国道16号線の交差点側に無人販売所がある。その中にトウモロコシが2段ほどに積まれていた。右手の黒板には、チョークでとうもろこしの値段が書いてある。下の段には白い発泡スチロールの箱があり、「お気軽に開けて見てください」と書いてあったが、余りの暑さに遠慮した。7月の始だったが、もうトウモロコシの季節になっていた。ようやく今日、関東も梅雨明けしそうだ。箱の中トウモロコシが2段積み(国道16号近く)
芭蕉の花が咲いていた細い道に立派な門構えの家がある。その門の脇の塀の上にネコが見えた。ちょうどポストの上に横になっている。まだ子猫のようで、何か道の方をじっと見ている。正面に廻ってみると、本当にネコに見つめられている気分になる。よく見ると、右の後ろ足が体の下から覗いている。ネコの後ろの方に廻っても、ネコはその姿勢を崩さない。しっぽと後ろ脚がからまり、かなりリアル。この家の方の遊び心なのだろうが、それにしても良く出来ている。塀の上じっと見つめる子猫あり
十月桜を見て交差点を渡たると、少し先の道端に桜の花びらが落ちていた。風に吹かれた花びらが、枯れ草や葉に引っかかって止まったようだ。咲いている桜よりもピンクが濃いなと思って、ふと顔を上げるともっと濃いピンクが眼に入った。一瞬ガクアジサイかと思ったが、季節がまったく違う。周りには薄いピンクの花が咲いているが、中心部には赤紫の蕾が残っている。どうやらクサギのようだが、花の付き方が異なる。後でしらべると、ボタンクサギ(牡丹臭木)というらしい。よく見ると他の茎にも蕾が付いている。こちらはまだ1つも開花しておらず、固くまとまっている。花期は7~9月らしいが、すでに10月の終り。無事、すべて咲くことができるだろうか。桜より牡丹臭木の色の濃さ(十月桜の近く)
中院の塀の上に十月桜が咲いていた。中央の上の方は寂しい感じだったが、端の方は良く咲いていた。見る位置を変えて見ると、全体が花で覆われている。アップで見るとさらに密集している。反対側の枝の方にも多くの花を付けている。駐車場に入ると、不染亭のそばにも十月桜が咲いていた。いつもは外を見て他へ行ってしまうので、この桜を見るのは初めてのような気がする。周囲に樹木が多いのでそれらと重なっててしまうが、下から見上げると青空に映えて咲いている。中院からそれほど離れていない所のお宅に、毎年見ている十月桜がある。この桜は9月には既に咲いていたと思うが、中々撮るタイミングがなかった。右端のほうに枯れ枝が見えるが、その他の枝には多くの花が見えた。近づいて下から見上げると、さらに華やかになる。この日は風が少し強かったが、枝の揺れが収まる...それぞれに十月桜咲きにけり(中院・西小仙波)
以前見た道端のコキアが色づいている。側溝と舗装面のすき間に生えているが、家の入口の反対側にも生えている。以前は見逃していたが、そのコキアもうすく紅葉している。近くの公園のような場所のコキアもだいぶ色づいている。と思ったが、南側の2株ほどはまだ青々としている。こんな近くで、生育条件はほぼ同じだと思うのだが、まったく様子が違う。さらに、塀際のコキアは、緑と紅葉が混ざっている。角を曲がった道の端にも小さなコキアがある。こちらもすき間に生えているが、まだ緑のままである。先のコキアとは少しはなれているので、どこから来たのかと思ったが答はすぐに出た。門のそばにコキアが植えてあった。こちらは大きく成長し、すでに色づき始めている。テレビで見た公園のコキアは、全体に奇麗に紅葉していたが、どこでも同じではないらしい。少しの条件の違...ほんのりと色づくコキア道の端/近くにあれど濃さは色々
片隅に昔の賑わい見る石碑/芝居相撲にサーカスお化け(蓮馨寺)
本道脇のススキのそばに小さな石碑が建てられている。その正面に廻ってみると、大きな字でつぎのように彫られている。興行繁栄記念世界的大奇術有田洋行その上には「欧米帰朝」と横書きされ、「洋行」という名前もここから来ているのかも知れない。右下には小さく「請元岡田清次郎」とある。『埼玉ふるさと散歩(川越市)』(新井博著)に、「大正三年、常陸太田の岡田清次郎がこの境内でサーカスを興行したところ、連日超満員の大成功、その記念に建碑したもの。蓮馨寺は町の中心にあり、境内も広いので、正月や縁日には芝居、相撲、見勢物、お化け屋敷などの興行が昔から行われていたのである。」と書かれている。この石碑の前を通る人は多いが、あまり注目されることはないようだ。この興行は大正三年だが、その後も色々の興行が行われたようで、私も子供の頃、サーカスで...片隅に昔の賑わい見る石碑/芝居相撲にサーカスお化け(蓮馨寺)
西武新宿線本川越駅から蔵造りの並ぶ一番街への途中に蓮馨寺がある。本堂脇から墓地に入ると広い石敷きの参道があり、その正面に三基の墓石が並んでいる。石の囲いの直ぐ脇に説明板が立てられている。説明板には次のように書かれている。川越市指定文化財蓮馨大姉の墓関東地方に多くみられる板碑(いたひ)の一つ。蓮馨寺を創建した川越城将、大導寺駿河守政繁(だいどうじするがのかみまさしげ)の母堂、蓮馨大姉を供養する石製の卒塔婆(そとうば)。当初、蓮馨寺は平方に建てられたが、のち当地に移され、開基の蓮馨大姉が祀られた。永禄十年(一五六七)八月十二日示寂。その直ぐそばにあるのが蓮馨尼のお墓で、説明板にある通り板碑である。下の方には「宝池院蓮馨大姉」と刻まれている。墓地から参道に入ったとき、何かを踏んでしまった。参道の石の上にも、脇の砂利の...蓮馨尼墓石見れば板碑なり/足元見れば銀杏散り敷く(蓮馨寺)
