天台寺門宗の教会設立を目指して活動している細やかな道場です。 本尊は「大勢至菩薩」他に黄不動尊、毘沙門天、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩、八臂弁才天、吉祥天、大黒天など奉安。 仏教、特に密教に関する事を緩く綴っていけたらと思ってます。
今日から旧暦の六月。 月の異名は「水無月(みなづき)」です。 水無月は「水無し月」で、盛夏の水枯れで水が不足しがちな月なのだと思っていましたが、実はもう一つ「水無月」の「無」は「の」で、本来は「水の月」であろうという説があって、成程これならば梅雨のこの時期に相応しい納得のいく説となります。 さて、ここに「水無月」という和菓子があります。 白のういろう地に小豆をのせた涼やかな見た目のお菓子です。 早いところでは新暦四月下旬あたりから販売が始まり、六月一杯まで店頭に並ぶものかと思いますが、京都では夏越しの祓に食べるもの(上にのせた小豆は魔除けの意があるそうですね)と言われているようで、お菓子屋さん…
今月も二十三夜が来ました。 今日は朝方師匠寺の御護摩のお手伝いに伺ってから仕事に向かい、帰宅後はこれから二十三夜様を拝むという有り難い一日となりました。 しかしそれにしても暑いですね。 旧暦だとまだ五月ですが、もう真夏を迎えたような陽気です。 因みに「五月晴れ」は現在では新暦五月のカラリとした晴天の事を指している事が多いと思いますが、本来は旧暦五月の梅雨の晴れ間の事を指していたというのは良く知られた話だと思います。 面白いことに「五月雨(さみだれ)」は未だに旧暦五月の梅雨の事を指しますね。この辺り、日本人は本当にややこしい文化の中でよく暮らしているものだと思います。 梅雨の晴れ間にして既にこれ…
話題の映画「国宝」を観てきました。 まずは「凄いものみせられたな」というのが偽らざる思いです。 昨年暮れの吉沢亮のお粗相を聞いた時、真っ先に思い浮かんだのは、この「国宝」 がお蔵になったらどうしようかという事でした。それが事務所の対応よろしきを得て、こうして予定通りの公開になったのは先ずはめでたいと言わねばなりません。 芸道一代物によくある如く劇中劇に吹替えを使わずに演じると、いわゆる「なんちゃって歌舞伎」になりそうなところ、吉沢、横浜の両所は一体如何程の稽古を積んで臨んだのかと思うほどに立派な舞台でありました。 そりゃ普段歌舞伎を見慣れた仁が点数を辛くして見れば、言いたい事は山々あろうとは思…
先週末、上野の東博に行ってきました。 増上寺様所蔵の大蔵経に三種あるのは、昨年同じ東博で「法然と極楽浄土」というタイトルで催された特別展に、この三種の大蔵経が一部出展されていてその時に知りましたが、この度はこれらの三大蔵がユネスコの「世界の記憶」に選定決定との事、その記念の展観のようです。 ユネスコの「世界の記憶」と言えば、園城寺の「智証大師円珍関係文書典籍」が一昨年選定されましたが、この時日本からはこの「智証大師関係文書」と共に「増上寺の三大蔵」が申請されていて、「智証大師関係文書」のみが選定されました。その後引き続き「三大蔵」の申請がされて、今年晴れて選定の運びとなったようです。 大蔵経は…
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