国道16号線の交差点側に無人販売所がある。その中にトウモロコシが2段ほどに積まれていた。右手の黒板には、チョークでとうもろこしの値段が書いてある。下の段には白い発泡スチロールの箱があり、「お気軽に開けて見てください」と書いてあったが、余りの暑さに遠慮した。7月の始だったが、もうトウモロコシの季節になっていた。ようやく今日、関東も梅雨明けしそうだ。箱の中トウモロコシが2段積み(国道16号近く)
赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)
よく歩く道沿いに郵便ポストがあり、その後ろの庭木に毎年赤い実がなる。横に張り出した枝に小さな実をびっしりと付ける。名前は良く分からないが、クロガネモチだろうか。その道を行くと坂の下り始めの所にシャリンバイがある。春と秋の2回花をつけるが、花は終わっているように見えた。さきほどの赤い実と違い、粉を吹いて白っぽく見える。その実があちこちに、小さな塊になっている。花は終わったと思ったが、脇のほうに1輪だけ咲いていた。その緩い坂を更に下ると、龍池弁天の向かい当りにミカンが生っていた。枝は歩道の上に延び、そこに多くの実が付いている。坂は台地の端に沿っているので、左手の崖上に家が並ぶ。その庭の木なので、ミカンは丁度手の届かない所にある。その内ミカンが落ちるだろうが、いつ落ちるのか気にしながら坂道を下る。赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)
基礎造りコンクリートを注ぐ音/陽を浴びてヤマナシの実ぽつぽつと(新河岸川・滝下橋周辺)
新河岸川の上流を見ると、滝下橋の方で工事をしている音が聞こえた。近づいてみると、以前と同じように工事は対岸(左岸)で行われていた。河川敷へ下りるスロープは残っているが、その他は撤去され、川の流れそのままである。土手の上にはコンクリートミキサー車が2台見えた。対岸には前からある鉄の杭が並び、その上に足場が出来ていた。その傍に長いホースを柵の中に入れたコンクリートポンプ車があった。先ほどから聞こえていたのは、コンクリートを流し込む音だった。静かな川面にその姿が映っている。こちら側の岸(右岸)は、古い橋を撤去したままの状態である。少し上流にオレンジの生る木がある。以前、下の河川敷へ多くの実を落していた木である。全体を枯れた蔦が覆っているが、アレチウリだろうか。多くの実を付ているが、枯れた蔦越しに見ると、蔦に生った実の...基礎造りコンクリートを注ぐ音/陽を浴びてヤマナシの実ぽつぽつと(新河岸川・滝下橋周辺)
ナツメからハクモクレンへ移り行く/春への準備土手の下にも(仙波河岸史跡公園・新河岸川)
仙波河岸史跡の入口付近から池の方を見る。左手の樹木は紅葉が始まっており、右手のナツメにはまだ実が残っている。上の方の実はしぼんで黒っぽくみえる。下の方の実はまだ赤味を残しているが、やはりしぼんででこぼこしている。その後方には、やや黄色くなった実が見える。名前は分からないが、オレンジの実が陽を浴びて輝いていた。葉の影になっている実も、そこにあるのが良く分かる。その後ろのハクモクレンでは、上の方に白い蕾のようなものが見える。下から上へ、秋から冬へさらに春へと移って行く。新河岸川へ出ると、奇麗に草刈りがされていた。土手や河川敷には薄い緑が拡がり、これだけ見ていると秋か初春か分からない。ただ空気は乾いていて、春のほんわかとした空気感とはまるで違う。ナツメからハクモクレンへ移り行く/春への準備土手の下にも(仙波河岸史跡公園・新河岸川)
園児らの声聞こえているかいないのか/アオサギにゴイサギ2羽にカモの群れ(岸町調整池)
岸町調整池脇の公園では、園児たちが遊具で遊んでいた。金網越しに池の方を見ている子もいた。愛宕神社から階段を下りようとしていたとき聞こえたのは、この子たちの声だったようだ。少し離れて池の中を見たが、動くものは何もいないように思えた。アシの前に5、6羽のカモがいたが、じっとしている。その時左手の枯れたアシの中で白いものが動いた。そこには1羽のアオサギがいた。水面には僅かに波があり、アオサギの姿をぼかしている。アオサギは羽繕いに余念がない。公園の中に入り、フェンスの上から池の中を覗く。先ほどの角度からは見えなかったが、右手のアシの上に鳥がいた。アオサギよりは小さく、カモよりは大きい。初めて見る鳥だったが、ゴイサギだろう。よく見ると、その右の方にもう1羽いた。ゴイサギは嘴を開けた。それは欠伸をしているように見えた。カモ...園児らの声聞こえているかいないのか/アオサギにゴイサギ2羽にカモの群れ(岸町調整池)
倒木の撤去されて空広し/樹々を映して深きと思ふ(仙波河岸史跡公園)
以前、仙波河岸史跡史跡公園の池には、大木が倒れ込んでいた。この日デッキから見る、すでに撤去されたようで奥まで見通せる。倒木のあった辺りを撮ると、逆光でぼうっとしているが、デッキの手摺りが壊れているのが分る。そのため、右手には仮設のフェンスが残っている。デッキの方へ行ってみると、仮設のフェンスは池の傍だけだが、手前に規制線があり近づけない。大木の根本の所は平になり、木くずや枯れ葉が覆っているように見える。ちょうどその辺りに陽が当たっていた。その左手、池に近い方にも切株が残っていた。おそらく、巻き添えを食って枝が折れていた木だろう。対岸の木は、上部の枝が切られ池の上の空が広くなっていた。別の池に行ってみると、水面は静かで周囲の樹々を映し込んでいた。高い木と空を映しているので、そこだけ見ていると深い池のように思えてし...倒木の撤去されて空広し/樹々を映して深きと思ふ(仙波河岸史跡公園)
園児たち石段上り坂を下り/階段を下り公園走る(愛宕神社・仙波河岸史跡公園)
