右室梗塞は誤称なのか

Contents0.1 1. 右室梗塞 (RVI) の基礎知識0.2 2. 右室と左室の構造・機能・代謝の比較0.3 3. 右心房の役割と血行動態への影響0.4 4. 血行動態的妥協のメカニズムと治療 ...

ネフローゼ症候群

Contents1 定義1.1 ネフローゼ症候群と「ネフローゼ域のタンパク尿」の違い1.2 症状1.3 原因1.4 診断と検査1.5 治療法2 まとめ2.1 定義2.2 症状2.3 原因2.4 診断2 ...

輸液管理におけるガイトんアプローチ

Contents1 Guytonのアプローチを臨床の輸液管理に活用する1.1 ガイトンの循環モデル：心拍出量の決定要因1.1.1 平均循環充満圧（Mean Circulatory Filling Pr ...

深頸部感染症

Contents1 はじめに2 画像検査3 膿瘍の治療4 5 killer's sore throat4.1 病原微生物4.2 原因微生物として稀なもの5 抗菌薬治療5.1 免疫不全なし5.2 免疫不 ...

【新入職者向け】急性膵炎

Contents1 結論2 急性膵炎をどのように疑うか？2.1 急性膵炎の検査前確率2.1.1 バイタルサイン2.1.2 身体所見2.1.3 超音波？2.1.4 膵炎を疑う際のまとめ3 血液検査4 画 ...

【新入職診療看護師向け】血糖値の調整

Contents1 結論2 はじめに3 周術期の管理4 HCUの場合5 6検スライディング6 4検スライディング6.1 朝の血糖は普通6.2 昼の血糖が高い6.3 夕の血糖が高い6.4 朝の血糖値が高 ...

【診療看護師新入職者向け】HCUでの戦略の1つ

Contents1 結論2 はじめに2.1 頻繁な評価とは3 バイタルサイン測定の頻度3.1 どのような指標をもとにバイタル測定の代行指示を出すか3.2 バイタルサインの測定間隔3.2.1 6検から3 ...

NP学会学術集会に向けて臨床研究を推進してみる

Contents1 はじめに：臨床研究を成功させるためのロードマップ2 研究の「核」を定める：Clinical Question (CQ) と Research Question (RQ)2.1 Cl ...

救急医療における緩和ケア

Contents1 はじめに1.1 研究の目的とデザイン：クラスター無作為化ステップドウェッジ臨床試験とは？1.2 「PRIM-ER介入」とは？救急部門に緩和ケアを導入する多角的なアプローチ1.3 主 ...

アシネトバクター感染症: 手ごわい菌との闘い、治療の最前線

Contents1 はじめに1.1 アシネトバクターとは？なぜ問題になるのか？1.2 臨床で見られるアシネトバクター感染症1.3 薬剤耐性という壁：特にカルバペネム耐性アシネトバクター（CRAB）1. ...

早期バソプレシン投与が敗血症性ショック患者の転帰を改善する可能性

Contents1 はじめに1.1 ターゲット試験エミュレーションによる早期バソプレシン投与の効果評価1.2 早期バソプレシン投与がICU死亡率を低下させる1.3 サブグループ解析と臨床的示唆1.4 ...

黄色ブドウ球菌菌血症のレビュー

Contents1 黄色ブドウ球菌菌血症について1.1 転移性感染の代表2 歴史3 疫学とリスク要因4 病態生理5 臨床症状6 診断7 持続菌血症8 単純性および複雑性黄色ブドウ球菌菌血症9 感染部位 ...

下大静脈経と中心静脈圧

  Contents1 結論2 要旨2.1 背景2.2 方法2.3 結果2.4 結論3 コメント3.1 レバレッジ3.2 CVPの欠点3.3 超音波でCVPを代用3.3.1 単位に注意3.4 ...

Staphylococcus lugdunensis

  https://www.cureus.com/articles/34966-staphylococcus-lugdunensis-review-of-epidemiology-compl ...

Pneumocystis jirovecii肺炎（PJP）

Contents1 結論2 背景3 臨床症状4 診断5 治療5.1 代替薬 結論 ニューモシスチス肺炎は，PJPと略すのが本来は正しいが，臨床的にはどちらでも通じることが多い HIV-PJPに関する報 ...

