2019年の大晦日です。なんとなくの曖昧な記憶ですが、ここ10年間ほどの北海道、年末年始はとても穏やかな天候ばかりだったように思います。今年は1週間近く前から大荒れの予報が出ていましたが、道東地方は今のところ風がやや強いものの降雪はそれほどでもなく推移しています。一方、日本海側では暴風雪警報が出されています。大きな災害や事故なく新年を迎えられることを祈っています。今年は新年度からオホーツク海沿岸の町から十勝地方に移り住み環境が変わりました(記事で紹介したと思っていましたがまだだったようです…)。十勝地方での生活は初めてです。さらに、これまでしばらく海沿いの町で暮らしてきたのもあって内陸での生活は新鮮に感じることが多くありました。遠出できる機会は以前のようには多くないのですが、これまで訪れることが少なかった十勝地...十勝平野@鹿追町2019年4月
2011年11月中旬、阿寒湖畔スキー場のゲレンデから登った白湯山登山の様子です(こちらの続き)。登山道入口となる阿寒湖畔スキー場ロッジから標高差約330mほど、標高820~30mにある白湯山展望台。ここから西に600mほどの距離にある標高916mのピークが白湯山ですが、白湯山への登山道は整備されていないのでここが終着点となります。簡素な地図が設置された展望台の様子。湖畔の左側がやや周囲の地形でブラインドになりますが、阿寒湖が綺麗に見渡せます。湖畔の温泉街や雄阿寒岳もよく見えます。木道は展望台から先にもう少し続きます。木道周囲は地熱が高く樹木が生育できない環境です。航空写真を見るとよく分かりますが、樹木が生育していないのはこの周辺のかなり限定された範囲です。展望台から先に続く木道。実はこの先10分もかからない場所...白湯山登山@阿寒湖畔2011年11月7
2009年10月に訪れた室蘭市マスイチから撮影した漁火をこちらで紹介しましたが、それから1週間後に訪れた室蘭市で再び漁火を撮影しました。場所は地球岬からマスイチと反対側に約1kmほどに位置するトッカリショの浜です。日没直前の午後5時過ぎの様子。トッカリショとはアイヌ語で「アザラシの岩」を意味します。かつてはこの周辺に多くのアザラシが回遊してきていたことから名付けられましたが、近年は絵鞆半島周辺でアザラシが見られることはあまりないようです。日没から少し経った午後6時前。いつの間にか水平線上に登った月が周囲を照らしていました。漁火もポツポツと灯りを灯し始めていまいた。さらに時間が経過してとっぷりと日が暮れたトッカリショの浜。街の明かりが煌々としているのは室蘭市で最も人口が集中している東室蘭地区です。この日はいつもに...室蘭市の漁火@トッカリショの浜2009年10月
札幌市南区の豊平峡(ほうへいきょう)ダムを2011年7月上旬に訪れた時の様子、最終回です(こちらの続き)。ダム周辺をもう少し散策してから帰途につきました。左端に写っている鉄塔がある建物はダム管理支所です。管理支所から少し上流側にある豊平峡ダムの資料館。土日祝日は閉館している模様です。この類の資料館を見学するのがとても好きなので平日しか開館していないのはとても残念です。ダム湖である定山湖の奥に続く林道が資料館横にありますがゲートで施錠されていました。往路は電気自動車を利用しましたが、復路は歩いてみました。往復ともにほとんどの観光客は電気自動車を利用していましたが、歩く人の姿もそこそこ見られます。駐車場から豊平峡ダムの2km弱の間、ほとんどが冷水トンネルと豊平峡トンネルを歩きます。2つのトンネル間が写真の様子です。...豊平峡ダム@札幌市2011年7月8
2009年4月上旬に訪れた新ひだか町の静内ダム(こちらの続き)。発電設備があるためか金網などによって厳重に立ち入りが制限されているダム堤体から下流の敷地内にいたキタキツネ。どこから入り込んだのか分かりませんが、こちらの存在に気付いているもののまったく動じる気配がなく悠然としていました。しばらく対峙した後、堤体の下方に続く階段を下って姿を消しました。静内ダムから下流の様子。ダム下流に見えた変電設備。静内ダムは1966年(昭和41年)建設された発電用ダムのひとつです。(新ひだか町2009年4月)静内ダムとキタキツネ2009年4月
