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  • W不倫が終わる日。

    週末デートの待ち合わせ。いつもは、私が遅刻するのに、先週末は、珍しく、漱石さんが遅刻した。ぼーっとしてたら、1駅乗り過ごしたんだって。めずらしいね、大丈夫?っ…

  • 一線を越えました。

    2022年振り返り~女編~です。いやぁ、ほんと去年は色々あって夫には感謝してる、夫が夫でよかった!って書いた一方で、ちゃっかり、漱石さんとも絆を深めていた下衆…

  • 2022振り返り~家庭編~

    すっかり明けてしまい、もう1月もおわりますが、新しい年おめでとうございます。せめて、鬼がくる前にご挨拶と、慌てて書いてます。汗にしても、たった1日、日付が変わ…

  • 今頃ですが、自己紹介です。

    無事、ブログのお引っ越し完了しました。初めましての方も、2回目の方も、私の自己満足におつきあいくださり、本当にありがとうございました。やっと、移行できた~と満…

  • 145. 永遠の片想い

    私が蓮にどうしても言えなかったこと。でも、絶対に言わないといけないこと。それは、蒼介さんの存在。それだけが、どうしても言えなかった。なんか、絶対に言ってはいけ…

  • 145. 踏ん切り

    『どうされました?』交番ではなく、警察署へ連れていかれた。夜中だったたから、なんか強面の警官ふたりがこっち来るし、なんだかぐちゃぐちゃな気持ちのまま連れてこら…

  • 143. 別れたくなかったのは私

    もちろん、断ったところで、素直に了承してもらえるわけはなく。蒼介さんと付き合うようになってからは、1度も蓮に逢っていない。逢いたくないのではない。逢ってしまう…

  • 142. W不倫の慰謝料

    数日後、また、蓮から電話。小さなため息をついてから、電話に出た。『あかりさん?』今日は、うってかわって甘い声。ん? 首をかしげて、次の言葉を待った。『……あの…

  • 141. 不倫脳

    私は、驚きで声が出なかった。なんで私の離婚を知ってるの?という驚きと、また蓮の声が聞けてホッとしてる自分への驚き。ほんとに分からなかった。なんで、こんなにも蓮…

  • 140. 離婚の余波

    離婚届けを出してから知ったこと。それは、子供の苗字って、裁判所行かないと変えれないってこと。初めて裁判所って所に行き、なんだかそわそわドキドキ。私自身の姓も変…

  • 139. ふたりで離婚届

    夫と最後に、離婚届けのこともあるし、逢って、細かいことを決めることになった。蒼介さんからは、必ず公共の場所、尚且つ人の多いお店で逢うようにと念を押された。お互…

  • 138. 協議離婚へ

    それから、電話での話し方を、コンコンと注意された。1番言われたのは『怒りを怒りで返してはいけない』ということ。夫が望む答えを私がしなかったら、すぐに夫は怒りだ…

  • 137. 離婚の理由

    『あかりは、間違えてる。』ずっと黙ったまま、私の話を聞いてくれていた蒼介さん。話が終わった途端、全否定から始まった。『あかりも、その彼も。君達は間違ってる。』…

  • 136. 離婚しない理由

    『あかりはホンマに離婚する気あるの?』「もちろん。」『じゃあ、離婚しない理由は何?』「旦那さんが別れてくれない。」『じゃあ、旦那さんが別れてくれない理由は何?…

  • 135. 天国と地獄

    蓮のマンションの自転車置き場についた。蒼介さんが、スペースを開けて、自転車を押し込んだ。私は、もう一度、マンションを見上げた。灯りのついた蓮の部屋を目に焼き付…

  • 134. 元彼の家へ

    昼間は、何の連絡もなかった。私は黙々と片付け、掃除をしていた。日は暮れた。夜になっても連絡はない。スーパーに行き、ビールとお惣菜を1人分買った。家に戻ったら、…

  • 133. 実は離婚してません

