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春日井市
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千種区
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2008/01/20

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  • もう一度

    恋人たちの時間旅行をテーマにした映画のエンドロールが流れ出した。ロマンチストの彼女は満足そうにお腹をさすりながら、案の定あなただったらいつに戻りたいかと尋ねてきた。ペシミストの僕は素直に答えた。そうだな、出会った頃かな。うん、忘れもしない9

  • 遅延好意

    こういうの早世って言うんだろ。神様もせっかちだよな。今さらだけどもう少しおまえの言うことを聞いて酒とタバコを減らすんだったよ。若い頃は色々なとこに行ったよな。待ち合わせもよくすっぽかした。今度は俺が待つ番だ。時間はたっぷりあるからとことん遅

  • 終止夫

    目の前で起きた出来事をアプリで文章化すると小説を書く練習になるらしい。いいアイデアが浮かんだので早速試してみることにした。しかし書き続けるにつれこの小説は完結しないことに気づいた。妻の殺害容疑で手錠をはめられるところまでは、臨場感があって我

  • 天地無用

    寒い町に住む祖父のもとに最愛の孫から手編みのセーターが送られてきた。電話で着心地を孫に聞かれ嬉しそうに答えた祖父だったが、どうも塩梅がよくない。すててこと腹巻をくっつけるとはいやはや変わっておる。それにいくら冷えるといっても真ん中にこんなに

  • FRIEND

    「いつ彼女と別れたんだよ」「先週の金曜日」「なんでまた」「友達でいたいんだと」「おまえマジだったもんな」「もうやってらんねえ」「変な気起こすなよ、ジェイソン」friend には fri と end がある─

  • FRIEND

    「いつ彼女と別れたんだよ」「先週の金曜日」「なんでまた」「友達でいたいんだと」「おまえマジだったもんな」「もうやってらんねえ」「変な気起こすなよ、ジェイソン」 friend には fri と end がある─

  • 風の中の二人

    温泉&スパ施設の駐車場から出てきた軽自動車には二人の老女が乗っていた。この暑い中、窓を全開にしている。「エアコン入れないの」「お風呂上がりにはこれがいいのよ」何気なく見送るとリアには初心者マークが。ふと テルマ&ルイーズ を

  • Daydream

    僕はスタートラインに立っていた100メートル決勝の4コースだ左にカール・ルイス右にベン・ジョンソンアサファ・パウエルの顔も見えるだよなnothing in possible なんちゃって そういえば一人足りないなやがて僕の名前がア

  • SHOWER(2008)

    「よかったら、使う?」僕はコンビニのゴミ置き場の横で雨を拭っていた彼女に傘を差し出したそれが二人のきっかけだっただれかと付き合いたかったわけでもなくドライブに誘いたかったわけでもなくただ、なんとなく僕はその日から彼女を車で迎えに行くようにな

  • 家出可、散歩可、介護不可

    いつもは鍵が掛かっている玄関のドアの鍵が開いていた。掛け忘れか、帰ってきた息子がそのままにしていたか。どっちにしろ焦ったことには変わりない。玄関に息子の靴はない。考えられるのは掛け忘れだ。だがそれがあり得ないことはすぐわかった。夫にプレゼ

  • 可愛い代筆

    娘の一生という日記の続きを孫に任せることにした。

  • 君の今は

    老舗の探偵事務所にはセピア色した写真の持ち込みが多いらしい。

  • believe

    俺のこと信じてくれって言うんだけどなんか嘘っぽいんだよなあいつの話。believeにはlieがある─

  • ビギナーズ・ブラック

    停止線まであと少しというところで半ば強引に一台の車が割り込む。 月明かりに照らされ、怪しく黒光りする国産高級車。 トランクの凹み、無数のかすり傷、運転手はまだ青二才か。 ブレーキペダルを踏む足に緊張が走ったその

  • 傾いた傘と濡れた肩

     相合傘が先か、口喧嘩が先か。顔は怒っているのに肩は密着という矛盾。謝る気もないし、濡れる気もない。 突然傘を持たされ走り出した後姿はTシャツの右肩だけへばりついている。 ようやく雨が上がった。最近の雨は傘を差

