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  • 愛染隼人の女の詩集 女の十字路

    女の十字路いつかはきっと見えるだろう明日と言う日が幸せを運ぶその日を待って体を賭けて女が走る恋に迷ってばかりのあゝ季節の中の女の十字路…恋の苦さを誰もが味わうすんなりいくとは思えないけれどだから余計に幸せ欲しい女ならば涙が染みる瞼でもあゝそぼ降る雨の女の十字路…悩んでみても変わらない思い北風が吹いて受け身が寒いもう春なのに女の桜は蕾のままで囲いからまだ出れなくてあゝ霞む星群れ女の十字路…愛染隼人の女の詩集女の十字路

  • 愛染隼人の女の詩集 お世話になりました

    お世話になりました不精ながらペンを取ります体を気遣うしあわせが私にはうれしかった生まれ変わっても又あなたに逢いたいです心より愛を込めてあゝお世話になりました…風邪を拵えて寝込んだ時の手作り料理忘れられない最高のご馳走でした我侭ひとつ言えるなら他の人には優しさ禁物最後に書き置きしますあゝお世話になりました…ペンを持つ手が震えています涙の置き物これで終わりと胸にこみ上げる寂しさ瞼を流れる涙が人生最後のおんなの姿元気でいて下さいねあゝお世話になりました…愛染隼人の女の詩集お世話になりました

  • 愛染隼人の女の詩集 恋は終わったの

    恋は終わったの花の散るように心が散って突き離された恋だけれど何処に行けと言うのあなたしかいないこのまま未練に咲きたくてあゝ恋は終わったの…海鳴り静かに聞こえるように騒ぎ立てるな言い聞かせても岬にひとり立つ風に煽られて星の滴に涙を埋めあゝ恋は終わったの…咽び顔して月に吠えても返らぬ恋を当てなく待って海に沈めた恋に涙を流した女の涙の哀しみをあゝ恋は終わったの…愛染隼人の女の詩集恋は終わったの

  • 愛染隼人の女の詩集 浪花恋しぐれ

    浪花恋しぐれ星が隠れて空が曇ってる待つこと三年長く未練に咲いていた空飛ぶ鴎が落ちて小岩の陰で骨休みするそんなこともあるあゝ浪花恋しぐれ…風に煽られ寒さをしのぐ蕾が開いて春咲く桜女のしるべ我が身の季節芽吹いたかしら恋に泣いても未練に咲いた星影ワルツあゝ浪花恋しぐれ…生命絶とうと思ったことある苦しんだ女温かい肌嘘みたいです季節の変わり冬が終わった明日があるから生きてきた笑顔いちばんあゝ浪花恋しぐれ…愛染隼人の女の詩集浪花恋しぐれ

  • 愛染隼人の女の詩集 港のセレナーデ

    港のセレナーデあなたの影が港に今も映る遠くの空から私を見てる他の誰かを好きにならずに生命の限り心で愛してゆくからあゝ港のセレナーデ…夜空に映る恋のうずしおあなたを抱いて永遠に寝る広い空には赤く染まった薔薇の花咲くあなたの思い映してるあゝ港のセレナーデ…二人で生きるこの世の中をなにがあっても離さないからそんな思いがこの身に染みて肌を突き刺すあなたへの愛は永遠にあゝ港のセレナーデ…愛染隼人の女の詩集港のセレナーデ

  • 愛染隼人の 北の

    北の始発駅まだ夜が明けきらぬ雪のホームに男と女の別れがある窓越しにゆかねばならぬ細い声がする降りる幕切れあゝ一つ年下の人…白い息濁って雪が舞い降るコートを濡らす指が痺れる乱れ髪カールのまつ毛未練を引いて冷や汗を出すあゝ雲の上をゆく人…動く鉄の屑の寂れた匂い雲が流れる真冬の季節映すライト遠くの影が動く列車に響くベル音あゝ明日の未来哀しい…愛染隼人の北の

  • 愛染隼人の女の詩集 小舟

    小舟青い空に雲は流れてしだいに雨が降るだろう黒い雲が広がりあなたは川で私は揺れる小舟恋に怯える季節のなかて…風の中を木の葉揺れてる川のせせらぎ聞こえくる哀しい影が遊ぶ恋の陰踏み軋んだ音する舟体倒れる春まだ浅い…あなたは川で私は揺れる小舟恋に怯える季節のなかて…愛染隼人の女の詩集小舟

