exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。
立派なビルだった。エレベータで上がるとジョンデの元恋人だと言うジミンはある会社のドアを開いた。フロアはパソコンが並び数人が作業をしていた。だが空気は澄んでいた。「社長いますか?」いると社員が言うとジミンが一番奥の扉を指さした。「あそこに社長がいます。ジョンデの名前を言えば会うはずです。むしろ身内の方を探していたので。」「君は元恋人ってどういうこと?」不思議だ。中華料理店に勤めてからそんなに時間は経...
「だろうな。お前の中じゃ俺が一番なんだよ。やっぱり。でも俺もそうだ。お前の前では俺は快楽に素直になれる。」お互いそうだろうとベッキョンはセフンに畳みかけた。「本音を言えば僕もベッキョナとふたりで逃亡したいです。現実的には無理です。ベッキョナは不思議なオーラがありますね。人を惹き付ける。婚約者もそうなんでしょう。絶対に手放さないと思います。僕は秘密を守ります。」セフンは純粋にベッキョンを好きだからこ...
「…や、俺は自分の気持ちちゃんと整理してなかったからさ。これは自業自得。いつも流されるままって言うか…俺ってそういうところあるからさ。」2人ともお酒は飲んでいなかった。セフンは今日きちんとベッキョンを車で家に送り届けようと思っていた。あまり遅く帰るとミンソクが心配するだろう。ミンソクの弟ジョンデがまた要らぬ詮索をして嫌味を言うかもしれない。「じゃあ、これで僕たちの過去のことはお互いに忘れましょう。僕...
「確かにそうだ…。僕はジョンイナを…ずっと利用してきた。子供のころから心が卑しかったんだ。家を追い出されないように愛想よくして慕ってるジョンインを手の内に入れて僕を見捨てないように…」チャニョルにそう告げるギョンスの言葉を聞いてジョンインはショックを受けていた。19年間のギョンスのやさしさはギョンス自身のため。けれど…そればかりじゃないだろう。其れだけで19年間兄弟みたく一緒に過ごしたわけじゃないだろう。...
チャニョルはロビーでギョンスを待っていた。最近はすべてが順調だった。ギョンスが側にいることでチャニョルの不安は和らいでいた。ギョンスの所為でチャニョルは19年を無駄にしたけれどそれは自分の所為だ。それはわかっている。ソンヘギョンの言葉は全てうそだった。両親はずっと自分を探していた。子供の頃言うことを聞かず家を出たとかそう言った小さな反抗心は気にしていないと言った。チャニョルが無事に家に戻ってきただけ...
「わかった二次会に行こう。スリョ二ヌナの友達や有名人が来るらしい。2人も人脈を広げるのにいいかもしれない。」ギョンスの言葉にジョンインはギョンスの腕を掴んだ。「そうじゃなくて…ちゃんと話したいんです。ヒョンは僕を平手で打った。謝ってください。」本当はこんなこと言いたくないとジョンインは思っていた。あの日のチャニョルは実家ではなくホテルを取れと我儘を言った。その我儘を受けてギョンスは会社を辞めてチャニ...
凄く落ち着いた雰囲気でセフンは車内の人に頭を下げていた。車には運転手と後部座席に神経質そうな男性がいた。「ソンソルですよ。ヨンホのこと乞食とか言ってたらしいです。ウェンストンの新しい顔です。」テイルはそう説明してくれたがミンソクはセフンを見ていた。「少しタイミング外しましょうか。」テイルが眉根を下げて提案するとミンソクは頷いた。車が去るとセフンはエントランスに行きかけて二人の方に振り返った。「どう...
ミンソクは車を駐車場に停めるとテレビを付けた。会見は終わっていた。次の話題は俳優パクジョンス氏の盛大な結婚式が本日行われます。この結婚式は来年公開予定の映画のワンシーンに使われると言う事で、午後のワイドショーで中継が入ります。ミンソクには訳が分からなかった。息を吐いて車を降りるとホテル内の待機所に向かった。本当にベク今日セフンに会うのかなぁ…。悶々とした。さっきテレビに出ていたのだ。此方も訳が分か...