本日12月24日はクリスマス・イブ。先日観たテレビのクイズ番組で「イブ」の正確な意味を初めて知りました。大多数の人が回答した「前夜」はバツとなります。正しくは当日の夜という意味になるそうですが、一般の暦と教会の暦の間で異なる日が替わるタイミングに関係してきます。詳細はwikipediaのこちらなど参照下さい。クリスマスと言えばサンタクロースですが、十勝地方南部の広尾町にはサンタの国、ノルウェーのオスロ市から正式に認められたサンタランドがあります。ノルウェーから認められたサンタランドは世界に広尾町だけということですが、人口7000人に満たない小さな町になぜサンタランドがあるのかとても不思議です。広尾町とオスロ市との関わり、サンタランドに認定されるに至った経緯、その他サンタクロースに関する様々な豆知識が紹介されてい...ひろおサンタランド@広尾町2019年7月
2019年10月中旬に訪れた南十勝地方、大樹町の生花苗沼(おいかまないとう)の様子(こちらの続き)。生花苗沼の上を飛ぶヒシクイの群れ。紅葉した広葉樹はミズナラが多くを占めているように見えます。生花苗沼でゆっくりと羽を休めるヒシクイの群れですが、何かをきっかけに一斉飛び立ちを行う様子が何回か観察出来ました。オジロワシは見られませんでしたが、天敵となる猛禽類が近くを飛び交っていたのかもしれません。一斉に飛び立ったヒシクイのほとんどは再び沼に舞い降りていましたが、そのままどこかに飛び去って行く群れもありました。同じく沼尾の上空を飛び交うオオハクチョウ。水面スレスレを飛ぶオオハクチョウ。左後方にはタンチョウのつがいの姿が見えます。前回紹介したタンチョウとは別のつがいです。しばらくすると先ほどまで沼の奥の方にいたタンチョ...生花苗沼@大樹町2019年10月4
本日12月22日は今年の冬至です。ご存知のように冬至とは昼の時間が一年のなかで最も短い日で、一般の人が到達出来る国内最東端の根室市納沙布岬では冬至の日の出は午前06時46分10秒、日の入は午後3時43分51秒となっています。今日を境に明日から少しずつ昼の時間が長くなっていきますが、1月から2月にかけての本格的な冬が訪れる前に昼夜の長さの境目である冬至があることに昔からなんとなく不思議に感じています。写真は2011年の冬至の日に訪れた別海町の風蓮湖畔を紹介します。釧路市と根室市を結ぶ国道44号が根室半島の付根の厚床(あっとこ)で知床方面の北に分岐する国道243号~244号。厚床から分岐して約20kmの地点の様子です。国道沿いにやや広めの路側帯があります。国道沿いに設置されている風蓮湖の看板。国道からはほとんど見え...冬至の風蓮湖畔@別海町2011年12月
2011年11月中旬、阿寒湖畔スキー場のゲレンデから登った白湯山登山の様子です(こちらの続き)。ボッケが集中していた沢地形を越えると尾根に向けての登りとなります、この辺りが登山道の中で最も傾斜の急な箇所かと思いますが距離はそれほどでもありません。樹木も少なくなり視界が開けてきました。笹で覆われた斜面ですが登山道は定期的に笹狩りされているようで快適に歩けました。急な斜面を標高差70m前後登ると尾根状の地形へ。振り返ると阿寒湖と雄阿寒岳が再び姿を見せてくれていました。尾根まで登ると笹原はいつの間にかなくなり地衣類のような植生に変わっていました。立入禁止の看板がありますが、植生保護の他、この辺りも地熱が高いため立ち入ると危険です。噴気を上げている箇所もありました。阿寒湖畔の温泉街も綺麗に見渡せます。登山道のゴール、白...白湯山登山@阿寒湖畔2011年11月6