  • 愛染隼人の女の詩集 疑わないで

    疑わないで疑わないで一途な思い酒の席での話をしたら疑われた妬きもちなのね同じ道を歩くから私なら大丈夫あゝ…朝陽が昇る東の空に白いカーテン木漏れ日の庭咲く花は二つの花が絡んで赤く燃える様に咲いているあゝ風が運んだしあわせだもの裏切らないで生命の限り守るけど信じてみたい我が身の愛を綺麗に咲くでしょう…愛染隼人の女の詩集疑わないで

  • 愛染隼人の女の詩集 夜の津軽

    夜の津軽夜の津軽は何もない町です早そうそう風が冷たく小雪ちらちら小肌が痛く星が見えず積もる雪で町歩けない銀色涙の心のブリッジあゝ…犬の遠吠え寒さが増してくる風が屋根をうるさく叩く少し寝酒で酔いながらも気持ち塞がる夢の続きにあんた見て雪溶け遠く指折り数えるあゝ…夜の津軽の雪に染み込む恋い涙混じりで溶けやすいのさ逢いたくていて心ボロボロ叶わぬ思い港で軋む船のよに春まで泣いて待つ身が辛いの…愛染隼人の女の詩集夜の津軽

  • 愛染隼人の女の詩集 三月の雨

    三月の雨レインレイン冷たい雨が降るあなたの甘い愛の片割れが心の片隅に残ったけれどどうしようもなく意地らしいあゝ三月の雨…レインレイン甘い匂いがする泳ぐ残り香ひとつ傘垂れる雨の滴には酔い知れてもあなたいないのね哀しいわあゝ三月の雨…レインレイン未来の雨が降る明日にはもうゆけない泣かないわ意地悪運命女ですもの恋があこがれいつの日もあゝ三月の雨…愛染隼人の女の詩集三月の雨

  • 愛染隼人の女の詩集 東京へ帰ります

    島を渡ってあなた追いかけて夢を見たけど泣いた暮らしで我慢してた狡いのね身勝手ね理由も言わずに重なる朝帰りあゝ東京へ戻ります…夢だけ詰めたボストン片手に船の片隅風に煽られ泣いてます喜ぶような思いを告げて海に沈めた愛の結末だけどあゝ東京へ帰ります…船が揺れてる季節の風に夕陽が沈む雲に隠れて悩みなく大きな空に飛ぶ鴎(とり)が骨を休めて夕月に吠えてるあゝ東京へ帰ります愛染隼人の女の詩集東京へ帰ります

  • 愛染隼人の女の詩集 いかないで

    いかないでわたしを置いてゆかないで誰も愛せはしないのこんな気持ちにさせといて別れはないでしょう恨みきれない人だけど…北の町には春雪(はるゆき)が白く海を染め抜いて哀しくさせて波荒く風が吹き抜けるだけ何もない離れ島(じま)…小さな小船浮き沈み港で横揺れしてて風に煽られぎしきしとまるで女の泣き声恋をなくした女(ひと)みたい…愛染隼人の女の詩集いかないで

  • 愛染隼人の女の詩集 愛のいさかい

    愛のいさかい詰まらないことの成り行きに別れを感じていますお酒の席の些細な問い詰めに本気で怒るあなただけどそれも好きだからしょうがないあゝ愛のいさかいお酒に馴染んだうすごおりだけど心は外向いて窓降る雨を目で追いながらも黙ってないで冷たい視線叱られてもいい独りごとあゝ愛のいさかい…駄目な女だと知りながら譲ることなど出来なくて我侭ばかり言っているけれどわかってるけど性格だからどうにもならない星のしたあゝ愛のいさかい…愛染隼人の女の詩集愛のいさかい

  • 愛染隼人の女の詩集 明日からのあなたは

    明日からのあなたは別れなど考えなかった言われて泣きをみた恋の欠片は星の屑(くず)風で汚れた雨が降る明日からのあなたは気になるけれどあゝ…何事もルーズなあなた薬の飲み忘れ風邪拗らせて寝込む癖身体の弱さ気になるが明日からのあなたは泣かないでよねあゝ…酔ったまま眠らないでねお風呂は欠かさずに歯磨きするの忘れないで心に祈るしあわせを明日からのあなたは愛をありがとうあゝ…風で汚れた雨が降る明日からのあなたは気になるけれどあゝ…愛染隼人の女の詩集明日からのあなたは

