ゴルフ史の大家である摂津茂和という名は知っていたけれど、もともとは小説家だったことまでは知らなかった。 調べてみると、小説家になったのが何と40歳過ぎ。 ゴルフのエッセイや、歴史、翻訳などを本格的に手がけたのが55歳になってからというからさらに驚きだ(と言いながら小説家になったのも、ゴルフに関してのエッセイを同人誌のようなものを書いたのがきっかけだったが)。 しかも、そのあと長生きして90歳近くまで生きた。つまり、ゴルフについて語り始めたのが、人生半ば過ぎてからということになる。 敬愛する夏坂健も、「読むゴルフ」と言われた名エッセイを書き始めたのもかなり年を重ねてからだった(50年歳を過ぎて)…