chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
大帝男子 http://taiteidanshi.blog.fc2.com/

exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。

ろい21
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2024/03/12

arrow_drop_down
  • 深淵の薔薇の園 42

    ジョンデの全身が怒りでわなわなと震えた。狭いベッドの上でセフンがベッキョンに覆いかぶさってキスをしていて体を厭らしくまさぐっていた。「や…やめれっ」ジョンデは勢いよくジュースが入ったコップをお盆ごとセフンの背中に投げつけた。セフンのシャツはオレンジュースまみれになって布団にもジュースがこぼれた。一体何が起きたのか。セフンもベッキョンも驚いていた。久しぶりに二人きりになってベッキョンはセフンを抱きし...

  • 深淵の薔薇の園 41

    嫌い…。ベッキョンの言葉がぐっさりとセフンの胸に突き刺さった。確かにしたいだけベッキョンの体を貪った。別に当時は悪いことだとは微塵も思っていなかった。おじさまが自分にベッキョンを与えてくれたのだと思っていた。けれど…それは自分側だけの考えで。ベッキョンは誘拐されて深淵の薔薇の園に連れてこられた。なにもわからないままセフンに抱かれて…逃げ出したかったけれど、腕輪がいたかったから言うことを聞いた。ヨンホ...

  • 深淵の薔薇の園 40

    ベッキョンはいつも通り朝方までゲームをしていた。怠惰な生活だ。深淵の薔薇の園に監禁されセフンにバック…尻穴を奪われたけれど実はトラウマはそれほどない。結局深淵の薔薇の園ではセフンを丸め込み自由にやっていた。今は、夢のような生活だ。ソウルの高級アパートに住み、毎日ゲーム三昧。寝るのもご飯を食べるのも困らない。農作業も手伝わなくていいし煩い親もいない。親も…「ベッキョナぁ、ジョンデなんか昨日バイト行った...

  • 深淵の薔薇の園 39

    美術館は月曜日が休日である。ヨンホは美術館の事務室にいた。館長が一日美術館にいなくても構わない。ヨンホはサラリーマンではあるけれど身内だ。タイムカードも何もない。テイルから電話を貰うとすぐに電話に出た。ディスプレイにムンテイルの名前が表示されると少し期待した。最近テイルとヨンホは連絡を取り合うことが多い。つい、一か月前はお互いにその存在すら知らなかったのにだ。ヨンホは韓国に来てまだ日が浅かったから...

  • 深淵の薔薇の園 38

    数日後の休日。テイルはまったりと部屋で音楽を聴いていた。ジョンインの秘書をやっているテイルは基本あまり休日がない。ウォンヒョクは優良企業だがテイルはジョンインの頼み事もする。最近はキムソルから直接、深淵の薔薇の園の件を頼まれた。其れは結局この事件にテイルの父も関わったから信頼があると思ってのことだった。正直父親はがっかりしていた。この事件を調べられないことにだ。警察ならば事件を明るみにしたいところ...

  • 深淵の薔薇の園 37

    車が出発すると後部座席でギョンスは眠っていた。あまり寝られなかったのかもとミンソクはミラーで確認しながら思った。心持少し遠回りをしてカフェのドライブスルーに止まった。ミンソクはそこでギョンスのサンドイッチと珈琲を注文した。「僕もなにか持って行きたい。ここで注文できるの?」セフンにとっては初体験だ。「うん、食べたいメニューを指で押して注文する。」タブレットをミンソクがセフンに渡すとセフンは珍しそうに...

  • 深淵の薔薇の園 36

    ギョンスはチャニョルの体を押しのけようとしたが上背は向こうの方がある。「やめっ…」口を開くとチャニョルの舌先が口内に入って来て驚いた。男とキスをするのは初めてだ。…ギョンスは現実を知って鳥肌が立った。「ん…ん…」腰をなぞるようにチャニョルの指先が蠢いていた。倒れそうだ。ギョンスは一瞬で血の気が引いた。ふらりとよろけたらチャニョルが支えてくれた。そのまま薄汚れたベッドに押し倒された。ギョンスの目は見開い...

  • 深淵の薔薇の園 35

    ギョンスの腕を掴んでいた手が離れた。「…気にしないで。俺がいけなかったんだ。投げ込まれた地図が冒険の書だと思って勝手に家を出た。ディクは君を愛していた。部屋に写真がある。だから俺は君を忘れなかった。」「写真?」「そう、君とディクが写っている。君は…笑っていた。多分凄く小さい時の写真だ。」「…どこにある?」「ここ。」チャニョルが母屋を指さした。「ディクの部屋は物置部屋みたいな所だよ。気持ちいい場所じゃ...

