北の旅人 石原裕次郎の歌をテレサテンが歌う。 はかなさ、切なさが表に出ている。 テレサの歌になっている。 テレサは日本人の心情をわかっている。 裕次郎のもとの歌にはやさしさがある。 それぞれいい。 ...
和・洋・中を比較文化学的に考察する。比較文化学については拙著(2018)『比較文化学』朋友書店刊 をご覧ください。自文化と異文化を両方、理解し、自己を相対化することを目指しています。たとえば「日本の中国観」などを通時的、共時的に扱います。
涙の歌 涙そうそう / 夏川りみ(歌詞入り) 2025.2.28金
涙そうそう / 夏川りみ(歌詞入り) 2025.2.28 金曜日
❝系統❞を著しく逸れたものは比較できないか? 2025.2.27木
❝系統❞を著しく逸(そ)れたものは比較できないか? ❝系統❞が同じものは比較の対象になり得るが、❝系統❞を著しく逸れたものは正確には比較できない。「比較研究」はその点の弁別が難しいのでまやかしがはびこりがちになる。お茶と紅茶は比較できるが、お...
なみだの操 2025.2.26 水曜日
日本の武士とヨーロッパの騎士は比較するのは果たして可能か? 2025.2.25火
武士と騎士 日本の武士とヨーロッパの騎士は比較するのは果たして可能か? 鎌倉時代と江戸時代では武士の心の在り方に違いがあることは分かっているが、「武士」と「騎士」を比較するとき「類型化」が行われ、歴史を輪切りにして東西の歴史上の同一の相...
1970年代の日本人論の流行(3) 当時の日本人論の主たるものとしてイザヤ・ベンダサン(山本七平)の『日本人とユダヤ人』『日本教について』、中根千枝の『タテ社会の人間関係』、土井健郎の『甘えの構造』、会田雄次の『日本人の意識構造』などがある。 この時期、面白...
涙の歌 歌佳「なみだの河~悲しみを越えて~」MV 2025.2.23 日
歌佳「なみだの河~悲しみを越えて~」MV 2025.2.23 日曜日
1970年代の日本人論の流行(2) そして、日本の経済だけは急成長を遂げていき、異質であった日本文化はそれなりの正当性、独自性、しかるべき文明、史的な位置を持つのが当然であるという認識に変わる。 日本文化は特殊でなく、一つの普遍だという主張もし...
男の涙 北島三郎 2025.2.21 金曜日
1970年代の日本人論の流行(1) 1960年代から1970年代にかけては日本の高度経済成長が西側にも相並び、世界的な青年の反乱が大学紛争の名において、パリでは五月革命、ベルリン、メキシコ、日本でもいたるところで火を噴き、西洋との文明の同時代感覚...
二人でお酒を 流行った歌。 🎶 2025.2.19 水曜日
荻生徂徠、賀茂真淵、本居宣長 荻生徂徠は朱子学の否定に大いにあずかり、伊藤仁斎もそうである。 徂徠は「文は秦漢、詩は盛唐」と古文辞学を提唱し、前漢以前の古文書のみに真実を求め、後漢以後の本は読まないと豪語し、南宋朱熹の朱子学の硬直を叩いた。 古文辞...
革命を許すか、許さないか? 武王が殷の紂王を討つべく挙兵した時、伯夷・叔斉の兄弟が「臣もって君を弑す。臣と言うべけんや」と武王に諫言する。諫言は容れられず、周は天下を統一する。伯夷・叔斉は周の食べ物は食べないと言って山に隠れ、餓死してしまう。 革命を起こした武王と...
両方にひげがあるなりネコの恋 夏目漱石 「どうだ!面白いだろう❗(=いい句だろう❗)」と漱石が言うと、妻は「当たり前でしょ?ネコにひげがあるのは。」と言い、漱石は憮然とした。 漱石は妻と相性が悪く、妻は自殺未遂をしたことがある。 人間は、何げないことで、自殺する...
香西かおり - 「酒のやど」 一番 フイットしている歌。 香西かおりさんに。 2025.2.16 日曜日
堯舜の禅譲、湯武の放伐 『史記『書経』による。 歴史の始原、皇帝の尭は息子の丹朱がダメだったので、世襲させずに家臣の舜を天命ある皇帝として天に推薦し、帝位を継いだ舜も同様にその子の商均が不肖であったために禹を天に薦め、その禹が夏王朝...