    その日は、映画の後、そのままそのショッピングモールでゲームをしたり。夜はみんなで外食をして、別れた。その翌週から、私達の付き合い方は一転した。東京で仕事をして…

  • 132. きちんと離婚しよう

    待ち合わせ場所についた。蒼介さんが助手席に乗り込んだ。さっきまで騒いでいた子供達が一瞬で静かに。蒼介さんが、後ろを向き子供達に挨拶。………緊張する。とにかく、…

  • 131. 母親の彼氏と子供達

    考えた。どうするか。今まで、蒼介さんにもらった言葉。蒼介さんの私に対する態度。昼間デートで見た、子供と接する蒼介さん。蒼介さんの離婚理由。蒼介さんの元奥さんに…

  • 130. 笑うsex

    蒼介さんとのこと。当時のブログにも書いていたので、次第にカズも、コメントという形でやりとりをするようになり、徐々に元の関係に戻っていった。蓮からの連絡も、毎晩…

  • 129. 普通のデート

    蒼介さんと出逢ってから、私の毎日は大きく変わった。とにかく、マメな人だったので『おはよう』から始まって、コンスタンスにメールがくる。もちろん、短文。その短文が…

  • 128. ホントに独身か、やはり既婚者か

    翌日も祝日の月曜日。日中に、何度か蒼介さんからメールがきた。『おはよ』『ええ天気やなぁ』『何してるん?』返信をどうするか考えていた。まぁ、ヤり逃げって感じでは…

  • 127. 万事休す

    気がつけば、時間は22時をすぎていた。『そろそろ行こか。』確かに、しゃべり疲れた。変なテンションで、ほぼ私ひとりで話していたので、とても疲れた。蒼介さんは、私…

  • 126. 第一印象

    日曜日。昼間は、私に予定があり、蒼介さんは、ホントか嘘か知らないけど、とにかく、娘さんの晩ご飯を用意してからになるということで。結局、逢う約束したのが、20時…

  • 125. 出会い系サイト

    つくづく自分自身、男にだらしないなぁと呆れる。私っていつもこのパターン。この人と別れようと思った時、必ず、最後の方は他の人とダブってる。18歳で初めて男性とお…

  • 124. 逢いたい

    蓮はあきらめなかった。毎晩ではないけれど、何日かおきに、電話がかかってきた。もちろん、出なければいいのかもしれない。でも、それが、どうしても私にはできなかった…

  • 123. 余韻

    別れないといけないとって思いながらも、断ち切れなかった私。でもやっと、ふんぎりがついたというか、覚悟できた。もう、大好きな人を泣かせたくない。たぶん、私の中で…

  • 122. 好きになってごめん

    服を整え、まだ布団の中にいる蓮のそばに座った。蓮は、私を見ることなく、ただ話し続けていた。蓮のご両親の話。親子の関わり方。あ、その希薄な感じ…。私と私の親との…

  • 121. 最後の夜

    意識したつもりは、全くなかった。だけどなぜかその夜は、1番お気に入りの綺麗な服を着た。自転車貸してもらったのに、結局その夜も、蓮は私の家までバイクで迎えにきた…

  • 120. どうにもならないこと

    蓮とそんなやりとりがあった頃、私と子供達の生活は順調だった。長男は、新しい学校の友達ができ、うちにも遊びにきてくれるようになり少し安心。次男は相変わらずサッカ…

  • 119. 夢物語

    コトが終わった後。蓮は私に、冷蔵庫から飲み物をとってくるように言った。…え?一瞬、耳を疑った。なぜなら、私は今まで1度も彼個人の部屋以外には入らなかったし、ト…

  • 118. 見るたび恋をする

    夜の静けさの中、バイク音が近づいてくる。大きく息を吸って、目を閉じた。『今日で最後』自分に言い聞かせ、そっと目を開けた。エンジンを切る音。近づく足音。黒いシル…

  • 117. 別れよう

    『何かあったん? 全然電話に出てくれないから心配したやん。』「ううん、別に。タイミングが悪かっただけ。」不思議だった。なぜ、蓮が私のこと何も疑わないのか。何度…