第11回日本NP学会学術集会の公募企画について

Contents1 結論2 日本NP学会学術集会3 素案4 タイトル5 はじめに6 施設の紹介7 各ユニットでの超音波検査の特徴7.1 ER7.1.1 ERエコーまとめ7.2 HCU7.2.1 HCU ...

血球貪食性リンパ組織球症（HLH）

結論   Contents1 今回の論文2 はじめに2.1 二次性HLHの最も一般的な誘引は以下の3つ3 歴史4 血球貪食性リンパ組織球症（HLH）5 疫学6 臨床及び検査の特徴6.1 家族 ...

看護部への感想

Contents1 まとめ2 看護師の退職3 看護師には臨床研修ローテート制度が無い3.1 できないのではなく，そもそもやろうとしていない4 全身疾患の表現型である大腿骨頚部骨折4.1 他併存疾患への ...

看護師の大量退職後に残るものとは？

Contents1 結論2 看護師の大量退職3 看護師の大量退職は組織のバロメーター4 看護師は何ができるのか？4.1 看護師の場合の極論は？4.2 看護師はハブ的な役割が多い4.3 看護師もタクシー ...

軸性脊椎関節炎 レビュー

Contents1 今回の論文2 軸性脊椎関節炎3 病歴4 治療法5 臨床的に脊椎関節炎の可能性を高める所見5.1 炎症性腰痛6 疫学7 臨床症状8 診断8.1 軸性脊椎関節炎の診断をいつ考慮すべきか ...

敗血症の際の余分な輸液について

Contents1 結論2 今回の論文2.1 結果2.2 結論3 コメント3.1 Creep fluid3.2 ルートの閉塞予防3.3 ICUではルートの数が多い3.4 食塩としてのIntakeにも注 ...

敗血症時の気管挿管のタイミング

Contents1 結論2 今回の論文3 敗血症ガイドライン3.1 日本版敗血症ガイドラインでは，小児については言及4 早期挿管の問題点5 MOVES5.1 敗血症の場合は，ショックが最も大きい気管挿 ...

人工呼吸中の輸液反応性

Contents1 結論2 今回の論文3 PPV, SVV3.1 PPV: Pulse pressure variation3.2 SVV: stroke volume variation4 VT c ...

多剤耐性グラム陰性菌（MDR-GNB）

結論 AMR（薬剤耐性）への対策は国際的な問題 特に抗菌薬への耐性を獲得したグラム陰性菌（MDR-GNB）への対策は重要 感染の基本は迅速な診断と適正な抗生物質の使用 基盤として、適正な感染症伝播への ...

骨髄炎

Contents1 まとめ2 はじめに3 病原微生物4 診断5 治療6 抗菌薬治療7 化膿性脊椎炎8 フォローアップ まとめ 診断は，局所の生検 なんの細菌と戦っているのか明らかにする 点滴ではじめて ...

駆出率が保たれた心不全

Contents1 まとめ2 今回の論文3 心不全4 駆出率が保たれた心不全（HFpEF）4.1 左室機能に応じた分類5 診断6 治療目標6.1 根本原因と併存疾患の治療7 薬物療法7.1 レニン-ア ...

VExUSを静脈還流曲線の推定に使用

  Contents1 まとめ2 今回の論文3 静脈うっ血の評価としてVExUS3.1 VExUSとVolume status3.2 Volume statusの認識の違い3.3 自分で水が ...

VExUSを静脈還流曲線の推定に使用

  Contents1 まとめ2 今回の論文3 静脈うっ血の評価としてVExUS3.1 VExUSとVolume status3.2 Volume statusの認識の違い3.3 自分で水が ...

石灰沈着性大動脈弁狭窄症

Contents1 今回の論文2 石灰化に伴う大動脈弁狭窄症（AS）2.1 所見2.2 重症ASの定義2.3 心エコーフォロー2.4 有症状性ASの場合2.4.1 手術リスクが低い70歳以上の10年全 ...

