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空生院の旧暦暮らし https://kuushou3938.hatenablog.com/

天台寺門宗の教会設立を目指して活動している細やかな道場です。 本尊は「大勢至菩薩」他に黄不動尊、毘沙門天、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩、八臂弁才天、吉祥天、大黒天など奉安。 仏教、特に密教に関する事を緩く綴っていけたらと思ってます。

聡寿
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2025/02/05

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  • 旧暦弥生

    今日から旧暦の三月です。 月の異名は「弥生」。 「いやおい」がつづまったという説が有力のようですね。 草木がこれからますます生い茂っていく季節という事でしょう。 旧暦を使用していた頃は弥生三月と言えば即ち桜時という連想が成り立った筈ですが、東京では既に五分から七分くらいは咲いていて、やはりズレを感じます。 「佳月」と言えば名月を指していう場合が多いかも知れませんが、実は三月の異名でもあります。 昨日とは打って変わって寒い雨のスタートとなりましたが、皆様にとって佳きひと月となりますようにご祈念申し上げております。 近所のヤマザクラはまだまだこれからです。

  • 相傳について思うこと

    今日は月遅れの利休忌です。 利休の切腹は旧暦二月二十八日。表千家裏千家とも月遅れで利休忌を営みます。(表千家は何故か三月二十七日) 私は少し時間があったので、久しぶりに青山の根津美術館を訪ねました。 片桐石州を特集した展覧会というのは今まで余り聞いた事がなく、是非にも行きたいと思っていましたが、会期ギリギリで行けたのは有難い事です。 片桐石州は片桐且元の甥で大和小泉藩一万六千石の大名、知恩院再建の普請奉行や関東郡奉行などを歴任する傍ら、大名茶人としても有名です。茶法は利休の実子道安(千家二代は利休の後妻の連れ子である少庵が継いでいる)〜桑山宗仙〜片桐石州という流れで、茶法においては利休の曾孫と…

  • 春の訪れ 初かつを

    食レポブログでもないのに食べ物を記事にするようになったらおしまい(ネタが無いという意味で)だと思っていましたが…。 偶々立ち寄ったデパ地下で、名古屋の美濃忠さんのこの時期限定の銘菓「初かつを」を見つけて思わず購入してしまいました。 日持ちがしないのでハーフサイズは有難いです! 昨今デパ地下に全国の名だたる銘菓が勢揃いするのも考えものだと思ってました。その地に行かなければ買えないという希少性が損なわれ、また地方に行った時のお土産に困る事があるので。折角地方からお土産を持参しても、「あっ、これ三越で売ってるよね」みたいな感じで。 しかし今日のように思いがけなく東京では珍しい銘菓に行き当たるとやはり…

  • 仮名手本忠臣蔵 樒の効用

    今月の歌舞伎座は「仮名手本忠臣蔵」の通し。 今年は松竹創業百三十周年だそうで、随分早い段階で歌舞伎の三大名作「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」を今年中に上演する事が発表されてました。その第一弾ですね。 さすが松竹百三十周年記念公演で、大星由良之助、塩冶判官、高師直、早野勘平、お軽など主要な役をダブルキャストで上演するのは今までにない画期的な興行だと思います。 先日Aプロの昼の部を拝見しました。 口上人形が昼夜の配役を述べるところから始まって、天王立(てんのうだち)という特殊な鳴物に四十七の柝を打ち込んで幕が開くという儀式性の高い「大序」を見るにつけ、確かにここにも守るべき日本が…

  • 桜始開

    七十二候の「桜始開(さくらはじめてひらく)」 ってもう咲いてるがな! 昔は桜と言えば山桜だったので、「桜始開」は早咲きの山桜が咲き始める頃という事だったのでしょう。 桜が咲くのはいいですが、それにしても暖かいですね。今日も東京は夏日一歩手前の予報です。こんな気持ちのいい陽気は今だけで、今年もあっという間に酷暑に向かうんじゃないかと思うと気が重いです。 地球温暖化が叫ばれて久しいですが、人間の小さな努力を無視するようにどんどん温暖化は進んでいきますね。私もその努力を惜しむ事無く、自分の出来る範囲で励む所存ではあります。 しかし反面、こうして春になったら春の暮らし、梅雨が訪れたら梅雨の暮らし、酷暑…

