日本の中小企業は、 事業承継問題という構造的課題に直面している。 帝国データバンクの調査(2024年)によれば、 全国の中小企業のうち後継者不在率は60%を超えており、 特に地域経済を支える小規模企業においては深刻である。 政府や金融機関も M&Aや事業引継ぎ支援センターの...
49才の時父親が創業した会社を、父親在命中にM&Aで売却。その後、第2創業し。いばらの道を歩みながらも。現在は古希を射程距離にしながらもM&Aで明るい老後を迎えている経営者人生を綴ります。
標題の文章をCHat GPTで検索してみました。 読者のみなさんも次のワードをCHat GPTに入力してみてください。 「中小企業のM&A講演のパイオニア鈴木均はどんな人」 私の自己紹介をCHat GPTが代行してくれます。 結果は次の通りでした。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ...
前編からの続きです。 21年前私がM&Aを実践した時、私は現在の姿を鮮明に脳に焼き付けました。売却後、3人の子供たちがいるので、別会社を設立し新たな事業を成功させ、子供たちが社会人となったならば、夫婦二人でマンションを購入し、お互い好きな道を確立しながら、会社組織に振り回さ...
現在の私は、M&A売却益で設立した資本金1000万円のスモール企業のオーナーです。 以前は数名のスタッフがいたのですが、組織自体を断捨離し、社長が私、専務が妻という、たった二人だけのわがままな経営体といってもいいかもしれません。わがままというのは、現在は利益を追及する経営で...
当ブログ「人生100年時代のM&A物語」は、私の会社売却経験を基に投稿しているものです。2022年12月12日の初回投稿から、昨年10月の投稿で114回を迎えました。8ケ月程休止していましたが、休止中も多くの読者の皆様にアクセスいただき本日現在6694人の皆様にご笑読頂いて...
当ブログ「人生100年時代のM&A物語」は、私の会社売却経験を基に投稿しているものです。 2022年12月12日の初回投稿から、前回の投稿「経営権で支配する創業者の権力その3」で114回を迎えました。 当ブログは「後継者の私が父の創業した会社を売った理由」「私の事業承継いば...
その2からの続きです。 古い話で恐縮ですが・・・ 私の手元に「進退伺い書」があります。日付は平成2年5月14日となっています。私が先代社長に対し差し出した書面で、小さな文字でA4サイズ8頁に渡り自筆でしたためた私の進退伺いです。自分の経営の考え方や実績、そして父や会社の問題...
その1からの続きです。 創業者の権力に関しては、自動車保険の保険金不正請求問題で巷を賑わしている中古車販売のビックモーターがあります。現在(本ブログ投稿日)、会社売却の報道が見受けられます。身売りを成立させるには、創業家保有株の取り扱いが最重要課題のようです。 ビックモータ...
一部の同族中小企業の創業者と後継者の間には、外部から理解されにくい大きな力関係があります。そこでは組織というものが機能せず、絶対的な力を保持している創業者の鶴の一声で物事が進んでいきます。 そんな馬鹿な…と言われるかもしれませんが、同族中小企業を顧客とする一部の税理士の皆さ...
残念ながら、自分がいつ死んでしまうのかは予測できません。人生100年時代といいながらも、万が一の不慮の事故に巻き込まれ、旅立ちが明日やってくるかも知れませんし、20年後かも知れません。 旅立ちという言葉から真っ先に思い浮かべるのは、高齢にンられた経営者ご夫婦のお墓かもしれま...
同族中小企業の売却は社長の専管事項です。誤解しないでいただきたいのですが、M&Aを議決するための議決権について述べようとするものではありません。 M&A売却は株主総会で、株主の三分の二の同意(特別決議)が必要です。ここでは法務を問題にするのではなく、株主総会で売却を決議する...
プロフィールにも明記してありますが、 私は父親から承継した中小企業をM&Aで売却後、売却益で第2創業し現在に至っています。 現在宮城県仙台市に移住していますが、2002年2月まで、人口約9万人の城下町山形県米沢市で、親子2代に渡り同族の中小企業を経営していました。父親が創業...
同族中小企業の売却は社長の専管事項です。誤解しないでいただきたいのですが、M&Aを議決するための議決権について述べようとするものではありません。 M&A売却は株主総会で、株主の三分の二の同意(特別決議)が必要です。ここでは法務を問題にするのではなく、株主総会で売却を決議する...