かつて「愛の国から幸福へ」のキャッチコピーでブームとなった旧・広尾線の幸福駅と愛国駅。現在は交通記念館として保存されている愛国駅を2018年7月に訪れた時の様子、最後に駅舎内部を紹介します(こちらの続き)。ホーム側から撮影した駅舎。駅舎内の様子。かつて愛国駅で使用されていた器具や資料などが保存、展示されています。運賃表と時刻表も当時のまま掲示されています。運賃表には広尾線と同年の1987年(昭和62年)に廃止となった士幌線が記載されています。帯広から南に向かっていた広尾線に対して、士幌線は帯広から北に向かっていました。以前の幸福駅と同様に壁にびっしりと貼られた名刺など。現役時代の広尾線の写真がパネル展示されています。パネルの中に初代の愛国駅の写真もありました。拡大はこちら。愛国駅が開業したのは1929年(昭和4...旧・広尾線愛国駅2018年7月3
少し前の中秋の頃、仕事で訪れた函館にて海上に浮かぶ漁火(いさりび)を目にしてとても懐かしく感じました。道東に住み始めてから10年近く経ちますが、こちらでは漁火を見かける機会があまりないように思います。光に集まってくる習性を利用した集魚灯を利用するイカ漁は北海道では道南地方で盛んです。漁期の秋になると陽が落ちた水平線上に無数の漁火が煌々と闇夜を照らす光景が道南地方の秋の風物詩となります。写真は2009年10月に室蘭市から撮影した噴火湾の漁火です。10数kmにわたって断崖絶壁が続く室蘭市絵鞆(えとも)半島。ほぼ中央に位置する球岬から西に約5kmのマスイチから見えた漁火です。時刻は18時30分頃、辛うじて周囲の様子が肉眼でも分かる程度の明るさです。噴火湾の水平線上には漁火がかなり明るく見えていました。昼間のマスイチ海...室蘭市の漁火@マスイチ海岸2009年10月
札幌市南区の豊平峡(ほうへいきょう)ダムを2011年7月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。長さ305mの堤体上を歩きます。ほぼ真上から撮影した放流口の様子。放流された水は豊平川となって流れていきますが、もう1段、小型のダムのようなものに流れ込む構造になっています。堤体の突き当り。一般の観光客はここで引き返すことになります。反対側から見た放流の様子。対岸の断崖。よく見ると目印のようなものが見られました。何に使用するマークなのでしょうか。豊平峡ダムによって豊平川が堰き止められて出来た定山湖。水位が少し低いように感じましたが、岩の途中に残されたラインがこれまでの水位の痕跡のようです。最初に訪れたレストハウスと展望台。(札幌市2011年7月)豊平峡ダム@札幌市2011年7月7
以前こちらで紹介してきた2009年4月上旬に訪れた日高地方の新ひだか町。少し間が空いてしまいましたがもう少し続きがあります。新ひだか町の中心部、旧・静内町の市街地から約20km内陸に進むと行き着く静内ダムの様子です。新ひだか町(旧・静内町)の市街地から内陸方向約20kmに位置する静内ダム。ここは日高地方と十勝地方を結ぶ予定だった道道111号・静内中札内線において、一般車両が行くことが出来る日高町側の最奥部になります。この道路は2003年までの19年間に540億円を費やして建設中の道路でしたが、完成までにさらに40年、1兆円近い工費がかかること、また環境への影響などから計画が中止されました。監視カメラで厳重に監視されたゲートで行き止まりとなる静内中札内線ですが、静内ダム堤体上に続く右方向に分岐する道路はこの先も通...静内ダムと道道・静内中札内線2009年4月
尺別の丘から紹介してきた2011年12月中旬の釧路市音別地区の海岸線の様子、最終回です(こちらの続き)。最後に海岸線を走るJR根室本線の線路沿いの丘を歩いてみました。前回の記事でスーパーおおぞらを撮影したのは線路からさらに海側にあるダート道からです。中央からやや左に写っているのが帯広と釧路を結ぶ国道38号です。遠くに見えた白糠町の市街地。さらに遠くに釧路市の市街地と続いています。音別地区からは釧路の市街地が海上に浮かぶ蜃気楼のように見えます。かつては釧路市から西に白糠町、音別町と並んでいました。音別町は2005年(平成17年)に釧路市と合併したものの白糠町は合併の道を選ばなかったため、音別町は間に白糠町を挟んだ飛び地合併することとなりました。音別の市街地から釧路市中心部までは約40km、車で50分近くかかります...釧路市音別の海岸とスーパーおおぞら2011年12月2
