保隙装置の役割
小児歯科では、乳歯が虫歯や外傷で早くなくなった場合には、永久歯が出て来るまでそのスペースを保つ装置を入れます。保隙装置と呼ばれていて、装着後永久歯が出て来るまでのメンテナンスも重要です。装置的には欠損部位や数で、乳歯義歯、バンドループまたはクラウンループ、リンガルアーチまたはナンスホールディングアーチがあります。歯並びが元来より悪化しないように補う装置で、歯並び改善するわけではありません。この患者さんは犬歯や小臼歯が生え変わる時期がスタートしていますが、向かって左上第2乳臼歯が原因不明で早期に抜けています。後に出る第2小臼歯は歯の形成から見ても、暫くは出て来ません。ただし手前臼歯は近未来に生え変わりそうです。また、歯のサイズが大きく上の歯並びはいわゆる八重歯が予測されます。ただし、下の歯並びは切歯が2本先...保隙装置の役割
2024/09/30 12:29