伊佐沼から橋を渡り問屋町への道に入る。左側は伊佐沼公園で、右側にも小さな芝生の公園がある。ふとそちらを見ると、見覚えのある彫刻があった。低い生垣のすき間から中に入ってみる。前から見てもやはりあの彫刻だった。以前は丸広の駐車輪場にあったはずだが、いつの間にか無くなっていた。その後どうなったか気になってはいたが、こんなところにあるとは思わなかった。2本の脚の下には、それぞれ銘板がある。その1つには、彫刻の題名などが彫られている。WARP田中康二郎作明日へ川越、その風の中に街を愛する心を堀りこみ川越、その土の中に街づくりの運動がうまれ川越、その光の中に街の未来を築いて行こう一九七七年八月社団法人川越青年会議所もう1つには、「彫刻の街造り協賛者御芳名」とあり、多くの会社名が刻まれている。元は確かこの当りにあったはずだが...知らぬ間に消えた彫刻また出会い(伊佐沼公園そば)
八幡宮の前の通りは、昔のままの細い道である。その道沿いの家に、バショウが大きく葉を広げていた。塀際に生えていて、その塀の外に実のようなものが垂れさがっていた。太いホースのような茎の先端に紡錘形のものが付いている。そのつけ根当りに、小さな花のようなものがたくさん並んでいる。これは雄花で、雌花が咲いたあと花茎が延びてこの状態になったらしい。近くの別の家にもバショウがあった。こちらは駐車場に面していて、駐車場側に同じものが垂れていた。前のものより2週間ほど後だったが、花包の状態は少し衰えているようにも見える。ところがそこから花茎を上にたどって行くと、上の方に小さなバナナのような房がある。先に見た株にはなかったが、これがバショウの実らしい。ジャパニーズ・バナナとも呼ばれるそうだが、確かにバナナそっくりである。それにして...塀の外ぽつりと垂れて芭蕉花/はるか離れてバナナに似た実
丸広の裏から八幡宮の鳥居の前に出ると、七五三祈願執行の看板と稲わらの束があった。石鳥居の両側に置かれ、傍に花の鉢が添えられ、鳥居の下の竹筒にも少し藁がある。鳥居を潜って参道に入ると、左右の赤い柵にそって稲わらが置かれている。参道の終りには、束の外に鉢に植えられた稲が集まっていた。反対側を見ると、稲荷神社の前から社殿の方まで稲わらが並んでいる。社殿に上がる石段下の狛犬の傍にもあり、社殿の方にも見えた。社殿の両側の柱の傍に、束と鉢植えが並んでいた。石段を下りると、手水舎の中の水盤に花が浮かべられていた。花に混じって、白いカボチャのようなものが浮んでいる。花手水はずっと続いているようが、稲わらは初めて見た。稲わらに誘われ行けば花手水(川越八幡宮)
ある朝、流しの窓を見るとガラスにヤモリが張り付いていた。ガラスの内側かと思ったが外側で、網戸とのすき間にいた。中途半端に戸を開けた時、すき間から入り込んだようだ。ヤモリのいる所のガラスを叩いても、全く動く様子はない。ところが、カメラのシャッターを切ると少しずつ姿勢を変える。このままではヤモリもここから出られないので、網戸を反対側に移動してた。それでやもりは、すぐには逃げようとはしない。その後上を向いたり、下に移動したりしていた。ずっと見ている訳には行かないので、そのままにして置いたら、いつの間にかいなくなっていた。朝ぼらけ窓に張り付くヤモリかな
久しぶりに入間川街道を走っていて、太田街道との交差点で信号が赤になった。交差点の角に大東公民館があるが、門が閉まっていて人気がまったくない。建物の入口に白い紙が何枚か貼られ、「公民館移転しました」と書いてある。近くに行くと、移転先の地図が掲示されていた。現在地は手書きだが、移転先は「大東市民センター」となっている。現在の道よりも1本狭山寄りの道沿いにあるらしい。同じ敷地内にある火の見櫓は、以前のままそこにあった。脇の坂を少し下り、脇道に入りくねくねと進むと、大きな通りに出た。そこから、2階建ての大きな建物が見えた。おそらくこれだろうと思って先へ行ってみると、確かに「川越市大東市民センター」の看板があった。右手の方には遊具のようなものも見える。駐車場の方から、正面の入口を撮った。出入する人の姿もあった。右手に看板...ふと見れば公民館は移転済み(大東市民センター)
雨上がり桜に黄色き茸生え/秋なれど赤きツツジに黒き蝶(中院)
大型の台風16号が南の海上を通過した翌日中院へ行ってみた。墓地の中にセンダンがあり、実がなっているはずなので、どんな様子か気になった。塀の外から見えるはずだったが、あるはずの木がない。後方の樹木は以前のままだが、その手前に1本だけあった木が見当たらない。どうなっているのか見ようと鐘楼門のある参道にはいった。鐘楼門の奥に赤いものが見え、なぜかツツジが咲いているように見えた。ところが、それ以上に目を引くものがあった。鐘楼門の右手前の桜の幹に黄色いものがある。鮮やかな黄色の茸だった。かなり大きくなっているので、急に生えたとは思えない。何層にも分れた茸の上部は、快晴の陽を浴びて輝いて見えた。鐘楼門を潜ると、たしかにツツジが咲いていた。手前の木はポツポツだが、その先に木にはまとまって咲いている。近くに寄って見ると、春と同...雨上がり桜に黄色き茸生え/秋なれど赤きツツジに黒き蝶(中院)
車輪梅ことしも花と青い実と/鉄管の水も集めて龍の池(龍池弁天など)
去年の秋初めて、車輪梅(シャリンバイ)の実と花を同時に見た。今年はどうかなと思っていたが、やはり白い花が咲いていた。曇りのせいか花は中途半端に開いていたが、その数はかなり多かった。去年は見る時期が遅く実の色が薄かったが、今年は丸々として色も鮮やかだった。同じ通りに龍池弁天があり、そこにもシャリンバイがある。弁天の祠の周囲は奇麗に草が刈られていて、大木の直ぐ下にシャリンバイだけがポツンと残っていた。このシャリンバイも多くの実を付けていた。実の周囲を探すと少し白いものが目に入った。花は咲いていなかったが、まだ蕾の状態の房があった。竜池のほとりを歩くと、小さな水音がした。池は2段になっていて、堰の中央が切れて水が流れ落ちている。水音はそれではなく、岸の近くの錆びた鉄管から流れ落ちる水だった。岸に沿って円管が組まれ、岸...車輪梅ことしも花と青い実と/鉄管の水も集めて龍の池(龍池弁天など)