  • 深淵の薔薇の園 34

    チャニョルの両親はチャニョルを愛している。失われた時間を取り戻したいとも言っていた。そうだろう。ギョンスがチャニョルの部屋を使い始めたのは中学入学の頃だった。もう望みがないという意思表示のようにギョンスにチャニョルの部屋を使わせた。家は大きいし広いのに部屋もたくさんあるのにチャニョルの部屋を使わせたのだ。ギョンスはギョンスでチャニョルの代わりに養父母の心の支えになろうと努力した。反抗期もなかった。...

  • 深淵の薔薇の園 33

    泣きながら支離滅裂なことを言うギョンスにミンソクは思わずソファから立ち上がって彼に近づいた。「僕が…おじさんに…彼を足止めしてあそこでかくれんぼするように言われて…僕は子供だったから何も考えずに…っ…僕の所為だ…僕の…」「ギョンス。」ミンソクは慌てて手でギョンスの口を塞いだ。ここはチャニョルの家だ。うっかりそんなことを口走ってギョンスの立場が悪くならないか。ミンソクは其れを心配した。「…ギョンス、俺が付い...

  • 深淵の薔薇の園 32

    「どうしてここに。」ヨンホとセフンが車から降りて来た。テイルは唖然とした。深淵の薔薇の園はヘダム自動車の社長の邸宅とは近い。いつもは反対側から坂を上がって行くけれど結局同じ道だ。深淵の薔薇の園は高台の一番上にある。チャニョルはずっと家の側にいた。側にいたのに…。「チャニョルが嫌なら行かない方がいい。」ミンソクには権限がないけれど今はそういってチャニョルを宥めた。家に帰れて本来なら喜ぶべきだ。「おじ...

  • 深淵の薔薇の園 31

    テイルとチャニョルはヨンホとセフンと別れてウォンヒョク財閥ビルのエントランスの前に車を停めた。時間は午後7時10分前。その横に一台の車が停まった。テイルにはすぐわかった。ミンソクの運転するギョンスの専用車だ。チャニョルは思わず隣の車を覗き込んだ。誰も乗っていなかった。ミンソクが車から降りてきた。「こんばんは。ムンテイル」「ミンソギヒョン、専務も一緒にですか?」「うん。さっき連絡あって俺の運転で行くっ...

  • 深淵の薔薇の園 30

    セフンの言葉にチャニョルは思わずセフンの頭をぽんと軽くたたいた。「偉そうだぞ。テイルさんは親切でいろいろしてくれているんだ。」「…ごめんなさい。別にそう言うつもりで言ったんじゃない。僕も…主になれて嬉しかったから。僕はあの家に誰も閉じ込めたくない。チャニョリヒョンも一度両親にあってちゃんと親孝行した方がいいよ。」「セフニ…」チャニョルは驚いていた。テイルもびっくりだ。おばけの話から…セフンは常識的なこ...

  • 深淵の薔薇の園 29

    ヨンホとの電話を終えてジョンインがテイルにスマホを返した。テイルは驚愕していた。ヨンホの提案をジョンインはあっさり飲んだ。いつでもどこでも…って?「勿論特別なお手当は出すから。」テイルが言う前にジョンインが先に言った。「…えっ…ええーっ、そう来るか。」テイルは思わず頭を抱えた。「ヨンホさん、君を頼りにしているみたい。ミンソギも君のこと褒めてたし。やっぱり君は適任だ。君にしてよかった。」ジョンインはそ...

  • 深淵の薔薇の園 28

    ヨンホの言葉に二人ともぽかんとした顔でヨンホを見つめていた。ヨンホはワインオープナーでワインを開けてグラスに注いだ。この家にあったおじさまのワインだ。おじさま…ヘギョンはなぜおじさまと呼ばせたのだろう。パパでもいいだろう。僕ならパパにする。今、自分はこの二人のパパだとヨンホは思った。空白がある。本当なら外に出ていろいろな人と関わり経験を積むべき時に特殊な環境にいた。適応できなければ不幸だろう。「免...

  • 深淵の薔薇の園 27

    「少し訓練が必要だろうとパク夫妻も言っていた。19年間中にいたせいで年齢より経験が乏しい反面、酷い体験をしているから少し精神的に不安定だ。医者を呼ぶと申し出たけれど拒否された。」確かに19年も屋敷の中だけで暮らしていたのだ突然外に引っ張り出しても難しいだろう。「どういうこと、酷い体験って。」ジョンインの言葉にテイルは顔を顰めた。これはウェンストンで一番隠したいことだ。ソンヘギョンの行った行為は許される...