  • 二十三夜です

    旧暦二月二十三日 今夜は二十三夜です。 全国的に大分暖かいようですね。 三日後の新暦3月25日に七十二候の「桜始開(さくらはじめてひらく)」を迎えますが、恐らくその前に確実に桜の開花宣言が出されるのでしょう。 七十二候のようなものは多少季節を先取りしてこそのものだろうと思います。ここまで季節がバグってしまうなら、令和の七十二候があってもいいのかな?とも思ってしまいます。 今夜が二十三夜、明日が新暦の二十三日。本来なら今夜二十三夜法をして明朝勢至供をするべきところですが、明日が彼岸の明けでもあり、墓参の出来ない不孝な私はせめて光明供をしてご先祖様と有縁の精霊に供養したいと思います。なので、今夜は…

  • お供えのこと

    皆様日頃ご自坊やご自宅でのお供えはどうしていらっしゃるでしょうか? 私のところは主だったご尊格には一応お水とご佛飯は必ずお供えするようにして、弁天様やお稲荷様などお酒がお好きそうな方には更にお酒を差し上げています。後はその時々でお菓子や果物などあればお供えするようにしています。 お佛像の数が少なかった頃は何の苦も無く出来ていたのですが、段々と数が増えて来るとこれが中々に大変になってきます。 炊いたご飯よそって、閼伽水を入れて、生花の水替えて、毎朝少なくとも15分位はかかりますね。 たかが15分と言えども、朝の15分は貴重ですよね。 一門の皆さんはどうなさっているのだろうかと思って聞いてみたり、…

  • 智証大師流 雑感

    先日開白の智証大師流「後心十八道」百座ですが、傍で仕事をしている関係上一日二座が限度で、更にどうしても出来ない日もあったりで、今朝やっと七座を数える程度の進捗状態です。 「後心」なので御本山での加行の「初心十八道」とはほんの少し違ってますし、今のところ手探りの状態で身体にはまだ馴染んでいないところも多いですね。 いずれはしっかりと身体に落とし込んで、お次第を見ずに出来るくらいにならなくてはと思っております。 実は今まで山門方の法曼流がベースで様々な御伝法を頂いてきたので、当然身体に染み込んでいるのは山門方の行法です。今回智証大師流に改めて取り組んでみて思うのは、同じ天台法門でこうも違うものかと…

  • 加行のこと その2

    昨年の御本山に於ける加行に際しては本当に様々な方々に感謝をしなくてはならないと思っております。 何よりもまず懇切に御伝法を賜った長吏猊下、そして実際に加行のお話を進めて下さった執事長様、お忙しい中行監をして下さったK先生、毎日美味しい精進料理をお作り頂きその他色々と身の回りの事をお気遣い頂いたM先生、行中記念に沢山のお写真を撮って頂いたN先生、事前に様々にアドバイスを下さった本山勤務の兄弟子K先生、行中細やかにお世話を頂いたやはり本山勤務のIさんと同門のHさん。 本山を離れて考えてみても、私の希望を叶えて下さった師僧、弟子でもないのに色々とご教示頂いた都留の龍石寺の御住職様、一門でかつて同じ加…

  • 加行のこと

    「加行」とは? 梵語「プラヨーガ」の訳、「一段の力を加えて行ずる」の意。また、「正規の修行に対して準備的に行う行」「灌頂、受戒、付法等に際し、その前に準備的に行う修行の事」とも。 一般的には密教の基本としての四度加行の事を指して言う場合が多いかと思いますが、加行に関してごく印象的な事を言えば、一定期間食事も精進にして外界と接触せずに行に打ち込む事とでも言えようかと思います。 師僧の所に入門して「加行」と言えるものの最初は、得度後すぐに護身法加行としての「三千佛礼拝行」であったと思います。伝え聞く山門方の礼拝行の厳しさには程遠いものの、筋肉痛に悩まされながら仕事もしつつ、どうにかやり遂げる事が出…

  • 待乳山聖天様のこと

    昨日とは一転、冷たい春の嵐となりました。 東京でも雪がチラつきましたね。 東京で雪が降ると思い出す事があります。 もう10年以上前、仕事の事で悩むところがあって、初めて待乳山聖天様に浴油祈祷をお願いしました。まだお詣りに行き始めてそれ程経っていなかったこともあって、取り敢えず浴油期間中は日参しようと心に決めました。季節は冬、お正月が明けて間もない頃だったと思います。丁度中日四日目のことだったと記憶していますが、東京には珍しく朝からの大雪で交通機関もかなり乱れていました。ふと頭に浮かんだのは、「こんな日はお詣りに行かずとも満更バチも当たるまい。」ということでした。一度はそう思って降り止まない雪を…

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