土曜の夕方、宇都宮に降り立った。筆者はこの街と相性があまり良くないらしく、大抵の場合、嬢から集られたり、プチぼったくりに遭って帰るパターンが多かった。今回は事前に何店舗か選定し、比較的まともな店で宇都宮を堪能する予定だった。 かつて知り合いのタイ嬢が働いていた店を第一候補としていたが、保険として街に点在するキャッチに案内させていくつかの店を見てみた。店頭で嬢たちをチェックしたが、どうにも年増が多いように見えた。これでは上山田温泉とあまり変わらない。一発屋もチェックしてみたが、店内が暗く嬢の顔がはっきり見えなかった。そして店内の環境が劣悪で、嬢にとってはなかなかに大変な仕事であるように思えた。し…
仕事のために宇都宮に来た。平日のど真ん中だったので、あまり期待していなかったが、宇都宮駅東口にあるタイ系の店を目当てにフィールドワークを始めた。 時刻は19時過ぎ。少し早かったが、界隈を一周しておきたかったので歩いてみた。すると、すでにキャッチがちらほら立っていた。タイ人の一発屋や多国籍パブの誘いを受けた。多国籍パブはインド人、ベトナム人、台湾人を揃えているという。インド人に少し心が動いたが、一周してからまた来ると伝え、離脱した。 夕食を取ってから、20時半頃にフィールドワークを再開した。界隈にはキャッチがたくさんいて、客よりも多いのではないかと思えるほどだった。中国人のキャッチに声をかけられ…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 コロナ禍を経て上山田温泉のスナックは一時期増加したが結局は淘汰されて適正な数になった。現在も連れ出しスナック自体はあるが、最盛期を知る身からすると寂しくなったと言うほかない。上山田温泉で繰り広げられている売春が新聞の記事として取り上げられたり、店舗の摘発があったりと取り巻く環境は厳しいものである。それでも温泉街への影響を考えれば、上山田温泉から連れ出しスナックの文化は簡単には無くならないだろう。 かつて関係があった女性たちとはすっかり疎遠になった。それでも気が向けば上山田温泉に訪れていた。新しい出会いがあるかもしれないと…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 かつてMが在籍していたスナックが営業していた。入店するとママがいた。正確にはママだけがいた。話を聞くと店を畳むことを決めたそうだ。いい店だっただけに大変残念であった。長い間休業しているいくつかのスナックもそのまま廃業するという話が出ていた。ママが発した「時代が変わった」という言葉にハッとさせられた。かつての乱痴気騒ぎの上山田を求めていた自分も薄々感じてはいたが、改めて現実を見せつけられたような気がした。時代は変わってしまったのだ。 ママと飲んでいることをMに伝えると、仕事中にも関わらず店を抜け出してきてくれることになった…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 この日もMに会う予定だったが、何故か前回会ってから少し経って連絡がすっかり来なくなっていた。一応今回来ることは伝えておいたが、返信も素っ気なかった。AとのことはMにはバレていないと思っていたが、もしかしたら...と頭をよぎった。気にしていても仕方がないので温泉に入るなどして時間を潰した。この街は夜にならないとやることがほとんどない。 20時頃にはスナックの看板の電気もつき、いつも通りキャッチが出ていた。スナックをざっと回ってみた。適当に顔を見せてもらうと、前にはいなかった子が散見された。今日来たばかりの子だよと話すキャッ…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 Mのおかげで意気消沈かつ自信喪失、しかも二日酔いという最悪の目覚めだった。さらに彼女は私の部屋に忘れ物をしていたので、連絡を取りたくないのに取らざるを得ない状況だった。メッセージを送ったが、すぐに既読にはならなかった。多分、酔いつぶれて寝ていたのだろう。 しばらくすると、Aから前日に筆者がMと一緒にいたことを知っているというLINEが来た。口止めしてもどこからか情報が漏れるらしく、昔からの知り合いだと弁解したが、返信は来なくなった。それでも数時間後にAから電話があり、彼女の仕事が終わった後に友達と一緒に食事をしようと誘わ…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 当時はタイ嬢Aに会うためだったり、誰かのアテンドだったり、様々な理由でかなりの頻度で上山田温泉へ来ていた。