静脈うっ血を超音波（VExUS）で評価する

Contents1 結論2 今回の論文3 静脈うっ血3.1 うっ血評価は難しい3.1.1 VExUSの場合は，超音波があれば評価ができる3.1.2 超音波の設定3.2 CVPとの関連性3.2.1 IV ...

第1回ケースカンファのスライド1枚目

Contents1 開催趣旨2 今回の内容2.1 症例2.2 経過2.3 既往歴2.4 薬剤歴2.4.1 シタグリプチン2.4.2 テルミサルタン・アムロジピン2.4.3 メトトレキサート3 まとめ4 ...

今後予定している内容

Contents1 HCU（High care unit）でまず評価すべき事項2 By system3 By system大枠の評価3.1 脳神経3.2 循環3.3 呼吸3.4 消化器・栄養3.5 腎 ...

勉強会の内容は何からはじめようか

Contents1 HCU（High care unit）ベースから1.1 HCUの役割1.2 ICU管理の延長ではいけない症例1.3 ICUではMedicalな側面を極限まで追求するため時に見えなく ...

仲間内で勉強会的なものを始めることにしました

Contents1 日本版ナースプラクティショナー2 目的2.1 過去の診療看護師（NP）2.2 これからの診療看護師（NP）3 自立・自律3.1 まずは，4 これからどうするのか？ 日本版ナースプラ ...

論文の読み方 ランダム化比較試験中心

Contents1 勉強会の輪番2 根拠について3 例えば血糖管理3.1 雑誌や著者のインパクトファクターが全てではない3.2 追試も良い結果4 血糖管理の強化は死亡率増加に起因する？5 演繹法と機能 ...

診療看護師（NP）の未来

Contents1 結論2 各施設における診療看護師（NP）の数2.1 看護師の場合は3 臨床看護師は看護師の仕事をしなくてもよいのか？4 診療看護師のHigh volume center4.1 診療 ...

大学院時代に前施設向けに作成した資料

今回は，だいぶ前の話ですが学生時代に学んだ内容のスライドが出てきましたので掲載します． 当時のことはよく覚えていませんが，おそらく以前勤務していた施設の看護師向けにレクチャー資料を作成したもののように ...

診療看護師関連での，とあるセミナースライド

以前のスライドを掲載してみた． テーマは特に無いけど，診療看護師（NP）を含むj内容で，とのことでした． 総合内科が個人的にメインなので，診断に寄与する情報収集的な観点からアプローチしてみました． & ...

総合診療科での診療看護師（NP）

以前シンポジウムに参加したときのスライドを一部抜粋しました。 医療の3つの柱は，教育・臨床・研究と古くからこの流れを組んでいます． それぞれに特化した人，というものありかもしれませんが，個人的にはこれ ...

シンポジウム参加

診療看護師（NP）のシンポジウムに参加しました． 掲載可能なスライドの抜粋になります． 面倒なので，診療看護師（NP）のことを，NPと表現しています． ここでのNPは，いわゆる日本版NPのことです． ...

周術期の心筋障害

Contents1 はじめに1.1 トロポニンの立ち位置1.1.1 周術期の心筋障害（PMI: Peri operative myocardial injury）1.1.2 PMIの原因1.1.3 心 ...

敗血症性ショックへの早期ノルアドレナリンの開始

Contents1 今回の論文1.1 タイトル2 はじめに3 ノルアドレナリンの作用部位3.1 Stressed volumeとUnstressed volume3.2 Distributive sh ...

抜管の指標の音は使えるか

Contents1 今回の論文2 論文のタイトル3 はじめに4 Cough peak flow5 今回の研究です5.1 結果6 コメント 今回の論文 Crit Care 27 , 368 (2023) ...

第9回日本NP学会学術集会

Contents1 結論2 NP学会2.1 NP学会も第9回2.2 診療看護師（NP）への追い風2.3 学術集会の演題はどうか？2.4 学会運営側への提言2.5 第10回の感想3 まとめ 結論 普通の ...