国道16号から愛宕神社への参道脇には、まだ少しキバナコスモスが残っていた。その参道の奥、愛宕神社の境内に園児たちの姿があった。そのまま階段を下り公園の方へ行くのかと思っていたら、神社の石段を登り始めた。階段はかなり急で、下の方では少し渋滞している。そこから視線を左に向けると、ピンクの山茶花が満開になっていた。午前中なので日陰になっていたが、花は丁度見ごろだった。サザンカを撮っている間に、園児達は階段を登り終わっていた。階段の上に少し姿が見えたが、多くの園児達は社殿の廻りで遊んでいるようだった。右手には女坂があるが、全面に落葉が散っていた。しばらくすると、園児たちはこの坂を下りてきた。早い子もいれば、後れて来る子もいる。先に下りてきた子は、公園の方へ行こうとするが止られた。全員が揃ったことを確認してから、公園の方...園児たち石段上り坂を下り/階段を下り公園走る(愛宕神社・仙波河岸史跡公園)
消防の見学の子ら放水す/消防の火の見の塔はすでになし(中央消防署)
消防署の前を通りかかると、なにやら賑やかだった。いつもは静かな構内に、揃いの帽子を被った小学生の集団がいた。手前に消防車が1台出ていて、その脇に1組、その奥では別の組が放水していた。消防車の前ではほとんどの子供は座り、数人が後ろに立っている。傍には付添いの先生の姿もある。その前に署員がいて、下に置かれた器具について説明している様だった。消防車の方を見ている子もいる。別のグループは、2組に分かれて放水していた。右の消火栓からホースが延び、手前の座った署員の所で2つに分かれている。ホースの先にはそれぞれ署員がいて、子供の放水を手助けしている。水はシャッターに向け放たれていた。消防車の方を見ると、側面の扉が開き色々なものが見える。車体の右上には「高度救助隊」の文字があった。たしかに、署員の服の色はオレンジだった。建物...消防の見学の子ら放水す/消防の火の見の塔はすでになし(中央消防署)
市街地の東側にある松郷の辺りは、田んぼと畑が混在している。細い農道を挟んで、両側にミカン畑があった。北側は陽を浴びて明るいが、南側は木の影を見るので少し暗い。どの木も背は低いが多くの実を付けている。枝には大きな実が密集して生り、地面に触れそうな枝もある。ミカン畑の直ぐ隣は水田で、ひこばえが生えていた。その間に細い水路があり、道の直ぐ下は広くなっている。覗いて見ると、何か小さなものが群れで泳いでいたが、早くてよく分からない。その先は細くなるが、太陽を反射してまぶしい。田んぼの反対側から市街地の方を見る。田んぼの一部は乱れているが、ひこばえは奇麗に列をなして生えそろっている。その奥には建物の上に秩父の山並みが見えた。右手の緑は三芳野神社の森だろう。この日は風がなく、陽射しは暖かく、まさに小春日和だった。田の中のミカン畑の実は重く/ひこばえの先秩父連山(松郷)
以前、本丸御殿前で新しい道路が建設中だった。この道は10月の始めには通行できるようになっていた。喜多院の方から来て坂道を登り、本丸御殿の前へ出る。右側の電柱に「初雁公園の広場の整備」という看板があり、道は右へカーブして見えなくなっていた。御殿前の道は通行止めで、「本丸御殿専用通路」の看板がありそこから通路が出来ていた。御殿前は奇麗に舗装が剥がされ、端の通路にだけ舗装が残っていた。新しい道は右にカーブしたあと、左に大きく曲がっている。道はそのままカーブしながら球場の入口の方へ続く。道路わきの仮設のガードにもたれて、野球のユニフォームを来た人が球場の方を見ていた。手前の入口には、数人の人が立っていた。周囲の柵は奇麗な青に塗られている。その柵の向こうがわにも、多くの人の姿が見えた。その入口から中を覗くと、子供たちが試...本丸と球場の間くねくね走る新しき道(本丸御殿前)
地方庁舎跡の空地は奇麗に草刈りされていて、奥の土を盛ったところまで良く見える。何故か、左手には草を刈り残したところがある。東側には塀に沿って並木があるが、手前の木は上部が剪定されていた。その先に桜が並ぶが、その根本付近にオレンジ色の円いものが見えた。桜の根本に見えたのは、かなり太い幹を切った跡だった。東側の道路に出て見ると、道路の上に延びていた枝が全て伐られていた。この桜には、今年の春に作られたカラスの巣があった。それがどうなったか気になったが、やはり無くなっていた。枝を切る作業のついでに撤去されてしまったようだ。確か、二股に分れた横に延びた枝の上にあった。角度を変えて見ると、こちらには細い枝にまだ少し葉が残っていて、巣のあった所をぼかしている。葉がすっかり落ちた頃に、カラスの巣を撮ろうと思っていたが当てが外れ...剪定でカラスの空巣消え去りぬ(地方庁舎跡)
最初見たときは、ボタンクサギの花はまだ咲き始めだった。それから1週間後、花は満開になっていた。最初に咲いた下の方の花は萎れているが、その上の方は全て開花していた。別の茎の蕾は、全体に小さくまとまっている。さらに1週間経つと、最初の花は萎れたものが多く、均整がとれてない状態になった。一方、他の複数の茎には蕾があるが、こちらは大きく膨らんでいまにも咲きそうになっている。ちなみに、近くの十月桜は、やや下の方が寂しくなった気はするが、まだ多くの花を付けている。さらに7日後、2つの花はどう変化しているだろう。7日経ち牡丹臭木は満開に/さらに7日で蕾ふくらむ
2年ぶり小江戸川越菊まつり/コロナ対策千客万来(喜多院:11月23日まで)
午前10時ころ喜多院に着いた。昨年はコロナ禍で中止となった小江戸川越菊まつりが開催されていた。会場入口で人だかりが出来ている。コロナ対策の手の消毒と検温が行われているようだった。受付を抜けた正面には、毎年菊人形などが展示されているが、今年は三重塔だった。午前中だったので逆光になり少し見にくい。角度を変えて近くで撮った。下の方には札が掛り「北都金星」と書かれている。入口右側にはいつものように小菊盆栽作りがある。立て札には、「盆栽花壇錦秋の伊佐沼」とある。その奥、作品の下には「特別出品橋本一郎先生」と書かれプレートが置かれている。その先には2段に分けて、背の低い大輪の菊が並ぶ。上の1本仕立は「福助作り」、下の3本仕立は「ダルマ作り」と説明がある。菊の名前の他に、金紙の下に「二席」と書かれて札がついている。例年だど協...2年ぶり小江戸川越菊まつり/コロナ対策千客万来(喜多院:11月23日まで)