  • 116. 長い夢

    しばらく、蓮から連絡はなかった。もちろん、私からもしなかった。2学期が始まり、長男は転校した。会社を休んで一緒に始業式に参加した。担任の先生にも、離婚する予定…

  • 115. 地獄

    子供達が実家から戻ってきた。一気に、部屋が息を吹き返したようだ。笑い声と少し高い子供達の声が溢れかえる。目も耳も賑やかになった。もう少しで夏休みが終わる。いよ…

  • 114. 卑怯者

    「もしもし。」『あ、俺だけど。』「はい。」『あいつを訴えることにしたから。』たぶん、夫と話すのは1か月ぶりくらい。だけど夫は、私達の近況を聞くこともなく、すぐ…

  • 113. 家族会議

    少し落ち着いたのだろう。下着をつけている私の背中に向かって、蓮は話し出した。内容証明が届いてからのこと。蓮の実家は、すぐそばにあると聞いてる。夫は、それも調べ…

  • 112. 夫の影

    ところが、その夜。蓮から連絡はなかった。気になりながらも、一人きりの夜を静かにすごした。夫が、壊したノートパソコン。実は、こっそり、持ってきていた。壊れてるの…

  • 111. 慰謝料請求

    確か、その翌週だった。仕事中に私の携帯が鳴ったのでびっくり。慌ててマナーモードにしたが、その相手は蓮だった。私が仕事に行ってるのは知ってるはず。こんな時間に何…

  • 110. エセ独身

    引っ越したことを、実家の母に連絡した。深いため息と共に『何やってんの』と呆れられた。実家にも夫が私の不貞行為の暴露手紙を送ってるから、両親とも今回のことを知っ…

  • 109. 不倫の代償

    蓮と逢うのは1週間に1度ほど。今でも、蓮の顔を見ると心はときめく。やっぱり好きってなる。蓮の後ろに乗るバイクも今じゃすっかり慣れた。2人乗りのまま、蓮のマンシ…

  • 108. プレ離婚

    引っ越しは週末にして。翌月曜日は、お休みをもらって、役所関係をまわった。1番最初にしたことは、転出届。これで、学校の編入手続きができる。その後、転校先の放課後…

  • 107. 本物の恋

    蓮とは、以前ほどの頻度では逢わなくなった。逢えなくなったのではなく、逢わなくなった。なぜか、気が進まなかった。『好き』は何一つ変わってないはずなのに、なぜだろ…

  • 106. 完全別居スタート

    仕事は、内容は特に難しいものではなかったけれど、環境だったり雰囲気だったりに、なかなかなじめなかった。常に、昼食はひとり。同じチームの女性達とも、ほぼ、挨拶以…

  • 105. やれるものならやってみろ

    結局その夜は、コトが終わった後、すぐにそれぞれの家に帰った。やっぱり、再会できた嬉しさというよりは、安心したというかホッとしたというか。心に空いていた穴が、よ…

  • 104. 再会

    驚いた。本当に驚いた。驚きすぎて言葉がでない。『あかりさん?』「うん」『電話、変わってないんや。よかった。』「うん」『誰かそばにいるの?』「いや、大丈夫」『少…

  • 103. 約束

    「もうすぐ着くよ~。また、自分の家に帰ってきたら連絡するから。」携帯をカバンにしまい、うつむき加減に自転車置き場に入ってみた。蓮から聞いていた場所に、私の自転…

  • 102. 友達以上恋人未満

    カズは、唯一、実際に逢ったことがあるブロ友さん。同じ大阪って理由で、逢ったわけではない。もちろん、カズが熱望したからだけど、それでも、普通は逢わない。カズとは…

  • 101. 所詮、不倫

    その頃の私。住む所も、仕事も決まったので、やることが山ほどあった。家の片付けや、引っ越し準備やら、わりと、てきぱきと時間はすぎていった。夜。なるべく、子供達と…

  • 100. 警告

    今思えば、それは、天からの警告だったのかもしれない。夫に尾行される1ヶ月ほど前のこと。その日は、夫は本当に出張だった。金曜日の夜。いつもは、蓮がバイクで自宅近…