名を知らぬ黄色き花に眼がとまる/山門を超えて銀杏の門のあり(長田寺)
秋の彼岸の頃、長田寺の境内の端にある木に黄色い花が咲いていた。毎年来ているので見ているはずなのだが記憶にない。近づいてみると、こまかく分れた枝に小さな黄色い花がついている。下には葉が茂っているが、花のついた枝はそこから外に延びている。枝ではなく花房といってほうが良いかも知れない。花弁は黄色いが中心部には赤いところもある。幹はわりとなめらかだが、こまかく割れていて、その一部ははがれ落ちて白い部分が見えている。初めて見る木だったが、いろいろ検索すると、どうやらフクロミモクゲンジ(袋実木欒子)というらしい。近くの山門を見ると、両側のイチョウが上で枝を繋いでいた。山門の外からみると、さらに強く結びついているように見える。山門の上に更に門があるような感じだ。イチョウが黄葉したころには、どうなるのか見てみたい。名を知らぬ黄色き花に眼がとまる/山門を超えて銀杏の門のあり(長田寺)
仙波氷川神社のヒガンバナは、8月の終りには既に咲いていた。といっても、入口の角に数本咲いているだけだった。それから3週間、彼岸の入りには同じ場所でも様変わりしていた。多くの花が咲いていて、最初に咲いていた株の茎は黒く変色していた。上に上ってみると、確かに咲いているが、少し最盛期を過ぎているようだった。さらに石碑の手前の木立の下を見ると、かなりまばらで、花も衰えているように見えた。この場所は、年により変化が大きいようだ。一方、神社の入口の左側にはまだ多くの花が咲いていた。入口奥の方は少ないが、入口近くの方にはまとまって咲いている。近くで見ると、他の場所よりかなり良く咲いていた。ちょうど白い花に陽が当り目立っていた。以前、入間川の土手で彼岸花を撮っていた時、通りかかった人が「草刈りの仕方で、花の咲き方が違う」と言っ...氷川社はこうはくあります彼岸花(仙波氷川神社)
大木は倒れてもなお葉は緑/巻き添えか途中でパックリ白き幹(仙波河岸史跡公園)
ザリガニ釣りを見たあと、倒木のあった池に行ってみた。倒木はまだ池の中に倒れていて、周囲は立ち入り禁止のままだった。仮設のフェンスの前に2台の自転車が置かれていた。木の根本は複雑に裂け、まだ白い口を開けていた。池の方の枝を見ると、大きく盛り上がった枝の葉はまだ緑に見えた。一方、水面に浸かっている先端部分の葉は枯れているように見える。光の加減かも知れないが、場所によって差があるようだ。池のデッキの方から見ても、やはり水面に近い方の葉は変色して見える。デッキの下の波紋は、いつものように静かに拡がっていた。そこから枝垂桜の方へ廻ると小さな広場から続く細い道があった。何があるか気になったので入ってみた。丁度池の裏側になり、池に沿った樹々の間から対岸の木の上部が見える。その中に、途中で幹や枝が折れているものがあった。白い幹...大木は倒れてもなお葉は緑/巻き添えか途中でパックリ白き幹(仙波河岸史跡公園)
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国道16号線の交差点側に無人販売所がある。その中にトウモロコシが2段ほどに積まれていた。右手の黒板には、チョークでとうもろこしの値段が書いてある。下の段には白い発泡スチロールの箱があり、「お気軽に開けて見てください」と書いてあったが、余りの暑さに遠慮した。7月の始だったが、もうトウモロコシの季節になっていた。ようやく今日、関東も梅雨明けしそうだ。箱の中トウモロコシが2段積み(国道16号近く)
団地の道を少し入ると、出入口近くのガクアジサイの色が変わっていた。下の方は、すっかり色がうすれている。まだ色の濃い所もある。それから、すこし変色が進んだものもある。その近くには、額も花もすっかり変わってしまったものが多い。なぜか、てっぺんの方には、まだ色の濃いものが集まっている。道の終りの方には、以前良く咲いていたガクアジサイがある。こちらは、ほぼ全体が変色していた。今年は、アジサイの見ごろにはほとんど雨が降らず、猛暑ばかりが続いた。このガクアジサイを見ていると、そのせいかとも思ってしまう。雨なくてガクアジサイも色替り(近所の団地)
6月の終り、浅間神社近くの三差路の角に白い花が咲いていた。背は高くないが、こんもりとした樹形で、房状の花が咲いている。国道16号線沿いの家で見た白い花に似ていなくもない。しかし、その花の密度は各段に違う。まるで泡のようにも見える。向きを変えると、斜めに道の方へ張り出している。同じ花は、わりと近くで他の場所でも見ることができる。この1週間前には咲いていたが、今でもほぼ同じように咲いている。昨日は浅間神社の初山だったが、行き帰りこの花を見た人もいるだろう。三差路の角に咲く花白き泡(浅間神社近く)
白い花を見た後、すぐ近くにムクゲとサルスベリが咲いていた。こちら側から見ると、ムクゲの方が目立っている。ムクゲは全体に白で、中心部が赤紫になっている。別の角度から見ると、その対比が良くわかる。サルスベリはまだ房の先の方に蕾が多い。比較的先の方まで咲いているものもある。反対側から見ると、サルスベリが目立っている。近所の団地のサルスベリはまだ咲いていなかったので、これは早咲きのようだ。木槿咲き百日紅咲く歩道脇(国道16号)
6月の下旬、信号待ちしていると、道の向こうの木に白い花が咲いていた。まだ新しい集合住宅のすぐ脇で、枝葉をいっぱいに伸ばしている。交差点を渡り、すぐ傍まで行ってみた。木の枝は、歩道の上まで伸びている。上の方まで、白い花が広がっている。中心の茎から枝分かれし、さらに分かれて小さな花が咲いている。蕾もまだ多く、次々と咲き続けるようだ。先に咲いた花はすでに散って、下にはそれが広がっていた。見たところ空家のようで、木は剪定されることなく自由に生きている。この花も梅雨の時期に見る花だが、今日の午後にならないと雨は降らず、それまで猛暑が続く。車越し猛暑の中の白き花(国道16号沿い)