中院の鐘楼門脇の桜に黄色い茸があった。以前、台風直後には鮮やかな黄色だったが、今は目立たない。下から見上げると、以前と全くちがい地味な茶色になっていた。あれはやは台風の雨に濡れていたためだったのだろうか。鐘楼門を潜ってすぐ左に看板が立てられている。郷土誌「多濃武の雁」著者秋元侯家老太陽寺盛胤一族之墓とある。その奥に3基の墓石が並ぶ。ただ、肝心の太陽寺盛胤の墓はない。その3基の中、なぜか右端の墓だけ笠に苔が生えている。近づいてみると、陽を浴びて奇麗に生えそろっていた。この墓石は北側にあり、樹木に近く日陰になりやすいからだろうか?墓石から反対側にツツジの植え込みがあるが、そこに1輪だけ白い花が咲いていた。以前咲いていた赤いツツジはほとんど散り、訪れる人の姿もほとんどなかった。鐘楼門黄色の茸色変り/墓石の笠に杉苔生える(中院)
ツゲ見ればすでに紅葉実をつける/黄色き花はアンデスの乙女(新河岸川)
弁天橋を渡りながら上流側を見ると、1羽のアオサギがいた。もう少しアップで撮ろうと思っているうちに、警戒されたのかアオサギは上流へ飛んだ。アオサギ下りたところの反対側には、シラサギがいた。この川ではよくアオサギとシラサギを一緒に見ることがよくある。シラサギはアオサギの方へゆっくりと移動した。アオサギの姿は対岸から撮る事が出来た。岸の前方を見ると、既に紅葉している木があった。去年も見たツゲの木だった。今年も、紅葉と紅葉前の緑の葉とが混在している。紅葉したツゲには、小さな実が大きな塊になってぶら下がっている。去年この実を見たとき、花も見たいと思ったが、今年も見損なってしまった。ツゲの木の下からも、先ほどのアオサギが見えた。土手の並木が途絶えると、岸は一面アレチウリに覆われていた。アレチウリは蔓が複雑にからみあい、雄花...ツゲ見ればすでに紅葉実をつける/黄色き花はアンデスの乙女(新河岸川)
池の水家のすき間に流れ込み/ザリガニ獲りの声響きけり(龍池から新河岸川)
龍池弁天の祠の前から見下ろす池の水は乱れがなく、周囲の家を映し込んいる。池からは細い水路を通って水が流れ出ている。水の量はいつみてもあまり変らないような気がする。その先は水路が広くなり、周囲は石垣を組んである。台地側は階段状になっていて、小さな公園風になっている。水路は直ぐ先で左側にくの字に折れている。そこへ下りる階段があり、金属製のパイプの手摺りも付いている。折れ曲がった水路は、雑草や樹木の下を流れ見えなくなる。家と家との間を流れているが、その途中でもまた少し折れていて、その先を見通すことはできない。この先がどうなっているのか以前から気になっていた。今日は確かめてやろうと思い龍池を出た。新河岸川に流れ込んでいるのは間違いないが、少し迂回する必要があると思っていた。ところが、直ぐ先に左へ入る道があり、そこから新...池の水家のすき間に流れ込み/ザリガニ獲りの声響きけり(龍池から新河岸川)
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国道16号線の交差点側に無人販売所がある。その中にトウモロコシが2段ほどに積まれていた。右手の黒板には、チョークでとうもろこしの値段が書いてある。下の段には白い発泡スチロールの箱があり、「お気軽に開けて見てください」と書いてあったが、余りの暑さに遠慮した。7月の始だったが、もうトウモロコシの季節になっていた。ようやく今日、関東も梅雨明けしそうだ。箱の中トウモロコシが2段積み(国道16号近く)
団地の道を少し入ると、出入口近くのガクアジサイの色が変わっていた。下の方は、すっかり色がうすれている。まだ色の濃い所もある。それから、すこし変色が進んだものもある。その近くには、額も花もすっかり変わってしまったものが多い。なぜか、てっぺんの方には、まだ色の濃いものが集まっている。道の終りの方には、以前良く咲いていたガクアジサイがある。こちらは、ほぼ全体が変色していた。今年は、アジサイの見ごろにはほとんど雨が降らず、猛暑ばかりが続いた。このガクアジサイを見ていると、そのせいかとも思ってしまう。雨なくてガクアジサイも色替り(近所の団地)
6月の終り、浅間神社近くの三差路の角に白い花が咲いていた。背は高くないが、こんもりとした樹形で、房状の花が咲いている。国道16号線沿いの家で見た白い花に似ていなくもない。しかし、その花の密度は各段に違う。まるで泡のようにも見える。向きを変えると、斜めに道の方へ張り出している。同じ花は、わりと近くで他の場所でも見ることができる。この1週間前には咲いていたが、今でもほぼ同じように咲いている。昨日は浅間神社の初山だったが、行き帰りこの花を見た人もいるだろう。三差路の角に咲く花白き泡(浅間神社近く)
白い花を見た後、すぐ近くにムクゲとサルスベリが咲いていた。こちら側から見ると、ムクゲの方が目立っている。ムクゲは全体に白で、中心部が赤紫になっている。別の角度から見ると、その対比が良くわかる。サルスベリはまだ房の先の方に蕾が多い。比較的先の方まで咲いているものもある。反対側から見ると、サルスベリが目立っている。近所の団地のサルスベリはまだ咲いていなかったので、これは早咲きのようだ。木槿咲き百日紅咲く歩道脇(国道16号)
