「ホームシアターライフ」は、他に運営していたブログと統合しました。 映画に特化したブログを運営するのは思ったよりも大変だったので、今後は、本や映画の感想を中心にした雑記ブログ「精読鬼」にいろいろと書いていくことにします。 新しいブログのアドレスは、https://seidoku.jp/ です。 よろしくお願いします。 seidoku.jp
映画を観るだけで、いい映画だった、いまいちな映画だったと感じるだけではもったいないと考え、このブログに映画の感想を書いていくことにしました。
<映画の感想> レイ・チャールズの生涯を描いた作品です。 偉大なアーティストの成功物語を素晴らしい音楽とともに聞かせてくれる娯楽映画だとばかり思っていましたが、実際にはハンディキャップやドラッグなどの重いテーマが多く、深い作品でした。 レイ・チャールズをよく知っている人なら、感情移入しながら観ることができるのでしょうね。 筆者としては大絶賛するほどの作品とは感じませんでした。 どんな事情があっても、ドラッグに手を出してはならないと考えているためかもしれません。 <キーワード>ジェイミー・フォックス ケリー・ワシントン テイラー・ハックフォード <鑑賞の記録>05-35 Ray / レイ (字幕…
<映画の感想> 法廷ものでは他の追随を許さないジョン・グリシャムの作品です。 法廷シーンは長いですが、だらだらしていないので、長いという印象はまったくありません。 取り上げられているテーマはいくつかあり、それらが同時進行で進んでいきます。派手なシーンはありませんが、中身が濃く、観て後悔するということはないと思います。 <キーワード>マット・デイモン クレア・デインズ フランシス・フォード・コッポラ <鑑賞の記録>05-34 レインメーカー [Blu-ray] マット・デイモン Amazon レインメーカー (字幕版) マット・デイモン Amazon 原告側弁護人 上巻 (新潮文庫 ク 23-1…
<映画の感想> この作品のテーマは死刑です。 洋画では『デッドマン・ウォーキング』、『ライフ・オブ・デビット・ゲイル』のように死刑をメインテーマにした作品は多いですが、邦画ではあまりありませんね。 日本の刑務所事情や死刑執行の方法など普段はわからないことについても触れてあり興味深かったです。 また、元受刑者は手錠を思い出すから腕時計ができないというのは衝撃的でした。 ただ、ストーリーのほうは途中までどきどきしながら見ていたものの、最後は映画ではよくある話で新鮮味はあまり感じませんでした。 <キーワード>反町隆史 山崎努 長澤雅彦 <鑑賞の記録>05-33 13階段 [DVD] 反町隆史 Ama…
<映画の感想> バーで起きた不同意性交(これまでの強制性交、強姦)事件について被害者、検察官、被疑者、弁護士、目撃証人がそれぞれの立場で自己の利益のために行動します。 司法取引、陪審制度など日本とは違うところもありますが、日本でも起こりうることだけに他人事という気がしませんでした。 ジョディー・フォスターの体を張った演技にはリアリティを感じました。 この作品でアカデミー主演女優賞を獲ったのは納得です。 法廷シーンは不同意性交罪の教唆犯の裁判がメインで、検察官が陪審員に向かって語りかけるところは心にぐっとくるものがありました。 陪審員は有罪か無罪かを決めるだけですが、日本の裁判員裁判は量刑まで決…
<映画の感想>藤沢周平原作の作品です。 たそがれ清兵衛、隠し剣鬼の爪に続く映画化作品ということで、楽しみにしていました。 シリアスなシーン、アクションのシーンなど様々な展開があり、退屈しません。 音響も意識しているようで、ドキッとしたところが何箇所かありました。 全体としてはよかったと思うのですが、ふかわりょうと今田耕司が出てきたのには参りました。普段のバラエティのイメージが頭の中に出てくるので、いきなり現実に戻された気がして、感情移入に支障が出てしまいました。 また、一青窈の「かざぐるま」が劇中で使用されなかったこともマイナスだったような気がします。最後のエンドロールのところで流してくれたほ…
マトリックス レボリューションズ 2003年 129分 ☆☆☆
<映画の感想>マトリックス3部作の完結編です。前2作を観てから数年経っているので、ストーリーを忘れかけていましたが、観ているうちにだんだんと過去の記憶がよみがえってきました。 派手な戦闘シーンなどは悪くなく、前作よりは楽しめたような気はします。でも、この世界に浸りきることはできませんでした。筆者にはロードオブザリングシリーズのほうがあっているみたいです。 なお、スミスとの闘いのシーンではドラゴンボールの天下一武道会が、頭の中に浮かんできました。筆者だけかと思っていたら他にもたくさんいるようです(映画の感想HPによる)。 <キーワード>キアヌ・リーブス ローレンス・フィッシュバーン ウォシャウス…