そんな中、Aとの関係はだんだん落ち着いてきていた。ビデオコールも頻度が落ちてきて、適当なLINEのやり取りをこなす日々となっていた。会いに行っても客がいるから会えないことが増えてきたが、仕方ないと割り切っていた。 次はいつ上山田温泉へ行こうかと考えていたところ、コロナ禍前によく会っていたMから突然連絡が来た。メッセージ無しの日本の田舎の写真。日本?と聞くと、そうだと返ってきた。何処?と聞くと、上山田にいるよと返ってき…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 自宅勤務だったので午後早めに家を出た。上山田温泉には午後4時頃に着き、早速ホテルの温泉に入った。他の客はいなくて貸し切り状態だったので、思う存分楽しむことができた。前回訪問時に知り合ったタイ嬢Aと会う約束をしていたので、6時頃に夕食を食べて、行きつけのスナックで時間をつぶし、彼女の仕事終わりくらいに合流しようとざっくり計画していた。焼き鳥屋で夕食をとることにしたが、周りのお客さんたちと盛り上がってしまい、気づけば22時過ぎまで滞在してしまった。その流れで仲良くなった方々と2軒目に行ってしまい、気づけば24時を過ぎていた。…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 仕事が終わりそのまま上山田温泉へ向かった。現地に着いたのは21時頃で、ひとまず温泉に入ってから、行きつけの安いスナックへ向かった。時間を気にせず飲めるので、1軒目に行くことが多い。ここでコンディションを整えたうえで、終わりなき旅(タイ嬢の顔チェック)へなだれ込むのである。 連休前日の夜だったためか、温泉街に人出が割とあった。さっそくキャッチのおばさんに案内してもらったが、イマイチだったのでやめておいた。次の店に行こうとした時に、フラフラと前を歩く男性が目に入った。知り合いの居酒屋店長だったので声をかけてみた。既に飲んでき…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 Mは週末まで日本にいるため、翌週も出張を作って会いに行った。別のタイミングで土日にかけて友人と遊びにも来たのだが、忘年会シーズンということもあって客であふれていた。ああなるとまともに遊ぶのは不可能だ。ひとときのカップルを見るのは面白かったが。 12月といえども平日は空いていて、いつも通りの時が流れていた。たまには新規開拓をしようと思い、スナックホッピングの旅に出てみた。ピンとくる女性はなかなかいなかったが、ある店で若い女性を見つけたので入店してみた。Mよりかわいいと思ったが、関係性をこれから作っていくのは難しそうに感じた…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 出張で再び上山田温泉に来た。今回は以前から関係があったKに会うという目的があった。仕事が長引いてしまい、夜10時から行動を開始した。とはいえ、相手がシラフに近い状態で行くよりは、お客に飲ませてもらって酔っている状態で行った方が事がうまく運ぶような気がしていたのでちょうどよかった。彼女とは先月も会っていたので、約1ヶ月ぶりの再会だった。 入店するとすぐにKが横について一緒に飲んだ。彼女はまだあまり酔っていないようで、ハイペースで飲んでいく。お互い少しずつ酔ってくると、ボックス席で人目を気にせずキスをする。前からこんな感じで…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 先日のMとのことが頭から離れず、無理やり出張を手配して再び上山田温泉に来ていた。なんと、前回来てからまだ1週間も経ってなかった。前回の反省を生かし、ホテルは2人で泊まる予定で予約しておいた。人は失敗から学ぶものだ。 夜8時頃から行動を開始した。スナック街に向かう途中、飲み放題2,000円店のママが外にいた。もちろん店に入り、色々とご馳走になった。人生相談をしているうちに、結局3時間も滞在した。その後、Mの店に移動することにした。この辺りはそもそも平日に営業している店が少ないが、訪れた日は雨だったためキャッチ以外は人影が見…
内容はすべてフィクションです。情報はその当時のもので最新ではありません。 出張で長野県に来たので、上山田温泉に泊まることにした。定宿が取れなかったため、ルートイン上山田温泉を選んだ。エレベーター前に風俗関係お断りの注意書きがあり、この温泉街の性格を垣間見ることができた。 ホテル近くのコインランドリー併設の瑞祥カフェで夕食をとった。メイン料理にサラダとスープがついて800円ほどで、この辺りではかなりリーズナブルな食事処だと思う。アルコールも置いているので、スナック巡りの前の一杯を飲んでおいた。夜7時半頃、食事を終えて適当にぶらつく。スナックは大体夜8時から開店なので、中途半端に時間があった。歩い…
