があったの?」 とでもいうような不安そうな声でロニーが鳴きました。 最初は何があったのか僕達にもわからず、レオとロニーがじゃれていて、 噛み付きどころか、打ち..

  • W麻巻きタワー

    ネコは木に登ったりするのが好きなので、 市販されているネコ用のアスレチックを買うことにしました。 よくある、支柱に麻縄を巻いてあるようなヤツです。 意外と高価なのでビックリしましたが、 清水の舞台から飛び降りるつもりで(笑)、通販で購入しました。 アスレチックが届き、組み立てている時から レオもロニーも興味津々です。 組み立て終わると、レオは軽々と上り下りして、 付属のネズミのオモチャで遊んでいます。 そしてすぐにそのネズミがぶら下がっているタコ糸を切ってしまいました。 レオはそのオモチャがとても好きで、しょっち..

  • 続・思い起こせば・・・

    小学校5年生の夏頃から熱帯魚を飼い始めました。 小学校に入るか入らないかぐらいの時に写真で見た、 シルバーシャークという熱帯魚がどうしても飼いたかったのですが、 飼育器具や、熱帯魚そのものが高価だったこともあり、 それまで飼育する機会に恵まれませんでした。 しかし、熱帯魚を飼っていた親戚に飼育器具一式を 譲ってもらったのをきっかけに、そこからドップリと、 熱帯魚にハマりました。 今でこそホームセンターの熱帯魚コーナーでも250円前後で売られている シルバーシャークですが、当時は輸入が殆どなく、 実物をショップで見ることすらできませんでした。 結局、初めて飼った..

  • 思い起こせば・・・

    生まれて、気がついたら生き物が好きでした。 テレビも、「野生の王国」や「生きものバンザイ」など、それ系のものは 全て欠かさず見ていました。 5歳か6歳ぐらいの時に買ってもらった学習図鑑も、 生き物系の巻だけは、もう、ボロッボロになるまで読みました。 一番最初に何を飼ったのかは憶えていませんが、 昆虫では、カブトムシ、クワガタムシ、カマキリ、バッタ、コオロギ、 アリ、オケラ、キリギリス、セミなど、どれだけ飼ったかわかりません。 ちなみに、ネコだけは「飼う」という感覚ではありませんでした。 昔、うちの近所では、5のつく日と月末には夜店があって、 カブトムシやクワガタ、キ..

  • メインクーンとノルウェジアン

    ロニーの眼の色はまだグレーがかっていて、 今のようなグリーンゴールドになるとは思えませんでした。 レオがわりと表情豊かだったせいもあって、 ロニーはいつも、眼をキョトンとさせているように見え、 ボーっとしているように感じました(笑)。 でもまあ、普通に遊んでいるので大丈夫だろうと思いました。 最初、本で見ていただけの頃はメインクーンとノルウェジアンの区別も なかなかつきませんでしたが、 実際、一緒に暮らしてみると、違いがはっきりわかるようになりました。 けっこう本に書かれているとおりだったりして、 「おぉ〜、書いてあるとおりやわ。」..

  • ロニー

    翌日、朝からそわそわしているうちの奥さんを乗せて、 僕もそわそわしながら、Aさんのところへ車を走らせました。 2週間ぶりに見るそのコは、一回りほど大きくなっていました。 Aさんから、いろいろ説明をうかがい、 今食べているフードを少しいただき、 そのコを車に乗せて帰ろうとした時、 ママのレイラも、玄関まで見送りに来ました。 「そのコをよろしく。」 と言っているかのようでした。 初めてママから離され、いきなり車に乗せられたそのコは、 家につくまでずっと不安そうな声をあげていました。 約1時間後、レオの待..

  • 束の間の一人っ子、レオ

    レオがうちに来てまもなく、ウンチに条虫がいるのを発見し、 ワクチン接種も兼ねて、病院に連れて行きました。 念のため、血液検査もしてもらいました。 後日、検査の結果がFAXで送られてきました。 特に異状はありませんでしたが、 コロナウイルスの抗体価が少し高めでした。 コロナウイルスに対して、僕もうちの奥さんも、 かなり過敏になっていて、一瞬目を疑いましたが、 電話で先生から、この検査では、腸コロナウイルスと 腹膜炎コロナウイルスの区別はつかないので、 抗体価が高いからといって、必ずしもFIPを発症するとは限..

  • ノルウェジアンの子ネコたち

    レオがうちにやって来た次の日は、 Aさんというブリーダーさんのところへ、子ネコを見に行く約束をしていました。 周囲にたくさん自然が残った、静かな住宅地にそのお宅はありました。 ブリーダーといっても、それを生業とされているわけではなく、 キャットショーでチャンピオンになった『レイラ』と、 グランドチャンピオンになった『ルーク』というノルウェジアンの 夫婦の子供が生まれた時に、ペットショップを通じて 子ネコを譲っている、という方でした。 部屋に通していただき、 「ここで寝てると思うわ。」 と言いながらAさんが和室..

