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  • 赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)

    よく歩く道沿いに郵便ポストがあり、その後ろの庭木に毎年赤い実がなる。横に張り出した枝に小さな実をびっしりと付ける。名前は良く分からないが、クロガネモチだろうか。その道を行くと坂の下り始めの所にシャリンバイがある。春と秋の2回花をつけるが、花は終わっているように見えた。さきほどの赤い実と違い、粉を吹いて白っぽく見える。その実があちこちに、小さな塊になっている。花は終わったと思ったが、脇のほうに1輪だけ咲いていた。その緩い坂を更に下ると、龍池弁天の向かい当りにミカンが生っていた。枝は歩道の上に延び、そこに多くの実が付いている。坂は台地の端に沿っているので、左手の崖上に家が並ぶ。その庭の木なので、ミカンは丁度手の届かない所にある。その内ミカンが落ちるだろうが、いつ落ちるのか気にしながら坂道を下る。赤い実はポストと色を競いけり/頭上生るミカン気にして坂下る(龍池弁天前の道)

  • 基礎造りコンクリートを注ぐ音/陽を浴びてヤマナシの実ぽつぽつと(新河岸川・滝下橋周辺)

    新河岸川の上流を見ると、滝下橋の方で工事をしている音が聞こえた。近づいてみると、以前と同じように工事は対岸(左岸)で行われていた。河川敷へ下りるスロープは残っているが、その他は撤去され、川の流れそのままである。土手の上にはコンクリートミキサー車が2台見えた。対岸には前からある鉄の杭が並び、その上に足場が出来ていた。その傍に長いホースを柵の中に入れたコンクリートポンプ車があった。先ほどから聞こえていたのは、コンクリートを流し込む音だった。静かな川面にその姿が映っている。こちら側の岸(右岸)は、古い橋を撤去したままの状態である。少し上流にオレンジの生る木がある。以前、下の河川敷へ多くの実を落していた木である。全体を枯れた蔦が覆っているが、アレチウリだろうか。多くの実を付ているが、枯れた蔦越しに見ると、蔦に生った実の...基礎造りコンクリートを注ぐ音/陽を浴びてヤマナシの実ぽつぽつと(新河岸川・滝下橋周辺)

  • ナツメからハクモクレンへ移り行く/春への準備土手の下にも(仙波河岸史跡公園・新河岸川)

    仙波河岸史跡の入口付近から池の方を見る。左手の樹木は紅葉が始まっており、右手のナツメにはまだ実が残っている。上の方の実はしぼんで黒っぽくみえる。下の方の実はまだ赤味を残しているが、やはりしぼんででこぼこしている。その後方には、やや黄色くなった実が見える。名前は分からないが、オレンジの実が陽を浴びて輝いていた。葉の影になっている実も、そこにあるのが良く分かる。その後ろのハクモクレンでは、上の方に白い蕾のようなものが見える。下から上へ、秋から冬へさらに春へと移って行く。新河岸川へ出ると、奇麗に草刈りがされていた。土手や河川敷には薄い緑が拡がり、これだけ見ていると秋か初春か分からない。ただ空気は乾いていて、春のほんわかとした空気感とはまるで違う。ナツメからハクモクレンへ移り行く/春への準備土手の下にも(仙波河岸史跡公園・新河岸川)

  • 園児らの声聞こえているかいないのか/アオサギにゴイサギ2羽にカモの群れ(岸町調整池)

    岸町調整池脇の公園では、園児たちが遊具で遊んでいた。金網越しに池の方を見ている子もいた。愛宕神社から階段を下りようとしていたとき聞こえたのは、この子たちの声だったようだ。少し離れて池の中を見たが、動くものは何もいないように思えた。アシの前に5、6羽のカモがいたが、じっとしている。その時左手の枯れたアシの中で白いものが動いた。そこには1羽のアオサギがいた。水面には僅かに波があり、アオサギの姿をぼかしている。アオサギは羽繕いに余念がない。公園の中に入り、フェンスの上から池の中を覗く。先ほどの角度からは見えなかったが、右手のアシの上に鳥がいた。アオサギよりは小さく、カモよりは大きい。初めて見る鳥だったが、ゴイサギだろう。よく見ると、その右の方にもう1羽いた。ゴイサギは嘴を開けた。それは欠伸をしているように見えた。カモ...園児らの声聞こえているかいないのか/アオサギにゴイサギ2羽にカモの群れ(岸町調整池)