6月の下旬、良く通る道に今年もノウゼンカズラの花が咲いていた。手前に垂れさがっている枝がもっとも咲きが良い。その上の方へも続く。道側に張り出している枝はこんな感じ。青空をバックに撮りたかったが、あいにくの曇りだった。反対側も上の方まで咲いている。塀沿いにもう1株あるが、それは咲いていなかった。毎年花が終わると、かなり刈り込まれるが、この時期になるとほぼ元に戻る。しかし、この株はそこまで戻らなかったようだ。このお宅には、庭の方にもノウゼンカズラがあり、こちらは今年も良く咲いている。ほとんど雨の降らない梅雨で、連日の猛暑だが、ノウゼンカズラは咲き続けている。空梅雨にノウゼンカズラ咲き続け
ほぼ1ヶ月前、喜多院の境内で絵を描く人がいた。手前の桜の下と、菩提樹の下にもう一人。その近くには、掃き掃除をする人もいる。ボダイジュはちょうど満開だった。どの枝にも多くの花が咲いていた。右手の枝にもいっぱいに花がついている。その後方の緑はかなり濃くなっていた。花につられてハチもやって来ていた。本堂の方からボダイジュを撮る。写生も掃除もまだ続いている。ボダイジュの上部に陽が当たり、下の影を濃くしている。どろぼう橋の近くでは、頭上に木の枝が広がりうす暗い。その左手に照明が見えた。その照明は、どろぼう橋のすぐ側にある。周囲はかなり明るいが、照明は橋の説明板付近を照らしていた。もうボダイジュの花は散って実になっているだろう。菩提樹の花の下にて写生かな/緑陰照らす昼間の明かり(喜多院)
5月下旬、新琵琶橋の下流側には勢いよく水が流れていた。太い管の左側(右岸)の下は、土がかなり削られていた。岸側には鉄管が壁を造っている。一方右側(左岸)には、まだ土が盛り上がっている。上から見ると、重機の位置が違う程度で、あまり変化はない。上流の護岸はほぼ出来たようで、跡は上の土手道だけのように見えた。それから2週間後の6月上旬、水の流れは同じようだったが、橋の下は少し変化していた。右岸の下には小型の重機が置かれている。重機のそばに少し土砂があるが、周囲は平になっている。左岸の土は減ったが、まだ掘削中のようだった。上から見ると、右岸にテントが見えた。ちょうど休憩中のようで、テントの下に5人程の作業員が見えた。上流の護岸の上に黒い柵が出来ていた。跨道橋の反対側から見ると、工事中の上部に赤い鉄の枠が見えた。そ...橋の下小型重機も活躍し/護岸の上には新しき柵(新河岸川・新琵琶橋)
5月の下旬、弁天橋の工事現場は静かだった。左岸の河川敷には土が見え、その先にはまだ重機が置いてある。右岸では土台の周囲に足場があり、護岸は下の方が出来ていた。足場の脇には土嚢が積まれ、その先の土手にはブルーシートが掛っている。土台の足場には屋根のようにブルーシートが掛けられている。土台の下の方は、木枠のようなもので囲われていた。左岸に行くと、1輪の八重桜が咲いていた。それから2週間後、足場のブルーシートがなくなり、少しスッキリしていた。左岸の河川敷の先には、重機はなくなっていた。護岸はほぼ同じように見えたが、土台の木枠はなくなっていた。そのため土台の新しいコンクリートが見えていた。歩行者用の橋の下の看板には、架け替え工事の工期は、7月31日となっていた。河川敷の先は、盛った土や土嚢は撤去され、新しい土手の...橋土台護岸の工事着々と(新河岸川・弁天橋)
長徳寺の方へ行こうと薬局の角を曲がると、前の方からクリの花の匂いが漂ってきた。歩けば歩くほど匂いは強くなった。その先の交差点の角に、背の高いクリの木があった。花は満開で、周囲はその匂いで満ちていた。細長い花の房は、色んな方に向かって伸びている。少し歩いて別の角度から見ると、大分印象が違う。家の入口を挟んで反対側にもクリの木があった。こちらの木は背が低いが、やはり満開だった。花の房はほぼ垂れ下がっていて、見た目はかなり違う。すぐ側の別の木には、うす紫のテッセンの花が1輪だけ咲いていた。クリも梅雨の時期の花だが、今年は梅雨が有ったのか、今日も猛暑の予想が出ている。強き香に引かれて行けば栗の花(長徳寺近く)
5月の下旬、浅間神社前を過ぎると、あるお宅の塀の上に黄色い花が咲いていた。木の全体を覆うように咲いている。花だと思ったが、ヤマボウシのようだ。こんな黄色いのは見たことがなかった。別の角度から見ても、良く咲いている。なぜかみな上を向き、ガクを少しすぼめるような状態だった。下の方を見ると、やはりヤマボウシに間違いなかった。反対側から見ると、こんな感じで上から下までよく咲いている。ヤマボウシは白だと思っていたので、かなり印象に残った。それから2週間後、同じ所に見慣れたヤマボウシが咲いていた。前回と違い、白いガクが木を覆っている。ガクは広がり、中央の花も咲いているように見えた。以前と同じように反対側から見ると、やはり下から上までよく咲いていた。どのヤマボウシも同じように変化するのだろうが、ここの黄色は良く目立って...ヤマボウシ何だか最初黄色いぞ(浅間神社近く)
坂道の途中で富士見橋を潜り、坂道を上り終えると信号機のある交差点がある。そこから少し歩くと、仙波小学校の裏に出る。行き過ぎようとして左を見ると、塀際に白いアジサイが咲いていた。その下にも、別の白い花が咲いていた。道を渡ってみると、アジサイの仲間のアナベルが咲いていた。金網のフェンスからはみ出して咲いている。そのすぐ下には、塀に沿って白い花が咲いている。葉や花はニンジンに似ている気がする。アナベルの隣には青いガクアジサイがあった。中心部の花はまだ咲いていなかった。その隣に、今見たのと同じ花が咲いている。どうやら、ここから種が塀の外へ出たようだ。アナベルの反対側にも別の花が咲いていた。こちらもフェンスの中と外に生えている。しかし、その花の咲き方はそれぞれ違う。一番目立つのは、ほぼ球形に見える白い花で、小さな花...紫陽花と人参の花かフェンス際(仙波小学校裏)