  • 愛染隼人の女の詩集 愛のいさかい

    愛のいさかい詰まらないことの成り行きに別れを感じていますお酒の席の些細な問い詰めに本気で怒るあなただけどそれも好きだからしょうがないあゝ愛のいさかいお酒に馴染んだうすごおりだけど心は外向いて窓降る雨を目で追いながらも黙ってないで冷たい視線叱られてもいい独りごとあゝ愛のいさかい…愛染隼人の女の詩集愛のいさかい

  • 愛染隼人の女の詩集 雨が連れ去った恋い

    雨が連れ去った恋いつらいから今は何も言えない雨が連れ去った恋い明日が来ないのが哀しくてなみだ溢れますあの日は確か雨が降っていたあゝ…なみだです薄くなった心が雨が連れ去った恋い苦笑いしてる憎たらしいあいつだけど恨んでないわ生命の未練恋いあゝ…悩まない思い叶わなくても雨が連れ去った恋い躓く明日に我が身が降らすこの雨だけど濁る雨にもこの身濡れてゆこうかあゝ…愛染隼人の女の詩集雨が連れ去った恋い

  • 愛染隼人の女の詩集 風の横浜

    風の横浜あなたを愛し止まない女が辛いだけど何処かへ連れ去って町に消えた人逢いたくてネオンに染まり昔の名前で出ています小さな店ですが今日から女が出船です宜しかったら訪ねてねあゝ風の横浜…ゼンマイ仕掛けのフランス人形一人見つめて片隅であなた探してる可哀想薄汚れてる幸せ掴んで泣きたいの青い目に涙であなたのその胸に抱かれたい女の幸せで泣かせてよあゝ風の横浜…今日から女が出船です宜しかったら訪ねてねあゝ風の横浜…愛染隼人の女の詩集風の横浜

  • 愛染隼人の女の詩集 大阪の女

    大阪の女あんたに内緒で陰ながら愛してたそんなことも知らずに知らぬふりして冷たい顔をしていた心臓が高鳴る普通にいられないどうすればいい大阪の女…町に雨が降って傘に落ちる雨がみょうにに体に響く女が哀しくてこのままなら駄目になる後悔するほどきっと泣きを見るどうにかなりそう大阪の女…哀しいほど好きで胸が痛いほどに秋の季節の中にいる落ち葉が舞ってゆく濡れてベンチにひとひら落ちてゆくけれど跡形もなく姿をけして大阪の女…打ち明けられず陰の女でいる気の弱さが呆れるほどで…愛染隼人の女の詩集大阪の女

  • 愛染隼人の北のワルツ

    北のワルツ真冬の白き降る雪の風に舞う踊るように落ちてゆくけど愛が涙に変わる頃の真夜中の出来事は哀しいだけのシネマのシーンのようですあゝ北のワルツ…風が靡いて泣くように哀しくて雨を道連れ曇る空には星が見えずに唸る音だけ小肌が冷えて寒く未練の塊(かたまり)私を追いかけまわすあゝ北のワルツ…女の末路は哀しい悲劇のよう人生迷う道だけ歩く風の吹くなか山道をゆく峠にある幸せ雨の素通りだから女は辛いのあゝ北のワルツ…愛染隼人の北のワルツ

  • 愛染隼人の女の詩集 おんなのため息

    女のため息あなたの姿を陰ながら見て胸を時めかしてこれが愛かと思ってる着いてゆきたい何処までも許されるなら女のため息…思うが侭に過ぎゆく時がこの世にあればいい無理なこと知ってはいるが愛の運命は陰涙(なみだ)浮世の辛さ女のため息…風が運んだこの愛運命なみだに映ってるまだ打ち明けられないあなた遠き落ち日の赤い陽は私の心女のため息…愛染隼人の女の詩集おんなのため息

  • 愛染隼人の女の詩集 みれん町

    みれん町恋の町項垂れてなみだ町あんなに好きで夢にすがった恋だけど運命意地悪涙が好きで女虐めの恋敵(かたき)…夢に見た憧れた妻の座はなみだで流れ固唾を飲んだ夢模様幾日経って変わらずにある夢色蜻蛉雨情(なさ)け…侘しくて一人きりみれん町思い忘れず離れられずに哀しさが思いで多く私を責める涙の雨が身に落ちる…愛染隼人の女の詩集みれん町