<映画の感想>第二次世界大戦中にアウシュビッツ強制収容所で行われたことについて、検察官と新聞記者が真実を追い求めていくストーリーです。 冒頭に基本法2条2項の話が出てきました。 基本法とは、ドイツの憲法にあたるドイツ連邦共和国基本法のことで、2条2項は、原文では、「Jeder hat das Recht auf Leben und körperliche Unversehrtheit. Die Freiheit der Person ist unverletzlich. In diese Rechte darf nur auf Grund eines Gesetzes eingegriffen…
<映画の感想>タバコ会社に勤めていた研究者による、タバコの害についての内部告発がテーマになっている実話を基にした作品です。 企業内で知ったことの守秘義務や裁判所による公開禁止決定、放送倫理などに振り回される様は観ていてはらはらします。 これを観てもタバコを吸いたいという人がいるんですかね。 スモーカーに是非観てもらいたい作品です。 ちなみに、筆者はノンスモーカーです。 <キーワード>ラッセル・クロウ アル・パチーノ マイケル・マン <鑑賞の記録>05-29 インサイダー [DVD] アル・パチーノ Amazon インサイダー(字幕版) アル・パチーノ Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>アカデミー作品賞大本命といわれながら主要な賞は獲れなかった作品です(この年の作品賞は「ミリオンダラー・ベイビー」でした。)。 漫画の『課長 島耕作』では、この作品のモデルであるハワード・ヒューズをモデルにしたキャラクターが出てきており、彼がどのような人物だったのかに興味がありました。 飛行機のシーンなど魅せる場面はありましたが、期待ほどではありませんでした。映画公開時の観客動員数が少なかったのもうなずけます。 <キーワード>レオナルド・ディカプリオ ケイト・ブランシェット マーティン・スコセッシ <鑑賞の記録>05-28 アビエイター(Blu-ray Disc) レオナルド・ディ…
<映画の感想>内容はタイトル通り借金などのために夜逃げする人を助けるというものです。 夜逃げ屋と信販会社との闘いと90年代の日本が見所だと思います。 終わり方は微妙でしたが、法律に興味のある人にはお薦めです。 <キーワード>中村雅俊 大竹しのぶ 原隆仁 <鑑賞の記録>05-27 夜逃げ屋本舗 [DVD] アーティスト:中村雅俊 バンダイビジュアル Amazon 夜逃げ屋本舗 中村雅俊 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>刑務所ものと聞いていたので、どんな展開になるかはおおよそ見当がついていたのですが、この作品の展開は筆者の想像を遥かに超えたものでした。 人が権力を持ち暴走する怖さをまざまざと見せつけられます。映画を観終わったあとの後味は最悪で、夜なかなか寝付けなかったほどでした。 スタンフォード大学での実際の実験が題材となっており、この実験内容についてアメリカでは訴訟になっているらしく、公開されていないみたいですね。こんなに衝撃を受けたのは久しぶりです。 <キーワード>モーリッツ・ブライプトロイ クリスチャン・ベルケル オリヴァー・ヒルシュビーゲル <鑑賞の記録>05-26 es[エス] [DV…
<映画の感想>戦争の間接的な影響を痛感させられる作品です。 個人的には少年の父がとても面白かったです。 イタリア語は、聞いていて気持ちがいいですね。 <キーワード>モニカ・ベルッチ ジュゼッペ・スルファーロ ジュゼッペ・トルナトーレ <鑑賞の記録>05-25 マレーナ [Blu-ray] モニカ・べルッチ Amazon マレーナ (字幕版) モニカ・ベルッチ Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>皇帝ペンギンの神木隆之介の声がよかったので、借りました。期待していなかった割には、なかなか楽しめました。 音楽も作品にマッチしていてよかったです。原作を読みたいと思わせてくれた作品は久しぶりです。 <キーワード>上戸彩 神木隆之介 片岡K <鑑賞の記録>05-24 インストール 上戸彩 Amazon インストール コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD] 上戸彩 Amazon インストール (河出文庫) 作者:綿矢りさ 河出書房新社 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>面白い作品です。 