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虚虚実実――ウルトラバイバル https://iirei.hatenablog.com/

広く「危機管理」について考察します。自然災害、経済危機、恋愛などがテーマ。東大工学部都市工学科修了。

森下 礼
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2005/12/07

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  • タンブラー(tumblr.)点描 2023年初時点(随想録―75)

    タンブラー(tumblr.)点描 2023年初時点(随想録―75) アメリカに本社のあるブログ会社(SNSの要素も兼ねる)タンブラー(tumblr.)は、アメリカを中心として世界中に総計1億人の利用者がいるメディアである。私は2022年4月から、日本の「はてなブログ」と並行して利用している。現時点におけるこのメディアの特徴を、思いつくままに列挙してみよう。 @利用者は、全世界に分布しうるし、またほとんどそうだが、南半球の国、たとえばオーストラリアとか南アフリカの利用者は少ないようである。目につくのは、フランス、イタリア、イギリス、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、ドイツ、ロシア、韓国、日本、もち…

  • アブナイお・と・こ~近松門左衛門作品集:里中満智子(随想録―74)

    アブナイお・と・こ~近松門左衛門作品集:里中満智子(随想録―74) 中央公論新社「マンガ日本の古典」の1冊「心中天綱島」を読んで。作画担当の里中は、後書きで「かなり脚色した旨」書いていたが、それはそれで良い。その上で浮かび上がってくることがある。この本の収録作品は4編、『心中天網島:しんじゅうてんのあみじま』、『女殺油地獄:おんなころしあぶらのじごく』、『鑓の権三重帷子:やりのごんざみかさねかたびら』、『曽根崎心中:そねざきしんじゅう』。最後の1編はダイジェストという感じなので、前3編について考える。 どの3編も、男と女の組み合わせが絶妙だ。「心中」における「治兵衛と小春」、「油」における「与…

  • 『古事記』:肉親の確執の記録~石ノ森章太郎の慧眼(随想録―73)

    『古事記』:肉親の確執の記録~石ノ森章太郎の慧眼(随想録―73) 中央公論新社「マンガ日本の古典」シリーズ、第1巻である。『古事記』『日本書紀』などというと、毛嫌いする人も多いと思う。戦前・戦中の暗い時代のバックボーンとなった文芸作品であるから、さもありなむ。ただ、『サイボーグ009』などのSFマンガの第一人者の石ノ森にすれば、『古事記』上中下巻のうち、上巻は、それ自体がマンガに見えたという。だから、歴史の正確さへの配慮はさておき、思うようにマンガ化できたそうだ。(中・下巻は上梓するつもりもないらしい。) この文献の最初に現れる夫婦神、イザナギ・イザナミ両神は、不幸な別れ方をしている。火の神を…

  • 自動車とその所有者の横暴:優遇され過ぎだ!(随想録―72)

    自動車とその所有者の横暴:優遇され過ぎだ!(随想録―72) 2022年、大晦日、HNKで朝放送されていた「世界街歩き」を見ていたら、お決まりのウクライナ特集だったが、その首都キーウ(ウクライナ戦争以前の2019年の放送の再放送だったので、キエフと呼ばれていた)の街角の有様が種々映し出されていた。街を埋め尽くす人々、ひまわりの販売、ギリシャ正教のモンゴル侵攻以来の青く美しい教会、ロシアではなくウクライナこそが本場のスープ:ボルシチ・・・いろいろある中で、私は道路に目が行った。 広く、何車線もある自動車道、それにも増して歩道が広い!!これは日本ではなかなか考えられないことだ。私が住む地方都市では、…

  • 「信長公記」(小島剛夕):織田信長一代記・映像詩風(随想録―71)

    「信長公記」(小島剛夕):織田信長一代記・映像詩風(随想録―71) 織田信長は日本史上の有名人物であり、その事績は広く認知されている。NHKの大河ドラマでも、民放の時代劇でもよく取り上げられてきたので、その辺はよく知られている。 本編は信長の行動を時系列で追うのではなく、彼の人生の目立つエピソードを、個別に挙げるという形で描かれている。言わば「映像詩」という味付けで呈示される。それは、上で書いたように織田信長の事績が有名であることも無関係ではないだろう。 若いころの「うつけ」ぶり、実父の葬式で抹香を投げつけた話、長槍の話、桶狭間の戦い、足利将軍・義昭を擁しての上洛、楽市楽座、安土城、姉川の合戦…

  • 「堤中納言物語」(坂田靖子):おちゃらけとギャグは違う(随想録―70)

    「堤中納言物語」(坂田靖子):おちゃらけとギャグは違う(随想録―70) 恒例になった「マンガ日本の古典」(中央公論新社)の評論。「堤中納言物語」は、平安後期の説話物語集。とくに『虫めづる姫君』で有名な説話集だ。この代表作は、「初めから」、読者を笑わせる意図を持っているので、ある意味作画はしやすいだろう。特に紹介はしない。 問題は、この作品以外のものである。『虫・・・』ほか11作品がフィーチャーされているが、読み進むにつれて私は読書意欲が減退していき、最後まで読めなかった。「恋」を描いて、「軽すぎる」のだ。また、平安期ぽい「うりざね顔」が多用されているのも気になった。 「うりざね顔」については、…

  • 「摂理」と旧「統一教会」:韓国発の邪教たち(随想録―69)

    「摂理」と旧「統一教会」:韓国発の邪教たち(随想録―69) 2022年末、「摂理」という宗教教団がマスコミを賑わせていた。正式名称「キリスト教福音宣教会」。1978年から鄭明析という男が布教を始めた、比較的新しいキリスト教系の新興宗教だ。よく似ていて、先輩格の統一教会は、すでに東京大学やら早稲田大学やらのエリート学生を歯牙に掛けていて、私と東京大学の同クラスの、東北出身の純真なクラスメートがこの団体の疑似サークルに入ってしまい、「この娑婆から」永遠に姿を消した。今はなにをしているのだろう。 韓国には、キリスト教が根付いている。それは意外なことのようにも思えるが、「儒教」の土台があって可能となっ…

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