  • 愛染隼人の女の詩集 空が啼いてる

    空が啼いてる空が啼いてる星が見えない雲が風に流されて雨が降り始め哀しみ模様あなたに嫌われ哀しみ背負い生きる場所が見当たらないそんな哀しい女ですあゝ空が啼いてる匂い哀しい季節の草花たちが花びら散らして枯れはじめてる恋の終わりには涙のしずくこの身に溢れ肩に一粒ポエムの匂い星の陰あゝ空が啼いてる明日は来ない風に吹かれ涙でる残る寒さだけこの身に染みる生きる人々が渦に巻かれて消えかかってはひたすら雨に流されてゆく哀しくてあゝもう若くない恋などしないあなたの他に私決めましたあゝあゝ愛染隼人の女の詩集空が啼いてる

  • 愛染隼人の女の詩集 紫陽花の別れ

    紫陽花の別れ紫陽花の花のような心がわりか許せないあんなにも好きだなんて口説いておいてこれからどうしたらいいの一人暮らしに戸惑うばかりでも責められないあゝ…紫陽花の花のように花先濡れて春遅く花が散るもう夏近い終わった恋の行き場迷う女道(みち)未練に生きる哀しいけれどでも泣いたりしないあゝ…紫陽花の花のように小雨に濡れて色変わり枯れ姿なんて惨めな季節の終わり私の恋に似ている風に吹かれて恋散る浮世でも負けたりしないあゝ…愛染隼人の女の詩集紫陽花の別れ

  • 愛染隼人の女の詩集 北のともし火

    北のともし火遠い目をして何処を見ている別れ話の途中で言いづらいことなら黙ってりゃいいものを浮気な風に吹かれて何処へゆくのやらあゝ北のともし火…我侭ばかり言って来たけどそんな女でごめんなさい涙が止まらない冷めたコーヒー飲み干して足を組みかえる私でも恨まないあゝ北のともし火…別れは辛いこの身濡れて星も瞳も翳っててどんよりな空が濁った吐息が聞こえる冷たい息して女が侘しいあゝ北のともし火…愛染隼人の女の詩集北のともし火

  • 愛染隼人の女の詩集 紅いブルース

    紅いブルースいのちの灯りとまりながら胸をゆさぶり吐息を吐いてあんたに縋るけど上手くいかない浮気な人とわかっても許しても本気にならない悩み尽きないあゝ紅いブルース…しあわせ何か聞かれてみても恋に生きるとそう答えますわかってくれるなら生きかた変わる明日の夢さえ迷っても変わらない女のこころ一途な思いあゝ紅いブルース…陰に隠れたひとりの恋は汗が出るほど見苦しいもの口ずさむブルースお酒片手に煙草を吸えば目に染みる泣きなみだ数えてみても薄い角氷あゝ紅いブルース…愛染隼人の女の詩集紅いブルース

  • 愛染隼人の女の詩集 北国なみだ雨

    北国なみだ雨積もる雪で逢いにゆけなくて部屋の片隅泣いてます熱いコーヒー啜りながら泣いてます冬に遮れた恋ほど思い募るものはないあゝ北国なみだ雨…風が小窓を揺すって叩くあなたが戻るはずもない音が侘しく私を責めるなみだです雪に心流されて女の春はまだ遠いあゝ北国なみだ雨…空が曇って星が見えない縋る思いの影姿(すがた)流すなみだが雪に消えて浮き沈む早冬が奥深くて景色が白く敵(かたき)ですあゝ北国なみだ雨…愛染隼人の女の詩集北国なみだ雨

  • 2025/02/14

    夜の花びら朝に咲く花夜に散る花びら未練に濡れて雨に濡れて明日が見えないなみだを隠す薄化粧女の花は夜の花びら…夢の果てまで女の花が咲くひらいた花は散るのが運命哀しい姿風に吹かれてなみだ脆くてか弱い花は夜の花びら…血潮みなぎる女の花びらは未練に咲いてなみだ隠してあなたに励む生き甲斐何と聞かれるのなら一途な女の夜の花びら…2025/02/14

  • 愛染隼人の女の詩集 夢もよう

    夢もようはぐれたけれどときの迷い子瞳にさえ映らないあなたを見失い口びるを潤すだけの水もないが砂漠みたいな恋は夢もようあゝほんの少しだけもう出ないけど微かな命のなみだ泣くのも口惜しいがそんなこと言ってられない隠せない腫れ瞼した命の夢もようあゝ手汗滲んだ握りこぶしに明日が消えてゆくけど未練で待っているあなたが来る日いつかまで忘れない恋は明日の未練に泣くけれどあゝ愛染隼人の女の詩集夢もよう