Easy pub medicine

結論 Pubmed検索では，IF（インパクトファクター）など一目でわかる PDFやScihubなども見れるので

もしも看護部の偉い人になったら

結論 看護師が主体的に行動できるためには、看護師の権限を増やすということは選択肢としてあり ただし現在看護師と

診療看護師（NP)は医師になればいい？

結論 診療看護師（NP）は医師の臨床業務の一部を担うことができる 現在の医師の給与体型を鑑みると、診療看護師（

AI(人工知能）と診療看護師（NP）の今後（未来）

結論 診療看護師（NP)は、医師不足を補うという点も導入のポイントであった 医師の知識（診断や治療）の側面に関

Nurse practitioner研修プログラム（仮）

病院の理念 病院の理念の多くは職員にしられることがありませんが、実際はとても大切なものになります。 すべての職

臨床で使うための論文整理（Good note5）

結論 論文としてまとめるには、MendeleyやZoteroやPaperpileがおすすめ 臨床的に使うには、

洞性頻脈: TACH-FEVER

結論 洞性頻脈は、原因を考える 洞性頻脈に対して、脈拍を落とすことは得策ではない（危険） TACH-FEVER

やりがいと給与

結論 やりがいと共に給与に反映されるシステムがよい 給与は成果次第で資格の取得ではない（国家資格除く） 勉強し

総合診療科での診療看護師（NP）の働き方

結論 総合診療は、看護との親和性が最も高い診療科 他科が診たがらない症例は、積極的に診療看護師中心に診療の補助

診療看護師（NP）は医者レベルの最強の資格ではない

結論 診療看護師（NP）といっても、人による すごい人も当然いるけど、（人間的にも・コンプライアンス的にも）で

VExUSでうっ血を評価（LEXUSじゃないよ）

結論 臓器障害の原因がうっ血の場合は、VExUSで評価 下大静脈評価に加えた客観的指標をとりいれてみる 臓器の

チーム医療

結論 組織の欠点を最も理解しているのは、末端の人材 末端の人材が主体的に行動すれば、組織は変わる できないのは

黄色ブドウ球菌（MSSA）に対する抗菌薬

結論 看護師の初学者向けに、黄色ブドウ球菌にたいする抗菌薬の使い方をかいてみました 基本的には、セファゾリン（

動脈血と中心静脈血を同時に採るのはなんで？

結論 中心静脈血液ガスでは、中心静脈血酸素飽和度のチェックができる 動脈血液ガスでは、酸素化の指標ができる 中

先生と呼称

結論 「先生」と呼ばれる職業は、立派な方が多い 一方で、人の上に立つ人間であると勘違いしている人も多い 呼称の

診療看護師と医療への貢献

結論 診療看護師は、日本では医師補助的な役割 当然、処方権や手術などもできない 現行の法制度下で行えることは、

院外心停止後の血圧目標【2022 NEJM】

院内心停止と院外心停止 院外心停止と院内心停止では、行うことは同じですが分けて考える必要があります。 なぜ分け

心臓外科手術時の輸液はリンゲル液か4%アルブミンか【2022 JAMA】

アルブミン vs クリスタロイド論争 アルブミンと生理食塩水を中心とした、細胞外液（クリスタロイド）論争はずー

抜管後のハイフローセラピーは再挿管を予防できるか【AJRCCM】

気管挿管の転機 気管挿管が必要な患者さんがとる転機は一般的に2つか3つあります。 1つは、治療がうまくいって抜

利用可能性ヒューリスティック

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【読書】最高のがん治療 津川友介・勝又範之・大須賀覚 著

この著者は、まず医療経済学分野で有名な津川先生です。原因と結果の法則などでもクレバーな文筆で、その分野において

【読書】ボクはやっと認知症のことが分かった 長谷川一夫 著

ほぼ全ての医療者と、認知症に関連する一般の方も、長谷川式認知症スケールのこはご存知だと思います。もはや、伝説の

【読書】「がん」にならない方法を教えてください！

リンク はじめに 著者の三上治先生は、がんの患者さんを1万人以上診て来られた、がんのエキスパートのようです。著

【読書】頭が毒入りリンゴになったわかものと王国の話

結論 歴史は繰り返される 本来、歴史とは繰り返さないために学ぶ バッポンテキカイカクが、まさに必要 新型コロナ

論文管理もEvernoteからNotionへ移行

結論 臨床現場では検索性が重要 EvernoteからNotionへの移行もあり 論文もNotionのほうがまと