日本の運転免許を持っている人がイギリスで車を運転しようとすると、最初の12ヶ月間は国際免許を使うことができる。これはいわば、異国の道路を駆け抜けるための短期間のパスポートのようなものだ。しかし、その12ヶ月が過ぎるとどうなるか。そこで選択肢の一つとして浮上するのが、日本の免許をイギリスの免許に書き換えるという方法だ。免許を書き換えた場合、イギリスで運転できる車両にはいくつかの制限がある。総重量が3.5トン以下で、最大定員が運転者を除いて8人以下の乗用車がその対象だ。そしてトレーラーを牽引する場合には、車両とトレーラーの合計重量が3.5トン以下であること、さらにはトレーラー単体の重量が車両の空車時の重量を超えないことが求められる。このように書くと少し技術的な話に思えるが、実際には冷静に計算すれば何の問題もない。スクーターや原付バイクもイギリスで運転可能だ。ただし、その条件は排気量50cc以下、または最高速度が時速45km未満と定められている。このあたり、法律の仕組みというのはどこの国でも似たようなものだと感じる。免許の更新について考えてみよう。イギリスでは70歳未満の人は10年ごとに免許