  • 愛染隼人の女の詩集 雨と涙に濡れて

    雨と涙に濡れてもうじき別れが来る切ない夜にラスト・ダンスを踊って欲しい最後ぐらいはあなたの胸でほんの一時瞼を閉じて映る幸せゆめ芝居女なら誰でもそう思うあゝ雨と涙に濡れて…ミラーボールの光に包まれながら夢が泳いで恋が消えゆく午前零時の時の鐘が鳴りこれで終わりと別れを告げて背中合わせの恋になる未練残るけれど他にないあゝ雨と涙に濡れて…あなた任せで理由も知らずに明日をなくすこの恋だけどあなた右ならわたしも右で従うだけの成り行きまかせ恋が揺れてる瞳のなかで涙に消えゆくあなた一人あゝ雨と涙に濡れて…愛染隼人の女の詩集雨と涙に濡れて

  • 愛染隼人の女の詩集 恋挽歌

    恋挽歌港の見える坂道が好きで凄く幸せすぎていた雲の向こうから受け身の恋も一人旅立ちながら港に面影残すあゝ恋挽歌…風の匂いはあなたの匂い甘いコロンの匂いがする好きになれなくてもう他の人今も愛だけ泳ぐ心に未練ある人あゝ恋挽歌…落ち葉がひらり冬の空下波の光が眩しいブリッジパーク子供が燥ぐ未来夢ある子等懐かしい風景のあゝ恋挽歌…愛染隼人の女の詩集恋挽歌

  • 愛染隼人の女の詩集 雨の宿

    何も言わず黙っていた窓を叩く雨が哀しくて俯いて泣いていた別れは死ぬこと明日からどうしよう未練糸引く雨の宿…季節はずれの海の音が耳に響いてきて増す涙身勝手な人なのね心で語るけどた言葉を失くすだけ薄紅色の雨の宿…雪が吹雪いて風に舞って女の唸り声わたしです裸電球がこの目に痛いけど真冬の雪景色ストーブ一つ雨の宿…愛染隼人の女の詩集雨の宿

  • 愛染隼人の女の詩集 小樽運河

    陽の光を浴びながら行く先の雲は流れて朝靄のあなた恋しと花先き濡れて川は流れる小樽運河…桜の花びら散りて春終わりもう樹木緑(あお)き萌えいずる風あたたかき川の流れに恋忘れ路の小樽運河…川は流れる橋の下映る川面にあなたが見える手を招く姿があれどそれは幻(まぼろし)先にはゆけぬ小樽運河…愛染隼人の女の詩集小樽運河

  • 愛染隼人の女の詩集 可哀想な女

    可哀想な女と噂にするのねどうせ私は寂しがりやなのトランプ相手に恋占をして二人の行く先追いかけてる浮気か本気か泣きながらも相手の心を探るだけあゝ気の済むまで朝まで泣いて一人善がりで恋をしている少しおセンチにか弱いい女気が狂いそうそれほど恋をあなたに夢を見たくている馬鹿な女と人が言うあゝ傷つく胸に人並み耐えてる表にださず一人で堪えても涙があふれ夜もねむれずに枕を濡らす日もあるけれど我侭言わず明日を見ている涙でてくる作りごと…愛染隼人の女の詩集可哀想な女

  • 愛染隼人の女の詩集 契り

    以前になりますが指切り契って夫婦の約束うれしさに抱かれて泣いた思いで一夜別れた人だけど未練だけが@@@心に残りますあああ…傷つくのは女引きずるこころ雨が小窓打つおんな雨(あめ)別れの風が今も吹いてる北風身に染み震えながら窓辺の愛を追うあああ…明日にゆけないこの惨めさは我が身を責めぬく孤独さで世間に離れ風が冷たい契りの哀しさ指で絡めた女はお馬鹿さんあああ…愛染隼人の女の詩集契り

