赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)
よく歩く道沿いに郵便ポストがあり、その後ろの庭木に毎年赤い実がなる。横に張り出した枝に小さな実をびっしりと付ける。名前は良く分からないが、クロガネモチだろうか。その道を行くと坂の下り始めの所にシャリンバイがある。春と秋の2回花をつけるが、花は終わっているように見えた。さきほどの赤い実と違い、粉を吹いて白っぽく見える。その実があちこちに、小さな塊になっている。花は終わったと思ったが、脇のほうに1輪だけ咲いていた。その緩い坂を更に下ると、龍池弁天の向かい当りにミカンが生っていた。枝は歩道の上に延び、そこに多くの実が付いている。坂は台地の端に沿っているので、左手の崖上に家が並ぶ。その庭の木なので、ミカンは丁度手の届かない所にある。その内ミカンが落ちるだろうが、いつ落ちるのか気にしながら坂道を下る。赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)
2021/11/30 07:56