世界の説明は物質と量子で行われるが情報科学の位置づけが課題となる。 当ブログでは、現代科学は唯物論で走っていてその点に弱点があるのではないか、その点を克服するのには自然哲学から考え直すべきだと述べているが、もう少しどの部分に問題があるかを考察したところ、自然科学の場合は大きく分けて2つの段階があることが分かった(みんな知っています)。つまり、現在対象としている世界に対して、第1段階としては観察対象...
このブログは、人々が普通に生きていくために、哲学や科学技術がどのように活用されるのが良いかを考えるメモです。生命科学を含む物質科学的な分野を中心に、基盤となる哲学的、宗教的な思想、社会科学的な側面についても考察していきたいと思います。
世界の説明は物質と量子で行われるが情報科学の位置づけが課題となる。 当ブログでは、現代科学は唯物論で走っていてその点に弱点があるのではないか、その点を克服するのには自然哲学から考え直すべきだと述べているが、もう少しどの部分に問題があるかを考察したところ、自然科学の場合は大きく分けて2つの段階があることが分かった(みんな知っています)。つまり、現在対象としている世界に対して、第1段階としては観察対象...
物質還元主義 現代において、自然科学を中心に科学は大きな成果を挙げていて、科学に基づいた技術により先進国においてはその技術を用いなければ生活そのものが成り立たないくらいの状況になっている。その信頼感は絶大であり、国、地方公共団体は、大学や国の研究機関には少なくない予算が投入されている。しかしながら、2020年のCOVID19のパンデミック下においては専門家と言われる人が恐怖を煽ってしまい、多くの国民および一...
『ティマイオス』に用いられる用語:イデアの似像としての宇宙について
『ティマイオス』に用いられる用語:イデアの似像としての宇宙について プラトン『ティマイオス』(土屋睦廣訳 講談社学術文庫)は、主として自然学理論が論じられており、後世に大きな影響を与えたとされる(注1)。冒頭は、現在オカルト扱いされている第五章28A(注2)から宇宙論が始まる。第五章にはプラトン又は当時の哲学の基本的な思想を表す言葉が登場するのにで、用語をまとめておきたい。 第五章 (ティマイオスの...
日記:プラトン『ティマイオス』を読んだ最初の印象からの感想(メモ) 宇宙論、人間論、物体論
日記:プラトン『ティマイオス』を読んだ最初の印象からの感想(メモ) 宇宙論、人間論、物体論 まず、この感想の内容について、notes 『日記:プラトン『ティマイオス』を読んだ最初の印象からの感想(メモ) 宇宙論、人間論、物体論』(注1)に投稿した。 『ティマイオス』(注2)は、土屋睦廣氏によるものである。訳文の上欄に数字とアルファベットで、ステパヌス版プラトン全集(1578年)のページと段落が...
投稿コンテツ「かなえたい夢」に応募 本日、さわかみ投信株式会社(注1)とnote(注2)が共同開催するコラボコンテスト「#かなえたい夢」に応募した(注3)。 いろいろと詰め込んだところ、7000文字以上の論説文となってしまい、読む気が起こらないだろうと思ったが、まとめるには良い機会と思った。書きたいだけ書いたら10000字を超えた可能性もあるが、余計なことは削除したので、短くなった方だと思う。 まず、夢を持っ...
12月27日 仕事帰りに神社を回りました 12月27日金曜日は、年内最後の出勤日でかつ午前中外勤だったこともあり、職場に戻らずそのまま帰宅することにしました。 年末でしたが、秋葉原はまだイチョウが葉っぱをつけて頑張っていました。 あまり大食いするのも良くないと思いながも、滅多には行かないので、パンチョというお店でスバゲッティを注文しました。このお店は、ナポリタンが有名ですが、ミートソースを注文しました。...
『誰も知らない夢の果から 関係と情報の哲学の体系的記述』を受けて考察
『誰も知らない夢の果から 関係と情報の哲学の体系的記述』を受けて今後の方針の検討 松笠遙著『誰も知らない夢の果から 関係と情報の哲学の体系的記述』(注1)は、これからの時代に相応しい情報に着目した書である。(著書の内容)(注2) 話は、プラトンのイデア論の前提が、「純粋にそれ自体だけであること」、絶対的に存在するという前提、相対性の否定から導かれているという話から始まる。しかし、第5章の「宗教と...
圏論への期待(3) 丸山善宏氏の著作を中心に圏論の可能性を探っている(注1)。この著作は、縦書きの本なので「数式」は登場しない。ただし、専門用語は登場する。専門用語を始めから知っている人が読んだらなるほど、となるかも知れないが、数学については高校数学で止まっているため寧ろところどころは引っかかるようにしている。 丸山氏が面白い議論をしている(注2)。「数学的に高度になりすぎるのは物理的には悪い意味...
ニラの花 転倒して骨折、入院が約1ヶ月くらい続いていたが、退院することが出来たので散歩に出かけた。私の場合、骨折の影響もあるが足が浮腫んでいる。3週間ほどは骨折した方の足を動かすことが出来ないなど、筋肉が固くなって動かなくなっていた。多少足が動くようになってからも転倒の衝撃で傷んでいた筋肉の痛みが出たりで、足の指を動かすこともままならなかった。そのため、歩くことが訓練みたいなものになっている。 予...
圏論への期待(2)(前置き) 近代科学および技術の成果は目を見張るものがあり、合わせて科学への信頼性が日に日に増している。しかし、科学の成果や信頼性を利用して自己への利益誘導を図る人々が少なからず存在する。そのような人々は、一部の政治家や官僚、実業家および科学者であり、全国民を巻き込むような施策を推進したりする立場にあり、国民の考え方や行動に影響を与える場合が少ない無い。しかも、自分の利用している...
骨折で入院 その後 9月1日に転倒して9月2日骨折が判明した(注1)。 9月9日に専門機関を受信し、9月12日入院、13日に生まれて初めての全身麻酔による手術、9月16日から筋力トレーニングを中心とするリハビリを開始、足首が動かなくなることを防止するために足首を動かしたり、足の浮腫が酷いので足を上に上げて寝るなどを行い、装着具が届いた24日からは松葉杖を使わないで歩行する訓練を始めた。血液検査やレ...
圏論への期待 年初において、高次元の科学的世界観について考察していた。下の図のように、宗教、哲学、科学は独自の発展をしながらそれぞれの世界観を築いている。科学的世界観は、20世紀初頭の相対性理論や量子力学の勃興によって第2二次大戦後には目覚ましい発展が見られ、今日では確固たる地位と信頼性があると信じられている。しかしながら、環境、エネルギー、バイオなどの分野において社会との接点がある場合に、たとえば...
ショッピングセンターで滑って転んで骨折 9月1日(日曜日)、不注意にもショッピングセンターで滑って転んで骨折してしまった。 転んだ直後、直ぐに立ち上がれなかったのでどうしようかと思ったが、若い3人組の男女が声をかけてくれた。骨折しているのではないか、としきりに心配してくれていたが、骨折だったらもっと痛いだろうし、足が膨れてくるということも聞いていたけどそういうこともなさそうだったので、足も腫れてき...
大学の恩師の他界 木曜日に大学の先輩から恩師が他界したとの連絡があった。93歳であったという。 恩師は、いわゆる天然物化学と言われる分野の研究者であった。20世紀の天然物化学には2つの潮流があった。一つは、薬効成分のある植物や動物から生理活性を示す本体である物質を探索し、単離、構造決定あるいは同定する、という潮流であり、一つは、その生理活性物質を簡単な物質を原料にして合成する、という潮流であった。長井...
エコゾフィー 最近、『エコゾフィーとは何か ーガタリが遺したものー』(注1)を図書館で借りて読んでいた。途中まで読んだところで力尽きて返却したところだ。この本は、いわゆる書下ろし作品ではなく、論文や対話等を並べたものとなっている。 フェリックス・ガタリ(Pierre-Félix Guattari、1930年4月30日 - 1992年8月29日)は、フランスの哲学者であり、精神分析家である。左翼思想から出発しているとのことだが、完全に唯...
