もし、お子さんからカミングアウトされたら、あなたはどうしますか?私が息子(当時は娘だと思っていた)からカミングアウトを受けた日からの戸惑い、迷い、苦しみ、そして明るい未来に向かって踏み出すまでの日々を赤裸々に綴った親目線のブログです。
もしも、いま同じ立場のお父さんやお母さんがいたら、どうかお子さんの声に耳を傾けてあげてください。まずは真剣に話を聴いてあげてください。また、告白を受け入れてもらえずに暗闇の中にいる当事者の子供たちがいたら、どうか、ご両親へのカミングアウトを1回だけであきらめないで。親も受け入れるのには時間がかかります。根気よく伝え続ければ、きっとその思いは届くはず。どうか命を大切にして。
2023年9月
☆【第十七章】より続く 元女子であることを伝えたうえで男性として生きるか、過去を隠して男性として生きるか。この二つの選択肢を息子はどう選ぶのかー。 私自身としては「あなたのすぐそばにもトランスジェンダーの人がいる」ということを、みんなにも知ってほしい。決して、メディアの中だけのことではなく、すぐ近くにも存在しているのだということに気づいてほしい。そうすることで、トランスジェンダーの存在は特別のことではなく当たり前のことになっていくのだと思う。だから、隠さず周りにカミングアウトして、その上で堂々と暮らしていけるのが理想だと思う。差別と偏見のない社会。そんな社会が生まれつつある。きっと周りも理解し…
息子は無事に性別適合手術を終えて、タイから帰国した。 息子が入院していた病院では、一日に3回、性別適合手術が行われており、息子のオペ日も、その次の日も、またその次の日も、毎日毎日、オペの予約でぎっしりと埋まっていた。そして、そのオペの対象者は、私が見る限り、息子と同じくらいの年齢の日本人ばかりであることに私は驚いた。みな、日本を出てタイで手術を受けているのだ。こんなにも大勢の日本人が性別適合手術を受けているとは!!それは、日本でこの15年間に1万人もの人々が戸籍の性別変更を行っているという事実を裏付けていると感じた。 息子と同様、自分の身体から望まぬ性の象徴たる臓器を抜き去った者たちは、みな晴…
2023年9月
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