exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。
「こんにちは。僕はソンシンの養子のソヨンホです。叔父さんの遺体を確認しに来ました。後で医師が来ます。」ヨンホはチャニョルに名刺を渡そうと差し出したが彼は手を出しもしなかった。虚ろな目でヨンホをじっと見ていた。「…チャニョルです…。」じっと見つめたままチャニョルが答えた。ヨンホは今朝がた養父から叔父が死んだと連絡を受けた。いろいろマズイ事情があるので確認し死亡診断ののち連絡をしてくれと言われた。「チャ...
ジョンインの言葉にテイルがにやりと笑った。「そう、僕は警察の採用試験に去年落ちた。そこで君の会社から僕をという話があって…だからずっと気になっていた。僕を採用したい理由とは?ってね。」ここに来て誘拐事件だ。むろんテイルも興味があったから去年概要は追った。ただ、大手新聞に載らなかった。ゴシップ紙にウェンストンの怪などと書いた記者がいて、その数日後消息不明になった。箝口令だ。ウェンストンの何らかの力が...
引っ越し先は綺麗な高層アパートだった。ごくごく普通の家族向けというか。新築ではないけれど築浅で近くには同じようなアパートが並んでいる。整備の行き届いた住宅地だ。ミンソクはほっとした。電化製品や家具はすべてジョンデが選んだらしい。とりあえず合格だ。ミンソクはふかふかのソファに寝そべって感触を楽しんだ。「気に入ったみたいでよかった。」ギョンスがほっとしたように言った。それにしても大企業の専務がこんなに...
「ここを出ればもっと楽しいよ。」ベッキョンの言葉は悪魔のささやきだろう。「そうかな。ここに居れば危険がない。」セフンがあっけらかんとして言った。「危険じゃないって。俺は外から来たんだぞ。」「ベッキョン…汚い身なりだった。」セフンはベッキョンの腕を掴んでバスタブに浸かるとベッキョンを自分の膝に座らせた。「ベッキョンが幸せだったとは思えない。ここに居れば困ることもないしずっと愛し合えるんだよ。」は?何...
頼もしいミンソクの言葉に医者は笑顔でそうですかと頷いた。「確かに検査の結果は良かったですよ。頑丈な体だ。一応脳も異常なしですが何かあったら当院に連絡を今日でも明日でも退院できますよ。」なんと。早い。何も用意していない。ミンソクはうーんと唸っていた。「今日退院しますか?心配しないで。ミンソクさんの家は用意しています。」ギョンスがミンソクの様子を見て口を開いた。「ああ、うん。今日退院したいけれど…なん...
けがの功名だろうか。ミンソクはあの日警察に行ってベッキョンのことを伝えたのに相手にされなかった。其れが今、つてがあると言うジョンインの言葉に感動さえ覚えた。調べてもらえるかもしれない。「ありがとう、本当に助かるよ。ベッキョナが心配で…。」ミンソクがジョンインを見上げて礼を言うとジョンインはいえ…と恥ずかしそうに微笑んだ。「じゃあ、明日には退院できると思うので明日、迎えに来ます。その時にギョンスヒョン...
「無理ですよ。僕はおじさまのお気に入りで19歳までおじさまに抱かれていたんだから。」セフンの言葉にベッキョンが衝撃を受けた。「だっ…なんなっ…だかれ…何歳からだっ。」「9歳から…物心ついたときは僕にはおじさましかいなかったから…でも19歳の誕生日にもうセフナは抱けないと言って…僕をこの家に住まわせた。僕の代わりに可愛い子を連れて来て愛している。おじさまは僕のことは抱けないけれど愛していて見ていてくれるんだ。...
ミンソクの言葉にジョンデはわかったわかったと適当に返事をしていた。分かっただと?何もわかっていないはずだ。真面目に分かったと言うならもっと問答があってもいいはずだと思った。「なんにも心配しないで。ベッキョンは多分、家出したんだろう。気まぐれだよ、あいつは実家も突然出て行ったらしいし。農家を手伝うのが嫌だったんだよ。今回もヒョンの貸家に嫌気がさしただろう。さしずめ女でも作ったのかもしれないね。」ジョ...
広い部屋だ。ベッドのほかにソファがあった。木製のタンス。窓がある。洋式の観音開きで取手もあるが外側に鉄格子がある。どの窓もそうだった。今は昼間だ。窓の外にはうっそうとした木々が植えられていてその合間からやはり背の高い鉄製の柵があった。まるで鑑別所だ。部屋の中は貴族のお城みたいに豪華なのに外からは封印されているかのように所在地も状況もわからないようになっている。明らかにやばい雰囲気だ。ここに来て初め...