大学時代の友人たちと集まる機会があり、せっかくなので温泉に行くことになった。温泉街、スナック、そして外国人というテーマで、ネット上では摘発によりほぼ壊滅したとされる伊香保温泉の連れ出しスナックの現状を調査することにした。 現地到着は18時頃。まず夕食を食べられそうな場所を探したが、フラッと入れるような居酒屋的なものはあまり見つからなかった。結局入店したのは寂れた町中華料理屋。台湾人らしきママが切り盛りしていて、風情があり、思ったより悪くなかった。スナックは大体20時から21時頃に開店するため、いい頃合いまで飲んで時間を潰すことにした。 伊香保温泉の有名な石段街やメイン通りには、お土産屋や射的な…
ホテルにチェックインし、界隈が営業し始める夜まで待った。20時過ぎくらいにホテルを出て、御代田のタイ集落、通称「牛乳風呂」に向かった。名前の由来となった廃旅館はすでに取り壊されて無くなってしまっているが、呼び名は変わらず通じるのではないかと思う。 まず紹介されたスナックに入店した。そこにはタイ日ハーフの女性や、顔から身体まで修正済みと思われるタイの女性がいた。改めて御代田のシステムを確認すると、基本的にどの店でも席代3,000円、ドリンク1本1,000円と説明された。長居するならボトルを入れたほうが安く済むと言われたが、何店舗か周ってみたかったので、今回は断っておいた。その日は週末にも関わらず…
ネット上にある湯田中温泉の情報はいずれも古く、歓楽街である湯河原通りの現状を知る者は地元民以外には少ないのではないかと思う。ネットではタイスナックやタイ料理屋が多く存在し、タイ人目当てのおじさんが夜な夜な集まる温泉の歓楽街と紹介されているが、果たして今もそのような状況なのかを調査するのが当初の目的であった。 2020年11月に一度フィールドワークを試みたが、その時は須坂のタイスナックに長居してしまい、湯田中温泉では1軒しか入店することができなかった。そのため、湯田中温泉に対する理解が中途半端なままだったので、2021年9月から10月にかけて集中的なフィールドワークを行った。 2021年9月末、…
まず長野駅まで向かった。その後、長野電鉄に乗り換えるため、駅構内を移動した。要町と湯田中温泉は長野電鉄沿線にあるため、宿を湯田中温泉に取り、夕食を須坂で食べた後に要町を散策、その後湯田中温泉に戻り、歓楽街を散策する計画を立てた。湯田中駅までは1時間もかからずに着いた。ホテルのチェックインまで時間があったので、時間を潰せそうな店を探したが、平日の昼間だからなのか、そもそも営業していないのか、入れそうな店は駅前の情緒あふれる喫茶店しか見つからなかった。選択肢がないのでその喫茶店に入り、コーヒーを注文して時間を潰した。店内は常連らしきおばさん2人が店員と世間話をしている他、私と同じように時間を持て余…
個人的に長らく気になっていた千葉県銚子に、ようやく訪問することができた。東京から特急しおさいを利用して、2時間弱で到着した。 夕方18時前に銚子駅に到着した。予想より栄えているというのが第一印象だった。銚子の歓楽街、田中町はかつての赤線地帯で、現在はアジア人のスナックが並んでいるとのことだった。今回のフィールドワークの目的は、田中町の現状を自分の目で確かめることだった。インターネットで検索すると、連れ出しに関する情報も出てきたので、それについても調査しようと考えていた。 せっかくなので、銚子電鉄を利用して最寄りの駅まで行きたかったのだが、電車の本数が少なすぎて全く使えなかった。初めて訪問するフ…
仕事のため宇都宮に来た。平日のど真ん中だったので、あまり期待していなかったが、宇都宮駅東口にあるタイ系の店を目当てにフィールドワークを始めた。 時刻は19時過ぎ。少し早かったが、界隈を一周しておきたかったので歩いてみた。すると、すでにキャッチがちらほら立っていた。タイ人の一発屋や多国籍パブのお誘いを受けた。多国籍パブはインド人、ベトナム人、台湾人を揃えているという。インド人に少し心が動いたが、一周してからまた来ると伝え、離脱した。 夕食を取ってから、20時半頃にフィールドワークを再開した。界隈にはキャッチがたくさんいて、客よりも多いのではないかと思えるほどだった。中国人のキャッチに声をかけられ…
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