2022年春のダイヤ改正で廃止予定とされるJR花咲線の糸魚沢駅についてこちらで紹介しました。その約2ヶ月ほど前の2015年5月中旬にも訪れていた糸魚沢の様子です。近くに迫る別寒辺牛湿原と糸魚沢の集落を見渡せる小高い丘から。撮影したのは5月中旬を少し過ぎた頃。道央なら樹木の葉はかなり青々としている季節ですが、この時期にようやく桜が満開を迎える道東ではまだ緑色が薄っすらと見える程度です。中央からやや右にこの年の1月に建て替わっていた糸魚沢駅が写っています。左右に伸びるように写っている道路は釧路市と根室市を結ぶ国道44号。厚岸町の市街地を過ぎて東進するとしばらくはこのような湿原のなかを走る道路となります。エゾシカの飛び出しが極めて多い区間なので特に冬季は慎重に運転する必要があります。別寒辺牛湿原に広がるハンノキを主体...厚岸町糸魚沢2015年5月
2022年3月廃止予定のJR花咲線・糸魚沢駅 2015年7月
JR北海道は自社単独では維持困難な路線を公表した2016年以降、利用客が極端に少ない駅を毎年春のダイヤ改正にあわせて廃止してきました。今月中旬、JR北海道から来年2022年春にも7駅を廃止することで関係自治体と協議中と発表されたものの駅名は不明でしたが、最近ようやく駅名が判明しました。道東では花咲線から1駅、厚岸町の糸魚沢(いといざわ)駅が廃止になるということです。2015年7月下旬に撮影した糸魚沢駅。小さいですがとても新しい駅舎です。そのはずで、この半年ほど前の2015年1月に建替えられたばかりでした。建て替わる前の糸魚沢駅の様子です。写真は2013年10月に訪れたときに撮影したもので以前こちらの記事で紹介しました。糸魚沢駅の開業は1919年(大正8年)。写真の旧駅舎が建てられたのは1950年(昭和25年)の...2022年3月廃止予定のJR花咲線・糸魚沢駅2015年7月
2004年5月上旬に訪れた鹿追町然別湖付近の駒止湖の記事で少し紹介しましたが、まだ深く雪が積もる2021年3月上旬に訪れた駒止湖の様子です(こちらの続き)。然別湖畔へ続く道の途中にある白樺峠。十勝平野と日高山脈を見渡せる扇ヶ原展望台から2kmほど然別湖方面へ進んた場所です。白樺峠は西ヌプカウシヌプリと東ヌプカウシヌプリとの鞍部となる場所で、東ヌプカウシヌプリの登山口となっています。季節を問わず東ヌプカウシヌプリを登る登山客の車が多く駐車しています。現在帯広と然別湖はを結ぶバスを運行している拓殖バスの停留所。1日に4便、2時間弱で帯広のバスターミナルと然別湖畔を結んでいますが、白樺峠にも停留所がありました。北海道内のこういった場所だと基本的にマイカーやレンタカーでのアプローチが基本になりますが、拓殖バスの時刻表を...駒止湖スノーシュートレッキング@然別湖2021年3月
2011年10月上旬、知床半島の東側の玄関口である羅臼町の沖を航行するクルーズに乗船しました。北海道東部の海域はイルカ、クジラ、シャチなどの海洋哺乳類が多く回遊してきます。春から秋にかけて羅臼沖をクルーズする船もクジラウオッチングを主な目的としています(こちらの続き)。乗船したクルーズ船は午前9時に羅臼港を出港。快晴で波も穏やかなクルーズには絶好の天候でした。港の岸壁から離れるにつれて知床半島最高峰の羅臼岳がよく見えるようになります。羅臼港を出て外海へ。羅臼の街が徐々に遠ざかっていきます。一方で陸地から遠ざかるにつれて羅臼岳の山容が存在感を増してくるように感じました。(羅臼町2011年10月)羅臼ホエールウォッチング2011年10月2
難読地名が連続する釧路町の海岸線。その西側の始まりの地点である昆布森(こんぶもり)を2013年5月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。昆布森トンネルの横に設けられていた階段を登ってみました。トンネルや道路の点検用の階段のようですが、遠目にはしっかりした状態に見えたものの、近年はほとんど手入れされていないように感じました。雑草が繁茂する夏季は近付くことさえ困難かもしれません。トンネルから昆布森方向。昆布森トンネルが開通したのは1996年(平成8年)のことです。それ以前は写真中央に写るカーブしながら下ってくる道路が釧路市と昆布森を結んでいました。昆布森トンネルの出口から約30mほど登ると傾斜が緩やかになりました。昆布森の集落の様子が見渡せました。2020年の記録では約130世帯320人が暮らす集落です。ほとんどが...釧路町昆布森2013年5月3