ベッキョンの言葉…怪しい。ミンソクはじっとベッキョンを見つめた。笑顔だけれど目は合わせない。可笑しい。「セフンがベクのこと好きだとか、キスしたいと言っても絶対するな。」ミンソクの言葉にベッキョンが息を飲んだ。流されやすい性格。適応能力とそれはよく似ている。「や、それしたらセフナが傷つくだろう…。付き合うとかできないけれどスキンシップぐらいは…。」「ダメだ。折角結婚してくれる女性が現れたんだ。いい話だ...
happy birthday chen今日はチェンの誕生日です。大帝男子では深淵の薔薇の園のその後のキムジョンデのお話を書かせていただきました。4話中4話目。最終話。君を好きになったんだから…僕はあの子を許さないといけない。ふとそう感じた。結婚式のこと…知らせて来たのは意地悪なんかじゃない。僕の性格を知っているジミンだからこそ…僕の幸せを願ってだ。イーシンは僕の頭の中が読めるくせに僕が君を好きだってことわかっているのに…...
ギョンスの話にミンソクは言葉を失った。ミンソクはギョンスの運転手だ。仕事を失ったと同然だ。それ以上に…ギョンスと一緒に居られないなんて。ああ、でも…それはミンソクの個人的感情だ。当面は仕事をしなくても生きて行けるだけのお金は貰っている。「会長に連絡したら賛成してくれた。ヘダムはウォンヒョクの傘下企業で親戚だ。僕はその家の養子だから自分の家に入るのは当然だろう。このことはヘダムの社長夫妻から頼まれたこ...
チェンのお誕生日企画。深淵の薔薇の園のその後のキムジョンデのお話。全4話3話目。僕もまた驚いていた。イーシン以外の人間を見たのは初めてだ。「誰。」当然僕は呟いた。「あっ…フェザーレンの秘書課のキムドヨンです…。イーシン社長は今日は出張で。来週から台湾だからいろいろ片付けないといけないみたいで…。」「…?」僕が瞳を瞬くとドヨンが慌てて部屋を出て行こうとした。「待って。」「電話をとって。」僕の言葉にドヨンは...
「とにかく俺はそろそろ家に帰らなきゃ。ヨンホさんセフンのことよろしくお願いします。家のジョンデが以前セフンに酷い事言ったから傷ついていると思います。」ミンソクの言葉にヨンホがはっとした。「ゴミムシとか…ダニとか?」「そんな感じだと思う。」ミンソクの声は思わず小さくなっていた。本当に申し訳ないのだ。「気にしてないよ。」セフンがやけに声を大きくして言った。気にしていたけれど…今、どうでもよくなった。自分...
深淵の薔薇の園。その後のジョンデのお話です。第二話目。チャンイーシンのCGNに深淵の薔薇の園の記事を書かせて世の中に悪行を知らしめる。深淵の薔薇の園はあのウェンストン財閥の所有だ。ベッキョンの家族は口止めされたが僕はされていない。イーシンと仲良くなってそろそろだと言う頃に僕は話を持ちかけた。「…それは許せないね。君の友人を凌辱するなんて。」イーシンは正義感溢れる持論を述べた。正義とかそんなのどうだ...
ギョンスは学生時代も誰も好きにならなかった。それは自分の生い立ちが不確かなものであること。普通の人みたいに恋愛をするのは罪のような気がしていた。もしヘダムの為に誰かと結婚をしてくれと言われればするだろう。それぐらいギョンスにとって恋愛はどうでもいい事だった。それ以前にこの人とずっと一緒に居たいだとか肉欲を感じたことはほとんどなかった。諦めていたからそう思わずにいたのか。其れともそういう部分が未熟だ...
9月21日はチェンことキムジョンデのお誕生日です。^^大帝男子では深淵の薔薇の園でのジョンデのその後のお話を書かせていただきました。^^お誕生日おめでとうございます^^今年はほとんどジョンデのお姿が拝見できなくて寂しいです。OSTのみなのかな;;楽園「ジョンデ、本当に気が利くわぁ。ミンソギも少しは見習いなさい。」僕はただ、要領がよかっただけだ。ミンソク兄さんの様子を見て良いこと、ダメなこと。損なこと...
ギョンスにはチャニョルの言うことすべてが嘘に思えた。けれど…養母が復讐だと言っていたのをふと思い出した。深淵の薔薇の園がパク家に近いこと。なぜチャニョルだったのか。虐めの復讐だと言われれば合点はいくけれどそんなにひどい虐めだとは思えない。養父は人格者だ。一度きちんと養母に聞くべきだろう。「ご飯作るよ。お腹すいただろう。」ギョンスは立ち上がろうとしたが突然チャニョルが肩を掴んできてあっという間に床に...
「ここが僕の一人暮らしの家。お屋敷には劣るけれど広いだろう?」ギョンスはチャニョルを初めて家に入れた。高層のアパートは窓から景色が良く見えた。今日は快晴で遠くまでよく見える。「チャニョルの部屋、作っておいたよ。」ゲストルームのほかに一部屋を空けた。ベッドはまだないけれどここがチャニョルの部屋だと案内した。明るい部屋だ。あのお屋敷は陰鬱だった。木々に囲まれて日当たりが悪かった。「家具はまだないからあ...
