【Linux】親プロセス内のタイマで同期しながら子プロセスと周期的な通信をする
夜桜,綺麗だね 前回の記事では,パイプを使った基本的なプロセス間通信をまとめた. 今回は,そのパイプによる通信を周期的に行うために,タイマ割込みを使ってみた. 具体的には,親プロセスでタイマ用のスレッドを作り,定期的にメインスレッドにシグナルを送ってもらう. メインスレッド側ではシグナルを待機しておき,シグナルが来たらパイプに書き込む. だが,私はマルチスレッド/マルチプロセスのプログラムについては素人なので,この実装が適切なのかは分からないことを先に断っておく. なお,環境はUbuntu 22.04 LTSである. タイマ用スレッド サンプルプログラム タイマ用スレッド 一定時間ごとにメイン…
もう梅が咲いてるね 少しOSよりの技術を勉強する機会があったので,備忘録的に残そうと思う. 今回はC/C++で親プロセスと子プロセス間をパイプで通信する方法をまとめる. 子プロセスの生成 パイプによるプロセス間通信 サンプルプログラム 子プロセスの生成 子プロセスを作るには,forkシステムコールを使う. fork()を呼び出すと,呼び出したプロセスのコピーが作られ,呼び出したプロセスが親プロセス,新しく作られたプロセスが子プロセスとなる. このとき,子プロセスのためのアドレス空間が新たに確保される. 子プロセスは親プロセスのコピーなので,fork()後も同じプログラムを実行する. 子プロセス…
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