  • 倒木の撤去されて空広し/樹々を映して深きと思ふ(仙波河岸史跡公園)

    以前、仙波河岸史跡史跡公園の池には、大木が倒れ込んでいた。この日デッキから見る、すでに撤去されたようで奥まで見通せる。倒木のあった辺りを撮ると、逆光でぼうっとしているが、デッキの手摺りが壊れているのが分る。そのため、右手には仮設のフェンスが残っている。デッキの方へ行ってみると、仮設のフェンスは池の傍だけだが、手前に規制線があり近づけない。大木の根本の所は平になり、木くずや枯れ葉が覆っているように見える。ちょうどその辺りに陽が当たっていた。その左手、池に近い方にも切株が残っていた。おそらく、巻き添えを食って枝が折れていた木だろう。対岸の木は、上部の枝が切られ池の上の空が広くなっていた。別の池に行ってみると、水面は静かで周囲の樹々を映し込んでいた。高い木と空を映しているので、そこだけ見ていると深い池のように思えてし...倒木の撤去されて空広し/樹々を映して深きと思ふ(仙波河岸史跡公園)

  • 園児たち石段上り坂を下り/階段を下り公園走る(愛宕神社・仙波河岸史跡公園)

    国道16号から愛宕神社への参道脇には、まだ少しキバナコスモスが残っていた。その参道の奥、愛宕神社の境内に園児たちの姿があった。そのまま階段を下り公園の方へ行くのかと思っていたら、神社の石段を登り始めた。階段はかなり急で、下の方では少し渋滞している。そこから視線を左に向けると、ピンクの山茶花が満開になっていた。午前中なので日陰になっていたが、花は丁度見ごろだった。サザンカを撮っている間に、園児達は階段を登り終わっていた。階段の上に少し姿が見えたが、多くの園児達は社殿の廻りで遊んでいるようだった。右手には女坂があるが、全面に落葉が散っていた。しばらくすると、園児たちはこの坂を下りてきた。早い子もいれば、後れて来る子もいる。先に下りてきた子は、公園の方へ行こうとするが止られた。全員が揃ったことを確認してから、公園の方...園児たち石段上り坂を下り/階段を下り公園走る(愛宕神社・仙波河岸史跡公園)

  • 消防の見学の子ら放水す/消防の火の見の塔はすでになし(中央消防署)

    消防署の前を通りかかると、なにやら賑やかだった。いつもは静かな構内に、揃いの帽子を被った小学生の集団がいた。手前に消防車が1台出ていて、その脇に1組、その奥では別の組が放水していた。消防車の前ではほとんどの子供は座り、数人が後ろに立っている。傍には付添いの先生の姿もある。その前に署員がいて、下に置かれた器具について説明している様だった。消防車の方を見ている子もいる。別のグループは、2組に分かれて放水していた。右の消火栓からホースが延び、手前の座った署員の所で2つに分かれている。ホースの先にはそれぞれ署員がいて、子供の放水を手助けしている。水はシャッターに向け放たれていた。消防車の方を見ると、側面の扉が開き色々なものが見える。車体の右上には「高度救助隊」の文字があった。たしかに、署員の服の色はオレンジだった。建物...消防の見学の子ら放水す/消防の火の見の塔はすでになし(中央消防署)

  • 田の中のミカン畑の実は重く/ひこばえの先秩父連山(松郷)