滝下橋から国道16号線の方へ歩く。途中から坂道になり、仙波河岸史跡公園入口付近から、16号線の下を潜る。その脇にビワの木があり、多くの実が生っていた。見上げると、木の全体にまんべんなく実がついている。道路のすぐ上辺りはもちろん右手の奥の方まで続いている。一つの枝の先にまとまって生っているが、それがさらに集まっているところもある。実の一つ一つは小さいが、集まるとかなり存在感がある。ビワの実も梅雨の時期の到来を告げていたが、梅雨入り後急に真夏になり、猛暑日もある。坂道にビワの実たわわ梅雨景色(仙波河岸史跡公園近く)
4月の始芝桜が満開だったころ、滝下橋の様子を見に行った。道路は土が剥き出しで、橋の上面とは大きな段差がある。右手(下流側)には重機があり、作業する人がいた。左手(上流側)は、護岸の下がかなり削られていた。左の歩道には、赤い矢印が左を指している。黒い柵の一部が撤去され、歩行者用の通路が出来ていた。通路を右折して道に出ると、オレンジのネットで囲われた道路の下に出た。白い護岸とこりら側との間には柵も何もない。そのすぐ脇の前からある柵には、看板が並んでいた。「配水管の布設替工事」と「滝下橋の取付道路工事」の看板で、工期はどちらも「令和7年5月30日まで」となっていた。この時はまだ下流の桜が咲いていた。それから2ヶ月後の6月の始め、まだ車両は通行止めだった。橋の周囲の道路は舗装が終り、白線が引かれている。右手では何...滝下の周囲の工事ほぼ終り/梅雨の間に渡れるのかな(新河岸川・滝下橋)
調整池から史跡公園へ戻ると、木製のデッキの先を歩く人がいた。右手にはビヨウヤナギが満開だった。デッキの下には小さな水路がある。その土手の草叢には、かなり前の切り株が残っている。その一部に、キノコが生えていた。薄いキノコで、周囲は茶色、中は白になっている。そのすぐ先にも、かなり朽ちた切り株があり、その廻りには水路に沿って大きな葉が広がっていた。フキのようで、側の草よりも薄い緑だった。デッキを右に曲がって歩くと、デッキの上に枝が伸びていた。アカメガシワで、ようやく花が咲き始めていた。そのすぐ先には、池から流れ出る水路がある。両側にはドクダミの白い花が広がっている。デッキの下は淀みになっていて、おおきな泡沫が出来ていた。この少し前に池を見たが、水は少し濁っている感じだった。そこから流れでる水も、やはり濁っている...デッキ下茸と蕗と泡沫と(仙波河岸史跡公園)
仙波河岸史跡公園の木製デッキ脇には、ビヨウヤナギが並んでいた。湿地を見ると、あのシダの葉が茂っていた。ビヨウヤナギは、まだその先へ続く。公園の外へ出て、すぐ側の岸町調整池を金網のフェンスの上から覗き込む。水面は静かで、どんよりした空を写し、どこからかカエルの低い鳴き声が聞こえる。右手の水面にスイレンの葉が広がっていた。その葉の上に白い花が点々と咲いていた。もう少し近い場所に移動すると、アシに囲われるように、スイレンの葉が浮いている。スイレンの花は、いつもより少ない感じがした。カエルは3ヶ所ほどにいて、1ヶ所で鳴くと他のカエルがすぐに鳴き返す。すぐ前の声と、共鳴するように重低音が響く。まさにカエルの合唱。さらに別の場所から池を見ると、後方の家や緑を水面に写していた。この間もカエルの鳴きかわしは続いていた。睡蓮の花震わせて蛙鳴く/こちらで鳴けばすぐ鳴き返す(岸町調整池)
愛宕神社から階段を下りて、仙波河岸河岸史跡公園に入る。池から湿地へ行く途中に、大きく枝葉を広げたアジサイがあった。ガクの色はかなり薄い水色で、白いところも多い。大きさも色の濃さもみな異なる。この写真を撮る前に、ここに小型犬を連れた女性がいた。私に近づいてきた小犬の足を見ると、青い小さな靴を履いている。夏の路面の暑さ対策かと思ったが、それだけではなく、皮膚が弱いので、獣医さんの奨めで履かせていると言っていた。その靴に全く違和感はないようで、草叢に入って楽しそうに遊んでいた。アジサイの後方の湿地は、ほぼ全体が草で覆われていた。ちょうど陽が当って、やわらかい薄い緑に輝いていた。場所を変えて見ると、また印象が替り、周囲の木の影が濃くなっていた。左の方、木製のデッキ近くには、シダの葉が大きく茂っているのが見えた。そ...紫陽花とギボウシ咲いて梅雨間近/湿地を覆う薄き緑り葉(仙波河岸史跡公園)
国道16号線の歩道から愛宕神社の参道に入ると、坂道の右側にユリが咲いていた。夏から秋にはキバナコスモスが咲くところである。手前には赤と黄色の花が咲いている。赤いユリは家のものに似ている。色はやや薄いが、感じは良く似ている。黄色いユリは、明るい色だった。雄しべの茶色が良く目立ち、花の中央には同じ色の小さな点が見える。他より背の高い株があり、上から少し下がった場所に、横を向いて咲いていた。それより背が低いが、オレンジ色の花が咲いていた。雄しべと花びらの色が良く似ている。反対側には、少し色の違う花もある。そのすぐそばに、先ほどと同じ黄色いユリがあった。その先にも黄色いユリが咲いていたが、ちょうど日陰との境だった。日陰には蕾が多く残っていた。反対側から見ると、こんな感じで並んでいる。私が写真を撮っている間、通りか...参道の緩い坂道百合の花(愛宕神社)
一昨日、関東も梅雨入りしたが、その前に近所のアジサイを辿ってみた。植え込みの中に小さな木があり、濃い紫のアジサイがあった。地面すれすれにも2つ並んでいる。少し歩くと、塀の側にガクアジサイがあった。柵の外に3つ仲良く並んでいて、よく目立つ。しかい、それぞれ状態が少しずつ違う。その先には、2色のガクアジサイがあった。上には白いガクアジサイ(スミダノハナビ?)がある。下にはピンクのガクアジサイがある。この前日にはもっとあったが、ちょうど切り取られた後だった。団地の道を少し入ると、カシワバアジサイがある。これは、かなり前から咲いている。イモカタバミのすぐ側に、薄紫のアジサイがあった。上の方にも、横の方にも並んでいる。その先に、小さいが多くの花をつけた木があった。同じ木に見えるが、4種ほど色の違うものが並んでいた。...梅雨前に近所の紫陽花一巡り/色も違えば形もちがう