6月の下旬、信号待ちしていると、道の向こうの木に白い花が咲いていた。まだ新しい集合住宅のすぐ脇で、枝葉をいっぱいに伸ばしている。交差点を渡り、すぐ傍まで行ってみた。木の枝は、歩道の上まで伸びている。上の方まで、白い花が広がっている。中心の茎から枝分かれし、さらに分かれて小さな花が咲いている。蕾もまだ多く、次々と咲き続けるようだ。先に咲いた花はすでに散って、下にはそれが広がっていた。見たところ空家のようで、木は剪定されることなく自由に生きている。この花も梅雨の時期に見る花だが、今日の午後にならないと雨は降らず、それまで猛暑が続く。車越し猛暑の中の白き花(国道16号沿い)
6月の下旬、良く通る道に今年もノウゼンカズラの花が咲いていた。手前に垂れさがっている枝がもっとも咲きが良い。その上の方へも続く。道側に張り出している枝はこんな感じ。青空をバックに撮りたかったが、あいにくの曇りだった。反対側も上の方まで咲いている。塀沿いにもう1株あるが、それは咲いていなかった。毎年花が終わると、かなり刈り込まれるが、この時期になるとほぼ元に戻る。しかし、この株はそこまで戻らなかったようだ。このお宅には、庭の方にもノウゼンカズラがあり、こちらは今年も良く咲いている。ほとんど雨の降らない梅雨で、連日の猛暑だが、ノウゼンカズラは咲き続けている。空梅雨にノウゼンカズラ咲き続け
ほぼ1ヶ月前、喜多院の境内で絵を描く人がいた。手前の桜の下と、菩提樹の下にもう一人。その近くには、掃き掃除をする人もいる。ボダイジュはちょうど満開だった。どの枝にも多くの花が咲いていた。右手の枝にもいっぱいに花がついている。その後方の緑はかなり濃くなっていた。花につられてハチもやって来ていた。本堂の方からボダイジュを撮る。写生も掃除もまだ続いている。ボダイジュの上部に陽が当たり、下の影を濃くしている。どろぼう橋の近くでは、頭上に木の枝が広がりうす暗い。その左手に照明が見えた。その照明は、どろぼう橋のすぐ側にある。周囲はかなり明るいが、照明は橋の説明板付近を照らしていた。もうボダイジュの花は散って実になっているだろう。菩提樹の花の下にて写生かな/緑陰照らす昼間の明かり(喜多院)
5月下旬、新琵琶橋の下流側には勢いよく水が流れていた。太い管の左側(右岸)の下は、土がかなり削られていた。岸側には鉄管が壁を造っている。一方右側(左岸)には、まだ土が盛り上がっている。上から見ると、重機の位置が違う程度で、あまり変化はない。上流の護岸はほぼ出来たようで、跡は上の土手道だけのように見えた。それから2週間後の6月上旬、水の流れは同じようだったが、橋の下は少し変化していた。右岸の下には小型の重機が置かれている。重機のそばに少し土砂があるが、周囲は平になっている。左岸の土は減ったが、まだ掘削中のようだった。上から見ると、右岸にテントが見えた。ちょうど休憩中のようで、テントの下に5人程の作業員が見えた。上流の護岸の上に黒い柵が出来ていた。跨道橋の反対側から見ると、工事中の上部に赤い鉄の枠が見えた。そ...橋の下小型重機も活躍し/護岸の上には新しき柵(新河岸川・新琵琶橋)
5月の下旬、弁天橋の工事現場は静かだった。左岸の河川敷には土が見え、その先にはまだ重機が置いてある。右岸では土台の周囲に足場があり、護岸は下の方が出来ていた。足場の脇には土嚢が積まれ、その先の土手にはブルーシートが掛っている。土台の足場には屋根のようにブルーシートが掛けられている。土台の下の方は、木枠のようなもので囲われていた。左岸に行くと、1輪の八重桜が咲いていた。それから2週間後、足場のブルーシートがなくなり、少しスッキリしていた。左岸の河川敷の先には、重機はなくなっていた。護岸はほぼ同じように見えたが、土台の木枠はなくなっていた。そのため土台の新しいコンクリートが見えていた。歩行者用の橋の下の看板には、架け替え工事の工期は、7月31日となっていた。河川敷の先は、盛った土や土嚢は撤去され、新しい土手の...橋土台護岸の工事着々と(新河岸川・弁天橋)
長徳寺の方へ行こうと薬局の角を曲がると、前の方からクリの花の匂いが漂ってきた。歩けば歩くほど匂いは強くなった。その先の交差点の角に、背の高いクリの木があった。花は満開で、周囲はその匂いで満ちていた。細長い花の房は、色んな方に向かって伸びている。少し歩いて別の角度から見ると、大分印象が違う。家の入口を挟んで反対側にもクリの木があった。こちらの木は背が低いが、やはり満開だった。花の房はほぼ垂れ下がっていて、見た目はかなり違う。すぐ側の別の木には、うす紫のテッセンの花が1輪だけ咲いていた。クリも梅雨の時期の花だが、今年は梅雨が有ったのか、今日も猛暑の予想が出ている。強き香に引かれて行けば栗の花(長徳寺近く)
5月の下旬、浅間神社前を過ぎると、あるお宅の塀の上に黄色い花が咲いていた。木の全体を覆うように咲いている。花だと思ったが、ヤマボウシのようだ。こんな黄色いのは見たことがなかった。別の角度から見ても、良く咲いている。なぜかみな上を向き、ガクを少しすぼめるような状態だった。下の方を見ると、やはりヤマボウシに間違いなかった。反対側から見ると、こんな感じで上から下までよく咲いている。ヤマボウシは白だと思っていたので、かなり印象に残った。それから2週間後、同じ所に見慣れたヤマボウシが咲いていた。前回と違い、白いガクが木を覆っている。ガクは広がり、中央の花も咲いているように見えた。以前と同じように反対側から見ると、やはり下から上までよく咲いていた。どのヤマボウシも同じように変化するのだろうが、ここの黄色は良く目立って...ヤマボウシ何だか最初黄色いぞ(浅間神社近く)
坂道の途中で富士見橋を潜り、坂道を上り終えると信号機のある交差点がある。そこから少し歩くと、仙波小学校の裏に出る。行き過ぎようとして左を見ると、塀際に白いアジサイが咲いていた。その下にも、別の白い花が咲いていた。道を渡ってみると、アジサイの仲間のアナベルが咲いていた。金網のフェンスからはみ出して咲いている。そのすぐ下には、塀に沿って白い花が咲いている。葉や花はニンジンに似ている気がする。アナベルの隣には青いガクアジサイがあった。中心部の花はまだ咲いていなかった。その隣に、今見たのと同じ花が咲いている。どうやら、ここから種が塀の外へ出たようだ。アナベルの反対側にも別の花が咲いていた。こちらもフェンスの中と外に生えている。しかし、その花の咲き方はそれぞれ違う。一番目立つのは、ほぼ球形に見える白い花で、小さな花...紫陽花と人参の花かフェンス際(仙波小学校裏)
