その昔秀吉の勘気を被った千利休は、大坂に蟄居するために淀川を渡って京を離れました。その際、高弟の細川忠興と古田織部の二人だけが密かに船着場から見送ったと言われています。数多ある弟子の多くは皆秀吉に遠慮して師を見送ることはなかったと伝えられています。 当時秀吉の気に染まぬ行いをしては命に関わる事を思えば、これは単なる美談以上の話だと思わなくてはならないと感じます。 師僧の出立の朝。 よりによって結構な雨。 少し前に伺った時に、仕事もある事だろうから当日は来なくても良いとの申し渡されではありましたが、まぁ時間もあるしせめてお見送りだけでもと伺いました。 香雲院さんと二人、雨の中のお見送りとなりまし…