  • 99. 新しい生活

    住む地域が予定と変わったので、仕事も探す地域を変えた。すると、同じ事務でも、工場や倉庫などが出てきた。今思えば、シンプルにその軽作業に応募すればいくらでも仕事…

  • 元カレと今の彼との違い。

    昨日。漱石さんと出逢って600日たちました。キモい? いえ、そういうアプリがあるんです。でもって、前日にお知らせ。まったく、何がめでたいのかよくわかりませんが…

  • 98. 陽当たり良好

    不動産にむかう足は重かった。夫に、即、解約しろ!って言われたものの、、そういうのはとても苦手。基本、断れない性格。強く言われると小さくなってしまうタイプ。だか…

  • 97. もう立ち止まらない

    まりこに紹介してもらった派遣会社に登録に行った。そこの社員さんがまりこの友人なのだが、その彼女も離婚をしていて1人で娘さんを育てているとのこと。シングルマザー…

  • 96. 遠くの親戚より近くの他人

    「あのさー。ここ出ていこうって思ってるねんけど、何処がいいと思う?まりこ家の校区ってどんな感じなん?」『え?出ていく?引っ越すじゃなくて?』「うん、夜逃げじゃ…

  • 95. 少しずつ前へ

    まずはネットカフェへ。とにかく職探し、そして住むところ。離婚した場合の補助金やらの制度。一通り、情報を集めてから、店を出た。その日は、その足で、夫に通わせても…

  • 94. ただいま私

    もちろん、夕方、夫から連絡はあった。『しばらくは、帰らないけど心配しなくていい。おまえも、少し考えたいだろうし。何かあれば、いつでも電話して。』それを聞いてホ…

  • 93. W不倫の末路

    所長さんは、とても怪訝な顔をしていた。その時は分からなかったが…話してるうちにその理由がわかった。つまり、私が文句を言いに来たと思ったらしい。「お宅の職員に騙…

  • 92. 彼の職場へ

    朝、夫は仕事へ、子供達もそれぞれ、登校、登園した。私は、近所の病院へ向かい、公衆電話から蓮の携帯に電話した。やはり出てくれない。もうこのまま、本当に私には逢っ…

  • 91. 不倫の恐ろしさ

    私が今、1番辛いこと。苦しいこと。悲しいこと。それは、不倫がバレたことや、夫を悲しませたことじゃない。蓮に逢えないということ。ただそれだけ。今から私達家族がど…

  • 89. 忍従

    家族みんなで引っ越そう。すべて水に流すから初めからやり直そう。頼むから目を覚ましてほしい。夫は必死に懇願してくれたが、、なぜだろう。なにひとつ、心は動かされな…

  • 90. 暁

    ふと、横を見た。ぼんやり末っ子の寝てる姿が見えてきた。窓に目をやると…少しずつ、空が見え始めてる。それでも、朝は来るんだ…。なんで? なんで来るの?もう、永遠…

  • 88. 文書をばらまいた理由

    さて、怪文書の最後の部分。○○の職員は、妻子持ちですので、ご自宅・勤め先にも同様の手紙を投函させて頂きます。ご主人の方には、色々な方面から連絡があると思います…

  • 87. 夫の世界

    『すみませんね、奥さん。ご主人がいたら、話せないんだろうと思って。』私は、微かに微笑んだ。『まぁ、はっきり言わせてもらって、あれは、ご主人が書いたものですわ。…

  • 86. 警察へ

    翌朝。蓮と約束した警察へ行きたいことを、夫にどう切り出せばいいか、そわそわと考えていた。昨夜は結局、言えなかったから。もう約束の時間。困ったなぁ。何て言おう……

  • 85. ホテル行きたい

    蓮はすぐに電話に出た。まずは謝り、蓮の家にきた手紙の内容を詳しく聞いた。やはり、差出人は私の愛人で、そのくだりは、うちに来たのものと同じ。ただ、私が書いていた…

  • 84. 彼の奥さんの気持ち