  • 深淵の薔薇の園 26

    ミンソクがギョンスを好きなことに気が付いているみたいでいやだ。「なんで俺にそんなこと。」「チャンスあったら協力してもらいたいなと。僕の味方になってください。」はぁ?お前に有利になるように…俺が…??こういう事頼むのはミンソクの気持ちを全く分かっていないからだろう。「協力するとかしないとかどういうことかわかんない。」ミンソクが言うとジョンインはミンソクを見て笑みを浮かべた。「手を出して?」なんだろう…...

  • 深淵の薔薇の園 25

    カフェでフルーツジュース…ミンソクは少し戸惑っていた。ここはカフェだがむろんフルーツジュースはある。「ミンソギヒョンも何か買ってきなよ。」「いや‥・まだ昼じゃないし。」腕時計を見た。腕時計なんてしたことなかったけれどこの仕事は時間確認が必要だったから買った。むろん賠償金でだ。来月からは早速給料が出る。これで安心だ。「専務と昼ご飯?僕もご一緒しようかな。会議昼過ぎまでだからお茶でもしながら待ってようよ...

  • 深淵の薔薇の園 24

    ギョンスは養母を気使って言った。流石に両親を傷つけるようなことは言わないだろう。チャニョルは勝手にあそこにやってきたのだ。ある意味自業自得だ。「ギョンス、ご苦労だったな。明日、あの家に行く。」パクシムは温厚で人望が厚い経営者だった。だからこそギョンスの里親になった。自分の子供が誘拐され唯一の目撃者のギョンスが天涯孤独と知るや里親になり不自由なく大学まで卒業させてくれた。例え、チャニョルが誘拐されて...

  • 深淵の薔薇の園 23

    「ギョンス専務、テイルさん、せっかくなのでうちで珈琲でも飲みませんか?」ミンソクが提案するとギョンスは笑みを浮かべた。「ありがとうございます。でも今日はベッキョンさんお疲れでしょうし休ませてあげてください。あと、僕らも方々に報告があるので。今度ゆっくりミンソギヒョンとお茶したいです。」ギョンスの声にまたもやミンソクは胸を高鳴らせた。上品な言い回しだ。女性にもてるだろう。ミンソクは女性じゃないけれど...

  • 深淵の薔薇の園 22

    テイルとギョンスがベッキョンのところに戻るとソファに並んで座って居たベッキョンとミンソクの膝の上にセフンが横たわっていた。思わずテイルは吹き出してしまった。「ほら、笑われただろうが。」ベッキョンがぺしぺしとセフンの頭を叩いた。「僕を一人残して帰るとか。ベッキョナは僕の恋人だろう?どうせなら僕も連れて行くべきだ。」ミンソクとベッキョンの膝の上に体を横たえたままセフンが偉そうに言った。「セフン、叔父さ...

  • 残暑お見舞い申し上げます2020

    残暑お見舞い申し上げます^^でもすごく暑いです…。今日は休日なのに健康診断があって少し遠くの場所に行ってきたのですが夏はお水飲めないのきついですね。年を取ると器官が鈍感になるのかあんなに大変だったバリウムもそんなに大変じゃなかったです。思えば高校生のときに初めてバリウム飲んだのですが忘れもしません…大きなビーカーに入って居まして…味が付いていました。其れが余計に飲みづらくて地獄でした。イチゴとチョコ...

  • 深淵の薔薇の園 21

    薔薇の園の一番奥の開けた場所に家はあった。庭から見えるのはリビングではなくてバスルームだ。少し変わった趣味だとテイルは思いながらギョンスの手をつないだままヨンホの後について家に入った。ヨンホは迷わず二階に上がって行った。「チャニョル。いる?」テイルとギョンスは階段の下に突っ立っていた。上がれと言われたわけじゃないから遠慮した。「わっ。」ヨンホの声が聞こえた。階段を誰かが降りて来てテイルとギョンスは...

  • 深淵の薔薇の園 20

    「僕と君だけでいい。」テイルが言うとヨンホはほっとしたようにならいいよと言いキッチンへと向かった。「皆さんお茶をどうぞ。」ヨンホは冷蔵庫から人数分の缶のジュースを出して一堂に配った。「すみませんね。何もお構いできないで。なにしろ僕しかいないもんで。」「いや、良いよ。ここまでしてくれてありがとう。」ミンソクはベッキョンの手を握りながら頭を下げた。「ちょっとヨンホと話をするので三人はここでくつろいでて...