    市街地の東側にある松郷の辺りは、田んぼと畑が混在している。細い農道を挟んで、両側にミカン畑があった。北側は陽を浴びて明るいが、南側は木の影を見るので少し暗い。どの木も背は低いが多くの実を付けている。枝には大きな実が密集して生り、地面に触れそうな枝もある。ミカン畑の直ぐ隣は水田で、ひこばえが生えていた。その間に細い水路があり、道の直ぐ下は広くなっている。覗いて見ると、何か小さなものが群れで泳いでいたが、早くてよく分からない。その先は細くなるが、太陽を反射してまぶしい。田んぼの反対側から市街地の方を見る。田んぼの一部は乱れているが、ひこばえは奇麗に列をなして生えそろっている。その奥には建物の上に秩父の山並みが見えた。右手の緑は三芳野神社の森だろう。この日は風がなく、陽射しは暖かく、まさに小春日和だった。田の中のミカン畑の実は重く/ひこばえの先秩父連山(松郷)

  • 本丸と球場の間くねくね走る新しき道(本丸御殿前)

    以前、本丸御殿前で新しい道路が建設中だった。この道は10月の始めには通行できるようになっていた。喜多院の方から来て坂道を登り、本丸御殿の前へ出る。右側の電柱に「初雁公園の広場の整備」という看板があり、道は右へカーブして見えなくなっていた。御殿前の道は通行止めで、「本丸御殿専用通路」の看板がありそこから通路が出来ていた。御殿前は奇麗に舗装が剥がされ、端の通路にだけ舗装が残っていた。新しい道は右にカーブしたあと、左に大きく曲がっている。道はそのままカーブしながら球場の入口の方へ続く。道路わきの仮設のガードにもたれて、野球のユニフォームを来た人が球場の方を見ていた。手前の入口には、数人の人が立っていた。周囲の柵は奇麗な青に塗られている。その柵の向こうがわにも、多くの人の姿が見えた。その入口から中を覗くと、子供たちが試...本丸と球場の間くねくね走る新しき道(本丸御殿前)

  • 剪定でカラスの空巣消え去りぬ(地方庁舎跡)

    地方庁舎跡の空地は奇麗に草刈りされていて、奥の土を盛ったところまで良く見える。何故か、左手には草を刈り残したところがある。東側には塀に沿って並木があるが、手前の木は上部が剪定されていた。その先に桜が並ぶが、その根本付近にオレンジ色の円いものが見えた。桜の根本に見えたのは、かなり太い幹を切った跡だった。東側の道路に出て見ると、道路の上に延びていた枝が全て伐られていた。この桜には、今年の春に作られたカラスの巣があった。それがどうなったか気になったが、やはり無くなっていた。枝を切る作業のついでに撤去されてしまったようだ。確か、二股に分れた横に延びた枝の上にあった。角度を変えて見ると、こちらには細い枝にまだ少し葉が残っていて、巣のあった所をぼかしている。葉がすっかり落ちた頃に、カラスの巣を撮ろうと思っていたが当てが外れ...剪定でカラスの空巣消え去りぬ(地方庁舎跡)

  • 7日経ち牡丹臭木は満開に/さらに7日で蕾ふくらむ

    最初見たときは、ボタンクサギの花はまだ咲き始めだった。それから1週間後、花は満開になっていた。最初に咲いた下の方の花は萎れているが、その上の方は全て開花していた。別の茎の蕾は、全体に小さくまとまっている。さらに1週間経つと、最初の花は萎れたものが多く、均整がとれてない状態になった。一方、他の複数の茎には蕾があるが、こちらは大きく膨らんでいまにも咲きそうになっている。ちなみに、近くの十月桜は、やや下の方が寂しくなった気はするが、まだ多くの花を付けている。さらに7日後、2つの花はどう変化しているだろう。7日経ち牡丹臭木は満開に/さらに7日で蕾ふくらむ

  • 2年ぶり小江戸川越菊まつり/コロナ対策千客万来(喜多院:11月23日まで)