滝下橋から国道16号線の方へ歩く。途中から坂道になり、仙波河岸史跡公園入口付近から、16号線の下を潜る。その脇にビワの木があり、多くの実が生っていた。見上げると、木の全体にまんべんなく実がついている。道路のすぐ上辺りはもちろん右手の奥の方まで続いている。一つの枝の先にまとまって生っているが、それがさらに集まっているところもある。実の一つ一つは小さいが、集まるとかなり存在感がある。ビワの実も梅雨の時期の到来を告げていたが、梅雨入り後急に真夏になり、猛暑日もある。坂道にビワの実たわわ梅雨景色(仙波河岸史跡公園近く)
4月の始芝桜が満開だったころ、滝下橋の様子を見に行った。道路は土が剥き出しで、橋の上面とは大きな段差がある。右手(下流側)には重機があり、作業する人がいた。左手(上流側)は、護岸の下がかなり削られていた。左の歩道には、赤い矢印が左を指している。黒い柵の一部が撤去され、歩行者用の通路が出来ていた。通路を右折して道に出ると、オレンジのネットで囲われた道路の下に出た。白い護岸とこりら側との間には柵も何もない。そのすぐ脇の前からある柵には、看板が並んでいた。「配水管の布設替工事」と「滝下橋の取付道路工事」の看板で、工期はどちらも「令和7年5月30日まで」となっていた。この時はまだ下流の桜が咲いていた。それから2ヶ月後の6月の始め、まだ車両は通行止めだった。橋の周囲の道路は舗装が終り、白線が引かれている。右手では何...滝下の周囲の工事ほぼ終り/梅雨の間に渡れるのかな(新河岸川・滝下橋)
調整池から史跡公園へ戻ると、木製のデッキの先を歩く人がいた。右手にはビヨウヤナギが満開だった。デッキの下には小さな水路がある。その土手の草叢には、かなり前の切り株が残っている。その一部に、キノコが生えていた。薄いキノコで、周囲は茶色、中は白になっている。そのすぐ先にも、かなり朽ちた切り株があり、その廻りには水路に沿って大きな葉が広がっていた。フキのようで、側の草よりも薄い緑だった。デッキを右に曲がって歩くと、デッキの上に枝が伸びていた。アカメガシワで、ようやく花が咲き始めていた。そのすぐ先には、池から流れ出る水路がある。両側にはドクダミの白い花が広がっている。デッキの下は淀みになっていて、おおきな泡沫が出来ていた。この少し前に池を見たが、水は少し濁っている感じだった。そこから流れでる水も、やはり濁っている...デッキ下茸と蕗と泡沫と(仙波河岸史跡公園)
仙波河岸史跡公園の木製デッキ脇には、ビヨウヤナギが並んでいた。湿地を見ると、あのシダの葉が茂っていた。ビヨウヤナギは、まだその先へ続く。公園の外へ出て、すぐ側の岸町調整池を金網のフェンスの上から覗き込む。水面は静かで、どんよりした空を写し、どこからかカエルの低い鳴き声が聞こえる。右手の水面にスイレンの葉が広がっていた。その葉の上に白い花が点々と咲いていた。もう少し近い場所に移動すると、アシに囲われるように、スイレンの葉が浮いている。スイレンの花は、いつもより少ない感じがした。カエルは3ヶ所ほどにいて、1ヶ所で鳴くと他のカエルがすぐに鳴き返す。すぐ前の声と、共鳴するように重低音が響く。まさにカエルの合唱。さらに別の場所から池を見ると、後方の家や緑を水面に写していた。この間もカエルの鳴きかわしは続いていた。睡蓮の花震わせて蛙鳴く/こちらで鳴けばすぐ鳴き返す(岸町調整池)
愛宕神社から階段を下りて、仙波河岸河岸史跡公園に入る。池から湿地へ行く途中に、大きく枝葉を広げたアジサイがあった。ガクの色はかなり薄い水色で、白いところも多い。大きさも色の濃さもみな異なる。この写真を撮る前に、ここに小型犬を連れた女性がいた。私に近づいてきた小犬の足を見ると、青い小さな靴を履いている。夏の路面の暑さ対策かと思ったが、それだけではなく、皮膚が弱いので、獣医さんの奨めで履かせていると言っていた。その靴に全く違和感はないようで、草叢に入って楽しそうに遊んでいた。アジサイの後方の湿地は、ほぼ全体が草で覆われていた。ちょうど陽が当って、やわらかい薄い緑に輝いていた。場所を変えて見ると、また印象が替り、周囲の木の影が濃くなっていた。左の方、木製のデッキ近くには、シダの葉が大きく茂っているのが見えた。そ...紫陽花とギボウシ咲いて梅雨間近/湿地を覆う薄き緑り葉(仙波河岸史跡公園)
国道16号線の歩道から愛宕神社の参道に入ると、坂道の右側にユリが咲いていた。夏から秋にはキバナコスモスが咲くところである。手前には赤と黄色の花が咲いている。赤いユリは家のものに似ている。色はやや薄いが、感じは良く似ている。黄色いユリは、明るい色だった。雄しべの茶色が良く目立ち、花の中央には同じ色の小さな点が見える。他より背の高い株があり、上から少し下がった場所に、横を向いて咲いていた。それより背が低いが、オレンジ色の花が咲いていた。雄しべと花びらの色が良く似ている。反対側には、少し色の違う花もある。そのすぐそばに、先ほどと同じ黄色いユリがあった。その先にも黄色いユリが咲いていたが、ちょうど日陰との境だった。日陰には蕾が多く残っていた。反対側から見ると、こんな感じで並んでいる。私が写真を撮っている間、通りか...参道の緩い坂道百合の花(愛宕神社)