5月の終り、ユリの蕾が色付きだした。蕾が多く、その重みで倒れた株も、色の濃くなっているものが増えた。それから2日後、ユリが咲き始めた。倒れた株はまだだが、色の濃い蕾が増えた。さらに4日後、倒れた株も咲き始めた。先に咲いた方は、花の数がかなり増えた。なぜか、1輪だけ色の違うユリが咲いた。こちらは1本の茎に1つの花なので、数では圧倒的に少ない。それでも、明るいオレンジで、濃い赤のユリとは好対照でよく目立つ。その3日後、倒れた株の花が照り輝いていた。まるで、作り物のように朝陽を反射している。花びらは厚くなっているように感じられる。他の花も、すこし弱いがやはり同じようにな感じになっていた。それから5日ほど過ぎたが、赤い百合はまだ咲き続けている。赤い百合なぜか1輪オレンジが
6月の終わり、新琵琶橋の足場はなくなり、新しいコンクリートが目立っていた。右岸の方では、何か作業する人たちがいた。スロープの上から覗くと、数人の作業する人たちがいた。手前のコンクリートを囲っていた板は無くなり、土手のほうに木材が散らばっている。広くなった川には、水がゆったりと流れている。左岸も右岸とほぼ同じようになっていた。少し後でまた見ると、先ほどの人たちが左岸に来ていた。そばに緑色の小さなボードが立てられいる。それから1週間後、新琵琶橋の様子がかなり変っていた。両岸には新しい護岸が出来上がっていた。その両岸を繋いで、ついに橋桁が掛かっていた。上から見ると、手前には護岸が出来、その上流側に橋桁が広がっている。橋桁は平で、いくつもの長穴が空けられている。その長穴は、白いラインで仕切られ、陸上競技のコースの...橋桁がようやく架かり屋根のよう(新琵琶橋)
ノウゼンカズラが咲いていたころ、団地のエゴノキには実が生っていた。枝に沿って白い実が垂れ下がる。神社近くの建物の植え込みにもエゴノキがあり、より近くで見ることができる。背景が変ると、実の白さも違って見える。すぐ近くに、エゴノキと同じころ、同じように白い花が咲いた木があった。下がシャリンバイ、上がガマズミである。シャリンバイも多くの実を付けていたが、まだ緑だった。そばのガマズミも、小さな実をつけていた。同じ日、近くでキジバトを見た。こお鳥は意外と近くで見ることができる。その後、シャリンバイとガマズミの辺りで剪定作業が行われていたが、その後どうなったか見ていない。エゴノキは白い花から白い実が(近所の団地他)
よく通る道に、今年もノウゼンカズラの花が咲いた。少し前までは、刈り込まれて小さくなっていたが、あっという間につるが伸び満開になった。あいにく雲が多く、青空をバックには撮れなかった。ノウゼンカズラは、塀に沿って2箇所に分かれて咲いている。少し散りかけていたが、かなり良く咲いていた。ノウゼンカズラが咲いている道から、団地の道に入ると、右手の上のほうに同じ色が見えた。金木犀の木が並ぶが、その1本の上の方にだけノウゼンカズラが咲いていた。もっと広く咲いていれば見事だと思うが、金木犀には迷惑だろう。金木犀オレンジの花梅雨に咲く(近所の団地他)
川越八幡宮の血茅の輪がまだ設置されていなかったころ、花手水を撮ろうとすると、その前に日傘をさした女性が立っていた。スマホを足元の花手水に向けている。花の浮かんだ鉢の中に何か白いものが見えた。そっと脇からのぞくと、水面におみくじが浮かんでいる。その後、おみくじを手にとって見ている。これをしばらく繰り返していて、その場を離れないので、花手水を撮るはをやめた。6月の終わり、八幡宮の茅の輪が置かれているのが見えた。看板は最初の石鳥居へ移動し、2番目の石鳥居に茅の輪があった。脇に茅の輪のくぐり方を説明した看板が立てられている。茅の輪の上部には、人をかたどった紙が下げられていた。すぐ脇の手水舎には、いつものように花手水があった。脇に朝夕の鉢が置かれていた。根本の札には「江戸風情」と書かれている。社殿の参詣をする人たち...花手水おみくじ浮かべ何祈る/順序確認茅の輪をくぐる(川越八幡宮)
6月の中旬、弁天橋の歩行者用の橋のすぐ側に、白い花が咲いていた。ネズミモチに良く似た花で、ちょうど満開だった。その1週間後に行ってみると、スロープの先にあるはずのものがない。スロープを上ってみると、あの白い花の木がなくなり、階段の先がそのまま見えた。土手の下には、新しい切株があった。意外と離れていた。橋の中央あたりから見ても、切株の周囲で特に工事をしている様子はなかった。あの木を切った理由が分からない。左岸では、鉄の枠の外に、赤い鉄の部材が置かれていた。位置を変えてみると、柵の中はすっきりしていた。それからさらに1週間後、枠の外にあった赤い部材はなくなっていた。鉄柵の中を見ると、また赤い部材が組まれていた。それらの一部と思われる長い部材が、そばに横たわっていた。このあと、あまりの暑さに見に行けずにいる。白き花突然消えて切株に/枠の中だけ工事は進む(新河岸川・弁天橋)
空地の草刈りが終わった直後、ムクドリの群れがやって来た。カラスの姿もある。ムクドリたちは、さっそく餌を食べ始めた。いつの間にか、カラスはもう1羽やってきた。ムクドリは、カラスを気にすることなく、食事に専念している。翌日は雨だったが、ムクドリの群れはやってきた。雨の中でも、昨日と同じ、いやそれよりも数は増えていた。少し水が浮くようになっても、食べるのを止める様子はない。草刈り直後にどんな餌があるのか分からないが、どこかで作業が終わるのをまってのかも知れない。草刈りの終わった空地鳥の群れ/雨の中でも黙々食べる