  • モノクロムな夜

    職場の飲み会の帰り道、その違和感は始まった。店を出た後から不穏な空気が夜風に混ざっている。酔いのせいではなくはっきりと背中越しに感じた。まさか、ストーカー?帰路を離れ、別の道を5分ほど疾走した。気が付くと商店街にある店の前に戻っていた。人通

  • 赤いワンピース(2011)

    勤務先のショッピングモールでは、昨夏まで業者に一括で委託していた縁日イベントがコスト削減を理由に全て社内で調達することが通達された。 みたらし、綿菓子、水風船、輪投げなどがある中、一番面倒な金魚すくいの担当になった。ペットショップでなるべ

  • Home Boy (2009)

    築20年の格安優良中古住宅─それは不動産屋に紹介された一戸建てだった。場所や間取りはもちろん、立地条件も良好。近くには様々な施設が充実していて生活にも好都合だ。だが、何といっても破格ともいえる売値には驚いた。「どうしてこんなに安いんですか」

  • スマイリスト(2008)

    被写体は二十歳前後のモデル。 ファインダー越しの彼女たちはこの世の美を独り占めしたかのように、跳ね、おどけ、はにかみ、そして笑う。その二度と訪れない一瞬の表情を逃さずシャッターを切るのが私の仕事。 スタジオに張り詰める心地よい緊張感がクラ

  • 最後の心

    浮浪者が公園のベンチで凍えていると、革手袋をした紳士が何か温かいものをと硬貨を握らせた。翌朝同じ公園の木に紳士が首に紐を掛けて眠っているところが見つかった。身なりとは裏腹に懐にあったのは空の財布だけだった

  • 【人生はいつも計算外 01】

      お見合いを週末に控え、トホホの解雇通告。職業を訊かれたらこんな嘘で笑いを取るさ。  リストラ+ お相手────────ストーリーテラー(すとおりいてらあ)

  • LITTLE CHASER

     微かな気配に振り返ると子犬が後を付けていた。夜も遅く仕方なく家に連れて帰ることにした。一晩だけだぞ、今SNSで拡散してやるからな。翌朝飼い主が引き取りに来た。初対面だった。黙っててもらえます?何のことだ。礼もそこそこに子犬を抱え

  • LOST BAR

              そのバーのボトルには思い出したい記憶ごとにラベルが貼られている。夢、名誉、地位、家族─今夜も記憶の亡者たちがカウンターを

  • 林檎とポラロイド

    記憶は失くなっても心は忘れていない。   

  • SCRACTH

              気になる人がいた。気持ちを伝えようか迷っていると妻子の存在を小耳にはさんだ。おかげで痛手を負わずにすんだ。切られても、刺

  • ENCOLE

               またあの喝采を─女優の復帰を願うファンレターが今日も届いた。厳しい世界で苦楽を共にしてきた付き人も同じ思いで

  • Squall

             コンビニで立ち読みをしていると突然の土砂降り。傘立てに使いつぶしたビニール傘が一本だけあった。人目がないことを確かめアパートまで拝借

  • ファースト・ビター

                「ママはブラックだったよね」オープンカフェで娘が運んできたトレイには同じ二つのペーパーカップが乗

  • 海の上のバルコニー(2010)

    儚いものはいつも夢の中にある。 

  • 砂と霧の家(2003)

    心の住処だけは失いたくなかった。 

  • 7月によくある話

      「あら、また来たの」「何か物足りなくてね」「招かざる客なんですけど」「つれないな。長い付き合いだろ」「次の予約が入ってるし」「また、あいつか」「滅茶苦茶なところもあるけど、いつまでもうじうじしているよりましよ」「悪か

  • ヴァラエティ/奥田英朗(2016)

     ヴァリエーション豊富ラッキーなSS付きエキサイティングな展開ティーンにもオススメインバクトある装丁 

  • 最高の人生のつくり方(2014)