オホーツク地方の旧・丸瀬布町にかつて存在した武利意森林鉄道で木材の輸送を担っていた小型蒸気機関車の雨宮21号。現在、森林公園いこいの森にて動態保存され、夏季には公園内を走行する姿を見ることが出来ます。2011年9月上旬に訪れた時の様子、最終回です(こちらの続き)。駅のホームを模した雨宮21号の乗り場。遠軽町観光協会のサイト(こちら)によると、今年度の雨宮21号の最終運行日は10月17日になるということです。これまで説明してきたように蒸気機関車の雨宮21号は1928年(昭和3年)に製造され町内の武利意森林鉄道を実際に運航していた車両ですが、客車については1925年(大正14年)から1969年(昭和44年)まで岡山県の井笠鉄道で使用され、その後、埼玉県の西武鉄道で使用されて1993年(平成5年)に旧・丸瀬布町に譲渡...雨宮21号@丸瀬布公園2011年9月3
道道58号倶知安ニセコ線の五色温泉の近く、ニセコ野営場の登山口から登ったニセコアンヌプリ。2007年8月下旬の撮影です(こちらの続き)。傾斜はそれほど厳しくない登山道を登っていきます。登山道の途中にあったケルン。ケルンの周囲はセメントのようなもので固められていて頂部にはレリーフがありました。セメント部に何か文字が見えますが判読出来ず。上段の文字は数字に見えますが何と書いてあるのでしょう。レリーフの拡大。人名の後に遭難碑という文字が読み取れます。昭和35年(1960年)12月2日、北海道大学ワンダーフォーゲル部の部員1名がこの地で行方不明となる遭難事故が発生しています。公式サイト内の部の歴史にもこの件が簡単に記されていますが、消息不明の部員はその後発見されず現在に至るということです。特徴的な山容の昆布岳を眺めなが...ニセコアンヌプリ登山2007年8月2
まだ残雪の多い2004年5月上旬のGW中に訪れた然別湖に近い駒止湖のガレ場で出会ったナキウサギ、最終回です(こちらの続き)。世界に30種類ほどいるとされるナキウサギの仲間、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の寒冷地に広く分布しています。北海道のものはキタナキウサギの亜種であるエゾナキウサギですが、wikipediaに画像が掲載されているアメリカナキウサギ(こちら)と比較すると、体形は同じですがかなり雰囲気が違って見えます。ガレ場に滞在中、かなり頻繁に登場してくれました。ナキウサギは縄張りを持つため、それほど広いわけではないこのガレ場に多くのナキウサギが生息しているというわけではなさそうです。1時間ほど滞在してガレ場を後にしました。最後にガレ場を離れる僕を見送ってくれた?ナキウサギです。ナキウサギを撮影した駒止湖のガ...駒止湖のナキウサギ@然別湖2004年5月4
世界自然遺産に登録されている知床半島の東側の玄関口である羅臼町。2011年10月上旬に羅臼沖を巡るクルーズ船に乗船した時の様子を紹介していきます。釧路市に住んでいたこの頃、翌日の羅臼町の天候がクルージングに最適であることに確信が持てたため前日に羅臼行きを決め、夜のうちに移動しました。釧路市から羅臼町まで約150km、夏道だと約2時間半の距離です。北海道の感覚ではそれほど遠くない距離、釧路市は頑張れば最果ての知床まで日帰り観光が可能な街です(普通は一泊しますが…)。クルーズ船に乗船するためやって来た羅臼漁港。午前8時頃の様子です。朝から快晴、海は凪いでいました。漁港の背後に見えた建物と電波塔。建物は標高約160mの丘の上に建つ羅臼国後展望台です。羅臼を訪れるたびに何度も訪れていますが、今回も下船後に訪れました。港...羅臼ホエールウォッチング2011年10月