ウスベニアオイ 以前、町内の堤防清掃の時に見たことがあり印象的な草花。そのときおそらく1m以上の高さがあった。このたびのは20,30cmくらいの高さで花も小さい。 ハーブティとして人気、この花の色はアントシアニンの誘導体であるとされる。 このHPの記事はゆっくり読んでみたいですね。 株式会社わかさ生活 わかさの秘密 トップ>『ウスベニアオイ』(2019.11.6)https://himitsu.wakasa.jp/contents/usubeniaoi/ ...
ヤグルマギク 明治期に導入された帰化植物で、麦畑に侵入すると麦の収穫を5割〜9割減らす雑草として恐れられているという。観賞用と食用とがあるとのこと。 これはもともと観賞用に植えられていた可能性が高いです(植えられていた場所から推察)。非常に鮮やかな青色をしていますが、最高級のサファイアの色を表現するのに「ヤグルマギクの花の青」(cornflower blue)と表現されているようです。cornflower というのは英...
イモカタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>イモカタバミ articulata 地下茎があって芋をつけているらしいです。日本の学名としてはフシネハナカタバミ(節根花片喰)とされているとのことですが、園芸用としてはイモカタバミで通っているとのことです。確かに、写真撮影をした場所は、地域の人が色々な花を育てている(いた?)場所です。南アメリカが原産ということですが、成長は...
カタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>O. subg. Oxalis(亜属)>O. sect. Corniculatae(節)>カタバミ corniculata 葉っぱがヨレっとしていますが、カタバミです。 名前の由来となっているシュウ酸oxalic acidが含まれているので、葉や茎は酸っぱい味がするとのこと。 薬用について、全草は酢漿草(サクショウソウ)という生薬名であり、消炎、解毒、下痢止めなどの作用がある...
ヘビイチゴ バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>キジムシロ属 Potentilla>ヘビイチゴ hebiichigoまたは、 バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>Potentilleae(連)>Potentillinae(亜連)>キジムシロ属 Potentilla>ヤブヘビイチゴ indica 画像検索で2つの種類のいずれかと思われ、写真では判別がつきにくかったので、両方を併記しました。ヤブヘビイチゴの実は光沢があるとのことで...
ノゲシの種子 ノゲシ 野芥子 キク目 Asterales>キク科 Asteraceae>タンポポ亜科 Cichorioideae>ノゲシ属 Sonchus>ノゲシ oleraceus 英語名 Common sowthistle 近くに、ノゲシに分類される花が咲いていました。Google lenseはセイヨウタンポポと判定しました。 そのため、これはノゲシの種子だと思います。 ちなみに、ノゲシだと思った花はこれです。 実際に茎をたどって確認すべきでしたね。...
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)について
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)について(構想) 新型インフルエンザ等対策行動計画(案)(単に「案」ということにする。)(注1)が、 2024年4月24日に公示され、2024年5月7日18時までパブリックコメントが募集されている。全223ページからなる大作であり、これを短期間の間に理解してコメントすることは難しい。しかし、これは長すぎるので、概要1(注2)お...
ムラサキサギゴケ 分類シソ目 Lamiales>サギゴケ科 Mazaceae>サギゴケ属 Mazus>ムラサキサギゴケmiquelii シソの仲間であり当然、コケではありませんが、地面近くに花を咲かせており、群れていれば兎も角、大きな花に目を慣らしていると危うく見落としそうになるかも知れません。 下の写真では、葦牙(ヨシ)が生えているのが見えますが、ある程度湿地で日陰に生えてくるということです。なお、薬草とか珍しい成分が採られ...
哲学本:偶然、必然の何かを摂取 分厚い本Aをまた図書館から借りてきていますが、日常生活の中でなかなか読んでいる時間がありません。分厚いAの序論の中で翻訳をした先生が興味深いことを述べられているのでメモすることにしました。 フランツ・カフカ(1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、欧州の小説家で多数の遺稿があり、死後に長編『審判』『城』『失踪者』が公表されて有名になりました。また、日記も残されていて、どうも...
カメムシ 菜の花にナナホシテントウがいると思って写真を撮ろうとして、近づいて見ると、ちょっと違うものであることが分かった。なんとなく平ぺったい感じがするので、テントウムシではないですね。ナガメ(漢字で書くと菜亀)。 カメムシ目Hemiptera>カメムシ亜目 Heteroptera>カメムシ科 Pentatomidae>Eurydema>ナガメ rugosa 亜目という目レベルで一つ階層があり、属名のEurydemaの日本語が空席になっています。 ...
ナナホシテントウ 先日の散歩中にナナホシテントウを見ました。周囲には菜の花がいっいあることもあってこれまでもしばしば見かけていましたが、今日は写真を撮っておこうと思いました。 ナナホシテントウの分類は以下の様になります。最近は亜科を無視しないように書いていますが、属の上の族があり、テントウムシというのは族の名で、属名の日本語は当てられていないようです。コウチュウ(甲虫)目(鞘翅目)Coleoptera>テン...
ノゲシ キク目Asteralesキク科Asteraceae>タンポポ亜科Cichorioideae>ノゲシ属Sonchus>ノゲシoleraceus タンポポよりも背が高い。綿毛はふんわりとはしていない。開花時期は4〜5月、9〜11月ということで、秋に咲くものもあるらしい。葉にはトゲがあるとされていますが、蕾を酢漬けにしたり、葉をお茶にしたり炒め物に混ぜたりして食用とすることができます。味には苦味があり、この苦味が安眠に効く、などというものもあ...
ジシバリ 下の写真は、ジシバリ、ニガナといったあたりではないかと思います。 Googleのイメージ検索で最初にヒットしたのがニガナでした。 ニガナ キク目>キク科>ニガナ属>ニガナ Asterales>Asteraceae>Ixeris>dentata Wikipediaの記載も厚いのですが、写真を比較する限りでは花弁の数が多いことからむしろジシバリではないか、と思いました。 ジシバリ キク目>キク科>ニガナ属>ジシバリ...
ヤマブキ バラ目Rasales>バラ科Rosacease>サクラ亜科Amygdaloideae>ヤマブキ属Kerria>ヤマブキjaponica 古くは万葉集にも詠まれ、まさに山吹色の花の咲く木です。 この黄色い花は漢方薬となり、あるいは日本の民間療法で使用されていた、というのが興味深いところです。葉や花に利尿成分が含まれているとして漢方では花を天日乾燥して棣棠花ていとうかと言われる生薬として利用され、民間療法では、茎葉、あるいは花を煎...
ヒメジョオンとハルジオン どちらも似ていて比較するサイトが多数あります。 時期によっては、はっきりするときもあるのですが、今日のところはどっちらか分かりません。...
春に見る花 写真はイモカタバミ(カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>イモカタバミ O. articulata 学名をフルで書くとOxalis articulata Savigny) 外来種。園芸用が広がった模様。南アメリカのアルゼンチン北東部、アルゼンチン北西部、ブラジル南部、ウルグアイなど広域の比較的標高の高い地域が原産とされる。暑さに弱いので真夏の間は枯れてしまうようだが、地下茎が残っていて秋になる...
花の季節到来 先週は散歩に出かける気力もなく仕事をしていた。久しぶりに太陽の中を歩いた。 氷川参道にも色々な花を見つけられた。 できれば、栽培品でないものをさがしているけれども、なかなか見ただけでは分からない。(大宮氷川神社の参道の入口にある鳥居 最も遠い)(下の写真)オオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>カタバミ種pes-capr...
紅麹事件(2)(現況)に対するコメント 2024年4月7日の時点での状況についてまとめた(注5)。 なお、2024年4月20日になったが、特に大きな動きは無いように見える。 印象としては、公的機関のHPのまとめでは、冷静な対応が行われている。 コロナのときは、ここに専門家がいて、専門家がこのままでは大変なことになるといい、マスコミを中心に専門家の言葉を捉えて煽っていた構図があった。このたびは煽る専門家...
紅麹事件(2024.4.7でのまとめ)現況 3月下旬から始まっている小林製薬株式会社製の紅麹を用いたサプリを摂取した人が腎臓障害でなくなったという事件を受け、製品回収や相談窓口の設置などの事件に発展している。農林水産省のHPを参照する(注1)。回収命令の対象となっているのは、「紅麹コレステルプ」「ナットウキナーゼさらさら粒」「ナイシヘルプ」の3製品であり、この製品に用いられるのと同じ原材料を使用している製品...