2019年10月中旬に訪れた南十勝地方、大樹町の生花苗沼(おいかまないとう)の様子(こちらの続き)。沼の浅い場所で餌を探すタンチョウのつがい。生花苗沼は平均水深が約1mの浅い沼です(最大水深は3.6m)。タンチョウのつがいが飛び立つ直前。2羽が動きを止めて互いに呼吸を合わせているように見えます。表現するのが難しいのですが、タンチョウを少し観察していると飛び立つタイミングがだいたい分かります。助走をつけてテイクオフ。湖口の方向に向けて飛び去って行きました。恐らく餌場を対岸に変えるために移動しただけで、それほど遠くない場所に降り立ったのではないかと思います。(大樹町2019年10月)生花苗沼@大樹町2019年10月3
2011年11月中旬、阿寒湖畔スキー場のゲレンデから登った白湯山登山の様子です(こちらの続き)。登山道の途中、至る所でボッケが見られます。看板にあるようにボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」を意味する泥火山です。沢地形の底のボッケを眺めながら登山道を登ります。ボッケから湧き出た温泉が沢を流れていました。看板にはこの付近の噴気口の温度は94℃と書かれています。流れるお湯の温度もかなり高温かもしれません。お湯が溜まっています。ぐつぐつと沸騰している様子が分かりました。ボッケの近くに造られた登山道を登っていきます。泥火山ではなく岩盤の隙間から噴気を上げている場所もあります。道東は比較的積雪の少ない地域ですが、山奥にある阿寒湖畔はかなりの豪雪地帯です。しかしボッケの周辺は地熱のためにほとんど雪が積もらず、エゾシカが餌である...白湯山登山@阿寒湖畔2011年11月5
2012年11月中旬、ふらっと訪れた晩秋の釧路湿原。最後に細岡展望台からの風景です(こちらの続き)。(釧路町2012年11月)細岡展望台@釧路湿原2012年11月
かつて「愛の国から幸福へ」のキャッチコピーでブームとなった旧・広尾線の幸福駅と愛国駅。現在は交通記念館として保存されている愛国駅を2018年7月に訪れた時の様子です(こちらの続き)。駅ホーム側の様子。愛国駅のホームには蒸気機関車が保存されていました。保存されている蒸気機関車の案内看板。製造された大正7年(1918年)から引退する昭和50年(1975年)までの57年間の走行距離は220万km以上、地球を55周半する距離というから驚きです。道内各地を走行したようですが、きっと広尾線を走ったこともあったのではないでしょうか。綺麗な公園として整備されているホーム周辺。国土地理院のサイトで広尾線が現役だった1970年代の航空写真を見ることが出来ますが、住宅地に囲まれた現在の様子からはかつて鉄道が走っていた風景を想像するの...旧・広尾線愛国駅2018年7月2
2008年10月上旬、遊覧船で訪れた洞爺湖の中島を散策した時の様子、最終回です(こちらの続き)。中島のピークに30分ほど滞在した後に下山を開始。桟橋のある船着き場に戻って来ました。桟橋の近くあるカツラの巨木。ウンクル・セトナのカツラと呼ばれるご神木。撮影を失念してしてしまいましたが、看板にアイヌの言伝えが記されています。ウンクルという青年とセトナという乙女の悲恋の物語です。このカツラは2本が寄り添うに立っています。次の遊覧船の到着を待ちます。30分毎に運航しているため待ち時間はそれほどありません。桟橋のある入江にはコブハクチョウのつがいが住み着いています。到着した遊覧船に乗船して中島を離れます。先ほどまで滞在していた中島のピーク。湖面からの標高差は約375m、改めて見ると結構な高さです。三重塔の付近を通過する遊...洞爺湖中島へ2008年10月11