「遠くで汽笛を聞きながら」アリス(石原さとみ) 2025.2.14金
「遠くで汽笛を聞きながら」アリス(石原さとみ) 名曲。感慨。 生きていきたい 遠くで汽笛を聞きながら なにもいいことがなかったこのまちで 🎵 2025.2.14 金
廃仏毀釈 廃仏毀釈の背景 江戸時代になると、仏教が幕府の保護を受け、キリシタン弾圧の利便もあって現実的に大きな力を振るいます。現在残っているお寺の九十パーセントは十六、七世紀の二百年間に創立されたと言われており、そのうち約八割は寛...
信時潔:《海行かば》 海ゆかば 特攻隊員をはじめ多数の戦死者は神としての天皇の名において散華したのもまた間違いありません。われわれは今も、信時潔作曲の「海ゆかば」を耳にすると、ありありと目に浮かぶのは、死地に赴いて行った将兵たちとそれを祈りとともに見送った銃後の人...
三島由紀夫 作品と生活 芸術と実行の二元論 三島由紀夫 「作品と生活との相関関係ということが、私小説の根本理念ですから、その相関関係を断ち切ることは、絶対できない。私の場合は、作品における告白ももちろん重要ですけれども、実は告白自体がフィ...
三島由紀夫の自決と小林秀雄、江藤淳の真逆の態度 2025.2.10月
1970年11月、東京自衛隊市谷駐屯地で檄を飛ばす三島由紀夫。この後、自決する。 三島由紀夫の自決と小林秀雄、江藤淳の真逆の態度 1970年(昭和45)11月、三島由紀夫が自決した時、江藤淳は「一種の病気」と言い、それに対して小林秀雄は「あな...
各駅停車/六角精児 飲み鉄 六角精児ワールド 2025.2.9 日曜日
アニミズム シャーマニズムとアニミズム シャーマニズムは文字通り、シャーマンというカリスマを持った特権者が天と地を媒介して天の意思を地上に伝える役割をすることによって、地上に対する支配力や影響力を持つという垂直的な構造で出来上がっている。 ...
山明で行こう🗻峰延〜旭川/シマエナガ・カーテン ディーゼル 六角精児さん 再度 旅と飲み鉄 🎶 2025.2.7 金曜日
山紫水明処 頼山陽と大塩平八郎 頼山陽は大坂の大塩平八郎をたびたび訪い、大塩から王陽明全集を借りたりして濃密な交流をしたが、大塩が山陽を訪ねたのは、たった一度きりで、それは山陽が病が重篤になり、それを見舞いに行った時であったが、すで...
お父さんが嘘をついた 若いころからの偏食がたたり 尿酸値が異常に高い 🎶 😿 物憂げなメロディーに乗せて 不思議な世界をうたう 六角精児さん 諧謔、ユーモアがある。 自分を相対...
学習まんが『日本の歴史』 平安遷都から幕末までの日本の歴史 第一期平和(平安時代)の350年間、ついで戦乱活動の中間期の450年間、そして第二期平和(江戸時代)の250年間という交代のリズムが脈打っていたことが見て取れる。平和―戦争―平和の...
宗門人別改帳 第二の神仏信仰の時代 親鸞や道元、日蓮の思想の心棒が根こそぎ引き抜かれ風化し、宗教的世俗化の地ならしが完了し、一望千里、信長の敷いた「天下布武」の新天地が秀吉、家康によって、そのすそ野を広げられていった。 450年の「戦...
酒の歌 人は何で酒を飲むのでしょう 六角精児 2025.2.2 日
人は何で酒を飲むのでしょう 六角精児ワールド ♬ 2025.2.2 日曜日
昨年一年は左膝半月板損傷に苦しめられた。階段の昇り降りに左膝の痛みを伴った。 整形外科に行ってもロキソニンをくれるだけだ。半年してMRI検査をすると、半月板損傷で左膝が壊死していると言われた。壊死と言うが血流が悪く、骨が硬化して大丈夫なこともあると言う。O脚がなりやすい...
織田信長 織田信長の宗教改革(2) 信長は二つの宗教戦争をくぐりぬけることで日本人の精神を世俗化の方向へ引っ張っていく牽引車の役割を果たした。「中世」の超越的な精神を地上の倫理に近づけるのが「世俗化」ということだ。日本近代が信長ととも...
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北の旅人 石原裕次郎の歌をテレサテンが歌う。 はかなさ、切なさが表に出ている。 テレサの歌になっている。 テレサは日本人の心情をわかっている。 裕次郎のもとの歌にはやさしさがある。 それぞれいい。 ...
久米邦武 久米邦武筆禍事件 久米邦武は実証主義的立場から1891年(明治24)『太平記』全体を創作的物語と断じて「太平記は史学に益なし」という論文を発表した。さらに久米は「神道は祭天の古俗」とする論文を『史学会雑誌』に発表...