チャニョルの言葉にギョンスは驚いていた。そうまでして帰りたくない?結婚式に出るのに。其れともただ、ギョンスを困らせたいだけなのか。「とれるけれど…君精神病だから一人にしておけないよ。」ギョンスの言葉にテイルが驚いたようにギョンスを見た。確かにそうだけれど…専務の言葉、直接過ぎだと思った。ジョンインは思わずにやけてしまった。チャニョルの反応もギョンスの反応もかみ合っていないし最悪の相性だと思った。「じ...
「うん…ようやく帰ってこれたよ。」ヨンホは力なく言って起き上がったセフンの隣に座った。「セフン…この深淵の薔薇の園が世間に広く知れわたることになる。」ミンソクはタオルを水道水で冷やして絞るとヨンホの頬にあてた。セフンは驚いていた。ヨンホの言葉にじゃない。ヨンホの痛々しい姿にだ。「…ヨンホ…おじさまにぶたれたの?」セフンは心配そうにヨンホの顔に触れた。「違う。ソンヘギョンは死んだんだ。これはソンシン。僕...
ミンソクがシャワーを終えても誰も帰ってこなかった。セフンのジャージはやはりサイズオーバーでミンソクは袖やら裾を丁寧に織り込んだ。リビングに行くとセフンがソファに丸まって寝ていた。手にはスマホを握りこんだままだった。連絡待ちのまま寝落ちたのだろう。ふと、テーブルに目をやるとミンソクのスマホが置いてあった。其れを手に取るとタップした。確かにギョンスからの通話履歴があった。ミンソクはもう夜も遅いがギョン...
このお見合いは両家とも乗り気だった。ヒョッテ製菓の専用じゃいも農家に実家がなったうえ地元にポテトチップスの製造工場が立つ。田舎ではベッキョンの名前が知れわたるだろう。銅像が立つかもしれない。令嬢と結婚することは将来が約束されたようなものだ。今のベッキョンはただの無職だ。そのうえ誘拐拉致監禁凌辱の被害者だ。拉致監禁はそうだけれど…考えてみればいつからかベッキョンはノリノリだった。グラブでも男に声をか...
ミンソクが目を開くとセフンの顔があった。思わずミンソクがベッドから起き上がるとセフンがミンソクの背中に手を掛けた。「大丈夫?お水飲む?」「セフン、さっきの人どうしたの?」「救急車で病院に運ばれた。本宅は今、警察が来てる、…それで…チャニョリが取り調べを受けている。」ミンソクは息を吐いた。確かに喉が渇いた。必要以上に息を吸い込んだ。セフンはペットボトルをキャップを捻ってからミンソクに手渡した。「地下室...
ヨンホが本宅に入ると屋敷の明かりがともった。それだけでミンソクはほっとした。セフンは先を行こうとミンソクの手を引いた。「…気になるから俺も見てきたい。」ミンソクはセフンに言った。それに…誰かがいるとセフンはヨンホにはっきりと言ったのだ。ミンソクはネズミだと言ったのに。「あーあセフニの所為だよ。意外と早く見つかっちゃったな。ミンソギにも見せようと思ったのに。」ミンソクの背後でチャニョルの声がした。振り...
ミンソクはギョンスの方に行った。ギョンスはまだチャニョルと話していた。「専務。ジョンイン氏が来たみたい。呼んだんですか?」さっきテイルに電話した。ギョンスがここにいることを知っただろう。「いや、呼んでないよ。テイルにヨンホさんに電話しろって言ったけれど。」ギョンスの言葉にヨンホがインタフォンに出た。ジョンインはギョンスを迎えに来たと言う。ヨンホは慌てて門を開くボタンを押した。「なんでジョンインが…...
「チャニョリヒョンはずっと僕の側にいて。僕にはヒョンしかいない。僕の気持ちがわかるのは…ヒョンだけ。」セフンの手をチャニョルはそっと握り返した。ヨンホは息を吐いた。結局まともなやつはいない。ヨンホもまた職場や養父母の子らから酷い扱いを受けている。心が傷ついている人間ばかりがここに住んでいるとヨンホは思った。ギョンスは笑みを浮かべた。「セフン、チャニョルを強引に連れて行ったりしないから安心して?」ギ...