一昨日、関東も梅雨入りしたが、その前に近所のアジサイを辿ってみた。植え込みの中に小さな木があり、濃い紫のアジサイがあった。地面すれすれにも2つ並んでいる。少し歩くと、塀の側にガクアジサイがあった。柵の外に3つ仲良く並んでいて、よく目立つ。しかい、それぞれ状態が少しずつ違う。その先には、2色のガクアジサイがあった。上には白いガクアジサイ(スミダノハナビ?)がある。下にはピンクのガクアジサイがある。この前日にはもっとあったが、ちょうど切り取られた後だった。団地の道を少し入ると、カシワバアジサイがある。これは、かなり前から咲いている。イモカタバミのすぐ側に、薄紫のアジサイがあった。上の方にも、横の方にも並んでいる。その先に、小さいが多くの花をつけた木があった。同じ木に見えるが、4種ほど色の違うものが並んでいた。...梅雨前に近所の紫陽花一巡り/色も違えば形もちがう
5月の終り、ユリの蕾が色付きだした。蕾が多く、その重みで倒れた株も、色の濃くなっているものが増えた。それから2日後、ユリが咲き始めた。倒れた株はまだだが、色の濃い蕾が増えた。さらに4日後、倒れた株も咲き始めた。先に咲いた方は、花の数がかなり増えた。なぜか、1輪だけ色の違うユリが咲いた。こちらは1本の茎に1つの花なので、数では圧倒的に少ない。それでも、明るいオレンジで、濃い赤のユリとは好対照でよく目立つ。その3日後、倒れた株の花が照り輝いていた。まるで、作り物のように朝陽を反射している。花びらは厚くなっているように感じられる。他の花も、すこし弱いがやはり同じようにな感じになっていた。それから5日ほど過ぎたが、赤い百合はまだ咲き続けている。赤い百合なぜか1輪オレンジが
6月の終わり、新琵琶橋の足場はなくなり、新しいコンクリートが目立っていた。右岸の方では、何か作業する人たちがいた。スロープの上から覗くと、数人の作業する人たちがいた。手前のコンクリートを囲っていた板は無くなり、土手のほうに木材が散らばっている。広くなった川には、水がゆったりと流れている。左岸も右岸とほぼ同じようになっていた。少し後でまた見ると、先ほどの人たちが左岸に来ていた。そばに緑色の小さなボードが立てられいる。それから1週間後、新琵琶橋の様子がかなり変っていた。両岸には新しい護岸が出来上がっていた。その両岸を繋いで、ついに橋桁が掛かっていた。上から見ると、手前には護岸が出来、その上流側に橋桁が広がっている。橋桁は平で、いくつもの長穴が空けられている。その長穴は、白いラインで仕切られ、陸上競技のコースの...橋桁がようやく架かり屋根のよう(新琵琶橋)
ノウゼンカズラが咲いていたころ、団地のエゴノキには実が生っていた。枝に沿って白い実が垂れ下がる。神社近くの建物の植え込みにもエゴノキがあり、より近くで見ることができる。背景が変ると、実の白さも違って見える。すぐ近くに、エゴノキと同じころ、同じように白い花が咲いた木があった。下がシャリンバイ、上がガマズミである。シャリンバイも多くの実を付けていたが、まだ緑だった。そばのガマズミも、小さな実をつけていた。同じ日、近くでキジバトを見た。こお鳥は意外と近くで見ることができる。その後、シャリンバイとガマズミの辺りで剪定作業が行われていたが、その後どうなったか見ていない。エゴノキは白い花から白い実が(近所の団地他)
よく通る道に、今年もノウゼンカズラの花が咲いた。少し前までは、刈り込まれて小さくなっていたが、あっという間につるが伸び満開になった。あいにく雲が多く、青空をバックには撮れなかった。ノウゼンカズラは、塀に沿って2箇所に分かれて咲いている。少し散りかけていたが、かなり良く咲いていた。ノウゼンカズラが咲いている道から、団地の道に入ると、右手の上のほうに同じ色が見えた。金木犀の木が並ぶが、その1本の上の方にだけノウゼンカズラが咲いていた。もっと広く咲いていれば見事だと思うが、金木犀には迷惑だろう。金木犀オレンジの花梅雨に咲く(近所の団地他)
川越八幡宮の血茅の輪がまだ設置されていなかったころ、花手水を撮ろうとすると、その前に日傘をさした女性が立っていた。スマホを足元の花手水に向けている。花の浮かんだ鉢の中に何か白いものが見えた。そっと脇からのぞくと、水面におみくじが浮かんでいる。その後、おみくじを手にとって見ている。これをしばらく繰り返していて、その場を離れないので、花手水を撮るはをやめた。6月の終わり、八幡宮の茅の輪が置かれているのが見えた。看板は最初の石鳥居へ移動し、2番目の石鳥居に茅の輪があった。脇に茅の輪のくぐり方を説明した看板が立てられている。茅の輪の上部には、人をかたどった紙が下げられていた。すぐ脇の手水舎には、いつものように花手水があった。脇に朝夕の鉢が置かれていた。根本の札には「江戸風情」と書かれている。社殿の参詣をする人たち...花手水おみくじ浮かべ何祈る/順序確認茅の輪をくぐる(川越八幡宮)
6月の中旬、弁天橋の歩行者用の橋のすぐ側に、白い花が咲いていた。ネズミモチに良く似た花で、ちょうど満開だった。その1週間後に行ってみると、スロープの先にあるはずのものがない。スロープを上ってみると、あの白い花の木がなくなり、階段の先がそのまま見えた。土手の下には、新しい切株があった。意外と離れていた。橋の中央あたりから見ても、切株の周囲で特に工事をしている様子はなかった。あの木を切った理由が分からない。左岸では、鉄の枠の外に、赤い鉄の部材が置かれていた。位置を変えてみると、柵の中はすっきりしていた。それからさらに1週間後、枠の外にあった赤い部材はなくなっていた。鉄柵の中を見ると、また赤い部材が組まれていた。それらの一部と思われる長い部材が、そばに横たわっていた。このあと、あまりの暑さに見に行けずにいる。白き花突然消えて切株に/枠の中だけ工事は進む(新河岸川・弁天橋)
空地の草刈りが終わった直後、ムクドリの群れがやって来た。カラスの姿もある。ムクドリたちは、さっそく餌を食べ始めた。いつの間にか、カラスはもう1羽やってきた。ムクドリは、カラスを気にすることなく、食事に専念している。翌日は雨だったが、ムクドリの群れはやってきた。雨の中でも、昨日と同じ、いやそれよりも数は増えていた。少し水が浮くようになっても、食べるのを止める様子はない。草刈り直後にどんな餌があるのか分からないが、どこかで作業が終わるのをまってのかも知れない。草刈りの終わった空地鳥の群れ/雨の中でも黙々食べる