大宮氷川神社 今年は、時間が合わなかったり、寒く感じる日があったりで、久しぶりの参拝となった。 この間、お清めの水のコーナーも復活していた。 (2月くらいあったらしいです。今年初めからあった?) まずは、久しぶりだったので、蛇の池へ。 蛇の池の説明は、蛇の池への参道の入口に立て札があって次のように書かれている。 「古来、蛇は水神の化身とされ御祭神の須佐之男命はその大蛇(八岐大蛇)を退治した伝承に因...
紅麹で健康被害があったとする件について(現状) 消費者庁は、3月22日付で、小林製薬株式会社が販売する、紅麹を原料とする機能性表示食品について健康被害が発生したとして、製品の回収をする旨が、同社より公表されたと、公表した。(注1)。厚生労働省は、関係省庁との連絡会議を開催し、体制(【図a】)参照)や権限についての確認を行った(注2)。 3月28日には、薬事・食品衛生審議会のワーキンググループが行われたが...
今年の桜の開花は例年よりも早いと言われていたものの、この季節特有の三寒四温の”寒”が思いの外強すぎて開花予想がどんどん遅れていってしまい、靖国神社の桜の標準木で開花が確認され、開花宣言が行われたのが3月29日となった。これは平年よりも5日遅いという。 観察する場所によるものの、早春の時期に咲いている草の花としては、小型のものが多い印象がある。 椿とか大型と言えるし梅などは桜を先取りする感じでたくさんの...
(1)インフルエンザ 第9週(2024年)報告者数 一時、インフルエンザが話題になったので、報告者数の変化に注意している。 現在、第9週のものを見ることができる。このグラフは1週間あたりでの報告者数である。 第6週あたりが折り返し地点だった模様。 https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-V813-idsc/nap/130-f1u-10year.html (2024.3.24閲覧)(2)麻疹 麻疹は、現在、マスコミで”感染者がいる”ということで話題...
インフルエンザの流行状況 インフルエンザの流行が時々話題となる。 当ブログでも前回の記事で流行について取り上げた(注1)。 インフルエンザの流行状況については厚生労働省のHPで状況が報告されているが、報道発表は9月~4月にかけて毎週金曜日14時に行うとしている(注2)。また、厚生労働省の傘下にある研究機関である国立感染症研究所(注3)は、インフルエンザのサイトにおいて感染状況について逐次報告をしている(...
インフルエンザの流行 インフルエンザについて、当ブログでは、あべ野きのこ日記『インフルエンザA(H7N9亜型)』https://abenokinoko.blog.fc2.com/blog-entry-64.htmlでまとめたことがある。こちらの記事はまとまっている。 国立感染症研究所は、インフルエンザの定点観測について、インフルエンザ流行マップを公開している(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)。全国に約5,000のインフルエンザ定点医療機関...
寒波 今年は暖冬だと思っていたが、ついに本格的な寒波がやって来た。都内の職場を出た時に北風が寒いと思った。日本海側は大雪に見舞われている模様だ。 24節気と太陽暦がズレている感覚が常だが、大寒は不思議と当たっていて寒い。 ...
高次元的世界観 2022年から2023年にかけての年末年始において、世界を説明するための層間モデルについてのまとめ(注1)や、持続的開発や、エネルギー、カーボンニュートラル、特にコロナウイルスに関してのまとめ、さらには哲学についての考え方については実在論が重要だとの構想についてまとめた(注2)。しかし、昨年1年間これらの構想についてはほとんど進展させることができなかった。そこで、今年は、構想についてまとめ...
大手町ー御茶ノ水ー神田明神ー秋葉原ー湯島天神ー不忍池 2023年12月20日は、東京駅周辺に用事があったので仕事をお休みし、大手町ー御茶ノ水ー神田明神ー秋葉原ー湯島天神ー不忍池を散歩しました。(大手町) 褐色がかった建物はNTTコミュニケーションズ大手町本館ビルのようです。その屋上の赤白の電波塔が大手町プレイスイーストタワーに反射しています。その向こうに見えるのは日本郵便株式会社の本社のビルです。大手町本館ビ...
COVID-19もコロナワクチンも生物・化学兵器だったのか (I)
COVID-19もコロナワクチンも生物・化学兵器だったのか (I) 先の記事において(注1)、SARS Cov-2(いわゆる新型コロナウイルス)の変異の速度が早くて、最も最近に現れたHV.1には、XBB.1.5などの抗体はほとんど効果がないらしいということを述べた。もちろん、現代のmRNAワクチン技術を用いれば、どんなコロナウイルスが現れても、対応できるであろうということは分かってるが、そのような対応で良いのか一度考えるべきだと...
コロナ EG.5からHV.1が分岐 今一度ワクチンを考える 8月にWHOが、XBBから新たに分岐したSARS Cov-2(COVID-19)の新型ウイルスが出たこと、これが今後、検出頻度を伸ばしてくること、さらに、EG.5は、スパイクタンパク質の456番目のフェニルアラニンがロイシンで置換されていることに特徴があり(F456Lと記載される)、WHOが把握している感染状況からみてXBB.1.16よりも低く入院となるリスクも低いと見られていること、EG.5...
物質の動態を考察するにあたって 物質の説明を受ける時には、「専門的」といえるような言葉が飛び交ったりして良くわからないことが多いと言われる。高校の段階で理系でも化学が嫌いになる人が少なくないようだ。統計的なデータは見たわけではないが、肌感覚としてそうなっている。 ただ、現実問題として物質から離れて生活することはできない。そもそも自分の体は物質でできている。依然として「生命」の定義は行われていないが...
夢見(2) 床の上に虫が這っている。結構大きいのもいる。虫が這っている部屋と食事をしたり寝たりする部屋とは異なる部屋は違うので最初は無視していた。しかし、外出から帰ってきたときにもいた。安全は部屋に行くために虫を避けて歩こうとするが、数が増えているせいか踏んでしまい痛いと思う。子供たちは虫を嫌うので駆除すべきか。 ネットの夢判断などを一通り見ると、どちらにも取れるようになっていますが、あまり良い感...
今朝、見た夢 今朝見た夢。 自分が大学生のある日、ある時間帯にクラスの人がほとんど居ないことに気がついた。なんでいないんだろうと考えていたら、ひょっとして必修授業のある時間帯で皆はそれを受講しているのではないか、ということに思い至った。そうだとして、自分は何の授業に出ていないのか、いつから出ていないのか、今からでもリカバリー出来るのか、と考えながら歩き回る、という夢だった。あるき回ったのは大学とい...
トウネズミモチまたはネズミモチ イスラエルでの戦闘が気になるところ、写真の解析をしていたら長くなったので、ひとまず投稿します。(トウネズミモチまたはネズミモチ) トウネズミモチとネズミモチは区別されている。下の写真はGoogleレンズによる検索やPictureThis の検索ではいずれもトウネズミモチと判定された。ただ、検索ページに出てくるトウネズミモチの実はもっと球形をしているように見える。Wikepidaによると、「ト...
世界情勢 2022年2月から、ウクライナとロシアが戦争を開始した。2023年10月になると、イスラエル(国家)とハマス(テロリストの集団)との間で戦闘が起こり、イスラエルは戦争状態を宣言した。今のところ戦場は限定的となっているが、これらの戦争を遂行するために裏では多くの国が関与している。世界大戦と言われる状況になってもおかしくない状況になっている。そう考えると落ち着かない。...
バイオマス利用について 約10年前にどんなことを考えていたのか、時々答え合わせをしていますが、最近していませんでした。というのは、答え合わせをしても、それを反省して次にどうするかというには時間が無さ過ぎると思っていたからです。しかし、時間が無いというのは反省しないという言い訳に過ぎません。 2008年の洞爺湖サミット(注1)では、当時の福田総理が(二酸化炭素の)排出量を50%との目標を掲げたものの、原油価...