札幌市南区の豊平峡(ほうへいきょう)ダムを2011年7月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。豊平峡ダムは北海道に2基しかないアーチ式コンクリートダムのひとつです。その堤体の上から撮影した風景です。実際に歩いてみると堤体の幅は1車線の道路幅程度。展望台から見て想像していたより薄く感じました。アーチ式コンクリートダムは堤体にかかる水圧荷重を両岸の岩盤に分散させることでコンクリート量を少なく建設できるという特徴があります。それだけに岩盤にしっかりとした強度が必要となります。決壊事故を起こしたアーチ式コンクリートダムとしてフランスのマルパッセダムの例が知られています。1959年(昭和34年)の完成後、初めてダムが満水となった約16時間後に片側の岩盤が崩壊し決壊に至ったものです。下流の2つの村を飲み込んだこの決壊事故は...豊平峡ダム@札幌市2011年7月6
2011年12月中旬に訪れた釧路市音別の通称「尺別の丘」から撮影した風景を紹介してきましたが、尺別の丘から北に位置する海岸線にも足を運んでみました(こちらの続き)。前々回に紹介した尺別の丘から北方向を撮影した写真。訪れたのは中央からやや上に映っている段丘の斜面と海に挟まれた海岸線です。JR根室本線の線路が走っていますが、さらにその海側にダート道が付けられています。線路が海岸線付近を走るこの直線区間は約3.5kmあります。波に浸食されないよう岸壁で護岸されているのは線路があるためでしょうか。尺別の丘から同様ですが、この辺りからは釧路市の市街地が水平線上に見えます。季節的に若干遅めの気がしますが秋鮭を狙う釣り人の姿もありました。ダート道をのんびり散策していると尺別方向から警笛の音とともに特急列車が近付いてきました。...釧路市音別の海岸とスーパーおおぞら2011年12月
2019年10月中旬に訪れた南十勝地方、大樹町の生花苗沼(おいかまないとう)の様子(こちらの続き)。南側の林道の駐車場から200mほど歩くと湖畔にやって来ることが出来ます。渡りの途中で羽を休めるオオハクチョウやヒシクイの群れ。沼の東側の丘陵地に広がる牧場。地図にも特に記載がありませんが、町営牧場のような雰囲気を感じます。タンチョウの姿も見られます。それほど大きな沼ではありませんが、数組のつがいがいます。(大樹町2019年10月)生花苗沼@大樹町2019年10月2
2011年11月中旬、阿寒湖畔スキー場のゲレンデから登った白湯山登山の様子です(こちらの続き)。スキー場ゲレンデの途中から始まる登山道を登り始めて10分ほどでボッケが現れます。高温のボッケ地帯に誤って入り込むと危険なため、登山道脇には随所に看板が設置されて注意喚起されています。モクモクと地面から立ち上る蒸気。11月中旬で気温が低いのもありますが、地熱もかなり高温になっているようです。登山道脇にあった穴。これもいわゆるボッケのひとつと思います。穴の中から硫黄臭のある蒸気が立ち上っています。カメラを持った手を伸ばして穴の中を撮影した写真です。穴の大きさは30~40cm程度かと思いますが、内部は想像していたよりもかなり深いものでした。立入禁止のボッケ地帯には至る所にこのような穴が開いているのかもしれません。ボッケが広...白湯山登山@阿寒湖畔2011年11月4
2012年11月中旬、晩秋の釧路川の様子です。釧路湿原の東側、JR釧網線の細岡駅の近くにあるカヌーポートで撮影しました(こちらの続き)。前日までに降った雨のためか釧路川の水量が増加していました。黄金色に染まった草原と、すっかり葉を落としてしまったハンノキ林が静かに冬の訪れを待っているようでした。達古武(たっこぶ)湖から流出する川がここで釧路川に合流します。釧路川では真冬も含めてほぼ一年中釣りを楽しむ人の姿を見かけます。細岡駅付近のカヌーポートから約3kmほど道を進むと細岡展望台に到着します。河畔からだとあまり実感できませんが、高所から眺めるとくねくねと湿原内を蛇行して流れる釧路川の様子がよく分かります。(釧路町2012年11月)釧路川と細岡展望台2012年11月
