秋の夜長は 三味線を…
〽️秋の夜は長いものとはまん丸な月見ぬ人の心かも更けて待てども来ぬ人の訪る者は鐘ばかり数うる指も寝つ起きつわしゃ照らされているわいな…時節の端唄を三味線で月を眺めて酒を呑む｡温めの燗で,つまみは焼椎茸(椎茸にバターを少量乗せ醤油を数滴たらして焼くすだちを絞っていただく)｡昔を想うと懐かしい人の顔が昔のままに浮かぶ。コロナ渦を生き抜いて達者で同じ月を眺めているだろうか？何処かで虫が鳴いてこんな秋の夜長は嬉しい｡冬の方が夜が長いのに冬の夜長とは言わない｡冬は日が短いというらしい｡今年の十五夜は9月10日(土)東京の日の入は18時頃｡「お玉ｹ池で見た月もこの下総大利根河原で見る月も,月に変わりはなけれども…」早い時間から呑み始め月が昇る迄に呑みすぎて,平手造酒にならぬ様…せめて女房の用心棒くらいが落ち着き処かも...秋の夜長は三味線を…
2022/09/01 01:09