雑感 キノコが大量発生 9月も今日が最終日です。8月が終わった思ってから今日というのはあまりに短い時間だったような気がします。 今年の9月は真夏の暑さが続きました。 今年の夏はこれまでに最も暑かった2010年を上回ったとされます。 雨も少なく、8月には関東のダムでの渇水が問題となっていましたが、9月になったところで回復した模様です。 ただ、暑い日が続いて雨が降らないという状況に、一部の野菜の値上がりが...
コロナEG.5出現とXBB.1.5抗体 コロナワクチンの接種について、厚生労働省は本年度令和5(2023)年の秋(9月20日)から、生後6ヶ月以上のすべての人に対して、コロナオミクロン株XBB.1.5に対応するワクチンを接種するという(注1)。 nextstrainによると、現在、XBB株に対して台頭してきているコロナウイルスはEG.5である(注2)ことが分かる。8月29日現在で、頻度としては26%にまで登ってきた。 WHOによる...
関東地方梅雨明け 7月22日、関東地方は梅雨あけとのことです(注1)。 大雨で大災害の起こっている地域があるなかで、毎日の猛暑により沼の水も減っています。 ムクゲHibiscus syriacusの花が咲いていました。盛りの時期は過ぎている可能性があります。ムクゲは奈良時代に薬用植物として渡来したとのこと。薬用には、つぼみ(生薬名:モクキンカ(木槿花))をといい,止瀉(下痢止め)や鎮吐薬(吐き気止め)に用い、樹皮(生...
性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の合憲性を争う裁判
性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の合憲性を争う裁判 性同一性障害者の性別の取扱いの特例法に関する法律(平成15年法律第百十一号)は、トランスフェンダーを自認する人が戸籍上も性別を変更するために家庭裁判所に審判を請求することができる旨定めた法律である。しかし、その要件の中に手術により生殖器を取り除かないといけないという要件があって、その要件の合憲性が争われている。2019年にも同様な裁判が...
自認女性の職場トイレの使用最高裁判決 異常なプロセスで強引に誕生したLGBT法案に続いて、LGBTに関して7月になって最高裁判所で注目すべき判決(令和3年(行ヒ)第285号 行政措置要求判定取消、国家賠償請求事件 令和5年7月11日 第三小法廷判決)が出された。最高裁は、経済産業省の自認女性(生物学的に男性、戸籍上男性)の女子トイレの使用場所の制限をした人事院の行政措置が裁量権の範囲を超えるものかどうかについて争われ...
安倍総理暗殺から一年 きょうは安倍総理が暗殺されてから1年になる。 国民の期待に答える政策を提案して実施しようとしていた政治家が安倍さんだけだと感じていたところだったので、当時のショックは大きかった。1年経過して、安倍さん以前の従来の政治家のスタンスを思い出させるような出来事がたくさんあって、喪失感が募るばかりであった。ちょうど1年たったし、そろそろ前を向かないといけないだろう。 米というのは、連...
「トリチウム汚染水」の意味合いについて 「トリチウム汚染水」という言葉は当ブログでも使用していたが、「汚染水」という言葉が反原発、反日的な文脈で使用される場面が増えている。トリチウムは自然には無いものが技術的に除去することができないという意味合いで「トリチウム汚染水」という言葉は使用していない(注1)〜(注3)。以下の記事について、自分でも思い出してみたい。 (注1)あべ野きのこ日記『トリチウ...
不正競争防止法の罰則 6月もあと10日を切ってしまっているが、自分の頭の中はまだ5月の終わり頃か6月になったばかりの感覚でいる。色々なことがあって、たとえばいわゆるLGBT法案の成立は衝撃的だった。これは内容的に国民生活に重大な影響を与える可能性の高い法案だったのにかかわらず国民に理解する時間を与えることなく、また、関係する国会議員の圧倒的多数が反対している中で、テクニカルな方法で議案として国会に提出...
田分け者の田分けは方言ターケと違う(補足) 『田分け者の田分けは方言ターケと違う』 https://abenokinoko.blog.fc2.com/blog-entry-870.html の補足です。 関西の人の話では、関西には人を笑わそうとする文化があり、笑わせてもらったときに方言で「アホ」という返し方は非礼ではないが、間違えて「馬鹿」と言ったらだめだ、とのことだった。 方言の「ターケ」が「アホ」と似ている使い方かも知れないが、笑わせてもらった...
田分け者の田分けは方言ターケと違う 国の中枢で行政に携わる行政官、国民から選挙で選ばられた我々の代理人としての政治家、さらにはその中からさらに選出されて内閣に入っている閣僚などは、普通に考えてこの国のエリートである。しかし、彼らが、明らかに国益にならず悪手と思われることを命がけでやっている姿を見ると、なぜそのような方向に行ってしまうのか分からないことがある。もしかすると、膨大な決定事項の1%、もし...
エネルギー調達方法について 最近、大規模太陽光発電所が乱開発気味に設置されている(注1)。 確かに、東日本大震災のあとは、太陽光発電に期待したところはあるが、その開発手法に持続的な開発性が感じられず、むしろ自然破壊を促進している面が気になる。1.エネルギーの調達と物質循環(まとめ) 当ブログは、2011年の東日本大震災およびその後の大津波による福島県にある原発事故を見て、原発事故があって放射性物質によ...
古事記 天地開闢(メモ) 日本という国家が、現在の自分たちだけのものであるというのなら好きにして構わないと思いますが、日本が過去の歴史や伝統に立脚して現在および将来の国民のために存続していかなければならないとすると、神話の段階も含めた過去の歴史や伝統を理解する必要があると考えています。以下の記事はこの考え方の一貫としてまとめています。(現状の考え方) 古事記には序文があって、撰者である太安万侶(お...
葦牙(あしかび) 古事記は、天地創造の物語から始まっている。 これまで見聞してきたことをまとめると、次のように思われる。日本のエネルギーは沼地のエネルギーであって、沼地から葦が出て生い茂るエネルギーに象徴される。稲作というのは沼地の開墾により行われるとすると、エネルギーは米に移、米を食することで日本人に移る。日本人とは日本列島で生活をしている人であり、おそらくこのメカニズムを意識している人ほど有効...
桜 今年は、非常に早い開花が観測されていたし、桜の花は咲いたらあっという間に散り始めるという感覚があるのですが、そう思うと結構長いこと咲いていたとも言えます。花見でよく見る桜はソメイヨシノですが、他の種類の桜もあります。(ソメイヨシノ 4月1日) 名前は分かりませんが、以下は桜の仲間ですが、すべて種類が異なります。 撮影はすべて4月5日に行いました。(桜A) 光線の加減もありますが、花の中央部がソメ...
新型マスク 4月に入って最初の1週間が終わりました。 最近2週間、自分はマスクをしたくない人だったこともあり、マスクを外しての通勤(あまりに混んでいるときはマスクをしていたこともありましたが)を行いました。マスクを外している人が10%とか30%とかいう報道もありますが、マスクを外した側の感覚としては、朝は99%以上の人がマスクをしていて、帰りの時間帯は95%以上の人がマスクをしている、という感覚で...
個人的な情報の管理 そもそも、個人的な情報の管理が必要なのかどうか、必要性、重要性もその個人の考え方によるのですが、まとめ方は色々あるかと思います。その一つの方法としてメモをすることが挙げられます。メモは文字情報とは限らず、絵とか図とかでも良いし、写真とか動画とか、3次元的な情報でも良いでしょう。現在、これらを電子的に保存してくれるサービスのあるおかげで、すごく楽に、情報を保存出来る時代になりまし...
コロナワクチンの作用メカニズムの整理 コロナワクチンの安全性の議論が今後されていくと思います。安全性の議論は、極めて多岐にわたるので、議論をされていても何が問題になっているのか分からない場合があります。先の記事では、コロナワクチンの作用機序を考える上で実際のウイルスに対してどのように免疫系が作用するかついて考えてみましたが、この記事ではワクチンの作用機序について考えてみたいと思います。 まず、最低...
この1ヶ月ほどは、”冬の風景”の写真を撮ろうとしていた。冬というのは秋の次に来る季節で、草木も眠ってしまった季節ととらえるか、再び活動が再開される春に向かって準備をする季節と考えるか、で見方が変わる。 葉をすべて落としてじっとしている木もあるし、ウメのように着々と開始をする木もある。 冬になると思い出す言葉に、”冬来たりなば、春遠からじ”という言葉がある。この言葉は、おそらく高校生か大学生の頃に、ラ...