    午前10時ころ喜多院に着いた。昨年はコロナ禍で中止となった小江戸川越菊まつりが開催されていた。会場入口で人だかりが出来ている。コロナ対策の手の消毒と検温が行われているようだった。受付を抜けた正面には、毎年菊人形などが展示されているが、今年は三重塔だった。午前中だったので逆光になり少し見にくい。角度を変えて近くで撮った。下の方には札が掛り「北都金星」と書かれている。入口右側にはいつものように小菊盆栽作りがある。立て札には、「盆栽花壇錦秋の伊佐沼」とある。その奥、作品の下には「特別出品橋本一郎先生」と書かれプレートが置かれている。その先には2段に分けて、背の低い大輪の菊が並ぶ。上の1本仕立は「福助作り」、下の3本仕立は「ダルマ作り」と説明がある。菊の名前の他に、金紙の下に「二席」と書かれて札がついている。例年だど協...2年ぶり小江戸川越菊まつり/コロナ対策千客万来(喜多院:11月23日まで)

  • 鐘楼門黄色の茸色変り/墓石の笠に杉苔生える(中院)

    中院の鐘楼門脇の桜に黄色い茸があった。以前、台風直後には鮮やかな黄色だったが、今は目立たない。下から見上げると、以前と全くちがい地味な茶色になっていた。あれはやは台風の雨に濡れていたためだったのだろうか。鐘楼門を潜ってすぐ左に看板が立てられている。郷土誌「多濃武の雁」著者秋元侯家老太陽寺盛胤一族之墓とある。その奥に3基の墓石が並ぶ。ただ、肝心の太陽寺盛胤の墓はない。その3基の中、なぜか右端の墓だけ笠に苔が生えている。近づいてみると、陽を浴びて奇麗に生えそろっていた。この墓石は北側にあり、樹木に近く日陰になりやすいからだろうか?墓石から反対側にツツジの植え込みがあるが、そこに1輪だけ白い花が咲いていた。以前咲いていた赤いツツジはほとんど散り、訪れる人の姿もほとんどなかった。鐘楼門黄色の茸色変り/墓石の笠に杉苔生える(中院)

  • ツゲ見ればすでに紅葉実をつける/黄色き花はアンデスの乙女(新河岸川)

    弁天橋を渡りながら上流側を見ると、1羽のアオサギがいた。もう少しアップで撮ろうと思っているうちに、警戒されたのかアオサギは上流へ飛んだ。アオサギ下りたところの反対側には、シラサギがいた。この川ではよくアオサギとシラサギを一緒に見ることがよくある。シラサギはアオサギの方へゆっくりと移動した。アオサギの姿は対岸から撮る事が出来た。岸の前方を見ると、既に紅葉している木があった。去年も見たツゲの木だった。今年も、紅葉と紅葉前の緑の葉とが混在している。紅葉したツゲには、小さな実が大きな塊になってぶら下がっている。去年この実を見たとき、花も見たいと思ったが、今年も見損なってしまった。ツゲの木の下からも、先ほどのアオサギが見えた。土手の並木が途絶えると、岸は一面アレチウリに覆われていた。アレチウリは蔓が複雑にからみあい、雄花...ツゲ見ればすでに紅葉実をつける/黄色き花はアンデスの乙女(新河岸川)

  • 池の水家のすき間に流れ込み/ザリガニ獲りの声響きけり(龍池から新河岸川)

    龍池弁天の祠の前から見下ろす池の水は乱れがなく、周囲の家を映し込んいる。池からは細い水路を通って水が流れ出ている。水の量はいつみてもあまり変らないような気がする。その先は水路が広くなり、周囲は石垣を組んである。台地側は階段状になっていて、小さな公園風になっている。水路は直ぐ先で左側にくの字に折れている。そこへ下りる階段があり、金属製のパイプの手摺りも付いている。折れ曲がった水路は、雑草や樹木の下を流れ見えなくなる。家と家との間を流れているが、その途中でもまた少し折れていて、その先を見通すことはできない。この先がどうなっているのか以前から気になっていた。今日は確かめてやろうと思い龍池を出た。新河岸川に流れ込んでいるのは間違いないが、少し迂回する必要があると思っていた。ところが、直ぐ先に左へ入る道があり、そこから新...池の水家のすき間に流れ込み/ザリガニ獲りの声響きけり(龍池から新河岸川)

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