犬(ボーダーテリア)と鶏と畑と。丹波で営む自然な暮らしと、米・豆・草花の記録。
兵庫県丹波市で、ボーダーテリアと鶏と暮らす小さな農家。自然農法・米・豆・野菜・草花を育てながら、四季の暮らしを記録しています。
Leo & Luna: One Year in Japan|レオとルナ:日本で過ごした一年
イギリスから日本へ一緒に移住してから、もう一年以上が経ちました。私たちの頼れる相棒、ボーダーテリアのレオと、ジャックラッセルとボーダーテリアのミックス犬ルナは、この暮らしをすっかり自分のものにしています。 でもここまで来るのは決して楽な道のりではありませんでした。動物病院通い、狂犬病ワクチン、血液検査、輸出証明書……正直、私たちより犬の方がきっちり書類を揃えていたかもしれません。 2023年11月、すべての準備が整い、親友のスチューと一緒にヒースロー空港へ。ペットのチェックインはなんとフライトの4時間前。その後13時間のフライト……つまり、ふたりは箱詰め状態で人間の社会奉仕活動より
※この記事は2024年12月4日に初公開されたものです。 私たちが美しい丹波に引っ越してから1年が経ちましたが、本当に充実した1年でした。農場でのすべての努力がついに実を結び、主要な作物を無事に収穫することができました。 稲の収穫は予想以上に大変でした。田んぼが十分に乾かなかったため、刈り取り機を使うことができず、手で稲を刈り取り、納屋に運び、自分の手で束ねて乾燥させる必要がありました。 ハッピーヒル品種の稲が一番良い収穫量を誇り、一方でアサヒ品種は収穫量がかなり少なかったです。乾燥が終わった稲は静置型コンバインで脱穀し、その後、友人宅でもみすり機を使わせてもらいました。私たち
※この記事は2025年2月27日に初公開されたものです。 冬は長く、厳しかった。でも、犬たちには関係ない。暖炉のそばでぬくぬくしたかと思えば、雪の中を駆け回り、まるで毎回が初雪のように大はしゃぎしていた。3月に入り、ようやく春の気配が漂い始める。もうすぐ梅や桜が咲き、冬枯れの景色が少しずつ緑に変わっていく。 春の訪れとともに、畑仕事の準備も本格的に始める時期だ。今年は何を育てるか、どこに植えるか、決めることがたくさんある。去年から管理していた隣の畑は、ここ数週間で大きく変わった。元気のなかった栗の木を伐採し、根を掘り起こし、草を刈って雑草を取り除いた。すっかり綺麗になり、新しい
※この記事は2025年5月9日に初公開されたものです。 ここ数ヶ月、色々なことがありました。 我が家のレオは、胃からサッカーボールほどの腫瘍を取り除く大手術を受けました。大変な出来事でしたが、今は落ち着いて、少しぼんやりしながらも元気にしています。しっぽを振ってくれるだけで、ほっとしています。 しづ花の姉が1ヶ月ほど滞在してくれて、今年の稲作の準備を手伝ってくれました。苗用のトレーに種をまいたり、実験中の畑に直播したりと大活躍でした。 その畑はまあまあ順調ですが、一部の苗が乾いてしまったのか、少しばかりまばらになりそうです。中古の播種機を買う前に、他の方法もいろいろ試して
イギリスにいた頃、高価なホットビンコンポスターを買ったことがある。発泡スチロールの塊にしては高かったが、正しく使えばしっかり働いた。空気の流れを確保し、グリーン(窒素)とブラウン(炭素)のバランスを守れば、数週間で濃厚な堆肥ができる。近所の人も同じ物を買ったが、濡れた草だけを入れてしまい、結果は悪臭を放つドロドロの黒い液体だった。そのコンポスターは結局うちが引き取ることになった。基本を守らないと、ただのスライムになる。炭素、窒素、空気、湿度、それがすべて。 そして日本に来てからは、畑の藁、杉林から出る木片、そして鶏たちから得られる高窒素の糞が豊富にある。鶏小屋の敷き藁や毎週出る草の切
私たちはトッド(マック)としづ花(しづか)です。兵庫県丹波市の山あいにある小さな古民家で暮らしています。自然に寄り添う農を営み、鶏を飼い、2匹の犬とともに暮らしています。レオは落ち着いた年配のボーダーテリア。ルナは元気いっぱいのジャックラッセルとボーダーテリアのミックスです。 農園は小さく、田畑が少しと山林がある程度です。ですが、少しずつ近くの土地を借りながら規模を広げています。農薬を使わず、耕起もできるだけ避け、米、豆、野菜を育てています。落ち葉、藁、籾殻、雑草、そしてご近所の優しさが、私たちの資源です。 このブログは、そんな暮らしの日記です。英語と日本語で投稿しています。写真と
「ブログリーダー」を活用して、たんばファームダイアリーさんをフォローしませんか?