ファーストシーンからやられっぱなしでした。 いかにもフランス映画という感じの映画だと思います。 <キーワード>オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ジャン・ピエール・ジュネ <鑑賞の記録> 05-23 アメリ [Blu-ray] ジャメル・ドゥブーズ Amazon アメリ(字幕版) オドレイ・トトゥ Amazon ランキング参加中映画
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「ホームシアターライフ」は、他に運営していたブログと統合しました。 映画に特化したブログを運営するのは思ったよりも大変だったので、今後は、本や映画の感想を中心にした雑記ブログ「精読鬼」にいろいろと書いていくことにします。 新しいブログのアドレスは、https://seidoku.jp/ です。 よろしくお願いします。 seidoku.jp
<映画の感想> 阿部寛さんと音楽が絡む映画が好きなので、楽しみにしていました。 刑事課のシーンは、こんな上司がいたら大変だろうなと思う反面、被害者の生命や財産を侵害した犯人を取り逃がすわけにはいかないという使命感からある程度の熱意はやむを得ないのかなとも思い、悩ましく感じました。 演奏のシーンは思ったほど多くなく、ストーリー重視の作品でした。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[…
<映画の感想> 第二次世界大戦中にユダヤ人をどう扱うかについて行われた実際の会議を再現した作品です。ヴァンゼー会議とも言われます。 ドイツ語で白熱した議論が交わされるので、話についていくのに苦労し、頭を整理するために途中で中断し、2回に分けて観ました。 映画館で観ていたら、理解が追い付かなくてよくわからないまま終わっていたと思います。 ヴァンゼー会議の由来は、ヴァン湖の湖畔で行われたからだったのですね。 湖はドイツ語でゼー(See)と言います。 会議出席者の発言に賛成の意思を表現する際の表現方法が拍手ではなく、机をノックする形だったのが印象的でした。 公式ホームページには、ポッドキャストでこの…
<映画の感想> 今年最初の映画は、劇場版スパイファミリーでした。 第1期のアニメをアマゾンプライムでまとめて見て面白く感じ、第2期をリアルタイムで見てわくわくしていたので、このタイミングで映画があるなら、観に行かない理由はありません。 109シネマズは、シネマポイント会員であれば、エグゼクティブシートも通常料金で利用できるため、チケット発売と同時にネットで予約してよい座席を確保しました。 隣の人を気にせずに作品を観られ、リクライニングもあるエグゼクティブシートを経験してしまうと、普通の席では物足りなくなってしまいます。 話題の作品ということもあり、劇場内に大型ポスターが貼られ、座席も8割くらい…
<映画の感想> 対立する2つの集団を一人の侍がかき乱して本格的な抗争にするという話です。 本当などきどきわくわく楽しめるはずなのですが、この作品に構成がよく似た漫画(どらン猫小鉄)を読んでいたせいで、心から楽しむことはできませんでした。 話の流れを全く知らない人にはお薦めです。昔の映画だからと侮ると後悔すると思います。 この映画を観た後に「黒澤明と『用心棒』」という本を借りてきて読んだところ、細かなところにまで様々な工夫がされていることを知ることができました。 映画を観終わった後にこういうドキュメンタリーを読むと、作品に対して作者側がどう考えているのかがわかっていいですね。 <キーワード> 1…
<映画の感想> モハメド・アリの自伝的作品です。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」のフレーズを信じて迫力あるボクシングシーンを期待してました。でも、当然のことですが、演じているのはボクサーではなく俳優ですから、本当のボクシングのように強く殴ったりはできないんですよね。 ベトナム戦争の徴兵拒否で逮捕された後の裁判について、もっと深く描いて欲しかったと感じました。1、2審では有罪となったのに、最高裁で逆転無罪となったのはなぜなのか、この作品からは直接にはわかりませんでした。 この作品を観た後に、NHKのバタフライエフェクト「モハメド・アリ 勇気の連鎖」(初回放送日: 2022年4月4日)を見て、映…
