山の天気は変わりやすい。

昨日、コウコウが怪我をした。と言っても小指の先を紙の端でちょこっと切ってしまっただけだが。ただ結構スパッといったので血がたらーっとたれて、コウコウ的にはものすごい大怪我をした気分らしい。「いーたーいーっ！いーたーいーーっ！！」大騒ぎしてたので、ポケモンの絆創膏を貼ってやったらやっと落ち着いたのだが、今日の夕飯でギョーザを食べていたら、油でするっととれてしまった。「あああーっ！いーたーいーっ！ぺったんして！ぺったんしーてーっ！！」「ああー、もうお風呂だから、あがってから貼ろうね。」「いーやーっ！！ぺったんしーてーっ！！！」もともとのへの字口をさらにもんのすごいへの字口にして怒り泣きしてたんで、どーせ風呂で剥がれちゃうのにと思いながらも貼ってやった。「さて、お風呂いこう」「あわわしゅるー」今日は先に自分を洗ってから...山の天気は変わりやすい。

右折の呪い。

今日は雨だったので車でスーパーに行くことにした。「お買い物いくよー」「いくー！」雨で退屈していたケン坊コウコウ(共に2歳)、大喜びである。車に乗り込みいざ出発したのだが「あ～、ガソリン入れないと」ずっと入れなきゃと気になってはいたのだが、数ヶ月前に中古車を買ってもらうまでズーッとペーパードライバーだったのでガソリンスタンドに行く勇気がなかったのだ。「よし！ガソリンスタンドに行くぞ！」「お買い物は～？」「ガソリン入れてからね」いつも行くスーパーは交差点を左折して国道にでて100mほど走ったところをまた左折した所にあるのだが、ガソリンスタンドは交差点で国道を渡った所にある。信号が青になったところで片道三車線の国道を心臓をバクバクさせながら渡り、なんとかたどり着くことができた。「ガソリン満タンでおねがいします」「ハイ...右折の呪い。

飛行機よありがとう。

昨日のことである。「ゴミぽいぽいしてくるから、お利口しててね」ケン坊コウコウ(共に2歳)が朝ごはんを食べている間にゴミ捨てに行ってきた。ついでに自動販売機でコーンスープを買って帰ったのだが「ただいまー」家に帰ってリビングに入ると、コウコウがダイニングからズザアァァァッとスライディングしてテレビの前に座り、ニヤリと笑った。「ど、どうしたのコウコウ？」「へへへへへっ」なんだかあやしい。まだダイニングで朝ごはんを食べているケン坊の方に目をやると、ケン坊と目が合った。「あ～、おかあしゃん、あ～、たったんねえ、きのうポッキーたべたかなあ？」「ポッキー？食べてないよ」「あ～、たべてない～？あ～しょうか、たべてないか、あ～、おかあしゃん」すっごいあやしい。ケン坊をよく見ると、口元がテラテラ光ってる。「ちょっとケン坊、アンタな...飛行機よありがとう。

ケン坊コウコウの冒険。

日曜日のこと。久しぶりに半休でお父さんが家にいた。家族みんなでお出かけしたいとこだが、ヤン坊(13歳)がサッカー部の練習試合でいない。ちなみに同じサッカー部のマー坊(13歳)はレギュラーなので、午後の公式戦から参加らしい。「同じ部活なのに集合時間が違うんだね」「まあ、オレとあいつ(ヤン坊)は格が違うからね！」なんだかなあ。そんなわけで「よし、じゃあケン坊、コウコウ、電車乗りに行くか？」「いくー！！」お父さんがケン坊コウコウ(共に2歳)を遊びに連れて行ってくれた。久しぶりにター坊(七ヶ月)とゆっくりお昼寝し、買い物に行ったりマー坊にお昼作ったりしてたらお父さんからのメールが。『新幹線見にきたよ』新幹線の前で笑顔のケン坊とアクビしてるコウコウの写真が添付されている。あらー、大好きな新幹線見にいったんだ。そりゃ大喜び...ケン坊コウコウの冒険。

ムシューダ。

ヤン坊マー坊(共に13歳)は学年末テストの真っ最中である。なのでお弁当はナシ。お昼時、みんなで牛丼を食べていると「今、だれか屁したべ」ヤン坊が眉をひそめて言った。「ほんと？」「うん。ぷぅ～って聞こえた」と言うのだが、6人でしゃべりながら食べていたので全然きこえなかった。「だれだよ」「・・・」ヤン坊の隣でマー坊がニヤリと笑った。「うわっ！やっぱテメーかよ！」「おう、おれだ！」そう言って、テーブルの下に顔を入れてニオイをかぐマー坊「すげえ！ニオイがしねえ！無臭だ！！」なに感動してんだよオマエは。「スゲー！でもなんかそんな気がしてたんだよね。におわない気が」普段はお父さん曰く「腹の中が腐ってる」ほどの悪臭放つオナラをするマー坊にしては珍しく、実害のないオナラであったことよ。しかし男の子ばかり5人ともなると、悪臭の元は...ムシューダ。