保険金不正請求で巷を賑わしているビックモーター。会社を駄目にした元凶は創業者の息子である副社長の経営力不足というマスコミの報道もあります。創業者であり父である創業社長が息子を過大評価し経営者としての素質を見誤り、会社経営を放任してしまったことも原因のひとつのようです。 「若...
前編からの続きです。 私はスムーズに第2創業の事業を選定しましたが、一般的に家業に従事している間は、自分の天職について無関心の為、家業以外に業態転換を必要とした時、自己の天職探しに戸惑う後継者が多いのも事実です。 現経営者、後継者、それぞれの妻からの反対や、親族からの反対も...
同族中小企業におけるM&A売却の決断者は誰でしょうか。 現経営者が決断者であるのか、はたまた後継者が決断者であるのか、という問いかけですが、決断者が誰であろうと、株主総会で3分の2の議決権を確保できなければ、M&Aの議決はできません。 同族中小企業でのM&A売却決断は、現オ...
前編からの続きです。 この半年後に、父が認知症になってしまったのです。親がボケてしまったならば、誰が、親の財産を管理し、生活療養等の世話や物事の決定を行うのか、みなさんは考えたことがあるでしょうか。先代経営者名義の多大な事業用財産がある場合は、面倒なことになります。 M&A...
事業承継しようとしている同族中小企業では、自社株式が分散しているケースが多いのではないでしょうか。分散した株式でも先代経営者のツルの一声で自社株式のとりまとめができると考えているようですが、困難を極めることが多いのも事実です。それでも名義株の株主がわかっていれば良いのですが...
前編からの続きです。 エンプロイアビリティという言葉があります。エンプロイアビリティとは雇用され続ける個人の能力のことです。エンプロイアビリティには二つの能力の意味があります。勤務している会社内で絶えず仕事を任せられる「雇用継続能力」と、他社に採用される「雇用され得る能力」...
中小企業のM&A売却は「秘密保持」が大条件となり、社員にも秘密裏で進んでいますので、売却の事実はある日突然、売却が成立してから社員に公表されることになります。社員にとっては晴天の霹靂でしょう。しかし、中小企業のM&A売却では社員の雇用が守られます。 心の余裕や踏ん切りがつか...
私がM&Aで売却した会社は、売却の二年前に法人税の優良申告法人として地元の税務署から「表敬状」を頂戴しました。三度目の表彰です。売却前の法人税の申告では、三千五百万円の経常利益に対して、一千五百万円の法人税の申告でした。 中小企業においては、節税の一手法として経営者の役員報...
結婚はご縁です。学歴も家系も良く、美男美女であっても、縁がなければ結婚には至りません。 なんであんな美女が、どこから見ても、ピンとこない冴えない輩と結婚したのだろうか?というケースに遭遇したことはありませんか。 私の結婚は40数年前、家内は日本航空国際線の客質乗務員でした。...
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日本の中小企業は、 事業承継問題という構造的課題に直面している。 帝国データバンクの調査(2024年)によれば、 全国の中小企業のうち後継者不在率は60%を超えており、 特に地域経済を支える小規模企業においては深刻である。 政府や金融機関も M&Aや事業引継ぎ支援センターの...
信頼構築型M&Aモデルの提言(後編) 前編からの続きです。 また、「日常業務で多忙な経営者にインターンの1週間は負担が大きい」との指摘に対しても、以下のように反論できる 第一に、M&Aは企業の命運を決する重大な意思決定であり、1週間の現場体験すら行わずに意思決定することは、...
近年、日本の中小企業を取り巻くM&Aにおいて、買収者による経営破綻、従業員の大量離職、譲渡企業の財産毀損など、深刻なトラブルが頻発している。背景には、仲介業者主導のスピード重視型M&Aや、買収側による不十分な経営理解、譲渡側の不安や情報の非対称性が存在するのではなかろうか。...
中小企業では、後継者不足が原因で廃業する企業が急増しており、日本経済への影響が懸念されています。 経済産業省・中小企業庁の試算では、2025年までに約245万社の中小企業経営者が70歳に達すると予想されており、その半数が後継者がいない問題により廃業する可能性が高いとされてい...