コロナウイルスを想定した免疫システムの対応(はじめに) コロナパンデミックは2020年3月11日にWHOが宣言したが、世界中が終息に向けて努力をした。この間、東京オリンピック、北京オリンピックが1年延期となったが、サッカーワールドカップは予定通り行われた。そして、現在では始まった当初に比べれば終息したも同然という気持ちの人は少なくないだろう。2023年の2月現在では、WHOは終息を宣言していないし、日本ではマスク...
大洗磯前神社に初詣 大洗磯前神社に行ってきました。この神社は朝日が非常に映えるということで有名です。門構えも立派。参拝したところ。 大洗磯前神社の御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)と、少彦名命(すくなひこのみこと)です。神社のHPでは「二神(大己貴命と少彦名命)は力を合わせ心を一つにして天下を経営し、まじない、医薬などの道を教え、日本の国の礎を作った神様」であると紹介されています。 古事記によ...
死亡率の推移について、および薬害の予感 最近、多くの人が3回以上のワクチンを摂取し、徹底したマスク着用や手洗い、本人および濃厚接触者の隔離などを徹底している日本において、何度も流行の波が来ることの説明が出来ないばかりか、超過死亡が高まっているのではないかとの指摘がなされている。昨年、当ブログにおいてもコロナワクチン接種後の管理目標について考えておいた方が良いのではないかと指摘していた(注1)が、...
やり残し案件2022→2023 新しい年を迎えるにあたり、やろうとしたけれどもやり残しの案件、あるいは課題についてメモを残しておきたいと思います。この記事は準備中に年越しとなりました。 (SDGsと再生可能エネルギー) SDGsは環境問題とは実は異なるのですが、当ブログでしばしば取り上げていますのでここで詳しくは述べませんが、以下の記事がまとまっていると思います(注1)。この記事には以下のような表を記載していまし...
世界を説明するための層間モデル改定 世界を説明するための層間モデルを改定しました。 昨年12月30日の改訂版から層間発展モデルではなくて世界を説明するための層間モデルと自分で言っていたのですが、自分でネーミングを戻して書いていました。層間発展モデルは還元主義を意識して考えていましたが、世界の多層性ということを考慮して世界を説明するための層間モデルを考えました。「多層性」もWikipediaで見ると論争がありそ...
自然主義のイデオロギーと現実化 現代社会は科学で成り立っている。そして、科学は唯物論の上で走っているとされる。 唯物論を英語ではmaterialismということだが、materialismを初めて見たら物質主義と訳すかも知れない。実際Wikipediaには、日本ではmaterialismは両方の意味を有すると言っている。ただし、唯物論とは、「観念や精神、心などの根底的なものは物質であると考え、それを重視する考え方」であり、物質主義とは、...
マルクス主義の方向性 哲学者カール・マルクス(1818-1883)の思想の方向性は、1848年頃を境にその方向性を異にしている。当ブログにおいては、1848年まではヘーゲルの影響を受けた思想であり、1848年以降はエンゲルスらの影響を受けた思想であり、前者をマルクス思想、後者をマルクス主義というようにして区別をしている。マルクス思想はヘーゲルの影響を受けているということなので、ヘーゲルの思想をベースにしてマルクス思想...
マルクス 疎外論への批判 反論 マルクスの研究は専門家により膨大に研究が行われていると思いますが、疎外論が解決済とマルクス主義で考えられていたのであれば、もう少しどんな感じになっているのか調べてみたいと思いました。とりあえず、ここでは、正井氏の論文(注1)をもう少し読むということにしたいと思います。 先のブログで、実存主義の重鎮がどのように捉えていたのかということをまとめて記載しているので、利便性...
疎外論 マルクス思想の位置付け モデルの図ばかり凝っても仕方がないけれども、当ブログではモデルを考えた上で人の話を聞いてそれを整理するというやり方を考えています。前回の記事の層間発展モデルを以下のように改定します。(1)Industry 1.0〜4.0の左側におよその年代を記入しました。(2)Society 1.0〜5.0について、前回は科学技術論から出ている話と考えて上部構造に位置づけましたが、経済的体制も入っているので同...
疎外論5 層間発展モデルで考察 マルクスの疎外論は、結局のところ今も存在しているのだろうか。 岩渕先生によれば、エンゲルスは、共産党宣言の話をしていてた1948年頃に、マルクスが思想的パラダイム転換をしていることを織り込まずに理論構築をしている可能性があったが、彼は疎外論はマルクスにより「超克」されたという説に立ってマルクス主義を展開し、その後のマルクス・レーニン主義などマルクス主義を継承した人たちも...
疎外論4 疎外論について新しいモデルを使って疎外論を考察した。
疎外論4 疎外論について新しいモデルを使って考察した。(疎外論の暫定解釈2) 疎外論の構造について新しい暫定解釈2として新しいモデルを以下に示す。 このモデルは、先の暫定解釈では、労働には自己実現の条件を獲得している労働と自己実現の条件を獲得していない労働とがある。自己実現の条件を獲得していない労働の例として、奴隷労働や賦役労働、賃労働がある。 賦役労働とは、Wikipediaによれば農民のような特定階級...
マルクスの疎外論3 暫定的解釈:自己実現のためでなく労働条件獲得のための努力
マルクス本来の思想(マルクス思想)とは何か、について岩渕先生の著書を参考に、マルクス主義から政治指導原理を取り除き、マルクスの思想を浮き彫りにしようとしている。岩渕先生の著書においては、マルクス主義者は、マルクスが青年時代に提案した疎外論をマルクス自身が超克したので疎外論は解決済となった、と考えているが、実際にはマルクス自身は疎外論を解決したとは考えていなかった、とされている(注1)。当ブログと...
マルクスの疎外論2 疎外論超克論 マルクス主義者はマルクスは超克したと考える。
マルクスの疎外論2 疎外論超克論 マルクス主義者はマルクスは超克したと考える。 ある人々は、ベルリンの壁の崩壊、ソビエト連邦の崩壊により、マルクス主義は失敗を突きつけられ、マルクス主義は世界から退場せざるを得ないだろうと思っていた。マルクス主義は、マルクス・レーニン主義や、スターリン主義などの形で変遷していったと理解されているが、共産主義国の政治体制は、政治的には民主主義ではなく独裁主義であり、...
マルクスの疎外論(1) マルクスについては、普通の人からすると、『資本論』を書いた学者であり、マルクス主義や共産主義の基本設計をした人であり、共産主義の最大の実験として行われたソビエト連邦は結局失敗に終わったという話に関連する張本人である、と漠然と思っているのではないだろうか。自分もそう思っていた。 ところで、ソビエト連邦は失敗に終わった、という言い方は適切な言い方ではないと思われる。「実験」とい...
展示会参加で思ったこと 10月12日から10月14日までは横浜スーパーアリーナでBioJapan2022が開催され参加してきました(注1)。2020年も2021年もコロナの感染が落ち着いていたのでリアル開催されました(注2)。これまでも、対面のほかWebでの面談も駆使されてきたので、会場に来られない人にとっても最低限のニーズは満たされたと思われますが、今年は、対面での面談が増大して話も色々出来たので、各所で話が進んだのではない...
今日は雨 気温上がらず 本日の関東の東京近辺は、一日中雨が降っていて、午前中に最高気温を記録しその後温度は下がって12〜13℃の気温となった。これは12月の平均最高気温程度のようだ。いつもより気温が低いというだけで気候変動の話と組み合わせるのはよくないと言われている。今年は、現在ラニーニャ現象と言われるものが起こっている(注1)。少し夏が暑かったり、冬が寒かったりすると異常気象かと言われるが、異常...
マルクスとともに資本主義の終わりを考える(5)終章 「小さな社会」の構想 過去20〜30年の間にグローバリゼーションの波が広がり、現在では、先進国では反グローバリゼーションの運動が起こっている。グロバリデーションに対するマルクスの立場はどうなのだろうか(注1)、現在、『マルクスとともに資本主義の終わりを考える』(注2)という的場昭弘氏の本を読んでいる。目的は、マルクスの関連の文献を読んで、全体からマル...