<映画の感想>大自然を飛び回る鳥たちの映像に圧倒されました。移動中に降りかかるいろいろな災難を乗り越えて、自分も鳥になったような気分で観ていました。鳥や自然に興味のない人にとっては単調で退屈な作品だと思いますが、観る価値はあると思います。 <キーワード>コンドル ペンギン ジャック・ぺラン <鑑賞の記録>05-41 WATARIDORI コレクターズ・エディション [DVD] ジャック・ペラン Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想> リトル・マーメイドは、ディズニーシーのマーメイドラグーンやアンダーザシーの音楽が好きでしたが、オリジナルのアニメは観たことがありませんでした。 事前知識があまりなかったこともあってか、ストーリーが新鮮で、音楽も魅力的な上に迫力があり、楽しむことができました。 オリジナルのアニメを観たことがある人が観ると、アニメのアリエルと実写のアリエルのイメージにギャップができ、違和感を感じる人もいるみたいですね。 トリトン王が、ロードオブザリングのガンダルフに似ている気がしました。 近いうちに、オリジナルのアニメも観てみようと思います。 <鑑賞の記録> 日付 2023年7月 場所 ムービル(…
<映画の感想>これまで観た映画の中でも本作のような音の使い方はありませんでした。 あのリズムのある音は撮影後に付けたそうですが、とても面白かったです。 ストーリーもしっかりしていて楽しめました。 <キーワード>ビートたけし 浅野忠信 北野武 <鑑賞の記録>05-40 座頭市 [Blu-ray] バンダイビジュアル Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>ユダヤ人の家族が、ナチスの迫害から逃れるためにアフリカに渡ります。 ドイツでは弁護士として活動していた夫も、アフリカの農場ではただの人であり、また妻はなかなかアフリカでの生活に馴染めません。 このような状況で英国の敵性外国人である一家は、アフリカの強制収容所に送られます。しかし、妻の体を張った行為により、別の農場に移ることができ、そこで再び生活を始めます。 そうして数年が経ち、戦争が終わると、夫にドイツから判事としての仕事のオファーが来ます。始めはアフリカを嫌がっていた妻もそのころはすっかり溶け込んでおり、ドイツに帰るかどうか悩みます。 この作品の概要はこんな感じです。 いつもは…
<映画の感想>2003年の興行収入トップだけのものはあります。非常に楽しめました。 この作品は、緻密な時代考証をした邦画ではなく、あくまで洋画のフィクションということを踏まえた上で観る方が、もやもやしなくてよいと思います。 <キーワード>トム・クルーズ 渡辺謙 エドワード・ズウィック <鑑賞の記録>05-38 ラスト サムライ [Blu-ray] トム・クルーズ Amazon ラスト サムライ (字幕版) トム・クルーズ Amazon ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 [DVD] 原田眞人 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>はっきり言って、最高です。 笑いあり泣きあり東京タワーありと邦画のよさがよくわかります。 CGも「スパイゾルゲ」のようにわざとらしくなく、しっかりと調和しています。 吉岡秀隆も「半落ち」の裁判官役で見たときはいまいちだなあ、と思ったものですが、作家役では不自然さがありませんでした。 勢いのあった古きよき日本というのはこんな感じだったんでしょうね。 <キーワード>吉岡秀隆 堤真一 山崎貴 <鑑賞の記録>05-37 ALWAYS 三丁目の夕日 吉岡秀隆 Amazon 「ALWAYS 三丁目の夕日」夕日町オフィシャルガイド メディアファクトリ- Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>大学時代の恩師がALSに侵され、日々衰弱していくなかで、忙しい生活を送っていた教え子が恩師によって変わっていくという作品です。 テーマは生、死、愛、依存など普段は正面から論じにくいものを扱っており、とてもためになります。 人生観が変わるとまでは言いませんが、この作品を観ることによって、観た人の日々の生活が多少は変わるのではないでしょうか。 短いながらも内容は充実していて、お薦めです。 <キーワード>ジャック・レモン ハンク・アザリア ミック・ジャクソン <鑑賞の記録>05-36 モリー先生との火曜日 [DVD] ジャック・レモン Amazon モリー先生との火曜日 作者:ミッチ …
