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  • 美しい石段を踏んで野草園に行く散歩道

    伊達家の霊廟へと続く大年寺の石段は美しい。この街屈指の石段だ。何段あるか数えていないが長い。だが蹴上げが低いので今の体力でも何とか登れる。それにしても体力が落ちたもんだ。そして右も左も膝に違和感がある。右膝はこの一月ばかりの痛みが何とか和らいだが、こんどは左も少し違和感あり。こないだの「石丸謙二郎の山カフェ」の膝痛特集によると、膝痛の大半が膝周辺の筋肉の衰えによるものらしい。つまり、鍛えれば痛みが解消されるということらしい。そうだな、週に一、二度はこの石段をウォーキングのルートにして野草園に行ってみよう。この石段を二度、三度と往復しながら。今日の野草園(5月30日)何といってもツツジ科のネジキの可愛らしい白い鈴の列。このあと、同じツツジ科のナツハゼがこんどは可愛らしい紅色の鈴を連ねるだろう。お尻の赤いハナ...美しい石段を踏んで野草園に行く散歩道

  • 武田花さん、どの星の富士山麓におでかけかな

    未明、スマホのニュースを枕もとでチェックしていたら、写真家の武田花(たけだはな)さんが、この4月30日に亡くなっていたとの報道を眼にする。武田さんの写真愛好家ではないのだが、彼女は作家で中国文学者の武田泰淳さん、その妻のエッセイスト武田百合子さんの愛娘であることは、武田百合子さんの「富士日記」(昭和39年からの51年まで間の13年間の日記)愛読者であることはよく知っていた。その「富士日記」には花さんがよく登場していた。富士山麓の別荘には普段、武田夫婦のみ主に春から秋にかけて断続的に居住していたが、夏休みなどの休日を利用して学生(13歳から25歳くらいまでか)だった花さんが東京の本宅から遊びにやってきた様子が、百合子さんによってほのぼのと描かれていた。オイラは、2000年代初頭に「富士山」に憑りつかれてから...武田花さん、どの星の富士山麓におでかけかな

  • 愛らしいオメメのチョウ

    山の林道を歩いていると、地べたに止まっているチョウがいて、あまり人を恐れずいったん飛び上がってもまた少し先に止まっていてくれたりして、カメラに収めやすい。休んでいるんだか、なにかの蜜を求めてに集まるのかよく分からないが、春先のルリタテハやキタテハなんかは明らかに時折翅を広げているので日光浴だと分かるのだが、暑くなると日光浴もあるまい。こないだ見かけたサトキマダラヒカゲ♂♀不明(あるいはヤマキマダラヒカゲ)は、翅の一部を欠いていて少し痛々しいので、明らかに休憩をしているのではないかと想像した。鳥に襲われたのか、薔薇のトゲに引き裂かれたのか、クモの巣から必死に逃げからなのか、翅の欠損原因か分からないが、図鑑で拾うと、カレラ・カノジョらの成虫でいられる期間はひと月もないので、なんとか「生」を全うして次世代に命を...愛らしいオメメのチョウ

  • 白い花追慕

    今日は晴れて涼しいとの予報を受けて、青葉の森を歩く。二週間ぶりだろうか。ハクウンボクの白い花は、もう終わってしまったのだろうか。上を見ても地面を見ても花の気配はない。季節のスピードに圧倒される。大好きな初夏の森の白い花たちが現れては次々と消えていくが、新たに姿を見せてくれた者もいる。今日は、エゴノキやノイバラが満開の姿を見せてくれた。ヤマブキショウマも真っ白な穂を奔放に拡げはじめた。でも、今日の真の目的は夏鳥たちに会うためだったのだが、キビタキ、サンコウチョウ、クロツグミたちの声はすれども、なかなか姿を現せてくれなかった。気になるのは、今年まだ一度もオオルリさんの声も姿も確認できていないということ。もう子育ての時期なので、せめて警戒音だけでも聴きたかったのに、叶わず。気候の異変によるものなのか。ホトトギス...白い花追慕

  • クマさんの脅威を知らず無邪気に歩いていた北東北の山々

    もう40年前の話になるかな。仕事の関係で青森の港町八戸に4年間住んでいた。そこの街の山岳会に4年間所属していた。あまり大人数の会山行はその当時から積極的ではなかったが、会所属の仲間の二人、三人とは毎週のように車を運転し山に行った。そこの仲間たちのホームグランドは、八甲田と十和田湖周囲の山々だった。十和田湖周辺の山々については、すぐに名前が出てこなかったが、十和田山(とわだやま・1053m)や十和利山(とわりさん・990m)という名前だけは記憶のうちにあった。今、その周辺を地図アプリで眺めていると、懐かしい山の名前がいくつか拾えた。新郷村の戸来岳(へらいだけ・1144m)や田子町の四角岳(しかくだけ・1003m)など。それぞれの山が標高は低いが独立峰的にポッコリしていて、山頂は低いネマガリダケなどに覆われて...クマさんの脅威を知らず無邪気に歩いていた北東北の山々

  • 湯治宿という贅沢

    先週、初夏のブナの森の山あいに、今はたった一軒だけとなった湯治宿に3泊ほどお世話になった。この5年間で4度ほど訪ねているが、いずれもブナが黄金に輝く秋も深まった頃。この季節ははじめてだが、湯治以外の目的は、山菜を付近の山で採取して、簡単な調理でいただくというもので、タンパク源に生タマゴと納豆は持参したがあとはおコメとパスタと各種調味料と米油にバター。初日だけは、コンビニおでんで済ませたが、残り2日間は山菜三昧とした。大好きなコシアブラとハリギリはギリギリ確保できたし、思い出すだけでも、トリアシショウマ、ヤマブキショウマ、ウルイ、山ウド、タチシオデ、ミツバ、ミズナ、カタクリの葉などおひたし、味噌炒め、ペペロンチーノの具材には十分すぎるほどの量だったし、個性豊かな山菜たちを満足の行くほど味わった。ヒトにやる...湯治宿という贅沢

