何を隠そう、私の本業は、植物系の仕事である。大学も農学部だし、卒業してから引退するまで、花栽培に関わる仕事をしていた。愛と花の大使として、20年近く海外で花栽培に関わる技術協力をしていた。物心付いたころから生き物や植物が好きだったので、それを仕事にした。昔からパプアニューギニアのラン、オーストラリアの食虫は見てみたかったので何時か、その自生地を訪れて見たいと思っていた。パプアの仕事を見つけたときは、すぐさま応募した。そうして2つの夢の自生地訪問がかなったわけである。そこで、撮影した写真をまとめたのがこちらの本。PNGの高地ランとWAの植物ヤフオクで販売しております。一番見たかったランが、今日の写真、デンドロビウムデコッキー。これは、本当に珍しいランで高地の高地にある。これを見るために水泳やジムにいって鍛え...花の事
写真というのは、上手い下手というよりもいかにして自分なりの芸風を出せるかという事だと思っている。写真を見て、これあいつが撮った写真だね、と判らせる事が出来れば良いと思っている。熱帯魚の写真は、全身写真で図鑑的な要素が強い写真が多い。そのほうが需要も高い。私は、その魚の一番の魅力的な部分を切り取ったり、あまり見た事がないような角度から見たりして、今まで気付かなかったような魚の魅力を伝える事を考えている。難しいが、自分で撮っていて楽しい。動画ではなくスチールならではのこだわりがある写真が目標だ。自分なりの芸風を目指して
さかなの写真集を創ろうと思っているけど、売れないだろうね。需要が少ない。それでもなぜ創ろうと思ったのかというと。さかなの写真こそ写真の総決算だと思っている。元々写真を始めたのはさかなの写真が撮りたかった。当時は、フィルムで水槽写真を撮るのは凄く難しかった。フィルム一本真っ黒なんて普通だった。ストロボの光が上手く回っているか現像するまでわからなかった。写真は金がかかるし段々撮らなくなってしまった。デジタルになり昆虫写真を始めた、パプアに在住していたので昆虫の記録を写したかった。デジタルは、ストロボの確認もその場で出来るのでマクロ撮影も相当楽になった。その後も海外在住が続き昆虫写真を撮り続けた。アルゼンチンでは、都市部に住んでいたので虫が少なくポートレートを始めた。日本に戻り、熱帯魚のブリーダーを始めたので、...さかなの写真集
リコリスグラミフォトプロジェクトを始めてから一年以上経つが、撮れた種類は、5種類というところだろうか。なかなか進まない。魚を買って仕上げ、良い感じになってきても撮影は上手くいかない。今日の写真のリンケイにしても撮影に半年以上かかっている。何とか撮影できるようになっても上手く撮れるわけでもなく、撮影にも時間がかかっている。クオリティーの高い写真を撮りたいし自分で納得できる写真は、簡単には撮れない。今日の写真は、ちょっと面白い仕上がりになっていて気にいっている。ちょっと2重写しのようでもあるが、2重写しではない。両サイドからストロボを入れている。シェルターの中には、ストロボの光が回っていないので綺麗な黒バックになっている。ちょっと不自然な感じがするが、写真としては面白いと思う。このプロジェクト終わりは、写真が...リコリスグラミフォトプロジェクト
魚を維持していくのは大変である。F2ぐらいまでならさほど難しくはないが、何年にもわたり系統を維持していくのは大変である。合う合わないというのがありどうしてもダメなやつもいる。需要がない魚というのもかなり難しい。水槽に余裕があればよいが、余裕が無いとどこかで切り捨てる必要があると切り捨てないとならない。趣味でやっているなら好きな魚なら維持はしていけるけど仕事でやっていると、売れない魚にあまり手間はかけられない。この写真のシンプレックスは、ブリーダーを始めた頃、手に入れて維持しているので、5年ぐらいになる。自分でも好きな魚だし、需要もあるので長く続いている。これから魚の輸入は、難しくなってくると考えているので国内で維持していく必要性は高くなってくると考えている。小さな温室なので、たいした種類は維持できないが少...魚の維持、ベタシンプレックスType2