チン事件

中学の同級生にI君という男の子がいた。野球部のエースだった彼には当時3歳の妹がいた。そんな彼の一番の楽しみはお弁当。昼休みになるといつもウキウキしながらお弁当箱を開けるI君。その日も彼は「今日のお弁当はなにかなー？」鼻歌まじりに二段式弁当箱のふたを開けたのだが、そこに入っていたのは白米のみ。「ぶ、なんだよ母ちゃん、ふりかけぐらい入れろよな～、まあいいや、おかずはなにかなー？」白米オンリーの一段目にめげず、二段目のおかずを楽しみにふたを開けるI君。しかしそこに入っていたのはキャベツの千切りのみ。「ちくしょう！母ちゃんまた寝坊しやがったな！」弁当入れの袋を床に叩きつけたI君の姿はまこと印象的であった。そんなわけで寝坊した。ター坊(七ヶ月)の夜泣きと、その泣き声で起きてしまうケン坊(2歳)。あんなにうるさいのにグーグ...チン事件

こだわりのケーキ。

今日はバレンタインなので、先日の約束通り、チョコケーキをかってきた。夕飯の配膳をしながら「今日は食後に良いものがあるから、軽めにしておくよ」と言ったところ「なに？」ポカーンとするマー坊(13歳）あれだけケーキ食いたいって騒いでたのにもう忘れてる。ニワトリかおまえは。「チョコケーキだよ」大きい声で言うとケン坊コウコウ(共に2歳)に聞こえてしまってご飯を食べなくなってしまうので小声で教えたところ。「ぃやった！まじで！！」小躍りして喜んでいた。ご飯を食べ終わると「例のブツは？」ヤン坊(13歳)893になってしまったでござるの巻。まあ、そんなわけでケーキ入刀。切り分けやすいようにバトン型のケーキにした。イチゴが四ヶ所に乗っていてちょうど良い。ヤン坊マー坊にちょっと大きめにして四つに切り分けたところ「オマエの方が大きくね...こだわりのケーキ。

世紀の大発見 黄金の珠

※下世話な話なので苦手な方は読まないでください。今日のお風呂タイムにター坊(七ヶ月)はあるものを発見した。ユラーっと湯船に浮かびながら、ふとオマタに目をやるター坊。おもむろに手を伸ばす。もにもにっ。「あ～う～」そう。彼は今日、自分のチムチムを発見したのだった。そういえばコウコウ(2歳)が自分のチムチムを発見したのもやはり七ヶ月頃のことだった。同じように湯船に浮かび、手を伸ばしてもにもにっ。あ、これ、おれの一部じゃん、みたいな。ケン坊(2歳)はこの二人に比べると発見がだいぶ遅く、四つん這いですたすたハイハイをしている頃、そう、十ヶ月頃だっただろうか。しかも彼が最初に発見したものは自分のものではなかった。お風呂上り、裸ん坊でゴロゴロしているコウコウの隣をハイハイで通り過ぎる時に彼は発見したのだ。コウコウのチムチムを...世紀の大発見黄金の珠

なにはともあれ新幹線

今日はおじいちゃんとおばあちゃん(わたしの父と母)が遊びにきた。ケン坊コウコウ(共に2歳)とター坊(七ヶ月)の予防接種があるので、手伝いに来てもらったのだ。朝から「おばあちゃん、くるの？」大好きなおじいちゃんおばあちゃんが来るので大はしゃぎのケン坊コウコウ。ケン坊は待ちきれず、若干不機嫌になった頃にようやく到着。楽しみなことがあると待ちきれず不機嫌になってしまうあたり、数年前のヤン坊にそっくりである。しかし今日は楽しいことばかりではない。このあとチックン(注射)があるのだ。「みんなでいくのぉ～？」「たくし～？」行くときはノリノリであったが、診察室に入り、全てを察したケン坊「いやあああー！うわあああああん！」ギャン泣きであった。しかしそれを見ていたコウコウはけっこう肝がすわっていて、いやがる事無くおとなしくチック...なにはともあれ新幹線

ケーキが肝である。

先日、誕生日でした。わたしの。うちはわたし以外、みんなの誕生日が6月7月に集中しているので、忘れられた存在である。と思ってたらお父さんが指輪をくれました。そして昨日。みんなでテレビをボケーっと見ていたら、バレンタインに向けたチョコレートのCMがバンバンながれてる。「あー、もうバレンタインか～」2月も中盤か～早いな～、とか考えていたところ「あれっ？！誕生日は？」ヤン坊(13歳)が突然思い出したように叫んだ。「あ～、2月って覚えててくれたんだ。もう過ぎちゃったんだよ。」「そっか～、お父さん忘れてたべ」「いんや、覚えてたよ」これを聞いたマー坊(13歳)「まじで？？もうケーキ食っちゃった？？」「けーき？」甘いもの大好きケン坊(2歳)とコウコウ(2歳)の目がキラーンと光る。まあ、なんつーか誕生日は祝うものってよりケーキを...ケーキが肝である。