ギョンスはチャニョルの笑顔に思わず見とれてしまった。今までどうして彼に対してマイナスのイメージしかなかったのだろう。其れは多分自分の心の中の罪悪感の所為だと思った。今まで特殊な環境にいたのだ。19年間も異常な環境で生活をしていたのだ。常識がないと思われる行動をするのも致し方ない。正直、綺麗な男だと思った。笑うと一層可愛く見える。特に目が大きくて愛らしい。人形のような顔をした男だ。養父に目が似ている。...
チャニョルは名刺をスーチョンの手に握らせた。「どうせなら直接ソンシンに切り出したらどうだ?俺たちはあの屋敷に監禁されていたけれど一度もソンシンに会ったことはない。ヘギョンも召使も死んだ。それだけは教えておいてやる。」強制的に握らされた名刺がくしゃりと音をたてた。「…ありがとうございます。確かにそうですね。あなたは…ヘダム自動車社長の御子息のパクチャニョル氏?」スーチョンの問いにチャニョルは口元だけ歪...
キムジョンインがドギョンスを好きなことは聞いていた。会って間もないころカフェでジョンインに言われた。協力してくれと。別にミンソクが協力しなくても特別な絆があるのなら…。いや、昨日結ばれたのだろうか。ギョンスの機嫌がいい。ミンソクはジョンインとギョンスのやり取りを見ながら黙って珈琲を飲んでいた。「ジョンイナ、食べたらスーツに着替えなよ。前泊まった時のクリーニングしておいた。」「流石ギョンスヒョン。僕...
ギョンスはジョンインの告白に瞳を瞬いた。聞き違いか?「…今のなに?」ギョンスの問いにジョンインは今更ながら火が出そうな位体が熱くなった。ミンソクに嫉妬するとか…バカは僕は。ギョンスヒョンが男に興味ないの知ってて…。「今のは…もう少し僕を頼ってくださいって言う…ことです。」苦し紛れにジョンインは誤魔化した。「…そう?ちょっとびっくりしたよ。チャニョルはあの家に居るから男がいいみたい。僕にもキスして来たり…...
スリョンは2人を追い出す様にリビングから玄関に追い立てたので母親が驚いていた。「どうしたの…スリョン…美貌が台無しだわ。あらジョンインと…テイルさん?まぁ来ているなら言ってよ。お茶も出さないで…」「ママぁ。チャニョルが~私の結婚式に出るって言うの。恥だわ。カメラも入るのに!」ヒステリー気味にスリョンが言うと母親が驚いたように口元を押さえてまぁと声を上げた。「大変だわ。パパに連絡しないと。」「そうよ。パ...
「どうした…何があった…?」ヨンホの言葉にセフンはヨンホを抱きしめた。「僕は…ダニでゴミムシで変態なんです…」セフンの言葉にヨンホは戸惑っていた。ダニ…?「ダニって言う言葉誰に言われたんだよ。」「…いいんです。僕は変態…男を買えるところはどこですか。」「…セフン…何言っているんだよ。大丈夫?」ヨンホは思わずセフンの額に手を当てた。熱はない。「何やってんだよ。2人とも早くダイニングでパスタを食べよう?ヨンホが...
夕食が出来上がるころテイルとジョンインは深淵の薔薇の園に到着した。ヨンホは玄関先まで二人を迎えジョンインに挨拶をした。「突然お邪魔して悪かったですね。」ジョンインはそういってヨンホに菓子とお酒を手渡した。テイルが用意したものだ。2人を別宅のリビングに案内して食事用のテーブルにつかせた。「用件だけで帰えろうと思うんです。」ジョンインの言葉にヨンホは思わずテイルを見た。「せっかく用意したので…」「ソファ...
9月になりました。皆さま夏バテ大丈夫ですか?今年は夏が遅くきたぶん、秋も遅いみたいですね。台風の接近でだいぶ気温さがってきましたが…台風と言えば去年の横アリ…当日まで台風どうなるのかハラハラでした…。午後は晴れたのだけれどグッズ買ってそのあと食べたラーメン珍しく全部食べ切れなかったような…早くコンサートできるようになるといいな…;;深淵のチャニョルのイメージこんな感じ。↑いつもは可愛い感じでイメージする...
ドギョンスの肌…唇…柔らかかった。チャニョルはあの日以来部屋に閉じこもっていた。食事も部屋で食べほとんどヨンホやセフンと顔を合わすことがなかった。広いお屋敷はどこでも引きこもれる。チャニョルは毎日ぼんやりしていた。最近考えるのはギョンスのことばかりだった。おじさまが死んでからチャニョルは漠然と生きていた。ディクが子供を埋めていたと言うセフンの言葉は衝撃だった。でも…本当だったんだ。あの子たちは皆殺さ...
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