「生活・現実というものは、あくまでも大地に足をつけていなければならない辛くともたゆまず、大地にガッチリ足をつけながら一歩一歩、努力をお願いしたい名声とか人気、人々の評価などに基準を求める自分がどこに所属し、何を所有しているかによって自分の価値を推し量るそして、他人と比べては一喜一憂する…そうした虚栄の波間を漂う、はかない根無し草のような生き方があまりに多くなってしまった悪戯に人目を気にし、世間の風潮に流され揺れ動く人生ははかない愚かであり、不幸である君たちは一生涯“いかなる自身であるのか”という問いを手放してはならないそして今は、自分自身の精神の“根”を、人知れずじっくりと張っていただきたい長く激しいこれらの精神闘争にあって、何ものにも翻弄されず、何ものにも侵されぬ確固たる自分輝く“本物”としての自身をつ...備忘録子供たちに向けたルネ・ユイグの言葉