  • 愛染隼人の女の詩集 TOKYO物語

    朝陽のなかで朝靄に消えた恋を私は恨んだりしないこれから未練に燃えるから悪い噂でも私にはいい人だから諦めきれずにいるそんな恋がありましたあゝ抱かれた中で指に包めたシーツ眠れず朝を迎えた女の喜びありがとう幸せになるそんな予感がしたでも儚く消えた恋は駄目な女陰で泣くあゝ陰に陽向に幸せ探しながらあなたの胸に止まって捧げたこの私のすべて窓辺に落ちる雨を見ながら紫陽花に泣いてた浮気の苦労哀しくてあゝあゝTOKYO物語女の物語り愛染隼人の女の詩集TOKYO物語

  • 愛染隼人の女の詩集 たそがれの東京

    ネオンが消えても一人のお酒抱かれた数だけ泣いていたが今はもう他人だけれど女は拘る一つの恋にあゝ未練唄数え唄たそがれの東京東京…暮れゆく町には星が見えない町が霞んで瞳が曇る嫌です諦められず拘る未練に部屋の隅で泣くあゝ女唄夢の唄たそがれの東京東京…昨日の女わたしはいない思いですがる夢物語り駄目です甘いあなたの恋が懐かしいあの夢一夜あゝ抱かれ唄未来唄たそがれの東京東京…愛染隼人の女の詩集たそがれの東京

  • 愛染隼人の女の詩集 生きてる限りは

    生きてる限りはおんなの命あなたに重ねて恋をして生きたいのそれが運命の我が身の生きる道なの生きてる限りは明日も生きたいこの身を咲かせて花になり恋したい女の努(つと)め霧に霞んだ今日だけれど…生きてる限りは命の限り愛されていたい我侭な女だと思われるけどこんな女もあゝいいものよ…愛染隼人の女の詩集生きてる限りは

  • 愛染隼人の女の詩集 恋の滴

    雨に濡れたままでいいのすべてを忘れたい荒い流してしまいたい恋に埋もれた私思いでなんかいらない惨めになるから涙の粒はあゝ恋の滴…幸せ遠い哀しみなみだ女の物語り季節の中の海に来て岸壁で泣いてます冬の海が荒れてます死んでしまいたいうず潮なみだあゝ恋の滴…風に靡かれ女のかもめ寂しそうにしてる海原夕陽落ちてゆく黒い雲流れてる多分明日雪になる北海吹雪のシベリア降ろしあゝ恋の滴…思いでなんかいらない惨めになるから涙の粒はあゝ恋の滴…愛染隼人の女の詩集恋の滴

  • 愛染隼人の女の詩集 哀しくないわ

    転んで起きて目が回るけどそんな恋でもわたしにとっては宝物このまま未練で生きてゆくそれでもいいのあゝ哀しくないわないわ…ダイアの粒が心にはある泣いて笑って貴方密かに愛してゆくシルクの涙を陰(かげ)思い糸引く未練あゝ哀しくないわないわ…紺の背広にオレンジのタイ似合っていた印象深い人だけど心くすぐって闇に消え手が届かないあゝ哀しくないわないわ…このまま未練で生きてゆくそれでもいいのあゝ哀しくないわないわ…愛染隼人の女の詩集哀しくないわ

  • 愛染隼人の女の詩集 東京とおり雨

    東京とおり雨何でこんなに苦労に泣くの今夜もあなた帰らないもうすぐ朝陽が昇る朝のカーテン引きながら涙の私手料理のキャベツを刻みながら恋の終わりを予感するあゝとおり雨なら雨宿りしてこの身濡れずにすむけれど恋の浮気の本気はおんなが泣いて傷がつく化粧もせずに痩せ細り明日のこの身を泣きじゃくる毒など飲んで死にたがるあゝそんなもんです恋なんてのは恋の裏ぶれ怖すぎて臆病になるから恋はしないと決めましたそれなら未練で生きてゆくこのままずっとあなたがいい咲いた花びら枯れるまであゝ愛染隼人の女の詩集東京とおり雨

  • 愛染隼人の女の詩集 海峡出船

    海峡出船おんななみだ断ち切る未練人生かけて出直します辛かった痩せました朧な恋はあきらめました捨てましたあゝ海峡出船…おんななみだ苦労積み荷にいつかは晴れる陽が昇るおんな船風揺れる沈んで浮いて明日を見つめ出る港(みなと)あゝ海峡出船…風が吹いて引きしお荒い湿気には強い恋の船(ふね)祝う門出引き締めて赤い夕陽に止まり木未来ポーの出船はあゝ海峡出船…出る港(みなと)あゝ海峡出船…愛染隼人の女の詩集海峡出船