以前、電線にカラスの群れがいたすぐ側の新河岸川、対岸の河川敷に昼顔が咲いていた。一部だけではなく、上流の方まで続いている。何の遮るものもなく、他の草の上に広がっている。少し歩くと、両岸に昼顔の咲いているところもある。ここも対岸には、花が広がっている。 こちらの岸には、水辺を背景に咲いている。向こう岸から見れば、もっと多く咲いているのが見えるだろう。梅雨にもかかわらず雨が降らないが、川の水は濁っていた。その中に、1匹の鯉が泳いでいた。泳ぐというよりも、ゆったりとした流れに身をまかせているように見えた。2日前の夕方、強烈な雷鳴が3、4度あった。どこかに落ちたのか、消防車がサイレンを鳴らしながら走っていった。今日も38℃の予想だが、夕立ちは期待できそうもない。両岸に昼顔咲けど雨いづこ/梅雨の晴れ間は猛暑日つづき(新河岸川)
弁天橋の工事現場の近くに、ガクアジサイが咲いていた。小さい株と少し離れて、やや大きい株がある。これは、少し大きめのほうである。なぜか、片側に花が多くついている。土手道を上流へ進むと、白っぽい花が満開になっていた。薄いピンクの八重の花だったが、名前が分からない。葉や蕾を見ると、ムクゲのように思えなた。家のムクゲと大分感じが違い、また咲くのも少し早い。土手の並木が終わる手前、春にシャガが咲いていた水路に、ねむの木の花が咲いていた。この木の花を見るのは始めてだと思うが、遠目でもねむの木だと分かる。その根本にもガクアジサイが咲いていた。先ほどのものより、ピンクがつよい、隣の植物の陰になっているが、よく目立つ。ねむの木花は、上の方が良く咲いていた。水路はシャガの他に別の植物も生え、緑で埋まっていた。並木が切れた土手...土手道に紫陽花ムクゲねむの木も(新河岸川)
前回から1週間後、今からだと1ヶ月前の新琵琶橋は、ブルーシートの土手の間に太い管があり、その中と脇を水が流れている。建設中の両岸には、足場が組まれていた。上から右岸を見ると、コンクリートの上にはシートが敷かれ、周囲には足場が組まれている。手前(下流側)の円管には蓋がされ、上を鉄筋が横切っている。中央は、円管脇の柵が傾き、すき間から水が流れている。反対の左岸もほぼ同じ状態になっていた。跨線橋のスロープから下を見ると、そこだけ照明が当ったようになっていて、円管やホースから水が流れ出ていた。それから1週間後の6月半ば、新琵琶橋の下は景色が変わっていた。あの太い円管がなく、両側のブルーシートの土手もない。両側のコンクリートの周囲の足場も、完全に撤去されていた。右岸の土手には、円管の一部がバラバラになって置いてある...両岸の土台のあいだ水流れ(新琵琶橋)
長徳寺前の坂を下ると、新河岸川に突き当たる。その岸の柵に沿って、赤と白のタチアオイが咲いている。国道16号のすぐ下で、上の橋を車が次々と通過して行く。これは6月の中旬だったが、このタチアオイはそれよりかなり前から咲いていた。やはり赤い花のほうが目立っている。カーブミラーの中にもタチアオイが見える。花は柵に沿って上流側へ続いている。まだ蕾も多く、しばらく咲き続けそうだ。タチアオイの花と花の間から、対岸のキョウチクトウの白い花が見えた。しかし、桜の枝葉で隠され、見えるところは少ない。上流へ歩いて、キョウチクトウが見える所を探す。少し行くと、桜の枝葉の間から対岸が見える所があった。ここからだと、キョウチクトウの全体がよく見えた。前に見たときから2週間後だったが、全体によく咲いている。むしろその時よりも、よく咲い...紅白のタチアオイの間キョウチクトウ(新河岸川)
梅雨入り前の6月中旬、川越八幡宮の前を通り掛ると、茅の輪くぐりの看板が見えた。入ってみると、石鳥居にはまだ茅の輪はなかった。手水舎の後ろのおみくじの脇には、色々なアジサイが咲いていた。ここだけでも、次のように色も形も違う。石段と狛犬を挟んだ反対側にも、別の種類がある。駐車場隣の家の裏には、濃い紫のアジサイがある。赤い柵のある参道にもアジサイが並ぶ。参道の北側にはずっとアジサイが続くが、反対側のアジサイはかなり数が減っていた。参道のなかほどに、わずかに残っている。参道入り口の石鳥居の脇にもガクアジサイがあったと思うが、それもすっかりなくなっていた。以前は左右のアジサイを、代わるがわる見ることが出来たのだが、あのアジサイはどうなったのか。色々のアジサイ咲きて梅雨気分(川越八幡宮)
例年ならば梅雨に入っているはずのころ、ナンテンの花がほぼ満開になっていた。小さな花は、次々咲いて、散って行く。掃いても掃いても、あっという間に散り敷いてしまう。散った花は、下まで落ちずに途中で止まるものも多い。下にクモの巣があり、そこにひっかかる。ナンテンのすぐ下にジューンスノウ(白丁花)があり、そこにクモが巣を張っている。その上に落ちたナンテンの花は、そこでもしばらく開いている。ナンテンの枝葉にも巣があり、そこにも花が落ちる。普段気づかないクモの巣だが、この時期はその姿が浮かび上がる。しかし、クモにとっては迷惑だろう。今はナンテンの花は散ってしまったが、クモの巣にはまだ残っている。今日は梅雨にもかかわらず久しぶりの雨で、変色した花も雨に濡れている。南天の花は散りてもなお咲けり
この日も喜多院では、境内の木が濃い影を落としていた。以前と同じ桜の木の日陰にハトの群れがいた。前に見たときはのんびりとしていたハトが、この日は忙しそうに動いている。よく見ると、白いものが散らばっていて、それを食べている。そこへ、お母さんと遊びに来ていた小さな子が近づいたが、ハトは全く慌てる様子はない。私の足元にも餌があったようで、日向にもかかわらずハトは出てきて食べている。ハトの群れのそばに近づいた子は、しゃがみ込んでなにかいじっている。ハトの餌に興味を持ったようだが、それを見ていたお母さんは、「もしかして食べてる?」と慌てて近づいた。そのすぐ近く、慈眼堂の階段下にボダイジュの木がある。この1週間前には写真を撮る人がいたので、もう咲いているようだ。近づいて見上げると、どの枝にも花咲き、甘い香りがする。ちょ...菩提樹の花も食べるか鳩の群れ(喜多院)