<映画の感想> レイ・チャールズの生涯を描いた作品です。 偉大なアーティストの成功物語を素晴らしい音楽とともに聞かせてくれる娯楽映画だとばかり思っていましたが、実際にはハンディキャップやドラッグなどの重いテーマが多く、深い作品でした。 レイ・チャールズをよく知っている人なら、感情移入しながら観ることができるのでしょうね。 筆者としては大絶賛するほどの作品とは感じませんでした。 どんな事情があっても、ドラッグに手を出してはならないと考えているためかもしれません。 <キーワード>ジェイミー・フォックス ケリー・ワシントン テイラー・ハックフォード <鑑賞の記録>05-35 Ray / レイ (字幕…
<映画の感想> 法廷ものでは他の追随を許さないジョン・グリシャムの作品です。 法廷シーンは長いですが、だらだらしていないので、長いという印象はまったくありません。 取り上げられているテーマはいくつかあり、それらが同時進行で進んでいきます。派手なシーンはありませんが、中身が濃く、観て後悔するということはないと思います。 <キーワード>マット・デイモン クレア・デインズ フランシス・フォード・コッポラ <鑑賞の記録>05-34 レインメーカー [Blu-ray] マット・デイモン Amazon レインメーカー (字幕版) マット・デイモン Amazon 原告側弁護人 上巻 (新潮文庫 ク 23-1…
<映画の感想> この作品のテーマは死刑です。 洋画では『デッドマン・ウォーキング』、『ライフ・オブ・デビット・ゲイル』のように死刑をメインテーマにした作品は多いですが、邦画ではあまりありませんね。 日本の刑務所事情や死刑執行の方法など普段はわからないことについても触れてあり興味深かったです。 また、元受刑者は手錠を思い出すから腕時計ができないというのは衝撃的でした。 ただ、ストーリーのほうは途中までどきどきしながら見ていたものの、最後は映画ではよくある話で新鮮味はあまり感じませんでした。 <キーワード>反町隆史 山崎努 長澤雅彦 <鑑賞の記録>05-33 13階段 [DVD] 反町隆史 Ama…
<映画の感想> バーで起きた不同意性交(これまでの強制性交、強姦)事件について被害者、検察官、被疑者、弁護士、目撃証人がそれぞれの立場で自己の利益のために行動します。 司法取引、陪審制度など日本とは違うところもありますが、日本でも起こりうることだけに他人事という気がしませんでした。 ジョディー・フォスターの体を張った演技にはリアリティを感じました。 この作品でアカデミー主演女優賞を獲ったのは納得です。 法廷シーンは不同意性交罪の教唆犯の裁判がメインで、検察官が陪審員に向かって語りかけるところは心にぐっとくるものがありました。 陪審員は有罪か無罪かを決めるだけですが、日本の裁判員裁判は量刑まで決…
<映画の感想>藤沢周平原作の作品です。 たそがれ清兵衛、隠し剣鬼の爪に続く映画化作品ということで、楽しみにしていました。 シリアスなシーン、アクションのシーンなど様々な展開があり、退屈しません。 音響も意識しているようで、ドキッとしたところが何箇所かありました。 全体としてはよかったと思うのですが、ふかわりょうと今田耕司が出てきたのには参りました。普段のバラエティのイメージが頭の中に出てくるので、いきなり現実に戻された気がして、感情移入に支障が出てしまいました。 また、一青窈の「かざぐるま」が劇中で使用されなかったこともマイナスだったような気がします。最後のエンドロールのところで流してくれたほ…
<映画の感想>マトリックス3部作の完結編です。前2作を観てから数年経っているので、ストーリーを忘れかけていましたが、観ているうちにだんだんと過去の記憶がよみがえってきました。 派手な戦闘シーンなどは悪くなく、前作よりは楽しめたような気はします。でも、この世界に浸りきることはできませんでした。筆者にはロードオブザリングシリーズのほうがあっているみたいです。 なお、スミスとの闘いのシーンではドラゴンボールの天下一武道会が、頭の中に浮かんできました。筆者だけかと思っていたら他にもたくさんいるようです(映画の感想HPによる)。 <キーワード>キアヌ・リーブス ローレンス・フィッシュバーン ウォシャウス…
<映画の感想>第二次世界大戦中にアウシュビッツ強制収容所で行われたことについて、検察官と新聞記者が真実を追い求めていくストーリーです。 冒頭に基本法2条2項の話が出てきました。 基本法とは、ドイツの憲法にあたるドイツ連邦共和国基本法のことで、2条2項は、原文では、「Jeder hat das Recht auf Leben und körperliche Unversehrtheit. Die Freiheit der Person ist unverletzlich. In diese Rechte darf nur auf Grund eines Gesetzes eingegriffen…