  • 愛染隼人の女の詩集 大阪

    大阪あゝ涙なんかもうでない好きだから濡れるほどに泣いていた朝までもあゝ別れて行くのね一人明日の未来へと見送らなくてごめんね背中の見送り辛くなるからあゝ大阪…あゝ夜の空に星霞む青空が雲に覆われ隠れ見る船出船(でふね)あゝなみだでる汽笛心揺れる私雨なみだ降る命の終わりあゝ大阪…あゝ夢が沈んでまち薄れ人混みを巻き込んでゆくもう戻らない恋もないあゝ未練な思いがあなたを追いかける霧で霞んだ港の夜景あゝ大阪…愛染隼人の女の詩集大阪

  • 愛染隼人の女の詩集 嘘だと言って

    あなたで始まりあなたで終わるだから嫌よ嫌だからさよならなんて言わないで女を虐めないでねもうこれ以上はあゝ嘘だと言ってお願いだから…咲いた花びらを散らせと言うのそうね死ねと同じこと未練に咲いて暮らすのはあなた知らないでしょう惨めな暮らしぶり嘘だと言ってお願いだから…明日の灯りが消えかかるけど馬鹿ねそれでも愛して他には行けない恋灯り嫌よ駄目ね馬鹿だけどあなたが生き甲斐嘘だと言ってお願いだから…嫌よ駄目ね馬鹿だけどあなたが生き甲斐別れだなんてもう言わないで…愛染隼人の女の詩集嘘だと言って

  • 愛染隼人の女の詩集 私を責めないで

    私を責めないでそんなに苦しめないであなたに尽くした人生じゃない嘆きの雨が降るわかって欲しいとは言わないが明日からどうすればいいのあゝ私を責めないで…一人の暮らし遣る瀬無いあなたの愛する人は他にない町が霞んでる涙で景色が歪んで見える別れなどだから言わないであゝ私を責めないで…しあわせ何が聞かれたら女は好きな人に尽くすことお嫁にゆくことそんなにだから邪魔にしないでこの恋は離れたくはないあゝ私を責めないで…わかって欲しいとは言わないが明日からどうすればいいのあゝ私を責めないで…愛染隼人の女の詩集私を責めないで

  • 愛染隼人の女の詩集 東京とうり雨

    東京とおり雨何でこんなに苦労に泣くの今夜もあなた帰らないもうすぐ朝陽が昇る朝のカーテン引きながら涙の私手料理のキャベツを刻みながら恋の終わりを予感するあゝとおり雨なら雨宿りしてこの身濡れずにすむけれど恋の浮気の本気はおんなが泣いて傷がつく化粧もせずに痩せ細り明日のこの身を泣きじゃくる毒など飲んで死にたがるあゝそんなもんです恋なんてのは恋の裏ぶれ怖すぎて臆病になるから恋はしないと決めましたそれなら未練で生きてゆくこのままずっとあなたがいい咲いた花びら枯れるまであゝ愛染隼人の女の詩集東京とうり雨

  • 愛染隼人の女の詩集 鴨川の月

    鴨川の月あまい風がふたりを包むあなたにあまえこれで後には引けないからそれでもこの恋がいいなら私も命を賭けてみるふたりで見つめる京都鴨川の月あゝ冬の季節のあなたの吐息がわたしの肩にかかるけど雫が舞い落ちて女のひとり泣きひとつの涙をわけあって夜に溶けてゆく京都鴨川の月あゝふたりの城があらならばいいあなたについてゆきたいとこの瞳を潤ませて愛を誓う私これが女の幸せなのね口びる重ねる京都鴨川の月あゝ愛染隼人の女の詩集鴨川の月

  • 愛染隼人の女の詩集 どうするつもりなの

    どうするつもり駆け落ちみたいな暮らしになるそれでもいいなら着いてゆく私の好きな人だから命をかけて人生かけて荒波超えてゆきたいのどうするつもりつもりなの…島をでたならば夢海峡おんなの船で出船です朝陽が昇る日もあれば夕陽が落ちる日もあるワ苦労くの字の覚悟ですどうするつもりつもりなの…町の噂など気にしない風が運んだ噂など寄り添う気持ち大切に生きてゆきたい花を咲かしてそれが女の生き甲斐よどうするつもりつもりなの…朝陽が昇る日もあれば夕陽が落ちる日もあるワ苦労くの字の覚悟ですどうするつもりつもりなの…愛染隼人の女の詩集どうするつもりなの

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