    やはり、あの怪文書の追伸。ハッタリなんかじゃなかったんだ…。本当に出したんだ……。ショックだった。自分自身がバレた時よりショックだった。私はとてつもなく申し訳…

  • 83. ブログがばれた理由

    『さっきは、ビックリして電話きってもうてごめん…。今も旦那さん、そこにいてる?』「うん…」『30分ほどしたら伺えるけど、大丈夫か聞いてもらえる?』「ええって言…

  • 82. 悔恨

    『じゃあ、認めるな?』「…うん。……ごめんなさい。」『…わかった。』静かな声で夫は言った。『もう、ええよ。』え……?怒らないの……?私は恐る恐る頭をあげた。と…

  • 81.白旗

    本当にびっくりした。びっくりしすぎて、言葉が出ない。それに対して、どこかしら勝ち誇ったような夫。『ほらな!オレの言った通りだろ!』って顔に書いてある。その表情…

  • 80. 盗聴器発見

    前彼1号より の続きです。夫に尾行された。この事実だけで、十分パニックだ。なのに、夫に届いたという手紙、盗聴、盗撮、そして、ストーキング…?あまりにも非日常的…

  • 新しい景色。

    あかりちゃんって、ほんっっっとに、色々ありすぎだね!逢う度に、漱石さんは、私の話に目を丸くする。僕が小説家だったら、絶対あかりちゃんの話書くのになぁそれって、…

  • 79. 前彼1号からの手紙

    『実はな、木曜日に、事務所に封筒が届いてん。』夫は、ゆっくり、間をとった。『おまえの不倫相手から。』「は?なに言うてん?」間髪いれずに聞き返す私。『ほんまに心…

  • 78. 尾行した理由

    その車の正面まで来た。もちろん、エンジンも止まってるし、フロントガラスからは、誰も見えない。大の大人がふたり、後部座先にでも隠れてるのだろうか…。とりあえず、…

  • 77. 尾行2

    慌てて入ったその細い脇道には街灯がない。大きな公園沿いなので、夜はほとんど車は通らない。その道の途中が、蓮との待ち合わせ場所だった。約束の時間より少し遅れたが…

  • 76. 尾行1

    金曜日の夜、22時半。壁の時計で確認してから、外に出た。車を出すために門扉を開けようとした。その時何か感じて、咄嗟に左方向を見た。うちの家の前の道は一方通行。…

  • 75. 答え合わせ

    【木曜日】木曜日といえば、配送日。唯一みんなの前で堂々と蓮に逢える日。もちろん、ほとんど目も会わせないが。でも、いまだに木曜日は嬉しかった。最近では、毎週月曜…

  • 74. カウントダウン

    それから、1ヵ月程がすぎた。【日曜日】午前中、少し仕事してくると、夫は早朝から事務所へ。お昼頃に帰ってきた。みんなで、昼食。ちょうど、たまたまケーブルテレビで…

  • 73. 仮面夫婦

    もちろん、当時の私は、夫が私を疑ってるとは夢にも思っていなかった。自分のことしか見えてないし、自分のことしか考えていなかった。『おはよう』翌朝、やっぱり、いつ…

  • 女の一生。

    私が忙しかったせいで、なかなか逢えなかった漱石さんと、やっとデートできた先週末。1ヶ月以上空いてしまったのでお互いにもう余裕がなかったのか、私達には珍しく、ホ…

  • 72. 覚悟

    いくら目をつむって、どれだけ頭で蓮を浮かべようとしても、やっぱり違うわけで。どれだけ行為に集中しようとしても、なかなか私が受け入れ体制になれなくて。というより…

  • 71. 饒舌

    その夜、夫が一睡もできなかったなんて、私は知るよしもなかった。私は私で、危なかったドキドキと、初めてのバイクの余韻でなかなか寝付けなかった。『おはよう』翌朝、…

  • 70. 動揺

    なんとか夫に逢うことなく、玄関についた。呼吸を整える為に、深呼吸。思いっきり息は切れていたけど、とにかく冷静を装う。そして、ゆっくり玄関を開けた。……あれ?夫…

  • 69. 戦慄