「愛の国から幸福へ」のキャッチコピーでブームとなった旧・広尾線の幸福駅と愛国駅。2018年7月に幸福駅を訪れた時の様子をこちらで紹介しましたが、幸福駅に続いて愛国駅も訪れました。かつて、広尾線がまだ現役だった昭和58年(1983年)に幸福駅と愛国駅を初めて訪れました。その後、幸福駅は2002年に約20年ぶりに再訪したのですが(こちら)、この時何故か愛国駅には立ち寄らなかったため、2018年は実に35年ぶりの再訪となりました。幸福駅から北に約10kmに位置する愛国駅。幸福駅と愛国駅は隣接駅ではなく、間に大正駅がありました。幸福駅が木造の小さな小屋のような駅舎だったのに比べると愛国駅はかなり立派な造りをしています。広尾線廃線後、愛国駅の駅舎は交通記念館として保存されています。広尾町海洋博物館に展示されている旧広尾線...旧・広尾線愛国駅2018年7月
2008年10月上旬、遊覧船で訪れた洞爺湖の中島を散策した時の様子(こちらの続き)。中島のピークからは周辺の樹木の影響であまり眺めはよくありませんが、北から北西方向にかけてはある程度は洞爺湖畔の様子が見通せました。写真は北西方向の湖畔の様子。遠方に連なる山は標高1308mのニセコアンヌプリを主峰とするニセコ連山です。湖畔の浮見堂公園。湖に突き出た小さな岬に立つ二重の塔が小さく写っています。浮見堂公園から約1kmほど時計回り方向に進んだ場所、湖のほぼ北端に位置する旧・洞爺村の市街地。洞爺村は2006年に噴火湾沿いに中心市街地を持つ虻田町と合併して洞爺湖町となりました。浮見堂公園から約2kmほど反時計回り方向の場所。遠方に見える特徴的な形の山は標高1044.9mの昆布岳です。昆布岳の手前にサイロ展望台が小さく見えま...洞爺湖中島へ2008年10月10
札幌市南区の豊平峡(ほうへいきょう)ダムを2011年7月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。アーチ式コンクリートダムの特徴的な湾曲したダム堤体の上を歩いてみました。『北海道開発局札幌開発建設部』のこちらに豊平峡ダムについての解説があります。堤体の長さは305mとなっています。振り返って撮影。斜面の上に最初に訪れたレストハウスが見えています。堤体からダム下流側の様子。ダム堤体の高さは102.5mあります。豊平峡ダムでは6月1日から10月31日まで1日3回、決まった時間に観光放流が行われています。『かわたびほっかいどう』というサイトのこちらに豊平峡ダムの放流口を間近で見学した際の記事があります。相当な迫力が伝わってきます。ダム下流の様子。ダムから流れ出た水は札幌市内を流れ、やがて石狩川に合流する豊平川になります。...豊平峡ダム@札幌市2011年7月5
早いもので今日から12月、2019年もあと1か月です。毎年のことですが、この時期になると「エゾフクロウ」のキーワード検索で当ブログに来られる方が増えてきます。写真は釧路管内標茶町の虹別(にじべつ)地区で2015年12月に撮影したエゾフクロウです。摩周湖の伏流水が源流と言われる清流、西別川の河畔林の森の中にある広葉樹の洞をねぐらにしています。この場所のエゾフクロウは2015年2月に撮影した写真を以前こちらで紹介しました。うっすらと積もった森の中を歩いてねぐらのある樹木へ。樹種はミズナラかハルニレのように思います。周囲の樹木に比べるとこの1本だけが大きく目立ちます。いました。エゾフクロウです。この当時はつがいでいる様子がよく観察されていたようですが、この時は1羽だけでした。この日は平日のためか観察しているのは僕一人...標茶町虹別のエゾフクロウ2015年12月
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