自宅近くのスターバックスで英語の勉強をするのが習慣になっています。年末の今日、いつものようにコーヒーを飲みながら英語の本を開いていると、隣の席にいた女性が「痛い」と言って倒れてしまいました。一緒にいた友人と思われる女性がスマートフォンで救急車を呼んでいたところ、1人の女性客が「私、看護師です」と言って倒れた女性の脈を取り始めました。私はただ見守るしかありませんでした。店員も様子を見に駆けつけましたが、「すみませんが、仕事に戻ってもいいでしょうか?」と言い、持ち場に帰りました。ふと周りを見渡すと、ほぼ満席の客は、黙って自分の本や雑誌を読んだり、仲間としゃべったりしています。まるで何事もないように振る舞う客の様子を見ていると、私の目の前だけ違う時間が流れているような気がしました。救急隊員が店に入って来たので、...隣人を愛せよ