難読地名が連続する釧路町の海岸線。その西側の始まりの地点である昆布森(こんぶもり)を2013年5月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。漁港がある昆布森の集落から高さ50mほどの断崖が迫る海岸を西側の釧路市方面に向かって散策。この辺りの断崖は約4000万年前の古第三紀と呼ばれる時代に堆積した地層が見られます。他にも学術的に貴重な異なる年代の地層が見られるとのことで、web上でも様々なサイトで解説されていますがいずれも難解なので省略しますが、興味のある方は調べてみて下さい。自分には見つけられませんでしたが付近にはシジミ貝の化石が見つかる地層も存在するようです。昆布森漁港から海岸を西に300mほどで先に進めなくなりました。かつてはこの先にある城山地区から昆布森まで住民が徒歩で行き来する時代もありましたが、その当時は...釧路町昆布森2013年5月2
オホーツク地方の内陸の町、丸瀬布町(合併により2005年10月から遠軽町丸瀬布)にかつて存在した武利意森林鉄道で木材の輸送を担っていた小型蒸気機関車の雨宮21号。現在は丸瀬布町の市街地から約10kmほどにある森林公園いこいの森にて動態保存され、夏季には公園内を走行する姿を見ることが出来ます。2011年9月上旬にいこいの森を訪れた時の様子です(こちらの続き)。公園内を走行する雨宮21号。武利意森林鉄道は1928年(昭和3年)~1963年(昭和38年)の35年間運用されました。雨宮21号が製作されたのは武利意森林鉄道開通と同年であり、30年間使用されて1958年(昭和33年)に引退しました。その後解体される計画でしたが地元の保存運動により当時の丸瀬布町に譲渡され現在に至ります。雨宮(あめみや)製作所という会社、あま...雨宮21号@丸瀬布公園2011年9月2
昨日の記事で後志地方の岩内町を久々に訪れたことを紹介しましたが、海に面した漁業の町の岩内町とスキー場で有名なニセコ連山、海と山という関係の地域がとても近くで隣り合っていることを改めて感じました。そのニセコ連山の最高峰である標高1308.0mのニセコアンヌプリを2007年8月下旬に登山した時の様子を紹介します。中央からやや左に写っているのが道道58号倶知安ニセコ線から見たニセコアンヌプリ。自然豊かなニセコ連山の山中を巡ることが出来るため交通量の多い道路ですが冬季は通行止めとなります。道道58号沿いにあるニセコ野営場への入口。ニセコ町HPによると野営場は現在、ヒグマ出没のため利用不可となっています。野営場入口の付近にあるニセコアンヌプリへの登山口。記帳して登山開始。登山口の標高は約750mほど。山頂までの標高差は約...ニセコアンヌプリ登山2007年8月
先月8月下旬に出張で後志地方の岩内町を訪れました。広い北海道なので地方毎に支所があり、助っ人は直近から赴くのが普通ですがコロナ禍のこの時代、色々あってどこも人手が足りず、はるばる道東にもお呼びがかかったという感じです。道東の住人となって10年以上が経過しています。仕事ではもちろんですが、観光を含めても札幌以西の地域を訪れるのはかなり久々のことでした。岩内町のカントリーサインが目に入ったので記念に撮影。道路は小樽市の西側にある余市町を起点として積丹半島を周回する国道229号です。隣町の共和町との境界は町の中心部からほんの1kmと少々の地点にあります。積丹半島の西側の付根に位置する岩内町。人口は約1万2千人とそれほど大きな町ではありませんが、同規模の街に比べると飲食店の数は多いように感じました。コロナ禍のためやっと...岩内町のカントリーサインと共和町の難読地名2021年8月
まだ残雪の多い5月上旬のGW中に訪れた然別湖に近い駒止湖のガレ場で出会ったナキウサギ。2004年の撮影です(こちらの続き)。ガレ場に積もる残雪を背景に。厳冬期はガレ場全体が深い雪に閉ざされますが、冬眠しないナキウサギは秋に巣穴に貯蔵した食材を食べて長い冬を過ごします。雪が溶けて巣穴であるガレ場周辺を久々に動き回ることが出来るようになるこの季節。ナキウサギにとっては厳冬期に貯蔵した食材を少しずつ食べて過ごしてきた質素な食生活からようやく抜け出せる季節なのかもしれません。周囲にある植物質のものは基本的になんでも食べるナキウサギ。細長い茎のようなものを食べているところです。お馴染みの瞑想ポーズをとりながら茎のような植物をポリポリと食べています。数分かけて食べ終わりました。間違いなく気のせいですが、完食してドヤ顔、とい...駒止湖のナキウサギ@然別湖2004年5月3