以前、電線にカラスの群れがいたすぐ側の新河岸川、対岸の河川敷に昼顔が咲いていた。一部だけではなく、上流の方まで続いている。何の遮るものもなく、他の草の上に広がっている。少し歩くと、両岸に昼顔の咲いているところもある。ここも対岸には、花が広がっている。 こちらの岸には、水辺を背景に咲いている。向こう岸から見れば、もっと多く咲いているのが見えるだろう。梅雨にもかかわらず雨が降らないが、川の水は濁っていた。その中に、1匹の鯉が泳いでいた。泳ぐというよりも、ゆったりとした流れに身をまかせているように見えた。2日前の夕方、強烈な雷鳴が3、4度あった。どこかに落ちたのか、消防車がサイレンを鳴らしながら走っていった。今日も38℃の予想だが、夕立ちは期待できそうもない。両岸に昼顔咲けど雨いづこ/梅雨の晴れ間は猛暑日つづき(新河岸川)
弁天橋の工事現場の近くに、ガクアジサイが咲いていた。小さい株と少し離れて、やや大きい株がある。これは、少し大きめのほうである。なぜか、片側に花が多くついている。土手道を上流へ進むと、白っぽい花が満開になっていた。薄いピンクの八重の花だったが、名前が分からない。葉や蕾を見ると、ムクゲのように思えなた。家のムクゲと大分感じが違い、また咲くのも少し早い。土手の並木が終わる手前、春にシャガが咲いていた水路に、ねむの木の花が咲いていた。この木の花を見るのは始めてだと思うが、遠目でもねむの木だと分かる。その根本にもガクアジサイが咲いていた。先ほどのものより、ピンクがつよい、隣の植物の陰になっているが、よく目立つ。ねむの木花は、上の方が良く咲いていた。水路はシャガの他に別の植物も生え、緑で埋まっていた。並木が切れた土手...土手道に紫陽花ムクゲねむの木も(新河岸川)
前回から1週間後、今からだと1ヶ月前の新琵琶橋は、ブルーシートの土手の間に太い管があり、その中と脇を水が流れている。建設中の両岸には、足場が組まれていた。上から右岸を見ると、コンクリートの上にはシートが敷かれ、周囲には足場が組まれている。手前(下流側)の円管には蓋がされ、上を鉄筋が横切っている。中央は、円管脇の柵が傾き、すき間から水が流れている。反対の左岸もほぼ同じ状態になっていた。跨線橋のスロープから下を見ると、そこだけ照明が当ったようになっていて、円管やホースから水が流れ出ていた。それから1週間後の6月半ば、新琵琶橋の下は景色が変わっていた。あの太い円管がなく、両側のブルーシートの土手もない。両側のコンクリートの周囲の足場も、完全に撤去されていた。右岸の土手には、円管の一部がバラバラになって置いてある...両岸の土台のあいだ水流れ(新琵琶橋)
長徳寺前の坂を下ると、新河岸川に突き当たる。その岸の柵に沿って、赤と白のタチアオイが咲いている。国道16号のすぐ下で、上の橋を車が次々と通過して行く。これは6月の中旬だったが、このタチアオイはそれよりかなり前から咲いていた。やはり赤い花のほうが目立っている。カーブミラーの中にもタチアオイが見える。花は柵に沿って上流側へ続いている。まだ蕾も多く、しばらく咲き続けそうだ。タチアオイの花と花の間から、対岸のキョウチクトウの白い花が見えた。しかし、桜の枝葉で隠され、見えるところは少ない。上流へ歩いて、キョウチクトウが見える所を探す。少し行くと、桜の枝葉の間から対岸が見える所があった。ここからだと、キョウチクトウの全体がよく見えた。前に見たときから2週間後だったが、全体によく咲いている。むしろその時よりも、よく咲い...紅白のタチアオイの間キョウチクトウ(新河岸川)
梅雨入り前の6月中旬、川越八幡宮の前を通り掛ると、茅の輪くぐりの看板が見えた。入ってみると、石鳥居にはまだ茅の輪はなかった。手水舎の後ろのおみくじの脇には、色々なアジサイが咲いていた。ここだけでも、次のように色も形も違う。石段と狛犬を挟んだ反対側にも、別の種類がある。駐車場隣の家の裏には、濃い紫のアジサイがある。赤い柵のある参道にもアジサイが並ぶ。参道の北側にはずっとアジサイが続くが、反対側のアジサイはかなり数が減っていた。参道のなかほどに、わずかに残っている。参道入り口の石鳥居の脇にもガクアジサイがあったと思うが、それもすっかりなくなっていた。以前は左右のアジサイを、代わるがわる見ることが出来たのだが、あのアジサイはどうなったのか。色々のアジサイ咲きて梅雨気分(川越八幡宮)
例年ならば梅雨に入っているはずのころ、ナンテンの花がほぼ満開になっていた。小さな花は、次々咲いて、散って行く。掃いても掃いても、あっという間に散り敷いてしまう。散った花は、下まで落ちずに途中で止まるものも多い。下にクモの巣があり、そこにひっかかる。ナンテンのすぐ下にジューンスノウ(白丁花)があり、そこにクモが巣を張っている。その上に落ちたナンテンの花は、そこでもしばらく開いている。ナンテンの枝葉にも巣があり、そこにも花が落ちる。普段気づかないクモの巣だが、この時期はその姿が浮かび上がる。しかし、クモにとっては迷惑だろう。今はナンテンの花は散ってしまったが、クモの巣にはまだ残っている。今日は梅雨にもかかわらず久しぶりの雨で、変色した花も雨に濡れている。南天の花は散りてもなお咲けり
この日も喜多院では、境内の木が濃い影を落としていた。以前と同じ桜の木の日陰にハトの群れがいた。前に見たときはのんびりとしていたハトが、この日は忙しそうに動いている。よく見ると、白いものが散らばっていて、それを食べている。そこへ、お母さんと遊びに来ていた小さな子が近づいたが、ハトは全く慌てる様子はない。私の足元にも餌があったようで、日向にもかかわらずハトは出てきて食べている。ハトの群れのそばに近づいた子は、しゃがみ込んでなにかいじっている。ハトの餌に興味を持ったようだが、それを見ていたお母さんは、「もしかして食べてる?」と慌てて近づいた。そのすぐ近く、慈眼堂の階段下にボダイジュの木がある。この1週間前には写真を撮る人がいたので、もう咲いているようだ。近づいて見上げると、どの枝にも花咲き、甘い香りがする。ちょ...菩提樹の花も食べるか鳩の群れ(喜多院)