TOMORROW - 岡本真夜(フル) 2025.6.4 水曜日
神社は宗教にあらず 明治政府は、たとえ仏教やキリスト教を信仰していても、神社への祭祀は「国民道徳上」行われなければならない、それは信教の自由とは関係ない、なぜなら神社は宗教ではないからだ、という理屈で祭祀と宗教を区別した。詭弁である。 明治政府は神道の国教化政...
千家尊福 祭神論争 明治13年ごろに神道事務局で「祭神論争」が起こる。神道事務局では大教院時代から祭神を造化三神と天照大神の四柱の神としていたが、これに出雲大社宮司の千家尊福が異を唱え出雲大社で祀っている大国主神も加...
1918(大正7)『東京節(パイノパイノパイ)』歌:エノケン こういう歌の影響力は大きかったであろう。 特に地方の人はこういう歌で東京のことを知ったのであろう。 2025.6.1 日曜日
関口宏の一番新しい近現代史 2025.5.31 土 BS-TBS PM12:00-12:54 大日本帝国憲法発布&日清戦争前夜 初の総裁選 露仏同盟 小泉保 軍事アナリスト 東京大学先端科学技術センター准教授 岩間陽子 国際政治学者 政策研究大学院大学教授 出演 この番...
日清戦争 日中二国間条約の使用言語の変化 1871年(明治4)の日清修好条規は対等な条規であり、日漢両文をテキストとするが、その第六条で今後の両国間の文書の往来には「大清ハ漢文ヲ用ヒ、大日本ハ日本文ヲ用ヒ漢訳文ヲ副フベシ、或ハ只漢文ノミ...
松田聖子 赤いスイートピー 2025.5.30 金曜日
八幡大菩薩 八幡信仰 東大寺の大仏は聖武天皇の発願により745年(天平17)に造立が始まり、752年(天平勝宝4)に開眼供養が行われた。東大寺が完成すると、東大寺を護る神として八幡神の神霊が分祀された。これが現在の手向...
わかれうた 2025.5.28 水
廃藩置県 廃藩置県は中国国家の理想の時代とされる周の代の封建制と秦代以来の中央から派遣された官僚が統治する郡県制によって対比される中華の制度論を踏まえて、封建割拠の夢を廃して中央集権に改める改革として進められたわけで、だからこそ藩を廃止した...
ワカタケル大王の治天下 稲荷山古墳の鉄剣銘や江田山古墳の大刀銘には、ワカタケル王が「天下」を治めていることが記されていて、ワカタケル大王は『古事記』や『日本書紀』の雄略天皇、倭の五王では武にあたるとみられている。 ワカタケル、武王権は...
松田聖子 青い珊瑚礁 歌詞付き 2025.5.25 日曜日
五、六世紀の日本 四世紀に入り、中国の華北が争乱の時代に入ると、亡命する中国系知識人とその子孫たちによって、朝鮮半島や倭国に中国の体系的な漢字文化が本格的にもたらされた。彼らを取り込み成長を始めた「東夷」諸国は、南北に分かれた中国王朝の冊封体制下にお...
[MV] 石川さゆり 津軽海峡冬景色 (歌詞入り) 2025.5.23 金曜日
谷崎潤一郎『陰翳礼讃』 加藤周一は谷崎の『陰翳礼賛』に書かれている美意識は徳川時代初期に生まれたものにすぎないと言っている。 『陰翳礼讃』全体の、薄暗いところに美を見出すというのは、谷崎が「円本」で儲けて阪神間の岡本に作った豪勢な邸宅が陰翳とは真逆のものであ...
異邦人・久保田早紀 Best Collection・Nikon Film Process -シルクロードのテーマ- 不思議な世界へといざなわれる。 異邦人になった気分に浸る。 ...
島地黙雷 大教院の設置と解散 1872年(明治5)、明治維新が天皇の名をもって断行され神仏分離令も出たことに力を得た神道勢力は、政府を動かして大教院を設置させた。「神主仏従」の形で「内教」(日本国内の宗教)を整備するためである。...
日英同盟 日英同盟が生まれた背景は、南下するロシアをおさえるには日本を利用するのがいいというイギリスの思惑や世界に冠たるイギリスと同盟を結ぶのは光栄でありロシアをけん制することができるという日本側の思惑が一致したからです(p.123)。 日英同盟は、英国は中...
磯田道史氏 磯田道史氏は国際日本文化研究センター教授で日本史が専門である。古文書が読める強みがある。広く日本史全体を視野に入れている。テレビでよく見受ける、比較文化学的な、視野の広い日文研の看板教授である。 磯田氏の師は歴史人口学の速水融氏...