<映画の感想>皇帝ペンギンの神木隆之介の声がよかったので、借りました。期待していなかった割には、なかなか楽しめました。 音楽も作品にマッチしていてよかったです。原作を読みたいと思わせてくれた作品は久しぶりです。 <キーワード>上戸彩 神木隆之介 片岡K <鑑賞の記録>05-24 インストール 上戸彩 Amazon インストール コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD] 上戸彩 Amazon インストール (河出文庫) 作者:綿矢りさ 河出書房新社 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>面白い作品です。 ファーストシーンからやられっぱなしでした。 いかにもフランス映画という感じの映画だと思います。 <キーワード>オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ジャン・ピエール・ジュネ <鑑賞の記録> 05-23 アメリ [Blu-ray] ジャメル・ドゥブーズ Amazon アメリ(字幕版) オドレイ・トトゥ Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>話題になる前からずっと注目していた作品です。ディープブルーを超えています。 かわいさだけでなく厳しさも描かれており秀逸です。 エミリー・シモンの音楽も作品にマッチしていていい感じです。 吹き替え版と字幕版の両方を映画館で観ました。 多くの映画は吹き替え版よりも字幕版のほうが上映数が多いものですが、この作品は吹き替えに大沢たかお、石田ひかり、神木隆之介を使っていることから、吹き替えのほうが多いんですよね。 吹き替え版のほうがペンギンに集中できますから、吹き替え版のほうが多いんでしょうね。 なお、アメリカ版はモーガン・フリーマンが一人でナレーションを担当しているそうです。 <キーワー…
<映画の感想>実話を元に作られた作品です。 象が出てくる感動作という前評判につられ、映画館に入ってみると、子供がかなりの割合を占めていました。 実は子供向きの作品だったのかと、少しがっかりしながら観てみると、確かに前半はよくあるパターンの話なのですが、後半は大人でも十分に楽しめ、感動できる内容でした。 また、音楽の使い方が素晴らしいと思っていたら、エンドロールに「音楽 坂本龍一」と書いてあるではありませんか。素晴らしいはずですね。 さらに、エンドロールの最後には「この作品でいかなる動物も傷つけられていません」というようなことが書かれていました。いかにも現代らしくて好感が持てました。 <キーワー…
<映画の感想>監督や原作者が同一ということで、「たそがれ清兵衛」と比較されることの多い本作ですが、私はこちらのほうが好きです。 ストーリーと演技は非のうちどころがありません。 こういう映画が観たかったんですよね。 <キーワード>下級武士、奉公、謀反、直訴永瀬正敏 松たか子 山田洋次 <鑑賞の記録>05-20 隠し剣 鬼の爪 [Blu-ray] 永瀬 正敏 Amazon 隠し剣 鬼の爪 永瀬正敏 Amazon 新装版 隠し剣孤影抄 (文春文庫) 作者:藤沢 周平 文藝春秋 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>半落ちの被疑者をめぐって警察側、検察側、弁護側、マスコミ側、裁判官側がそれぞれの立場から様々な思惑を持って行動します。 空白の2日間が焦点で、どんなすごいことになるのかと思っていましたが、期待していたような驚きはなく、その点が少し残念でした。 警察のあの必死の隠蔽工作は一体なんだったのでしょう。 検察官の熱さはよかったです。新聞記者との絡みが印象的でした。 <キーワード> 新宿歌舞伎町、白血病、骨髄移植、認知症、新聞の読者欄寺尾聰 鶴田真由 佐々部清 <鑑賞の記録>05-19 半落ち [DVD] 寺尾聰 Amazon 半落ち (講談社文庫) 作者:横山秀夫 講談社 Amazon …