昨今の起業環境は大きく変化しており新たな潮流が生まれている。その代表例が、無担保・無保証人での融資が可能になったことにより、従来のように自己資金を蓄えることなく、起業家が迅速に事業をスタートできる環境が整いつつある。 まず、従来の起業では自己資金や担保、保証人が求められるこ...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体で...
要 要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体で...
M&Aトラブルを多くのメディアが報道しています。 「地方金融機関が核となるサーチファンドと連動したスタートアップ支援」の論文も残すところ僅かとなりました。 今回は残り3回のインターバルとして、M&Aトラブルを解消するサーチファンドの活用を述べてみます。料理の箸休め的感覚でご...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体で...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体での...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体での...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創成に求められる金融機関の役割 3サーチファンドとスタートアップの融合 (1)サーチファンドの仕組みと連合体での...
要旨及び目次 1はじめに 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (2)地方創生に求められる地方金融機関の役割 地方創生において、地方金融機関は地域経済の中心的な存在であり、その役割は非常に...
地方金融機関が核となるサーチファンドと連動したスタートアップ支援 要旨及び目次↓ 2スタートアップ5ケ年計画と地方創生 (1)地方創生を加速させるスタートアップ支援 2022年11月、日本政府は「スタートアップ育成5か年計画」を公表した。スタートアップの創出と成長を支援する...
1 はじめに 地方の経済衰退や中小企業の後継者不足が進む中で地域の産業再生や地方創成が急務である。地方金融機関を核としたサーチファウンドと連動したスタートアップ支援は、地域経済の活性化に大きな可能性を秘めている。 地方金融機関は、地域内で様々な取り巻きを持っているため、地域...
新しい事業承継の自論を論文として書いてみました。新年から掲載します。 地方金融機関が核となるサーチファンドと連動したスタートアップ支援(要旨・目次) 要旨 地方金融機関は地域経済における中心的な役割を果たしており、その信頼性や地元との深い繋がりを活かしてスタートアップ支援に...
中小企業では、後継者不足が原因で廃業する企業が急増しており、 日本経済への影響が懸念されています。 経済産業省・中小企業庁の試算では、 2025年までに 約245万社の中小企業経営者が70歳に達すると予想されており、 その半数が 後継者がいない問題により廃業する可能性が高い...
日本国内におけるサーチファンドの普及はまだ初期段階ですが、地方金融機関が注目しはじめ設立機運が高まっています。 サーチファンドは、1984年に米国のスタンフォード大学ビジネススクールで誕生しました。ビジネススクールでMBA取得後、起業する選択肢以外に、企業を買って経営すると...
資産超過とは、貸借対照表の「資産の部」の合計額が「負債の部」の合計額を上回っている状態を指します。健全な会社は資産超過の状態にあり、資産と負債の差額である純資産の額もプラスの金額となり黒字会社と呼ばれています。 一方、負債の総額が資産の総額を上回っている状態は「債務超過...
標題の文章をCHat GPTで検索してみました。 読者のみなさんも次のワードをCHat GPTに入力してみてください。 「中小企業のM&A講演のパイオニア鈴木均はどんな人」 私の自己紹介をCHat GPTが代行してくれます。 結果は次の通りでした。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ...
前編からの続きです。 21年前私がM&Aを実践した時、私は現在の姿を鮮明に脳に焼き付けました。売却後、3人の子供たちがいるので、別会社を設立し新たな事業を成功させ、子供たちが社会人となったならば、夫婦二人でマンションを購入し、お互い好きな道を確立しながら、会社組織に振り回さ...
現在の私は、M&A売却益で設立した資本金1000万円のスモール企業のオーナーです。 以前は数名のスタッフがいたのですが、組織自体を断捨離し、社長が私、専務が妻という、たった二人だけのわがままな経営体といってもいいかもしれません。わがままというのは、現在は利益を追及する経営で...
当ブログ「人生100年時代のM&A物語」は、私の会社売却経験を基に投稿しているものです。2022年12月12日の初回投稿から、昨年10月の投稿で114回を迎えました。8ケ月程休止していましたが、休止中も多くの読者の皆様にアクセスいただき本日現在6694人の皆様にご笑読頂いて...