  • ブナの実の豊作を祈る

    おとついから岩手の湯治宿に滞在。今朝は日本海を寒冷前線が通過中のため、湯に入りながら雨上がりを待つ。山菜を少し確保しないと、夕餉がさみしくなるため山に入りたい。昨日は新緑のブナの森を5時間ばかり歩いた。1000メートルから上は雪が残っていたので、そこで折返し、見晴らしのいい場所にシートを広げ、宿でつくってきたオニギリとノンフライのカップうどんで昼餉とする。風のよく吹き抜ける場所だからか、その場所には太くやや幹や枝がねじれたブナが一本立つ。もうすっかり生い茂った葉の間から、いくつもの毛の生えたまん丸坊主たちが天を見上げている。ブナの実たちにちがいない。今年は、しっかり育って、秋には栄養豊富な脂肪質を蓄えたイガグリを地上に落としてくれるのか。そうであれば、クマたちも喜ぶにちがいない。この秋、またこの場所にやっ...ブナの実の豊作を祈る

  • 25年ぶりの二口渓谷へ、バスに乗って感じたこと

    仙台地域の登山愛好家に人気の北蔵王山系の大東岳(だいとうだけ・1365.4M)や景勝地の盤司岩(ばんじいわ)など周遊の起点となる二口渓谷(ふたくちけいこく)歩いていたのは、もう25年以上前だったか。この山域は、もう一方の人気の山・泉ヶ岳とちがって昔から登山に適したバスがなく、車がないとアクセスしにくい。2001年以降は沖縄に転勤するのを機に車を手放したこともあり、車を持たない身にとってこの25年間は近寄り難い山域だった。これが御無沙汰した理由である。その不便なバスダイヤなのだが、仙石線の愛子駅から登山基地となる最終バス停「二口」まで走るバスは、土曜日に2本、日曜・休日になぜか1本のみである。この土曜日の二便運行するダイヤも、意味不明の設定で、午前便の二口着が10:07、午後便の二口発が14:40と4時間3...25年ぶりの二口渓谷へ、バスに乗って感じたこと

  • 前期高齢者の哀楽

    この春、○○歳のヨワイを重ねることと相成り、市から二件の「特典」が届いた。「前期高齢者」という官僚語に修飾された国民健康保険の自己負担率が2割となる特典。市営バスと地下鉄料金が1割(この秋から残念ながら2.5割に改悪されるのだが・・)で乗られるという特典。老いは「苦悩」ばかりではないと喜んで、バスや地下鉄に乗ってどんどん郊外に出かけようかと思っていた矢先、原因不明の膝の痛みがやってきた。運動不足に比例するような体重増とまだやめられない寝酒という「生活習慣」が原因ということも分かっているが、これに「老化」という自然現象も追い打ちをかけていることも、至極当然に理解している。無情にも「五月晴れ」が続いている。明日は、しばらくぶりに市民の山「大東岳」のふもとに土日だけ運行する市バスに乗って「山の幸」ウォーキングと...前期高齢者の哀楽

  • やっと静けさを取り戻したので緑の世界に埋没しようぜ

    勤労者の皆様には申し訳ないが、GWといった大型連休は、登山スポットを含めて観光スポットのどこもいっぱいだし、鉄道は混むし高速バスは動かないし、宿は高いし、報道も高速道路の渋滞や観光地の混みあいばっかりのニュースだし、近隣も含めてどこかに出かけようなんて気持ちが生ぜず、1年じゅう大型連休中の年金生活者にとって早く過ぎていってほしいBW(ブルーウィーク)だ。正月休みもお盆休みもあんまリスクではないが、とくに新緑真っただ中で快適そのもののGWは、はなはだ迷惑だ。(大げさ‥)その2024年GWがやっと過ぎて行ってくれたので、いよいよ動き出そうかという気になったが、このところおおかた午前から昼過ぎにNHKBSで放映されるオオタニくんが活躍しているドジャースのゲームにはまってしまい、引きこもり癖が続いていた。(日本の...やっと静けさを取り戻したので緑の世界に埋没しようぜ

  • 初夏の森にあの声が響く

    1週間ほど前になるか、青葉の森を歩いた時、あのオスの美しいオレンジ色の姿をちらりと目にし、夏鳥のキビタキがすでにやって来ていることに気づいた。4月終わりの日、青葉の森に入ると、そのキビタキ君のさえずりをあちことで耳にした。何度も立ち止まってはその姿をとらえようと試みたがかなわなかった。オオルリくんやサンコウチョウくんたちもまもなくやってくるだろう。青葉の森は、もう初夏の季節といっていい。低木といい、中高木といい、あらゆる広葉樹がうつくしい若葉を展開し、その多くが白い花を咲かせている。ツツジやヤマブキといった低木の仲間は朱や黄といった鮮やかな色彩をみせているのだが、今の季節、ウワズミザクラ、ガマズミ、アオダモ、オトコヨウゾメなど樹々の白い花々が目立つ。「白」は単調なようで、よく目を凝らすと花の形といい色合い...初夏の森にあの声が響く

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