<映画の感想> フルCGがこんなにも美しいものだったとは・・・CGというと現実感のない薄っぺらなものというイメージでしたが、本作のCGは素晴らしいの一言に尽きますね。 子供を意識しているということで、ストーリーも単純で、どきどきはらはらが満載です。 筆者は、字幕ではなく吹き替えで見ました。 エンドロールで初めて知ったのですが、木梨憲武と室井滋が吹き替えていたのですね。 <キーワード>アルバート・ブルックス アレクサンダー・グールド アンドリュー・スタントン <鑑賞の記録>05-18 ファインディング・ニモ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEX…
<映画の感想>大学生の恒夫(妻夫木聡)の視点から描かれています。 恒夫がスーパーマンではなく、どこにでもいそうな学生であるところに親近感を覚えました。 それにしても、ジョゼ(池脇千鶴)の大阪弁はいいですね。 きつい言葉でもそう感じさせないところに大阪弁の魅力を感じます。 印象に残っているのは、一人になったジョゼの家に来た恒夫に対するセリフですね。 あのシーンには一人のつらさが表れていて、心にきました。 また、その後のジョゼには驚きました。池脇千鶴があそこまでやるのかと。 この映画を観て虎が見たくなりました。 なお、この作品のアニメ映画版もあるみたいですね。 アマゾンプライムで観られそうなので、…
<映画の感想>黒澤明監督の遺稿を元に作られたというのがこの作品です。そのため、スタッフ、俳優ともに黒澤映画の関係者が多いです(特典映像を見れば一目瞭然です)。 後半のたよ(宮崎美子)の啖呵は心に響きました。また、背景の景色もきれいですし、三沢伊兵衛(寺尾聰)の剣術も美しく、観ていてうれしくなってきます。 余韻を残したラストがよいという人もいると思いますが、筆者としては、その後も知りたかった気がしないでもありません。 観る人の想像に委ねるという形なのでしょうね。 <キーワード>寺尾聰 宮崎美子 小泉堯史 <鑑賞の記録> 05-16 雨あがる 寺尾聰 Amazon 雨あがる 映画化作品集 (講談社…
<映画の感想>アメリカの家族がうまく描かれていて、非常にリアリティがあります。 最初はロリコン中年オヤジの恋愛話のような印象を受けますが、いろいろと深いです。 何年かしてから再び観るとまた違った感想を持つと思います。 なお、年上好きを演じていたアンジェラ役のミーナ・スヴァーリ(1979年生まれ)は実際に1962年生まれのカメラマンと結婚したみたいです。 映画の影響もあったのかもしれませんね。 <キーワード>薔薇、女子高生、ドラッグ、大佐、ビデオ少年、不動産王、ビニール袋 <鑑賞の記録>05-15 アメリカン・ビューティー [Blu-ray] ケビン・スペイシー Amazon アメリカン・ビュー…
<映画の感想>「いま、会いにゆきます」がよかったので、純愛ものの本家である「世界の中心で愛を叫ぶ」を観ました。 大沢たかおと柴崎コウが主演となっていますが、これは森山未来と長澤まさみの映画だと感じました。 よくあるテーマの話なので斜に構えて見ると、何も感じないと思います。 興収や本の売り上げのわりにネットでの評判がよくないのはその辺も関係しているのでしょうね。 <キーワード>長澤まさみ 森山未来 行定勲 <鑑賞の記録>05-14 世界の中心で、愛をさけぶ 大沢たかお Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>きれいな写真とNYの街並みに魅せられます。 広末の演技もよいですね。 ただ、この作品にアクションシーンが必要だったのかは疑問です。 なお、この作品にヒントを得て、「今会いにゆきます」原作者の市川拓司が「恋愛寫眞 もうひとつの物語」という本を書いています。 <キーワード>広末涼子 松田龍平 堤幸彦 <鑑賞の記録>05-13 恋愛寫眞 - Collage of Our Life - [DVD] 広末涼子 Amazon 恋愛寫眞 もうひとつの物語 (小学館文庫) 作者:市川拓司 小学館 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想>スティーブン・スピルバーグ、トム・クルーズ、ダコタ・ファニングの作品を大スクリーンで観ないわけにはいかないと思い、前売り券を買って、日々カウントダウンしていたほど期待していました。 本編のほうは、予想通り大迫力で楽しめました。 でも終わり方や話のつながりにはうーんという感じでした(これから観る人のためにネタバレしてません)。 「戦場のピアニスト」のようにもう一度みたいとは思いませんでした。 よくも悪くもハリウッド作品ということでしょうか。 なお、少しネタバレすると、日本のある都市の住民の話をきっかけに異星人に対抗しようとするシーンがあります。 <キーワード>トム・クルーズ ダコタ…