ポートレートとは何か?簡単に言えば人物写真のことだ。その本質は、内面を捉えよとか色々と難しい事を言ってくるが、私には良くわからない。女性を撮る場合、やはりきれいに撮りたいと思う。本人が気付かなかった魅力が写真を通して伝えられればと思う。写真を撮る時、写真写りがいいのは、どこからとか、光の入れ方なんかを考える。魚をポートレート風に撮ってみようと思うと一番考えるのがどう撮ったらその魚の魅力を伝えられるか、色んな方向からとって写真写りを考えたり。光の方向なんかも変えてみたりする。今日の写真は、ベタシンプレックス。ケンカをしてフグみたいに顔を膨らましている。スネークヘッドを彷彿※されス重厚さが良い。※彷彿(ほうふつ)思い起こさせることこちらは、グラスエンゼル。なんかメカニックな感じがする顔が良い。お魚ポートレート
グラスフィッシュといえば、ラージグラスというのが一般的で、染色されたカラーラージなんて魚まで輸入されてくる。超一般魚だといっても良いかも。この近縁種にグラスエンゼルという魚がいる。こちらは、背ビレシリビレにフィラメントがあり、それが伸びてエンゼルフィッシュのような感じになる。でも店頭で見かけることはすくなく、40年ほど前、赤羽のお店で見た事があるがそれっきり見たことはない。この仲間はGymnochanda属で数種がいる。G.flameaということで見つけ、前から欲しかった魚なので購入した。ところが着てみるとフィラメントが伸びておらず、G.veraeのように見える。こちらは、フィラメントが伸びないが、シリビレ、背ビレのふちが赤くなり美しい。まだ着いたばかりで、本気モードになっていない。しばらくして落ちついで...グラスエンゼル
前にバイランディは、ペア性が強いと書いた。ペアになったと思しきオスメスは、仲良くしているが、その他の個体に対し攻撃的になっていた、それ以前は、それぞれが攻撃的であった。そんな状況を見てこのペアを残し、他の個体を別に移す事にした。今日午後、見たらオスが咥えているようだ。産卵シーンを見たかったのだが、すでに終わっていたようだ。咥えているオスは、物陰に隠れがちになる。それは、その他のマウスブルーダーと似ている。よく観察するとオスの顎が膨らんでいるし、卵も透けて見える。二週間ほど卵を食わなければ、稚魚が見られる。待ち遠しい。オスは物陰に隠れていて写真が撮れないので、リコリスの写真でも。バイランディ産卵
リコリスグラミは、小型の魚の中でも美魚である。写真をご覧頂ければ解るのだが、この美しい姿は、一瞬で、地味な魚であるのがふつう。この姿は、オス同士でケンカしてる時だけ。詐欺師のような魚である。この魚の学名は、パロスフロメヌスリンケイ。種小名のリンケイは、ホルストリンケ氏にちなむ。リンケ氏は、私が最も尊敬する魚のフォトグラファーである。私の目標は、リンケ氏の写真を超える事にある。話はそれるが、目がいやらしい。リコリスグラミ
前は、ラスボラ属だったが、いつの間にかスレンダダニオ属になっていた。写真だけが紹介されて、長い間、輸入されず幻だった。今では、簡単に手に入る魚になったが、美しいし、なんとも魅力的な魚である。なんといっても輝きが美しいので、アンダー気味にしてその輝く姿を綺麗に撮りたいと考えた。アンダーにするとヒレがつぶれるので、サイドから逆光気味に光をいれた。この魚、体の割りに目がデカイ。写真では、右サイドから光を入れている。頭側から光が入っているので目が光りすぎる。ヒレを引き立たせるには反対側から光が入ったほうが良い。ちゃんと撮れた写真は、写真集に入れようと思う。スレンダダニオアクセルロディ
こちらの写真は、カラスウリの花の写真。黒バックに細いヒラヒラが映える。実は最近撮ってみたい魚がいるが、なかなか手に入らない。それは、グラスエンゼル。グラスフィッシュの背ビレとシリビレにフィラメントが伸びていてエンゼルフィッシュのような感じの繊細な魚である。その魚をこんな感じで黒バックで撮ってみたい。この魚は、フィラメントがご自慢なのでそれをかっこよく撮らないといけない。ストロボで少し逆光気味に光を入れれば、フィラメントが引き立つはずである。繊細な魚なので、その繊細さを引き立たせた絵コンテを描いている。撮ってみたい魚
熱帯魚の写真集を創っている。今まで撮った写真にあわせ現在も撮影を続けている。単純に言うと魚の魅力を伝える事だと思っている。今日の写真は、極普通の一般魚である。写真より動画のほうが情報量が多く、伝えたい事を伝えるには有利ではある。しかし、写真は、一瞬を捉えたものなので動画では表現できない良さと言うのもある。魚は動き回るので、まじまじと顔を見る機会もすくないと思う。写真だとしっかりとその表情を感じる事が可能。見慣れた一般魚も意外な一面を発見できるような写真も頑張ってみたい。見慣れた魚でも新しい魅力が発見できるような写真集ができるといい。写真集のテーマ