  • 深淵の薔薇の園 19

    テイルは先に車から降りるとギョンス側のドアを開けた。ミンソクは自分でドアを開けた。「お待ちしていました。」気が付くとヨンホの姿があった。ヨンホもスーツ姿で髪を撫でつけていた。テイルに気が付くと驚いたように少し目を見開いた。「ウォンヒョク財閥のムンテイルです。此方はドギョンス専務、そしてビョンベッキョンの同居人のキムミンソク氏です。」テイルが紹介するとヨンホはギョンスに名刺を差し出した。「ウェンスト...

  • 深淵の薔薇の園 18

    「わーっ、ベッキョナは僕の~!!!」セフンだ。ヨンホは慌ててベッキョンを自分から引き離そうとしたががっちりつかまれていた。見るとセフンはどこから持ってきたのだろうか、ゴルフのパターを掴んでいた。嫌な予感…。ヨンホはさらに焦ってベッキョンの体を引きはがそうとベッキョンを押したがピクリともしない。「ベッキョナはここから出さないっ。」「ちょっ、セフン…話そう。話そう。」ヨンホはどうどうと手を下に何度も下げ...

  • 深淵の薔薇の園 17

    ソンシンの依頼した施設関係者が深淵の薔薇の園に到着したのはきっちり午前2時だった。正確さにヨンホは少しどきりとした。こんな深夜に来るなんて碌な組織じゃないんじゃないかと思った。本宅の玄関先でソジを関係者に受け渡した。ソジは子供なのに表情に乏しかった。愛想もない。子供特有の無邪気さがない。異常な環境にいたからそういうものを失ったのか、そもそも持ち合わせていないのかヨンホには恐怖に思えた。そう言えばチ...

  • 深淵の薔薇の園 16

    テイルとジョンインは車でギョンスのアパートに向かった。テイルは初めてギョンスの家に行く。ジョンインはしょっちゅう来ているのだろう。駐車場までナビしてくれた。専用エレベーターの暗証番号も知っていたし対応したギョンスも突然の訪問に驚いた様子もなかった。食事を普通に出してくれた。ドギョンス専務が料理をすると言う事はテイルは知らなかったがジョンインはよく知っているようだった。「ご飯食べに来ただけ?」ギョン...

  • 深淵の薔薇の園 15

    ベッキョンの言葉にセフンは驚いて思わず口をあんぐりと開けたままになった。「これでよしっ。俺になんか履くものよこせよ。シャツのしたパンツも履いてねぇ。」「……そうなのか?」ヨンホは思わず赤面した。むろん…見えはしなかった。「セフン。そういうものがある場所知ってる?」「漁ればいいだろ。君には協力しない。」セフンはふんと鼻息荒く告げた。ベッキョンの隣にふんぞり返って座った。ヨンホは息を吐いた。「俺が自分で...

  • 深淵の薔薇の園 14

    よく見るとベッキョンはシャツしか着ていなかった。「…腕…?」袖のボタンをはずして腕をまくると確かにあった。けれど…番号を入れて解除する方式だ。「無理だ。やったのはセフンか。」ヨンホは息を吐いた。仕方なく眉間に皺を寄せるとリビングで携帯ゲームに興じているセフンに近づいた。「おい、ベッキョンのバングルの解除番号は?」「なんで外すの。」「なんでって…危ないだろう。早く言え。」「0412だよ。おじさまはどうな...

  • 深淵の薔薇の園 13

    「9歳の子を精神病院に入れるなんてやはりおかしい。」ヨンホはソンシンに電話をしていた。「本人が言ったのだろう。子供だ。忘れる。ヒーリングシステムがある。明日迎えを寄こすからソジを引き渡してくれ。」「明日…何時ですか?僕は一体いつまでここに居ればいいんですか。」ヨンホはうんざりしていた。この家は陰鬱だ。木々に覆われていて中庭以外は昼でも灯りが必要だ。暗いのだ。「明日の深夜2時だ。」驚いた。あと半日ぐら...

  • 深淵の薔薇の園 12

    無理もないだろう。子供なのだ。かなりひどい目にあっていただろう。犯罪だ。一生トラウマになるだろう。「ソジはこれからどうしたい?」「僕は…びょういんに行きたい…。」意外な答えだった。9歳の子供が外傷もないのに病院に行きたいと言うのは異常だ。「ここじゃなかったら…どこへでも…おじさまのいないところに…」確かに病院だろう。子供なのに精神を病んでいる。ヨンホは部屋を出るとソンシンに電話をした。「ギョンスは…完璧...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ろい21さんをフォローしませんか?

ハンドル名
ろい21さん
ブログタイトル
大帝男子
フォロー
大帝男子

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用