5月の下旬、弁天橋の工事現場は太い管がほとんどなくなり、中央を川の水が流れていた。太い管は右岸に1列だけあり、その先の坂の上に黄色い重機が見えた。左岸は鉄の杭で4角い枠が出来ている。位置を変えてみると、枠の中にはコンクリートの瓦礫が残っていた。すぐ脇には、掘り出されたと思われる錆びた鉄管が横たわっていた。それから1週間後の6月の初め、右岸にあった太い管も無くなっていた。河川敷の坂もなくなり、重機は土手に上げてあった。左岸の枠の上のほうには、鉄パイプの柵が設けられている。枠の中には、新琵琶橋でも見た赤い鋼材が組まれているのか見えた。この2週間後の6月の半ば、左岸には2台の重機のアームが上に伸びていた。歩行者用の橋の上からみると、右岸の土手の重機は無くなっていた。一方左岸には、多くの重機が並んでいる。一番目立...円管はすべて無くなり水流れ/左岸枠内杭打ち機械(新河岸川・弁天橋)
久しぶりに富士見櫓跡下の路を歩いていると、階段の前がすっきりしている。以前あった仮設の柵がなくなっていた。かなり長い間、階段の老朽化で危険なので通行止めになっていた。それがいつの間にか終わったようで、階段が上れるようになっていた。階段は何度も折れ曲がって上って行く。長めの階段の上に、白い説明版が見える。そのすぐ上に漢文の石碑が建てられている。以前は、この辺りも立ち入り禁止だった。そこから南側を眺めることができる。ここからの眺望も久しぶりで、喜多院と思われる森が見えた。そこから頂上への階段が伸びる。上には何もなく更地になっている。ここからだと、周囲の木が邪魔になって眺望は開けていない。別の短い階段を下りると、小さな神社の前に出る。右手の神社の前に、見慣れない光景があった。手水鉢の上に花が吊るされている。その...補修済みジグザグ階段上りけり/下り石段花の鉢植え(富士見櫓跡)
1週間ほど前、あのカラスの巣は撤去されていた。撤去されたのは、この写真を撮る前日で、季節外れの真夏日だった。真下から見ても、巣の痕跡はなにも残っていない。撤去作業は見ることはできなかったが、近くでカラスがその様子を見ていたそうだ。電柱の根本近くには、以前路上に散らばっていた木の枝が集められていた。長いもの、短いもの、太さもみな違う。この前日、近くのお店の木の台の上で、1羽のツバメが大きな声で鳴いていた。もしやと思って横から見たが、ツバメの巣のあるようには見えなかった。やはり、今年はここに巣はつくらなかったようだ。カラスの巣のあった所は以前のままで、巣作りを阻止するようなものは見えない。このままだと、来年もまたここに巣を作るかもしれない。真夏日に撤去されたりカラスの巣
5月の末、ビヨウヤナギとガクアジサイがほぼ同時に咲き始めた。ビヨウヤナギは、まつ毛のような雄しべが雌しべを取り巻いている。木漏れ日を受けると、また雰囲気が違う。一方、ガクアジサイは枝で咲き方に差がある。既に咲いているもの、まだガクだけが開いているもの、まだガクさえ開いていないものがある。それからほぼ2週間後、ビヨウヤナギは大分衰えたが、ガクアジサイは見ごろになった。中央の小さな花がほぼ全体に咲いている。しかし、まだ蕾の方が多く、蕾の色の変化が花より目立っているものもある。例年なら雨の中で見るアジサイが、夏のような陽を浴びている。ところが今日は、久しぶりの本格的な雨になり、気温も下がった。これで、植物も人間も一息つける。梅雨のまえ美容柳と紫陽花と
真っ赤なユリが咲いていたころ、近所の白い花が満開だった。この花が咲いていれば、あの花も咲いているかも知れない。そう思って、すこし寄り道をした。天然寺の脇を通り新河岸に出る。予想した通り、あのキョウチクトウの白い花が咲いていた。土手の斜面に生え、下の小路を覆うように茂っている。橋を渡り、土手道の坂に出る。樹形は少し乱れているが、多くの花が咲いている。坂を下り振り返ると、木の全体がよく見える。土手から橋の下へ通じる小路には、すでに花が散っていた。そこから見上げると、花を間近で見ることができる。少し移動して、さらに上の方を見上げる。快晴ではなく少し雲があったが、背景としては悪くない。花の先には、桜の季節に来た精進場橋が見える。去年この花を見たのは7月の中旬だった。今年はまだ梅雨入りしていないが、やはりその頃も咲...周りじゅうどこから見ても白い花(新河岸川・16号傍)
5月の終わりから6月の始にかけて、赤い百合が満開になった。ユリの花の香りは強く、咲いたことがすぐに分かる。ほぼ同じ方向を向き、横に広がって咲いている。縦にも並んでいる。雄しべと雌しべも良く目立つ。色違いの百合もあるが背が低く、赤い百合の葉陰でかろうじて陽を受けている。その後も次々と花が入れ替わっていたが、さすがに今はもうほとんど散っている。赤き百合そこにぽつんと色違い
貝塚橋を渡る途中、近くでカラスの鳴き声がうるさかった。橋を渡り土手道に入ると、前方の電柱の上の方に集まっていた。電柱のこちら側に多く、向こう側にも少しいる。ざっと数えても20羽以上いた。こちらが近くと警戒してか、飛び去るものもいる。飛びながらも盛んに鳴いている。私の横を1台の白バイが通過していった。白バイは少し先で止まった。カラスの鳴声とは関係ないと思うが、慌てて飛び去るカラスが増えた。私が下を通り過ぎるときには、1羽のカラスもいなくなった。少し離れて鳴き声が聞こえるだけだった。これは5月25日で、この頃カラスは子育て中のはずだが、何でこんな所に集まっていたのだろうか。電線にカラス集まり会議中(新河岸川・貝塚橋近く)