本に寄り添って語るため
明日は年度最後の小学生読み聞かせ。読みたい本はいくつかあるのだけれど、中学年という対象を考えて2冊をピックアップした。どちらも初めて語る。一つはマイブームの安東みきえで、昨年購入した本である。もう一つは、図書館で見つけた。県立図書館の巡回的なラインナップにあった内田麟太郎・作である。『メンドリと赤いてぶくろ』の絵は、アニメ風と言ってもよいだろう。ただ色彩は優しくはっきりして見やすい。舞台は現代だろうが、手編みの手袋であったり、鶏の声が朝を告げたりする設定は「昭和」だな…。中学年であっても鶏の雌雄についてちょっと前置きが必要だろう。鶏冠はどれほどの子が知っているか。メンドリの集団が声をあわせる台詞が面白く、物語に変化を与える。会話する相手が替わるので、その辺りの「間」に注意しなければならない。また場面転換も...本に寄り添って語るため
2025/02/27 15:49