  • レオ

    そのMさんという店員さんが、 僕達2人の顔を見るなり、 「歌舞伎役者みたいな顔したコが来たのよ〜!」 と言いながら指差したケージの中に、 本当に歌舞伎役者の「くまどり」のような模様が顔に入った、 メインクーンがいました。 毛吹きがあまりよくなかったのできゃしゃに見え、 俳優の、大泉滉(故人)にちょっと似てるなと思いました(笑)。 Mさんがそのメインクーンをケージから出して、 僕に抱っこさせました。 ブラウンマッカレルタビー&ホワイトで、 きれいなハチワレの入ったメインクーンは、 僕の肩に乗って、しっぽをピンと立て、 ゴキゲンな様子でし..

  • 虚ろな日々と、新しい出会い

    ルーが亡くなって何日間かは、 うちの奥さんと二人して泣いてばかりいました。 いつもルーが寝転がっていた場所、 使っていたトイレの砂に残ったルーが歩いた跡・・・。 どこを見ても涙が出ました。 本当にあれで良かったのか、 もっとしてやれたことはなかったのか、 答えの出ない自問自答が続きました。 ある日の夜、僕が17歳の時に亡くなった父親と、 ルーが夢に出てきました。 ルーはしっぽをピンと立てて、嬉しそうに父親とじゃれていました。 父親も生き物はなんでも好きだったので、 「ルーはちゃんとこっちに来たで、ワシが面倒見たるで。」 という父親からのメッセージだったのか..

  • ルーとの別れ

    8月中旬のある日、ルーが突然嘔吐しました。 元気だし、下痢もしていなかったので、 食べ過ぎたか、毛玉がうまく吐けなかったのかなと思いましたが、 念のため、病院で検査をしてもらおうと、 2日間入院させました。 ところが、退院して数日後、今度は嘔吐と、激しい下痢が始まりました。 体温も下がり、元気もなくなってぐったりしていました。 再度入院させ、3日後退院したものの、状態はよくならず、 翌朝、3度目の入院をすることになりました。 1週間後、ルーは退院しました。 下痢と嘔吐は治まっていましたが、 以前のような食欲も元気もありませんでした。 数日後、..

  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)

    病院を出て、駐車場に停めてあった車の中で、 2人して号泣しました。 「こんなに可愛いコがなんでや!!」 うちの奥さんにしてみても、 初めていっしょに暮らすことになったネコが、 いきなりもう永くないと宣告されてしまったのです。 選択肢は2つありました。 1つめはルーをペットショップに返すこと。 でもそれを選ぶと、ルーがどうなるかは、 考えなくてもわかります。 2つめの選択肢は、初めてネコと暮らすうちの奥さんには かなり酷なことはわかっています。 さんざん悩みましたが、 やはり何かの縁があってうちに来たルーを見放すことはできず、 最期までうちで暮らし..

  • ルー

    「あ、それ・・・。」 小さい穴の開いたダンボール箱を見て、 すぐにうちの奥さんは状況を飲み込んだようでした。 97年の5月21日の夜のことです。 箱を開けて中を覗き込むと、 「フ———————ッ!!!」という声とともに、 威嚇全開の子ネコの姿がありました。 生まれてから一度もネコと接したことのないうちの奥さんは おっかなびっくりです。 椅子の上に乗ったまま、足を下ろせません(笑)。 しばらくあちこち匂いを嗅ぎまわった子ネコは ようやく落ち着きました。 でもうちの奥さんはまだビビリまくっています(笑)。 名前をどうしようかと2人で考えた末、 ネコのカタ..

  • ラグドール

    うちの奥さんのおばあちゃんが住んでいた家は、 かなり古い木造平屋建てでしたが、 大阪とはいえ田舎の方だったので、庭もあり、 夫婦2人で住むには十分でした。 また、ネコに限らずいろんな生き物が好きな僕にとって、 庭にニホントカゲや、カナヘビがチョロチョロしている環境は、 まさにパラダイス!!でした。 休みの日は2人でよくペットショップ巡りをしていました。 うちの奥さんはサカナ系はあまり好きではなかったのですが、 ミドリフグは気に入ったようでした。 そこで、40cmの水槽を買って、ミドリフグを3匹飼い始めました。 気水魚を飼うのは初めてでしたが、3匹とも順調に..

  • うちの奥さん

    結婚して1年ほどは 1Rマンションに2人で住んでいました。 もちろんペット不可だったので、 何も飼えませんでした。 うちの奥さんも動物好きでしたが、 ネコはどちらかというと苦手でした。 そこで、ネコの可愛らしさを理解してもらおうと、 子ネコの写真が載った本を買ってきて、 徐々に洗脳していくという作戦にでました(笑)。 そしてついにその日はやってきました。 「ネコのごきげんがわかる本」という本の54ページに載っていた、 毛布にくるまれた子ネコの写真を見た瞬間、 うちの奥さんはネコ好きに生まれ変わりました。 撮影のためにママから離された不安げな表情と、..

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