ミンソクのコンビニバイトは零時に終わる。自転車の籠に廃棄の弁当を入れて家に向かった。ベッキョンは今日クラブのバイトだろう。部屋は真っ暗だった。灯りを付けた。扇風機が回っていたからベッキョンの奴と消し忘れたのだなと舌打ちをした。電気の無駄だ。窓も開けっぱなしだ。泥棒が入らないのはこの家に住む人に財産なんかないからだ。「全く…」ミンソクはとりあえず冷蔵庫に廃棄の弁当を入れようと扉を開いた。「へっ…」ギョ...
この世にはお金持ちがいる。信じられないような財を持っているがゆえに其れを信じられないようなことにつぎ込む人がいる。ミンソクとベッキョンはこの壊れそうな長屋に居る。田舎の農村で育った二人だが高校を卒業をすると順番に都会に希望を持って出てきた。だが現実は厳しい。ミンソクが先に都会に出てきたが凄く苦労した。まず家賃が高い。仕事がない。たまたま募集していたスーパーのレジのアルバイト、運送、など転々としたが...
insanelyからariettaまで読んでいただきありがとうございました。insanelyはシウミンが宗教の教祖様だったら?という単純な思いから書き始めました。実は3本目です。同じ素材で3本書きました。2本ボツで3本目が公開された作品です。凄く迷ったのがシウミンとテヨン、セフンの三角関係を書いた2本目で、元教祖のカリスマの愛人の息子がセフンでセフンが本来の教祖でカリスマだと言うあらすじの作品でした。はじめはシウミ...
全7話完結。ギョンスはチャニョルの首に両手を伸ばして自分の方に引き寄せるようにしながら瞳を閉じて再びキスをした。かさついたチャニョルの唇はいつも少しだけ緊張で震えている。落ち着かせるように優しくギョンスはチャニョルの唇を何度も軽く食んだ。「ん…っ…」ようやく緊張が解けたチャニョルの唇が開くとそこからギョンスは舌を侵入させた。生暖かくて心地良い口内を味わうと気持ちよさそうにチャニョルもリラックスしてギ...
店に出す試作品を友人たちに食べてもらい味の評価をしてもらいメニューを決めた。審査員はジョンデ、テヨン、イーシンにしてもらった。皆好みがそれぞれで黄金メニューを決めるのは結構大変だったが何とか開店予定の頃には決定することができた。公園の近くの小さな店である。日にそんなに客が入るわけではないだろう。バイトは雇わなかった。厨房は一人でも充分だろうし給仕はチャニョルがいる。チャニョルは店が都合よく運営でき...
全7話5話目驚いた。凄い変化だとギョンスは思った。チャニョルは自分が養子であることを随分コンプレックスのように思っていた節がある。「…そっか。良かった。養父母のこと…好きになった?」「嫌いじゃなかったよ。最初から。勝手に疎外感を持っていただけ。僕が子供だった。こんな僕でもミヒョンは兄だと頼ってくれた。自分に自信が持てたのギョンスに出会ったからだ。」チャニョルの言葉にギョンスは赤面した。どうして僕に出会...
全7回4話目セフンが言うと同時にがばっとミンソクがセフンに抱き着いた。それでギョンスは思わずセフンと距離をとった。「セフナ、俺のことも可愛いって言えよ。」「ミンソギヒョンはもっと可愛いです。」セフンがぎゅっとミンソクを抱きしめて二人で頬寄せ合っていたからギョンスはお邪魔虫だとソファから立ち上がった。飲み終えたグラスをキッチンに置きに行った。インターフォンが鳴った。「ギョンス出て。」ミンソクの声にギョ...
全7回3話目セフンの言葉にギョンスは顔を上げた。「今日は俺もここに泊まるからさ。ゆっくり過ごそうよ。ほら、座った座った。」ミンソクがギョンスの腕を引いてソファに座らせた。「あっそう言えばエイダさんからたくさん加工品預かっています。」ギョンスはリュックから品物を出してテーブルに出した。ちょっとしたお店みたいになった。「わぁコチジャンだ。この特製コチジャン好きなんだよ。セフナ、今日はこれ入れて食べよう。...