<映画の感想> ストーリーが非常によく練られていて素晴らしかったです。 ファーストシーンの意味が後半で明らかになるというのは映画ではよくある手法ですが、それ以外にもいろいろ工夫が凝らされていて、観てて退屈しません。 また、邦画ということもあり、スクリーンサイズが縦に広いので、美しい映像を存分に楽しめます。 エンディングのオレンジレンジの「花」もよかったです。 <キーワード>竹内結子 中村獅童 土井裕泰 <鑑賞の記録>05-11 いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD] 竹内結子 Amazon いま、会いにゆきます 竹内結子 Amazon いま、会いにゆきます (小学館文庫)…
youtubeで「ちいかわ」を見て、そのかわいさにはまった筆者は、これまでに放送された「ちいかわ」も見たくなり、アマゾンプライムに登録しました。 また、映画館で観るつもりでしたが、評判がいまいちだったため、映画館で観るのを見送った「レジェンド&バタフライ」がプライムビデオで観られることを知ったことも登録の後押しになりました。 プライムビデオで観たい作品を探したところ、筆者の好きな歴史ものや法廷ものの作品が複数出てきたので、少しずつ観ていければと考えています。 1ヶ月で観られるだけ観て解約するか、月額料金を払い継続するかで悩むことになりそうです。 それにしても、ちいかわはかわいいだけでなく、深い…
<映画の感想>この作品は、7000時間を費やして撮影され、海上、海面、海中、深海に生息する生き物が主役です。 海に生息する生物がこんなにも多様でこんなにもすばらしいものとは思いませんでした。 大自然の偉大さが描かれる一方で、弱肉強食という自然界の厳しさも描かれています。水族館では華麗な芸を見せてくれるシャチも自然界ではアシカを襲います。生きていくためには当然のことなのですが、その現実をまざまざと見せつけられます。 ナレーションは意識して少なくしているようで、状況のわからない場面もありますが、その点は観る人の想像力に任されているようです。 また、音楽は三大オーケストラの一つであるベルリン・フィル…
<映画の感想>タイトルからはどのような内容かわかりにくいですが、子供の養育権をめぐって2人の母親が争うというのが主なストーリーです。 それも単に育ての親と実の親のどちらに子供を育てさせるのがよいかといった単純なものではなく、ドラッグや黒人と白人という人種問題なども絡んできて、複雑なものになっています。 親権を巡る争いは本当に難しいですね。 <キーワード>ジェシカ・ラング ハル・ベリー スティーブン・ギレンホール <鑑賞の記録>05-09 代理人 [DVD] ジェシカ・ラング.ハル・ベリー.デビッド・ストラザーン Amazon 代理人 (字幕版) ジェシカ・ラング Amazon ランキング参加中…
<映画の感想> 「お逝きなさい」のセリフはよかったですが、生々しいシーンは筆者にはきついものがありました。 個人的にはあまり好きな作品ではありません。 <キーワード>釈由美子 大沢たかお 北村龍平 <鑑賞の記録>05-08 スカイハイ 劇場版 スタンダード・エディション [DVD] 釈由美子 Amazon ランキング参加中映画
<映画の感想> 序盤にロースクールでの授業風景が出てきます。 日本の法科大学院でこのような授業が出来ているところはあるのでしょうか。 この作品は、原作の途中まで読んでから観ました。 犯人がわからない段階で観ると意外に楽しめますね。 タイトルのペリカンにどんな意味があるのかは、この映画を観てのお楽しみです。 なお、このDVDは両面1層という珍しい作りで、レーザーディスクを思い出しました。 <キーワード>ジュリア・ロバーツ デンゼル・ワシントン アラン・J・バクラ <鑑賞の記録>05-07 ペリカン文書 [Blu-ray] ジュリア・ロバーツ Amazon ペリカン文書 (字幕版) ジュリア・ロバ…
<映画の感想>中世のスコットランドとイングランドの戦いが描かれているいわゆる歴史ものです。 13世紀のスコットランドに実在し、独立と開放を目指して戦ったウィリアム・ウォレスをメル・ギブソンが演じており、その貫禄と迫力はすごいものがあります。 大規模な戦闘シーンには目を見張るものがありましたが、個人的には処刑シーンの生々しさが非常に印象的でした。 ラストシーンで感動することは間違いないと思います。 <キーワード>1995年アカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、メイクアップ賞、音響効果賞 メル・ギブソン ソフィー・マルソー <鑑賞の記録>05-06 ブレイブハート (3枚組)[4K ULTRA HD …