5月の下旬、弁天橋の工事現場は太い管がほとんどなくなり、中央を川の水が流れていた。太い管は右岸に1列だけあり、その先の坂の上に黄色い重機が見えた。左岸は鉄の杭で4角い枠が出来ている。位置を変えてみると、枠の中にはコンクリートの瓦礫が残っていた。すぐ脇には、掘り出されたと思われる錆びた鉄管が横たわっていた。それから1週間後の6月の初め、右岸にあった太い管も無くなっていた。河川敷の坂もなくなり、重機は土手に上げてあった。左岸の枠の上のほうには、鉄パイプの柵が設けられている。枠の中には、新琵琶橋でも見た赤い鋼材が組まれているのか見えた。この2週間後の6月の半ば、左岸には2台の重機のアームが上に伸びていた。歩行者用の橋の上からみると、右岸の土手の重機は無くなっていた。一方左岸には、多くの重機が並んでいる。一番目立...円管はすべて無くなり水流れ/左岸枠内杭打ち機械(新河岸川・弁天橋)
久しぶりに富士見櫓跡下の路を歩いていると、階段の前がすっきりしている。以前あった仮設の柵がなくなっていた。かなり長い間、階段の老朽化で危険なので通行止めになっていた。それがいつの間にか終わったようで、階段が上れるようになっていた。階段は何度も折れ曲がって上って行く。長めの階段の上に、白い説明版が見える。そのすぐ上に漢文の石碑が建てられている。以前は、この辺りも立ち入り禁止だった。そこから南側を眺めることができる。ここからの眺望も久しぶりで、喜多院と思われる森が見えた。そこから頂上への階段が伸びる。上には何もなく更地になっている。ここからだと、周囲の木が邪魔になって眺望は開けていない。別の短い階段を下りると、小さな神社の前に出る。右手の神社の前に、見慣れない光景があった。手水鉢の上に花が吊るされている。その...補修済みジグザグ階段上りけり/下り石段花の鉢植え(富士見櫓跡)
1週間ほど前、あのカラスの巣は撤去されていた。撤去されたのは、この写真を撮る前日で、季節外れの真夏日だった。真下から見ても、巣の痕跡はなにも残っていない。撤去作業は見ることはできなかったが、近くでカラスがその様子を見ていたそうだ。電柱の根本近くには、以前路上に散らばっていた木の枝が集められていた。長いもの、短いもの、太さもみな違う。この前日、近くのお店の木の台の上で、1羽のツバメが大きな声で鳴いていた。もしやと思って横から見たが、ツバメの巣のあるようには見えなかった。やはり、今年はここに巣はつくらなかったようだ。カラスの巣のあった所は以前のままで、巣作りを阻止するようなものは見えない。このままだと、来年もまたここに巣を作るかもしれない。真夏日に撤去されたりカラスの巣
5月の末、ビヨウヤナギとガクアジサイがほぼ同時に咲き始めた。ビヨウヤナギは、まつ毛のような雄しべが雌しべを取り巻いている。木漏れ日を受けると、また雰囲気が違う。一方、ガクアジサイは枝で咲き方に差がある。既に咲いているもの、まだガクだけが開いているもの、まだガクさえ開いていないものがある。それからほぼ2週間後、ビヨウヤナギは大分衰えたが、ガクアジサイは見ごろになった。中央の小さな花がほぼ全体に咲いている。しかし、まだ蕾の方が多く、蕾の色の変化が花より目立っているものもある。例年なら雨の中で見るアジサイが、夏のような陽を浴びている。ところが今日は、久しぶりの本格的な雨になり、気温も下がった。これで、植物も人間も一息つける。梅雨のまえ美容柳と紫陽花と
真っ赤なユリが咲いていたころ、近所の白い花が満開だった。この花が咲いていれば、あの花も咲いているかも知れない。そう思って、すこし寄り道をした。天然寺の脇を通り新河岸に出る。予想した通り、あのキョウチクトウの白い花が咲いていた。土手の斜面に生え、下の小路を覆うように茂っている。橋を渡り、土手道の坂に出る。樹形は少し乱れているが、多くの花が咲いている。坂を下り振り返ると、木の全体がよく見える。土手から橋の下へ通じる小路には、すでに花が散っていた。そこから見上げると、花を間近で見ることができる。少し移動して、さらに上の方を見上げる。快晴ではなく少し雲があったが、背景としては悪くない。花の先には、桜の季節に来た精進場橋が見える。去年この花を見たのは7月の中旬だった。今年はまだ梅雨入りしていないが、やはりその頃も咲...周りじゅうどこから見ても白い花(新河岸川・16号傍)
5月の終わりから6月の始にかけて、赤い百合が満開になった。ユリの花の香りは強く、咲いたことがすぐに分かる。ほぼ同じ方向を向き、横に広がって咲いている。縦にも並んでいる。雄しべと雌しべも良く目立つ。色違いの百合もあるが背が低く、赤い百合の葉陰でかろうじて陽を受けている。その後も次々と花が入れ替わっていたが、さすがに今はもうほとんど散っている。赤き百合そこにぽつんと色違い
貝塚橋を渡る途中、近くでカラスの鳴き声がうるさかった。橋を渡り土手道に入ると、前方の電柱の上の方に集まっていた。電柱のこちら側に多く、向こう側にも少しいる。ざっと数えても20羽以上いた。こちらが近くと警戒してか、飛び去るものもいる。飛びながらも盛んに鳴いている。私の横を1台の白バイが通過していった。白バイは少し先で止まった。カラスの鳴声とは関係ないと思うが、慌てて飛び去るカラスが増えた。私が下を通り過ぎるときには、1羽のカラスもいなくなった。少し離れて鳴き声が聞こえるだけだった。これは5月25日で、この頃カラスは子育て中のはずだが、何でこんな所に集まっていたのだろうか。電線にカラス集まり会議中(新河岸川・貝塚橋近く)