1995年ぐらいだろうか、ショーベタのブリーダーを始めた。今ほどベタの人気も無く、あまり売れなかった。収入も少なく、ブリーダー友達も他のものやったらと勧められた魚の一つが、このロングフィンのアカヒレだった。当時は、輸入も途絶えていて、友人が、某ブリーダー氏の下で維持されていた系統を貰ってきてくれた。結構増えるし、値段もよく僅かながらではあったが、生活を助けてくれた思い出の魚である。そのブリーダーも98年には、廃業してスリランカに行きラン栽培をする事になった。あまり改良品種は好きではないのだが、このアカヒレは、お気に入りの魚である。綺麗だし、野性味も損なわれておらず、オス同士のフィンディスプレーも見事である。ロングフィンカージナルアカヒレ、当ラボでも欠かせない魚の一つである。ロングフィンカージナルアカヒレ
ストロボのテストをしてみた。結果は良好。今までのシステムは古いものだったせいか、時々、発光しないと言う事だったので新しいシステムは、良好で発光しないと言う事は無かった。発光しないと言うのがかなりのストレスで、このストレスがなくなったのはとても良い。しかし、大きいので水槽の上に置くのに上段に引っかかってしまい置きにくい。これを機会に新しいストロボシステムを構築しようかな。ストロボテスト
ツノゼミと言うとセミ?解きかれる事が多いが、セミではない、ツノゼミは、ツノゼミ。セミに比べると凄く小さい。この風貌で、セミ並みのサイズがあったら昆虫界の大スターになることは間違いなしだと思う。小さな虫なので現地の人も知らない人が多く、拡大写真を見せるとこんな虫どこにいるんだ?と驚く事も珍しくない。ホンデュラスの植物園で4年ほど働いていた時、ツノゼミには興味がありかなり写真を撮っている。生態写真を意識して、継続的に観察をしてその生態を写した写真も沢山ある。出来れば今年中にそれらをまと眼てみたいと思っている。ツノゼミを研究されていたM氏と一緒に本を出そうと計画していたがM氏が急逝されてしまい立ち消えになっていたので、自分だけでやってみようと思っている。ツノゼミの話
注文していたストロボが届いた。GodoxTT520Ⅱという機種である。これを選んだ理由が、ワイヤレス用のトリガーが付属しており簡単にカメラからストロボを発光させる事ができる、これが一番である。しかも、安い、5000円位。まあ本体は、予想通りで納得だが、付属のトリガーがダサい。ダサいのは、別にかまわないのだが、電池の交換がわからない。取り説にも書いていない。ネットで調べてみると、どうやら真ん中のつなぎ目で開く事ができるらしいがどうやって開けるのか解らない。マイナスのドライバーでこじ開けるのだろうか??かなり怖い作業になりそう。せめて電池交換の蓋ぐらいつくってほしい。使い捨てのつもりなのか???まいった。ストロボが届いた
私の好きな魚のひとつが、ピグミーサンフィッシュ。その中でもオケフェノキー種がお気に入り。種小名オケフェノキーとは、ステーツにある、オケフェノキー湿原が由来だろう。ピグミーサンフィッシュは、小さいので可愛い。繁殖も簡単だと思う、うちでは、調子いいな、と思っていると、コロッと死ぬのであまり増えてない無かった。かなり前に導入したので、絶やさない程度では維持してきた。たらいに入れて適当にほっとくような飼いかただったが今年は、気合を入れて増やす事にした。ちゃんと水槽に入れて飼い始めたそこそこ増えている。ピグミーサンフィッシュエラソーマオケフェノキー
ストロボを使い撮影する事が多い。ストロボは、サンパックB3000sと言う古いストロボにGodoxFC-16をつけてワイヤレスで発光させている。よく光らない事がありシャッターチャンスを逃がす事も多い。撮影していて、何時ストロボが光らなくなるか考えるのは、ストレスになる。ストロボを調べてみるとGodexのストロボが安い。ワイヤレスでも発光できるし機能的にも十分、5000円を切る価格で販売している所があったので買ってしまった。このストレスから開放されるか、更なるストレスがやってくるのか?ストロボが届けば解る。ストロボを買う
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