マルクスとともに資本主義の終わりを考える(4)第5章 資本主義の宿痾 過去20〜30年の間にグローバリゼーションの波が広がり、現在では、先進国では反グローバリゼーションの運動が起こっている。グロバリデーションに対するマルクスの立場はどうなのだろうか(注1)、現在、『マルクスとともに資本主義の終わりを考える』(注2)という的場昭弘氏の本を読んでいる。 宿痾とは、長く治らない病気とか持病という意味があるよ...
故安倍元総理の国葬儀が実施された 日記として、本日あったことをメモしておきたい。 本日9月27日(火曜日)は、故安倍元総理の国葬儀が日本武道館で行われた。戦後レジームの脱却を宣言し国内外で刮目すべき成果を挙げた総理が選挙演説中に暗殺されたことに対して、故人への哀悼の意を表し、国内外に対して民主主義を破壊するようなテロには屈しないことを宣言するということに意味があるとの主張は妥当であり、さらに、内閣...
マルクスとともに資本主義の終わりを考える(3)第4章 過剰資本と過剰生産 過去20〜30年の間にグローバリゼーションの波が広がり、現在では、先進国では反グローバリゼーションの運動が起こっている。グロバリデーションに対するマルクスの立場はどうなのだろうか(注1)、現在、『マルクスとともに資本主義の終わりを考える』(注2)という的場昭弘氏の本を読んでいる。 第4章は、過剰価値と過剰生産が資本主義社会の問題...
マルクスとともに資本主義の終わりを考える(2)第3章 「自由」とは「所有」のことである 過去20〜30年の間にグローバリゼーションの波が広がり、現在では、先進国では反グローバリゼーションの運動が起こっている。グロバリデーションに対するマルクスの立場はどうなのだろうか(注1)、現在、『マルクスとともに資本主義の終わりを考える』(注2)という的場昭弘氏の本を読んでいる。 第3章は人権のことが触れられている...
マルクスとともに資本主義の終わりを考える(1) 先進国では反グローバリゼーションの運動が起こっている。グロバリデーションに対するマルクスの立場はどうなのだろうか(注1)、と思い、現在マルクスについて調べている。マルクスは、資本主義がグローバル化していくと述べているが、それがいいことか悪いことかということまでは言及していないように見える。本当はどうなのだろうか。 ということで、マルクスの思想について...
唯物史観の層間発展モデル改訂 唯物史観、Society 5.0およびIndustry 4.0について当ブログの層間発展モデルを提示した(注1)。このモデルは、最も簡略したものであると思う。生産諸過程というのは、狩猟、採集、農耕にはじまり、家内制手工業から工場で機械を使ってという工場制機械工業まで、あるいは、軽工業から重工業、重化学工業などの生産形態を言っており、この変化に応じて、これが社会の仕組みにはたらきかけて社会の...
マルクス思想の影響 「国際労働者協会」(第一インターナショナル)は、ヨーロッパの労働者や社会主義者が1864年9月28日に創設した世界初の国際政治結社である。19世紀の間に解散するも、第2インターナショナル、第3インターナショナル(コミンテルン)が作られた。第3インターナショナルは共産主義思想の普及と活動家の育成を目的の1つとし、日本においても日本共産党が結党された。第3インターナショナルは1943年に解散...
コスモスの花 コスモスの花がきれいに咲いていた。 特に”花言葉”のようなものは知られていないようだ。 都心に近いところだけど広い農地と道路があって、農地の方に毎年これが咲いている。農地が整地されているのでもしかすると刈り取られて来年は見られないかも知れない。人口が減少しているという話なので、新しい住宅を新しくどんどん建てる必要があるのかどうか分からないが、整地されていたので宅地になる可能性がある。最...
対話の条件 河合隼雄『宗教と科学の対話』(岩波書店、2021年)の補論(p193)に、対話の条件が記載されていた。参考になると思うので、以下に抜書きした。(1)参加者はその話題に関して対等の立場にある。(2)参加者の発言の自由が保証されている。(3)お互いに了解し得る言語で話し合う。(4)話の内容のいかんにかかわらず、お互いの関係を切らない。(5)参加した結果、何らかの新しい発見があることが望ましい。&nbs...
江戸幕府によるキリスト教弾圧 自由を獲得し保持するためには、相応の闘いや普段の努力が必要とされる。日本国憲法は基本的人権を尊重すべきであるとする。日本国憲法の保証する基本的人権は、「侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」(日本国憲法第11条)というものである。しかしながら、憲法の保証する自由や権利は、「国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」(憲法第1...
自由民主党が『旧統一教会「関係を一切断つ」 役員会で基本方針を決定』
自由民主党が『旧統一教会「関係を一切断つ」 役員会で基本方針を決定』 自由民主党の旧統一教会及びその関連団体との関係について、「一切関係を持たない」とする基本方針を役員で決定し、役員会後、茂木幹事長が記者会見をして、4つの方針を示したという。前提として組織的には関わりのないことを前提として、(1)調査結果の概要の公表 (2)関係をもたないことの順守 (3)チェック体制の見直し (4)霊感商法等の小...
シマスズメノヒエ(島雀の稗) 8月は暑いので外に出かけることが少なかったが、外に出ても色々な種類の花が咲いているという状況は見られなかった。行くところに行けばアサガオ、ヒルガオが咲いていたし、堤防などにおいて機械を使った除草作業があってもムラサキツメクサなどが復活して(?)花を咲かせていた。今のところPictureThisという画像検索ソフトがいい感じで種類を判別してくれるので、「花」じゃなくても良いかなと...
猛暑和らぎ始める 日本全体ではまだまだ暑い日が続いているが、関東では最高気温が30℃を超えない日も出てきた。8月28〜30日は東京の最高気温は26〜28℃(月曜日の最低気温は19℃)となっていて9月下旬並の気温であると言われていた。予想では、9月1日は32℃だが、金曜日は26℃、土曜日は27℃とされ、この2日間は30℃を下回る予想となっている。その後の最高気温予想は32℃前後となっており、再び気温が上昇す...
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世界の説明は物質と量子で行われるが情報科学の位置づけが課題となる。 当ブログでは、現代科学は唯物論で走っていてその点に弱点があるのではないか、その点を克服するのには自然哲学から考え直すべきだと述べているが、もう少しどの部分に問題があるかを考察したところ、自然科学の場合は大きく分けて2つの段階があることが分かった(みんな知っています)。つまり、現在対象としている世界に対して、第1段階としては観察対象...
物質還元主義 現代において、自然科学を中心に科学は大きな成果を挙げていて、科学に基づいた技術により先進国においてはその技術を用いなければ生活そのものが成り立たないくらいの状況になっている。その信頼感は絶大であり、国、地方公共団体は、大学や国の研究機関には少なくない予算が投入されている。しかしながら、2020年のCOVID19のパンデミック下においては専門家と言われる人が恐怖を煽ってしまい、多くの国民および一...
『ティマイオス』に用いられる用語:イデアの似像としての宇宙について プラトン『ティマイオス』(土屋睦廣訳 講談社学術文庫)は、主として自然学理論が論じられており、後世に大きな影響を与えたとされる(注1)。冒頭は、現在オカルト扱いされている第五章28A(注2)から宇宙論が始まる。第五章にはプラトン又は当時の哲学の基本的な思想を表す言葉が登場するのにで、用語をまとめておきたい。 第五章 (ティマイオスの...
日記:プラトン『ティマイオス』を読んだ最初の印象からの感想(メモ) 宇宙論、人間論、物体論 まず、この感想の内容について、notes 『日記:プラトン『ティマイオス』を読んだ最初の印象からの感想(メモ) 宇宙論、人間論、物体論』(注1)に投稿した。 『ティマイオス』(注2)は、土屋睦廣氏によるものである。訳文の上欄に数字とアルファベットで、ステパヌス版プラトン全集(1578年)のページと段落が...
