今さら聞けない!?「ブランディング」その意味と重要性
近年、「ブランド」や「ブランディング」という言葉は様々な場面で聞かれるようになりました。「ブランド品」「ブランド牛」のように高級品・リッチ感の象徴として使われることはもちろんですが、「企業ブランド」「採用ブランディング」「ブランドマーケティング」のように、企業の様々な活動においても耳にします。 今回のブログでは「ブランド」そして「ブランディング」という活動について、分かりやすくご紹介していきたいと思います。ブランディングについて取り組まないといけないが、今更周りには聞けない…という人も気軽にご覧頂ければと思います。 「ブランド」とは何か 元々「ブランド(Brand)」という言葉の語源は、かつて北欧やヨーロッパで使われていた古ノルド語の「焼き印」を意味する「brandr」に由来しています。当時は、家畜に焼き印を押すことで所有者を識別していましたため、この焼き印が後に商品の識別や品質保証の手段として発展し、現代においての「ブランド」の概念へと進化しました。 現在「ブランド」ついては様々な考え方がありますが、単なる商品やサービスの名称ではなく、企業や製品が提供する価値や理念、信頼性を象徴するものと言えます。 歴史的にも中世のヨーロッパで生まれた商工業者の組合であるギルドが製品の品質を保証するために特定のマークを使い始めたのが、現在の「ブランド」の初期形態とされています。その後産業革命以降、商品の大量生産が進む中で、消費者が製品を識別しやすくするために、またそれを企業側が伝えるために「ブランド」という考え方の重要性が増してきました。 「ブランディング」とは何か ではブランディングとは、何でしょうか。 企業や製品が明確に第三者と差別化されるように計画的に「ブランド」を構築し、その価値を伝える活動全般を指します。この概念が注目されるようになった背景には、先程の産業革命以降の資本主義・情報社会における競争の激化と消費者の選択肢の多様化が考えられます。
2024/07/31 10:00