「経験中心の履歴書」と主張した人の特徴を、教育心理学の観点から考察。
今週の頭ぐらいからか、「学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ[1]」なる主張を中心に議論が展開された。私がSNSを視聴した時は、経済格差と学歴の構造を理由とした批判が殆どだったが。学歴やら経験やらといったお話は教育心理学にも関係があるため、本来なら私も「経験中心の履歴書が一般化したときに発生する災禍」といった真っ当な批判を投稿するべきだろうが、真っ当な批判はすでに成田悠輔さんをはじめとした方々が構築されているのでそちらを参照してほしい。この記事では、当該議論を違う視点から考察する。「経験中心」を主張した人が、なぜこのような主張をするに至ったかを、教育心理学の観点から考察していく。 まず、「個人が持つ唯一無二の経験。いつからでも、自分の頑張り次第で結果も生み出せて[1]」の文脈より、主張した人にとっての経...「経験中心の履歴書」と主張した人の特徴を、教育心理学の観点から考察。
2022/08/27 19:00