釧路市に東側で隣接する釧路町という自治体があります。市と町で異なりますが同じ釧路という名を冠する自治体が隣り合うという状況、地元民になりしばらく過ごしているうちに何も感じなくなりましたが、釧路地方を離れてから地図で眺めているとやはり不思議な感じです。同名の市と町が誕生した経緯は北海道ファンマガジンのこちらに解説されています。釧路町はweb上でよく紹介される難読地名が連続する海岸線が有名です。その東側の始まりの地点である昆布森(こんぶもり)を2013年5月上旬に訪れた時の様子です。この付近の高台にはとても雰囲気の良い昆布森灯台が建っていましたが2017年に廃止となりました。昆布森灯台の様子を以前こちらで紹介しているので併せてご覧下さい。釧路市から西側の海岸は広大な釧路湿原がそのまま海に繋がるように砂浜が広がる緩や...釧路町昆布森2013年5月
次世代に引き継ぎたい道民の宝物として選定された北海道遺産。そのひとつに選ばれている蒸気機関車・雨宮21号が保存されているオホーツク地方の遠軽町丸瀬布を2011年9月上旬に訪れた時の様子を紹介します。2005年10月に周辺の町村とともに遠軽町と合併した丸瀬布(まるせっぷ)町。合併直前の人口は2000人を僅かに上回る程の小さな町ですが、林業が主産業であるこの町にはかつて山奥で切り出された樹木を石北本線が通る丸瀬布の市街地まで輸送する武利意(むりい)森林鉄道がありました。戦後は林道の整備が進み、トラック輸送により森林鉄道の需要が激減して1963年(昭和38年)に廃止されました。丸瀬布の鉄道は道内では最後まで残った森林鉄道のひとつです。現在は丸瀬布市街地を走る国道333号から約10kmほど山中に入った「いこいの森」にて...雨宮21号@丸瀬布公園2011年9月
2021年4月1日をもって鵡川駅~様似駅の区間が廃止になった日高本線。廃線の原因となったのは2015年1月に発生した高波による線路の流出でした。被災した区間のひとつ、日高町の慶能舞(けのまい)川河口付近を2018年7月下旬に訪れた時の様子です(こちらの続き)。高波により押し流され、砂浜に横たわる慶能舞川橋梁の一部。前回紹介したように慶能舞川橋梁は約10年前に補修塗装されていたためかそれほど傷んだ様子は見えませんでした。橋梁の基礎の部分だけが残されていました。橋梁の半分ほどは流されずに残っています。地面からとても低い橋梁です。基礎の高さは2mほどでしょうか。慶能舞川を渡った先。線路は残っていますが地面が流出してしまい枕木が宙に浮いている状態です。流出を免れた橋梁の下を太平洋に注ぐ慶能舞川。慶能舞川の河口から西側、...被災した慶能舞橋梁@日高本線2018年7月2
まだ残雪の多い5月上旬のGW中に訪れた然別湖に近い駒止湖のガレ場で出会ったナキウサギ。2004年の撮影です(こちらの続き)。遠くを見つめるような眼差しでしばらく動かずに佇んでいる独特の瞑想ポーズ。このポーズにはどんな意味があるのか不思議です。ナキウサギが生息するガレ場にも多くの残雪があったので到着直後はあまり期待できないと感じましたが、予想に反してこの日ナキウサギはかなり頻繁に登場してくれました。瞑想ポーズよりも餌を探して活発に動き回る姿の方が目立ちました。口をもごもごさせていますが…瞑想ポーズではなく葉っぱを食べていました。(鹿追町2004年5月)駒止湖のナキウサギ@然別湖2004年5月2
噴火湾沿いの町・長万部(おしゃまんべ)町から室蘭市を経て苫小牧市まで太平洋沿岸を走り、空知地方の岩見沢市までを結ぶ室蘭本線。室蘭市の西に隣接する伊達市の長和地区で2009年に撮影した室蘭本線の様子です。噴火湾沿いに広がる水田地帯を見渡せる高台から撮影。稲刈りを間近に控えた9月上旬、黄金色に輝く水田が印象的でした。左端に北海道電力の伊達火力発電所と、噴火湾の対岸には駒ヶ岳その他の渡島半島の山並が写っています。少し待っていると特急列車がやって来ました。札幌発・函館行きのスーパー北斗です。函館へ向かって走り去るスーパー北斗。この場所は北海道内の鉄道撮影地を紹介する本を読んで訪れました。田植え前の水田に水が張られる6月上旬頃が列車撮影に最も適した時期のようですが、結局その頃に訪れることが出来ず、9月成就にようやく訪れる...室蘭本線@伊達市長和2009年