投稿コンテツ「かなえたい夢」に応募 本日、さわかみ投信株式会社(注1)とnote(注2)が共同開催するコラボコンテスト「#かなえたい夢」に応募した(注3)。 いろいろと詰め込んだところ、7000文字以上の論説文となってしまい、読む気が起こらないだろうと思ったが、まとめるには良い機会と思った。書きたいだけ書いたら10000字を超えた可能性もあるが、余計なことは削除したので、短くなった方だと思う。 まず、夢を持っ...
12月27日 仕事帰りに神社を回りました 12月27日金曜日は、年内最後の出勤日でかつ午前中外勤だったこともあり、職場に戻らずそのまま帰宅することにしました。 年末でしたが、秋葉原はまだイチョウが葉っぱをつけて頑張っていました。 あまり大食いするのも良くないと思いながも、滅多には行かないので、パンチョというお店でスバゲッティを注文しました。このお店は、ナポリタンが有名ですが、ミートソースを注文しました。...
『誰も知らない夢の果から 関係と情報の哲学の体系的記述』を受けて今後の方針の検討 松笠遙著『誰も知らない夢の果から 関係と情報の哲学の体系的記述』(注1)は、これからの時代に相応しい情報に着目した書である。(著書の内容)(注2) 話は、プラトンのイデア論の前提が、「純粋にそれ自体だけであること」、絶対的に存在するという前提、相対性の否定から導かれているという話から始まる。しかし、第5章の「宗教と...
圏論への期待(3) 丸山善宏氏の著作を中心に圏論の可能性を探っている(注1)。この著作は、縦書きの本なので「数式」は登場しない。ただし、専門用語は登場する。専門用語を始めから知っている人が読んだらなるほど、となるかも知れないが、数学については高校数学で止まっているため寧ろところどころは引っかかるようにしている。 丸山氏が面白い議論をしている(注2)。「数学的に高度になりすぎるのは物理的には悪い意味...
ニラの花 転倒して骨折、入院が約1ヶ月くらい続いていたが、退院することが出来たので散歩に出かけた。私の場合、骨折の影響もあるが足が浮腫んでいる。3週間ほどは骨折した方の足を動かすことが出来ないなど、筋肉が固くなって動かなくなっていた。多少足が動くようになってからも転倒の衝撃で傷んでいた筋肉の痛みが出たりで、足の指を動かすこともままならなかった。そのため、歩くことが訓練みたいなものになっている。 予...
圏論への期待(2)(前置き) 近代科学および技術の成果は目を見張るものがあり、合わせて科学への信頼性が日に日に増している。しかし、科学の成果や信頼性を利用して自己への利益誘導を図る人々が少なからず存在する。そのような人々は、一部の政治家や官僚、実業家および科学者であり、全国民を巻き込むような施策を推進したりする立場にあり、国民の考え方や行動に影響を与える場合が少ない無い。しかも、自分の利用している...
骨折で入院 その後 9月1日に転倒して9月2日骨折が判明した(注1)。 9月9日に専門機関を受信し、9月12日入院、13日に生まれて初めての全身麻酔による手術、9月16日から筋力トレーニングを中心とするリハビリを開始、足首が動かなくなることを防止するために足首を動かしたり、足の浮腫が酷いので足を上に上げて寝るなどを行い、装着具が届いた24日からは松葉杖を使わないで歩行する訓練を始めた。血液検査やレ...
圏論への期待 年初において、高次元の科学的世界観について考察していた。下の図のように、宗教、哲学、科学は独自の発展をしながらそれぞれの世界観を築いている。科学的世界観は、20世紀初頭の相対性理論や量子力学の勃興によって第2二次大戦後には目覚ましい発展が見られ、今日では確固たる地位と信頼性があると信じられている。しかしながら、環境、エネルギー、バイオなどの分野において社会との接点がある場合に、たとえば...
ショッピングセンターで滑って転んで骨折 9月1日(日曜日)、不注意にもショッピングセンターで滑って転んで骨折してしまった。 転んだ直後、直ぐに立ち上がれなかったのでどうしようかと思ったが、若い3人組の男女が声をかけてくれた。骨折しているのではないか、としきりに心配してくれていたが、骨折だったらもっと痛いだろうし、足が膨れてくるということも聞いていたけどそういうこともなさそうだったので、足も腫れてき...
大学の恩師の他界 木曜日に大学の先輩から恩師が他界したとの連絡があった。93歳であったという。 恩師は、いわゆる天然物化学と言われる分野の研究者であった。20世紀の天然物化学には2つの潮流があった。一つは、薬効成分のある植物や動物から生理活性を示す本体である物質を探索し、単離、構造決定あるいは同定する、という潮流であり、一つは、その生理活性物質を簡単な物質を原料にして合成する、という潮流であった。長井...
エコゾフィー 最近、『エコゾフィーとは何か ーガタリが遺したものー』(注1)を図書館で借りて読んでいた。途中まで読んだところで力尽きて返却したところだ。この本は、いわゆる書下ろし作品ではなく、論文や対話等を並べたものとなっている。 フェリックス・ガタリ(Pierre-Félix Guattari、1930年4月30日 - 1992年8月29日)は、フランスの哲学者であり、精神分析家である。左翼思想から出発しているとのことだが、完全に唯...
ウスベニアオイ 以前、町内の堤防清掃の時に見たことがあり印象的な草花。そのときおそらく1m以上の高さがあった。このたびのは20,30cmくらいの高さで花も小さい。 ハーブティとして人気、この花の色はアントシアニンの誘導体であるとされる。 このHPの記事はゆっくり読んでみたいですね。 株式会社わかさ生活 わかさの秘密 トップ>『ウスベニアオイ』(2019.11.6)https://himitsu.wakasa.jp/contents/usubeniaoi/ ...
ヤグルマギク 明治期に導入された帰化植物で、麦畑に侵入すると麦の収穫を5割〜9割減らす雑草として恐れられているという。観賞用と食用とがあるとのこと。 これはもともと観賞用に植えられていた可能性が高いです(植えられていた場所から推察)。非常に鮮やかな青色をしていますが、最高級のサファイアの色を表現するのに「ヤグルマギクの花の青」(cornflower blue)と表現されているようです。cornflower というのは英...
イモカタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>イモカタバミ articulata 地下茎があって芋をつけているらしいです。日本の学名としてはフシネハナカタバミ(節根花片喰)とされているとのことですが、園芸用としてはイモカタバミで通っているとのことです。確かに、写真撮影をした場所は、地域の人が色々な花を育てている(いた?)場所です。南アメリカが原産ということですが、成長は...
カタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>O. subg. Oxalis(亜属)>O. sect. Corniculatae(節)>カタバミ corniculata 葉っぱがヨレっとしていますが、カタバミです。 名前の由来となっているシュウ酸oxalic acidが含まれているので、葉や茎は酸っぱい味がするとのこと。 薬用について、全草は酢漿草(サクショウソウ)という生薬名であり、消炎、解毒、下痢止めなどの作用がある...
ヘビイチゴ バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>キジムシロ属 Potentilla>ヘビイチゴ hebiichigoまたは、 バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>Potentilleae(連)>Potentillinae(亜連)>キジムシロ属 Potentilla>ヤブヘビイチゴ indica 画像検索で2つの種類のいずれかと思われ、写真では判別がつきにくかったので、両方を併記しました。ヤブヘビイチゴの実は光沢があるとのことで...
イモカタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>イモカタバミ articulata 地下茎があって芋をつけているらしいです。日本の学名としてはフシネハナカタバミ(節根花片喰)とされているとのことですが、園芸用としてはイモカタバミで通っているとのことです。確かに、写真撮影をした場所は、地域の人が色々な花を育てている(いた?)場所です。南アメリカが原産ということですが、成長は...
カタバミ カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>O. subg. Oxalis(亜属)>O. sect. Corniculatae(節)>カタバミ corniculata 葉っぱがヨレっとしていますが、カタバミです。 名前の由来となっているシュウ酸oxalic acidが含まれているので、葉や茎は酸っぱい味がするとのこと。 薬用について、全草は酢漿草(サクショウソウ)という生薬名であり、消炎、解毒、下痢止めなどの作用がある...