小樽のひとよ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ 2024.6.6 木曜日
気 中国の陰陽五行説や東洋医学で用いる「気」という言葉がある。それは「天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの及びそのおおもととされるものの力やはたらき」のことである。古代中国の精霊崇拝の発展の中で精霊たちのはたらきが「気」と表現されるようになった。 「...
わたし祈ってます 敏いとうハッピー&ブルー 1974 わたし祈ってます ♬ 2024.6.4 火曜日
五行説 土用の丑の日は鰻 平賀源内 「土用の丑の日は鰻(うなぎ)」 は平賀源内のキャッチコピーである。 「丑の日」は「火」の気が強まる直前の日。 「火」の気の拡大を防ぐために「火」を剋する「水」=「黒」色=鰻を...
黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」 ムード歌謡。 ラブユー ラブユー 涙の東京。 ♬ 2024.6.2 日曜日
ヴェヌティ 翻訳について 日本人は中国の漢字、漢文を訓読み、訓読文にして独自の受け入れ方をしてきた。 明治時代、英語をネーティブから学ぶのを「正則」と言い、日本人から読み下し文で習うのを「変則」と言った。会話よりは内容理解が最優先事項であっ...
直訳と意訳 直訳とは単語の置き換えで成り立つ場合の翻訳を指して言う言葉だろう。 現実には、それだけで済まない。 なぜか。 コードがちがうからだ。コードというのは、その言語固有の言い回し、広くは文化と言っていい。 それで意訳することになる。 意訳には、比喩による...
歩 北島三郎 2024.5.30 木曜日
カタカナ表記と漢字表記 日本人の漢詩の訳し方 中国の漢詩を英語に訳すとき、英米人はわかりやすい英訳にしようとする。 日本人は中国の漢詩を日本語に訳す時、美しい現代語より、お経のような漢文の棒読みや訓み下し文のほうがいいという。(ドナルド・キーン...
北島三郎/函館の女/1965年 北の自然と思いを歌う。 一目だけでも 逢いたかったよ 2024.5.28 火曜日
西郷隆盛 陽明学と朱子学の世界観 西郷隆盛は陽明学に傾倒していたとよく言われるが確証はない。 朱子学の「格物致知」は江戸期の通説では「格物」を「物に格(いた)る」と読み、この宇宙のありとあらゆる物がどういう風にできているかを正しく理解するこ...
北島三郎 - 風雪ながれ旅 YouTube 泣きの十六 短い指に 息を吹きかけ 超えてきた いい詩とメロディー。 2024.5.26 日曜日
餃子考 中国では餃子は水餃子が主で、残ったものを翌日、焼き餃子にするので、焼き餃子は残り物という印象があり、店では売らない。チャーハンも元来、そういうものだが、揚州チャーハンは有名である。 李白の 煙花三月揚州に下る の揚州である。揚子江を挟んで、鎮江の対岸にある...
村上春樹『ノルウェイの森』について 村上春樹『ノルウェイの森』はホワイト・カラーやプチブルが出現した中国でも2001年からベストセラーになり、発行部数は145万部を超えた。『ノルウェイの森』は資本主義化が進んだ中で、個人主義に立脚したホワイト・カラーがどのように趣味を...
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」 × TV Anime「マッシュル-MASHLE-」 Collaboration Music Video #BBBBダンス 再生回数一億回の今一番、人気のあるテレビアニメ歌曲。 Bling-...
上村松篁 10代の異色作 「仮睡」 上村松篁 異色の女性画 花鳥画で知られる日本画家、上村松篁(1902-2001)の珍しい女性画が見つかり、京都市立芸術大で初めて展示されている。市立絵画専門学校時代、10代の時の作品で、女性が文机に頭を預けて眠る...
海行かば/Umi Yukaba - Anthem of the Japanese Empire (1937-1945) 人間天皇裕仁は、現人神である自分のために死んでいった英霊のことをどう思っていたのであろうか。 まともな人間の神経では耐えられないであろう。 山上憶良...
土佐勤皇党 武市半平太 たけちはんぺいた 「君側の奸を除く」という幻想 土佐藩を尊王攘夷の先駆けにしようという武市半平太は、土佐藩の前藩主、山内容堂やその側近、吉田東洋の現実的公武合体路線を理解できず、1862年(文久2)4月8日、吉田東洋を暗殺するとい...
湯島の白梅 小畑実 榎本美佐江 1974【高音質 全音標 HD】 湯島通れば思い出す おつたちからの 心意気 ♬ 身分も地位も関係ない。 愛はすべてを超越するという。 なんとも 切ない歌である。 メロディーがいい。 ...