2011年8月上旬に登った道東の西別岳。西別岳から摩周湖外輪山の摩周岳まで縦走した時の様子、最終回です(こちらの続き)。左側に先ほどまで滞在していた摩周岳や摩周湖を遠くに眺めながら西別岳の登山道を下っていきます。西別岳は高山植物の豊富な山と言われていますが8月になると見られる花の種類も少なくなるようでした。その中でよく目についた黄色い花はトウゲブキでしょうか。トウゲブキは東北地方から北に生育する高山植物です。北海道の他、樺太や千島列島でも見られます。小さな紫色の花はチシマセンブリ。白い花はウメバチソウでしょうか。花期はこれからが本番のようでまだ蕾の状態が目立ちました。広大な根釧台地と西別岳山麓の原生林を眺めながらゆっくりと下山。標高1000mに満たない低山ですが9月上旬には紅葉が始まる北海道の極東の地です、8月...西別岳~摩周岳縦走2011年8月15
帯広市の市街地付近で札内川、十勝川に合流する帯広川で先月中旬に撮影したカワセミです(こちらの続き)。カワセミは繁殖のために夏季に北海道にやって来る渡り鳥です。野山を散策しているとたまに見かけるためそれほど珍しい野鳥ではありませんが、しっかり観察、撮影しようとすると適した場所でなければ難しいかもしれません。腹部はややくすんだオレンジ色ですが、背面はとても綺麗な瑠璃色をしています。カワセミは漢字で「翡翠」と書きますが、これは「ひすい」とも読めます。深緑色の宝石であるヒスイと同じ漢字を当てたのは雰囲気から分かるような気がします。なお、「カワセミ」の呼び名については蝉とは無関係であり、青土を意味する「ソニ」の発音が訛ったものということです。wikipediaに解説されているので興味がある方は御覧下さい(こちら)、一段上...帯広川のカワセミ2021年8月2
まだ紹介していなかった2004年5月上旬のGW期間中に撮影した然別湖付近に生息するナキウサギです(こちらの続き)。ナキウサギが生息する駒止湖のガレ場への入口。標高800mを超える然別湖周辺は5月に入ってもまだ残雪の多い時期ですが雪は固く締まっているので長靴で十分歩くことが出来ます。アカエゾマツの森を歩いてガレ場へ。10分もかからずにガレ場に到着。先行者がいましたがまだ雪の多い時期だったためか訪れる人は少なかったように思います。残雪の多いガレ場の様子。ナキウサギは冬眠しない動物ですが、さすがにこの雪の多さだと出会うのは難しいかと現地に着いた当初は感じました。少し待っていると特徴的なナキウサギの鳴声が周囲に響いていたので更に待ってみることにしました。すぐに姿を見せてくれたナキウサギ。草食性のナキウサギ。生息地の植物...駒止湖のナキウサギ@然別湖2004年5月
2021年4月1日をもって鵡川駅~様似駅の区間が廃止になった日高本線。廃線の原因となったのは2015年1月に発生した高波による線路の流出でした。被災後、運休が続いていた時期の2018年7月下旬に訪れた日高町の慶能舞(けのまい)川河口に架かる橋梁の様子です(こちらの続き)。左の道路は室蘭から苫小牧を経て浦河町に至る国道235号です。慶能舞川の河口は日高町と新冠町の境界付近に位置する厚賀(あつが)の集落から苫小牧方向に約6mに位置します。慶能舞(けのまい)の語源が紹介された看板。北海道によって設置された河川名を表示する看板のほとんどはこのように語源となったアイヌ語が紹介されています。国道235号と並行して慶能舞川河口に架かっていた日高本線の線路ですが、高波に押し流されて横たわっていました。直近にあった清畠駅が開業し...被災した慶能舞橋梁@日高本線2018年7月
今日から9月に入りました。夏の終わりを感じる風物詩は色々とありますが、8月から9月への月替わりもそのひとつです。つい先日までまだまだ明るいと感じていた午後7時ですが、先ほど外出してみるととっぷりと日が暮れて虫の鳴声が辺りに響いていました。今後は夏日になる日も徐々に少なくなり急速に秋の気配が深まっていきます。過去の9月に撮影した画像を探していると、2009年9月1日に室蘭市の白鳥台展望台で撮影した画像が見つかったので紹介します。右側に写っている道路は室蘭市から伊達市や豊浦町を経て長万部町まで噴火湾沿いを走る国道37号です。国道沿いに位置する白鳥湾展望台には広い駐車場と売店やトイレが整備されていますが当時は立ち寄る車はあまり多くなさそうに感じました。展望台からは室蘭港を眺めることができますが、樹木が成長しつつあるよ...白鳥湾展望台@室蘭市2009年9月
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