2010年8月
<第320話> 第7章 大学院受験編Ⅰ ~新しいエピローグ(5)~
「うーす。」「おいす。」講義を終えて学食へやってきた僕は、いつもの席へと向かった。そこにはサークルの同期や後輩たちが何人か先に来ていて、めいめいに食事をしてい…
<第319話> 第7章 大学院受験編Ⅰ ~新しいエピローグ(4)~
「どういうことです??」僕は、櫻井の話が飲み込めなかった。「いや、実は・・・。」櫻井によれば、奥野はこれまで外泊といった類のことはしていなかったらしい。という…
<第318話> 第7章 大学院受験編Ⅰ ~新しいエピローグ(3)~
「新宿南署・・・?刑事さん・・・ですか?」あまりに唐突な訪問に、僕は動揺を隠せなかった。警察が僕に何の用だろうか。身に覚えがあるはずもないが、警察の人と会話を…
<第317話> 第7章 大学院受験編Ⅰ ~新しいエピローグ(2)~
まだ春の陽気が訪れたばかりの頃。僕は、大学の中庭のベンチに腰掛けていた。スプリングコートのポケットから文庫本を取り出し、ぼんやりと本を読んで過ごしていた。サー…
<第316話> 第7章 大学院受験編Ⅰ ~新しいエピローグ(1)~
東京の街は夜眠ることがない。そんなことをよく聞いた。田舎にいた頃は、東京はあこがれる街でもあり、怖い街でもあった。だが、僕が住むことになった街は、夜にはしっか…
2010年8月
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