ヘビイチゴ バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>キジムシロ属 Potentilla>ヘビイチゴ hebiichigoまたは、 バラ目 Rosales>バラ科 Rosaceae>バラ亜科 Rosoideae>Potentilleae(連)>Potentillinae(亜連)>キジムシロ属 Potentilla>ヤブヘビイチゴ indica 画像検索で2つの種類のいずれかと思われ、写真では判別がつきにくかったので、両方を併記しました。ヤブヘビイチゴの実は光沢があるとのことで...
ノゲシの種子 ノゲシ 野芥子 キク目 Asterales>キク科 Asteraceae>タンポポ亜科 Cichorioideae>ノゲシ属 Sonchus>ノゲシ oleraceus 英語名 Common sowthistle 近くに、ノゲシに分類される花が咲いていました。Google lenseはセイヨウタンポポと判定しました。 そのため、これはノゲシの種子だと思います。 ちなみに、ノゲシだと思った花はこれです。 実際に茎をたどって確認すべきでしたね。...
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)について(構想) 新型インフルエンザ等対策行動計画(案)(単に「案」ということにする。)(注1)が、 2024年4月24日に公示され、2024年5月7日18時までパブリックコメントが募集されている。全223ページからなる大作であり、これを短期間の間に理解してコメントすることは難しい。しかし、これは長すぎるので、概要1(注2)お...
ムラサキサギゴケ 分類シソ目 Lamiales>サギゴケ科 Mazaceae>サギゴケ属 Mazus>ムラサキサギゴケmiquelii シソの仲間であり当然、コケではありませんが、地面近くに花を咲かせており、群れていれば兎も角、大きな花に目を慣らしていると危うく見落としそうになるかも知れません。 下の写真では、葦牙(ヨシ)が生えているのが見えますが、ある程度湿地で日陰に生えてくるということです。なお、薬草とか珍しい成分が採られ...
哲学本:偶然、必然の何かを摂取 分厚い本Aをまた図書館から借りてきていますが、日常生活の中でなかなか読んでいる時間がありません。分厚いAの序論の中で翻訳をした先生が興味深いことを述べられているのでメモすることにしました。 フランツ・カフカ(1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、欧州の小説家で多数の遺稿があり、死後に長編『審判』『城』『失踪者』が公表されて有名になりました。また、日記も残されていて、どうも...
カメムシ 菜の花にナナホシテントウがいると思って写真を撮ろうとして、近づいて見ると、ちょっと違うものであることが分かった。なんとなく平ぺったい感じがするので、テントウムシではないですね。ナガメ(漢字で書くと菜亀)。 カメムシ目Hemiptera>カメムシ亜目 Heteroptera>カメムシ科 Pentatomidae>Eurydema>ナガメ rugosa 亜目という目レベルで一つ階層があり、属名のEurydemaの日本語が空席になっています。 ...
ナナホシテントウ 先日の散歩中にナナホシテントウを見ました。周囲には菜の花がいっいあることもあってこれまでもしばしば見かけていましたが、今日は写真を撮っておこうと思いました。 ナナホシテントウの分類は以下の様になります。最近は亜科を無視しないように書いていますが、属の上の族があり、テントウムシというのは族の名で、属名の日本語は当てられていないようです。コウチュウ(甲虫)目(鞘翅目)Coleoptera>テン...
ノゲシ キク目Asteralesキク科Asteraceae>タンポポ亜科Cichorioideae>ノゲシ属Sonchus>ノゲシoleraceus タンポポよりも背が高い。綿毛はふんわりとはしていない。開花時期は4〜5月、9〜11月ということで、秋に咲くものもあるらしい。葉にはトゲがあるとされていますが、蕾を酢漬けにしたり、葉をお茶にしたり炒め物に混ぜたりして食用とすることができます。味には苦味があり、この苦味が安眠に効く、などというものもあ...
ジシバリ 下の写真は、ジシバリ、ニガナといったあたりではないかと思います。 Googleのイメージ検索で最初にヒットしたのがニガナでした。 ニガナ キク目>キク科>ニガナ属>ニガナ Asterales>Asteraceae>Ixeris>dentata Wikipediaの記載も厚いのですが、写真を比較する限りでは花弁の数が多いことからむしろジシバリではないか、と思いました。 ジシバリ キク目>キク科>ニガナ属>ジシバリ...
ヤマブキ バラ目Rasales>バラ科Rosacease>サクラ亜科Amygdaloideae>ヤマブキ属Kerria>ヤマブキjaponica 古くは万葉集にも詠まれ、まさに山吹色の花の咲く木です。 この黄色い花は漢方薬となり、あるいは日本の民間療法で使用されていた、というのが興味深いところです。葉や花に利尿成分が含まれているとして漢方では花を天日乾燥して棣棠花ていとうかと言われる生薬として利用され、民間療法では、茎葉、あるいは花を煎...
ヒメジョオンとハルジオン どちらも似ていて比較するサイトが多数あります。 時期によっては、はっきりするときもあるのですが、今日のところはどっちらか分かりません。...
春に見る花 写真はイモカタバミ(カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>イモカタバミ O. articulata 学名をフルで書くとOxalis articulata Savigny) 外来種。園芸用が広がった模様。南アメリカのアルゼンチン北東部、アルゼンチン北西部、ブラジル南部、ウルグアイなど広域の比較的標高の高い地域が原産とされる。暑さに弱いので真夏の間は枯れてしまうようだが、地下茎が残っていて秋になる...
花の季節到来 先週は散歩に出かける気力もなく仕事をしていた。久しぶりに太陽の中を歩いた。 氷川参道にも色々な花を見つけられた。 できれば、栽培品でないものをさがしているけれども、なかなか見ただけでは分からない。(大宮氷川神社の参道の入口にある鳥居 最も遠い)(下の写真)オオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)カタバミ目 Oxalidales>カタバミ科 Oxalidaceae>カタバミ属 Oxalis>カタバミ種pes-capr...
紅麹事件(2)(現況)に対するコメント 2024年4月7日の時点での状況についてまとめた(注5)。 なお、2024年4月20日になったが、特に大きな動きは無いように見える。 印象としては、公的機関のHPのまとめでは、冷静な対応が行われている。 コロナのときは、ここに専門家がいて、専門家がこのままでは大変なことになるといい、マスコミを中心に専門家の言葉を捉えて煽っていた構図があった。このたびは煽る専門家...
紅麹事件(2024.4.7でのまとめ)現況 3月下旬から始まっている小林製薬株式会社製の紅麹を用いたサプリを摂取した人が腎臓障害でなくなったという事件を受け、製品回収や相談窓口の設置などの事件に発展している。農林水産省のHPを参照する(注1)。回収命令の対象となっているのは、「紅麹コレステルプ」「ナットウキナーゼさらさら粒」「ナイシヘルプ」の3製品であり、この製品に用いられるのと同じ原材料を使用している製品...
大宮氷川神社 今年は、時間が合わなかったり、寒く感じる日があったりで、久しぶりの参拝となった。 この間、お清めの水のコーナーも復活していた。 (2月くらいあったらしいです。今年初めからあった?) まずは、久しぶりだったので、蛇の池へ。 蛇の池の説明は、蛇の池への参道の入口に立て札があって次のように書かれている。 「古来、蛇は水神の化身とされ御祭神の須佐之男命はその大蛇(八岐大蛇)を退治した伝承に因...
紅麹で健康被害があったとする件について(現状) 消費者庁は、3月22日付で、小林製薬株式会社が販売する、紅麹を原料とする機能性表示食品について健康被害が発生したとして、製品の回収をする旨が、同社より公表されたと、公表した。(注1)。厚生労働省は、関係省庁との連絡会議を開催し、体制(【図a】)参照)や権限についての確認を行った(注2)。 3月28日には、薬事・食品衛生審議会のワーキンググループが行われたが...
今年の桜の開花は例年よりも早いと言われていたものの、この季節特有の三寒四温の”寒”が思いの外強すぎて開花予想がどんどん遅れていってしまい、靖国神社の桜の標準木で開花が確認され、開花宣言が行われたのが3月29日となった。これは平年よりも5日遅いという。 観察する場所によるものの、早春の時期に咲いている草の花としては、小型のものが多い印象がある。 椿とか大型と言えるし梅などは桜を先取りする感じでたくさんの...