     幸せは一人では見つけられない。 

  • ストックホルムでワルツを(2014)

               ママにはママのジャズがある。 

  • Rain & Pain

      真夜中の雨ほど無慈悲なものはない。別れ話をする夜に誰が傘の準備をするというのか。 そういう時に限って雨足は強くなり途中仕方なくビニール傘を求めコンビニに駆け込む。 若い店員がずぶ濡れの姿を見てああ

  • 砂浜に坐り込んだ船/池澤夏樹(2015)

     人生は第何章まであってもいい。 

  • バー・シェアリング

     行きつけのバーはよくマスターが変わる。理由を問うと逆に儲け話を聞かされた。 深い酔いから目覚めると カウンターに突っ伏していた。マスターの姿はなく 睡眠薬と空っぽのレジが見える。 そういうことか。でも苦手なん

  • やすらぎの森(2021)

     いつしか人は人の中に生きていく。 

  • トワイライト・ゾーン(2021)

     さっき見知らぬ人に地球はどこかと尋ねられた。 

  • ブルース/桜木紫乃(2014)

    暗闇を真っ直ぐに生きた。 

  • 2人めは傘

     雨やどりを理由に彼の部屋を訪ねた。突然なことにも嫌な顔ひとつしない。笑って自分の傘を差し出してくれる。足元に濡れた女物の靴が揃えてあった。

  • こころのスケッチ

     雲の切れ間から青空がのぞく潤んだ瞳に日差しがまぶしい 頬をなでていく風の心地よさ昨日の荷物は記憶の片隅に 夜空に瞬く星の輝きに忘れかけていた生きてく願いを 光をさがそう心を開いて過ぎていく季節はもう

  • BAR ヒトシズク

    お客様、こぼれていますよ。ごめんなさい、もう私ったら。いえ、グラスではなく。マスターはそっとハンカチを差し出した。

  • 気になる街角

     その人は街角で所在無げに立っていた。誰かを待つ風でもなく何かを探している風でもなくただぽつねんと佇んでいた。声を掛けようとすると背後から声がした。どうしたんですか、ボーっと立ち尽くして。

  • 「0分が嫌いな男」

    男はいつも待ち合わせに15分遅れてくる。優しい女は気を使って「私も今来たところ」と嘘をついていた。程なく男から別れを告げられたが理由を言わなかった。ただ、「一度も時間を守らない女」と言いふらしていたらしい。

  • あなたがいる場所/沢木耕太郎(2011)

    らしからぬ優しさを初めて知った。 

  • ある不幸な男(2018)

     不幸が悪いわけではない。 

  • やっぱり契約破棄していいですか(2018)

    殺し屋は 血と涙を 使い分け 

  • 婚活探偵/大門剛明(2017)

    ハードボイルド男に永遠の愛を─ 男はタフでなくても生きていけるが、優しくなければモテる資格がない。 

  • 無邪気な旅立ち

  • 遠距離恋愛

  • CONTINU コンティニュー(2021)

     死に続けろ、生きるために。 

  • 雪沼とその周辺/堀江敏幸(2007)

     その町のことは作者と読者しか知らない。 

  • 誘惑の香り/藤堂志津子ほか(1992)

     No fragrance, no life. 〜漂い続ける残り香たち〜 

  • 頬をつたう涙/常盤新平(1989)

    不覚にも落としたひとすじの想い。  

  • ペンションメッツア(2021)

     心の羽根を休めに来ました。 

  • ワン・モア・ライフ(2019)

    あわてるな 運命は急に 変わらない 

  • 異例事態

  • 四輪手動

  • 昨日スケッチ/伊集院静(1999)

    最後の一枚は君の後姿を描いた。

  • 恋愛会話/鎌田敏夫(1996)

    「好き」より(好き)でいてほしい。

  • 夜の凹み本/藤原ようこ(2008)

    ことばのショーウィンドウ。 

  • 最果てアーケード/小川洋子(2012)

    白い羽根はありますか。

  • 最果てアーケード/小川洋子(2012)