全7回2話目お土産を指定された上に一泊しろと命令が出た。「ミンソギに連絡いれとくよ。ミンソギのアパートに泊まるのがいいだろう。」「はい。」ギョンスは笑顔で返事をした。確かにミンソクに会うべきだ。話したいこと…あるはずだ。なぜ、ソウルまで行って会いに行かなかったのか…イーシンのブランドの出店の準備をしているはずだから…会おうと思えば会えたはずだ。思い出さないぐらい…チャニョルのことでショックを受けていたの...
insanelyスピンオフariettaセフンがテジョンに仕事で来てギョンスと話した日のお話から始まります。日中は良い天気だったのに開店準備中のショッピングモールを出る頃には小雪が振っていて寒かった。ギョンスはコートの襟を指先で引いて立てた。昼間は暖かい室内で仕事をしていた。今日はこのショッピングモールを設計したジョバン建設の設計士であるセフンが初めて外観が完成した建物を視察に来た。ほぼ満足の出来だと言っていた...
お久しぶりです。insanelyについて。4月から書き始めて7月に完結しました。お付き合いいただきありがとうございました。結局恋のお話に宗教絡めたり…まわりくどいお話になりました。最近自分の過去の作品を振り返って読んでみたりすると誤字脱字とか恥ずかしくなったりしますがこれはこれでこの時の自分の中の萌えだったのだなと達観しております。(見ない振りともいう)4月に行くはずだったスパMのコンサートが中止になりお友達...
セフンはテヨンが店に来ていたことを思い出すと先約があったのかと気が付いた。「ごめん。ヒョンと約束を?」セフンが優しく問い返すとテヨンは僅かに頬を赤らめた。「いえ…」テヨンがちらりとミンソクを見て大きなため息を吐いたのを見てセフンは申し訳なく思ったしここに来た説明をすべきだと感じた。「今日久しぶりに仕事でギョンス氏に会ったんだけれど僕にミンソギと連絡をとれっていうから久々に連絡したんだ。君がミンソギ...
ジョバングループの若き設計士とかなんとか…雑誌にも載っていたからその本は買った。「活躍凄いよな。応援してる。」セフン…言葉が少ないとミンソクは思った。突然の電話は嬉しいけれど心配でもあった。セフンはいつもミンソクにアドバイスを求めていた。また何かあったのだろうか。「すみません、仕事中に電話して…。」「いや、大丈夫だよ。タイミング良かった。移動中だし…会う?会おうよ。韓国料理が食べたい。」「…そうですね...
泣き出しそうなセフンの顔を見てギョンスはセフンの方に手を伸ばして頭を撫でた。「君が悪いことなんか一つもない。皆優しすぎるんだよ、誰が傷ついても嫌だから…」「ギョンスヒョンは幸せになるべき人です。僕はチャニョリからいろいろなもの貰いました。充分です。返しきれないほどの愛を貰ったから…」「ありがとう。でもね…」ギョンスはふいにミンソクのことを思い出していた。リビングに居たギョンスを髪が濡れたまま抱きしめ...
ジュンミョンが企画をしたテジョンの郊外のショッピングモールは冬に完成した。オープンは2月だ。まさに今、テナント内部の工事が行われていた。ジュンミョンは一店舗一店舗をチェックして気になるところを書き込んでいた。ギョンスはレストランフロアとフードコートの担当だった。テナントに入る業者と店のデザインを確認して設計図に目を通していた。フードコートの天井はガラス張りで自然の光が入る。今日は天気が良くて見上げ...
ベッキョンからは今日訪問すると数日前から連絡があった。チャニョルは少し広くなった室内を見渡すと隣が賑やかなのに気が付いてもうそろそろだと思ってテラス窓を開けた。やはりタイミングよくチャイムが鳴った。ベッキョンだ。「よ、久しぶり。」お互いに敬礼をしてベッキョンをチャニョルは部屋に上げた。初夏の風がリビングから全部のドアをあけ放っている家中に流れた。「カフェオレ作るよ。」チャニョルは用意してあった珈琲...
ミンソクがテヨンと入れ替わりにシャワーに行くとギョンスはリビングのソファに座ってスマホを見て息を吐いた。チャニョルからの履歴がすごい。電話もメールもラインも…隣に住んで1か月ぐらいなのにこんなに繋がっていた。毎日のように連絡を取り合って繋がっていた。自分と店をやりたい。驚いたけれどギョンスの料理の腕を見込んでくれたからだ。チャニョルはミョンサンハダの経営のギョンスの店に毎日来てくれていた。本当にギョ...
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