    いつもこっそり抜け出す時は、部屋着のままで素っぴん、ジャンパーだった。しかも、時間は10分程度。蓮の顔を見て、ぎゅうっとしてもらったら安心してすぐに家に戻って…

  • 68. 夫の努力

    夫は、なるべく早く仕事を片付けて、毎日19時頃には帰ってくるようになった。今までは、なかったこと。毎晩、子供達と一緒に夕飯を食べる。これも、めったになかったこ…

  • あなたへ。

    3月末から4月頭、いわゆる、年度替わり。 特に今年は、色々ありすぎて、私も夫も狂ったように忙しかった。 卒業式、恒例の家族旅行、入社式、入学式。 それに加えて…

  • 67. 不倫相手のパートナー

    そして月曜日。朝から蓮とホテルにいた。やってる時もやってない時も片時も蓮から離れなかった。蓮とくっついていたいのではなく、ただ、不安なだけ。浮気相手としては、…

  • 66. 3ヶ月ぶりの帰宅

    翌日の日曜日。昼すぎに夫は帰ってきた。喜んだのは長男だけ。次男は驚き、私の様子を気にした。末っ子も私の緊張が伝わるのだろう。私の後ろに隠れた。それでも、私達夫…

  • 65. 疑問

    土曜日なので、逢うことはできないけど、蓮は、都合をつけて外出し電話をくれた。また、夫と一緒に住むことになったこと。やっぱり離婚できないかもしれないということ。…

  • 64. 降参

    TSUTAYA事件のあった週末のこと。「ピンポーン」ちょうど11時頃。誰だろ……とインターホンのモニターを見にいった。………え?1度うつむいて、もう一度、モニ…

  • 63. はじまり

    とりあえず、蓮には降りてもらって、そのまま帰ってもらった。運転席に移り、電話を握りしめ、大きく深呼吸した。TSUTAYAを見ながら、夫に電話をかけた。……。出…

  • 62. 上手な嘘のつき方

    蓮に、離婚しようとしてることが、バレた数日後。仕事帰りの蓮といつものように、逢っていた。すると、唐突に、車内に音楽が響き渡った。ふたりとも、ビクッとして、息を…

  • 61. W不倫のルール

    W不倫のいいところ。男女差はあるものの、既婚者同士だからこそ分かりあえることがたくさんあって。だから、お互いに都合が良くて、 日常のめんどくさい事は一切抜きで…

  • 60. 私にはできない

    さらに、1ヶ月ほどたった。その日は、蓮は半休。朝からふたりでホテルにいた。その時だ。珍しく私の電話が鳴った。夫だ…。今は無視できない。仕方なく、人差し指を口の…

  • 59. 離婚の条件

    そんなこんなで、夫が出ていってからの1ヶ月。すっかり蓮と遊び呆けていた私。慣れというのは恐ろしい。良心の呵責にさえ、慣れてくるようだ。私は何食わぬ顔で、夫が出…

  • 58. 最悪な女

    『ごめん、やっぱ、今日は帰らなあかんわ。嫁、情緒不安定やねんて。』なんだそれ。さすがの私もこれにはキレた。「なんなん?一体。何がしたいの?」いきなり私の口調が…

  • 57. 最低な男

    『あかりさん、今日、車出せる?ちょっと行きたいとこがあって…』頼まれた通り、蓮の職場まで迎えに行った。その夜は、私の車に乗り込んできた時から蓮の様子はおかしか…

  • 56. 偽装工作

    離婚話のこと。友人よりも誰よりも、1番知られたくない相手は、蓮だった。だからもちろん、夫が出ていったことも一切口にしなかった。当然何も知らない蓮は、変わりなく…

  • 55. 四面楚歌

    1週間ほど、夫からは何の連絡もなかった。気になりながらも、少しは準備を始めなきゃ。まずは習い事。お迎え時に、今月いっぱいで辞めたいと申請。「理由は?」『離婚す…

  • 54. 青天の霹靂

    子供達は、親の家に泊めてもらうことになった。なぜか、リビングではなく、夫の部屋で話をした。夫は、ぎこちない笑顔を私にむけた。『一体、どないしたんや。何があった…

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