    白い羽根はありますか。

  • 二つの道と二人がいなくなった駐車場

    俺は北に行くよ。私は南に帰るわ。また1枚撮るのか。そうね最後の1枚。

  • リバース・湊かなえ(2015)

    青春の大人版は残酷すぎる。

  • 二人めは傘

    雨やどりを理由に彼の部屋を訪ねた。 突然なことにも嫌な顔ひとつしない。 笑って自分の傘を差し出してくれる。 足下に濡れた女物の靴が揃えてある。

  • 25セントの男

    春に出会った男は夏に別れた。 夏に出会った男は秋に別れた。 秋に出会った男は冬に別れた。 冬に出会った男は春に別れる気がする。

  • 43年後のアイ・ラブ・ユー

    君にだけはこの嘘に気づいてほしい。 

  • 六本木を1ダース/大沢在昌(1995)

    眠れない街に愛の死体がまた一つ。 

  • コンマゼロの旋律

    殺し屋の一騎打ち 照準を定めた刹那 一瞬きの閃光一閃 砕けた凶弾が舞う

  • グローリー 消えた腕時計(2019)

    男は左手首の虚無感に耐えられなかった。

  • 人生写真館の奇跡/柊サナカ(2019)

    あの日に戻って最後の一枚を撮りに行きませんか。 

  • べっぴんの町(1989)

    この町ではべっぴんと探偵は最悪のカップルだという。

  • 噓は罪/連城三紀彦(2006)

    好きな人にはたくさんついた。 

  • 追憶映画館(2020)/伴一彦

    ♪いつか君と行った映画がまた来る〜 

  • ディナーラッシュ(2001)

     オーダーは戦いの狼煙だ。 

  • おとなの事情 スマホをのぞいたら(2012)

    これにはちょっと情事があって。 

  • 秋日和/赤瀬川隼(2003)

    あの素晴らしい恋をもう一度。 

  • リトルシングス(2021)

     最後まで些細なことに拘ったのは誰だ。 

  • 風物語/森瑤子(1984)

    最後の風が一番やさしかった。

  • 誰のせいでもない(2015)

     心は癒せても傷跡は消えない。

  • つむじ風食堂の夜/吉田篤弘(2005)

    また来ようと頁を閉じた。

  • SWEET MEMORIES/松田聖子(1983)

     酸いも甘いも時が過ぎれば微笑ましい。 

  • 俺はその夜多くのことを学んだ/三谷幸喜(1999)

     呼出音と胸の鼓動がいつまでもシンクロしていた。 

  • 天国から来たチャンピオン(1978)

    天使のミスが夢を叶えてくれた。

  • 夏のクラクション/稲垣潤一(1983)

    車を降りた君に僕はホーンを4回鳴らした。

  • ガラス越しに消えた夏/鈴木雅之(1986)

    出会った瞬間も別れた後も君はいつも大人だった。

  • タンポポの雪が降ってた/香納諒一(2001)

    置き去りにした心はまだ震えている。

  • 海が見える家/原田みずき(2017)

    亡き父が 海に遺した 道しるべ。

  • バー・スクウェアの邂逅/福田和代(2016)

    眠らない一匹狼たちが屯する。

  • ブルース/桜木紫乃(2014)

    暗闇を真っ直ぐ生きる。

  • タイムリミット 見知らぬ影(2018)

    交渉一つが二転三転四面楚歌。

  • 水曜の朝、午前三時/蓮見圭一(2005)

    恋の痛みは切ない。愛の傷は治らない。

  • とりつくしま/東直子(2011)

    生まれ変わったら赤ん坊になりたい。

  • Bad City/SHOGUN(1979)

    青い空より暗い街に憧れた。

  • Seventh Avenue South/南佳孝(1982)

    初めてのBARは朝まで眠った。

  • 殺し屋シュウ/野沢尚

    血も涙もあった。

  • You're only lonely./J.D.SOUTHER(1979)

    40年前初めて買った海外アーチストのレコードはレジェンドのターニングポイントだった。When the world is ready to fall on your little shouldersAnd, when you're feeli

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