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fpdの映画スクラップ帖 https://fpd.hatenablog.com/

名作に進路を取れ!をサブタイトルに、外国映画・日本映画の新旧作品の感想をアップしています。映画を劇場で見始めた1970前後の映画には思い入れが強いです。NetflixのCC(英語字幕)で、英語表現などのヒアリング力アップに挑戦中です。

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2021/04/23

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  • 【日本ダービー】枠順決まる。優勝するのは1番人気のクロワデュノールか、それとも?

    「日本ダービー」(芝2400メートル、GI)の枠順が決まった。1番人気が予想されるクロワデュノール(写真上右)は、2022年のドウデュースも勝利した7枠13番に決まった。皐月賞で1番人気だったものの2着に敗れたうっぷんを晴らす。 この枠番についてクロワデュノールの斉藤崇調教師は「いいと思います」と第一声。「変に内側になるのは嫌でしたし良かった。あとは北村(友一)さんに頑張ってもらいましょう」と続けた。 枠順による有利不利という点では、内枠が有利と言われている。3歳の第1冠である皐月賞の上位馬が、第2冠目の日本ダービーでも好走している。 皐月賞1着は3番人気だったミュージアムマイル。 この2頭以…

  • 【大相撲】7月名古屋場所・番付予想。若隆景は関脇、欧勝馬は小結へ。

    欧勝馬 7月の名古屋場所の予想番付に関心が集まっている。大の里が横綱に昇進。名古屋場所では東西に横綱が並び立つ。これこそ、あるべき番付の形。 一方で、大関は琴櫻一人になった。これは寂しい。番付上は西横綱の大の里が「横綱大関」と記されることになる。 その“空席”を狙う「大関候補」の関脇陣は3人。5月場所二ケタ勝利の大栄翔と霧島に加え、12勝を挙げた小結の若隆景だ。近年、3人目以降の関脇は、大関からの陥落者以外あまり置かれないが、さすがに小結で12勝すれば上がることになるかもしれない。 今度は小結が問題だ。夏場所では筆頭から5枚目までの前頭上位が全員負け越し。かなり下から引き上げられることになる。…

  • 【ミニシアター】大宮に小さな映画館「otto(オット)4月29日オープン。

    外観 OttO(オット)という大宮駅西口から徒歩5分の住宅街にある「小さな映画館」がこの4月29日にオープンした。最近知ったので、きょう下見に出かけた。手作りの映画館で、こだわりの作品上映やトークイベント、併設するカフェでの時間を通じて、映画を日常の一部として楽しめる空間を提供しているという。 単に映画を上映するミニシアターだけでなく、コンセプトは“まちの広場”として、誰もが気軽に立ち寄り、交わり、楽しめる空間を目指すという。 「暮らし・学び・エンターテインメントが交差する場所」というコンセプトで、新しい地域コミュニティのかたちを育んでいきたいとしている。 「OttO」は「映画館+カフェ+シェ…

  • 【プレゼント賞品】ギドラさんから”生きたレジェンド”ソフィア・ローレンのDVDなどが届く。

    「ALWAYS四丁目 ギドラのお城」のギドラさんから、”大量の”プレゼントが届きました。年間ポイント獲得による賞品として希望していたソフィア・ローレンの初期の名作「昨日・今日・明日」、同じくマストロヤン二との共演作「ガンモール おかしなギャングとかわいい女」そして異色作である邦画「変な家」の3本です。 <fpdがソフィア・ローレンのファンになったきっかけ> ソフィア・ローレンの映画は「島の女」「昨日・今日・明日」などを一部はテレビでは見ていたものの劇場で初めて見た「ひまわり」(1970)があまりにも感動的で素晴らしく、ファンになったのでありました。 その後映画館で「ラ・マンチャの男」「ボッカチ…

  • 【昭和レトロ】昭和30年代のテレビ音楽、ドラマ主題歌メドレー。

    昭和30年代の懐かしいアニメやドラマの主題歌があった。スペースカインズライヴでの演奏曲から昭和30年代のテレビ音楽をピックアップ、メドレーにした 「昭和30年代(1955年∼1964年)テレビ音楽メドレー:全1回」。ドンピシャ世代だったので、今聴いても懐かしさが…。 テレビ番組は企業と一体化していたので、ナショナル(松下電器:パナソニック)、東芝、グリコなどが歌詞のなかに登場するケースも珍しくなかった。 www.youtube.com チャプター 0:00 月光仮面は誰でしょう 1:17 明るいナショナル 1:33 光る東芝の歌 2:06 モスラの歌 3:05 レナウンワンサカ娘 3:36 特…

  • 【大相撲夏場所】大関・大の里、14勝1敗で2場所連続優勝。来場所横綱へ。

    大相撲夏場所は千秋楽、大関・大の里は横綱・豊昇龍に敗れ全勝優勝とはならなかったが、14勝1敗で2場所連続優勝で横綱昇進を確実にした。 大相撲夏場所千秋楽(25日、両国国技館)13日目に2場所連続4度目の優勝を決め、横綱昇進を確実とした大関・大の里は、横綱豊昇龍と結びの一番。立ち合いから前に出たが、横綱に上手く回り込まれ、上手ひねりに屈して黒星を喫した。 全勝優勝は叶わなかったものの、初土俵から所要13場所での横綱昇進は年間6場所制となって以降、史上最速となる。 横綱豊昇龍は、結びの一番で横綱の意地を見せた。来場所以降は、2横綱となり盛り上がりが期待される。 <大の里の優勝インタビュー>■14勝…

  • 映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」(原題:In Darkness、2018)を見る。ヒッチコック的サスペンス・スリラー。

    映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」(原題:In Darkness、2018)を見る。 監督はテレビシリーズ「セルフリッジ 英国百貨店」などのアンソニー・バーン、出演はドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のナタリー・ドーマー、エド・スクラインなど。アパートの上の階に住む若い女性の怪死事件をきっかけに次々と思いも寄らぬ運命に巻き込まれていく盲目の女性ピアニストを描くサスペンス・スリラー。 監督はヒッチコックの影響を受けていると語っているが、同じように盲目女性が主人公の「暗くなるまで待って」のようにスリリングなシーンも多い。雰囲気的にはヒッチコックの「ファミリー・プロット」。 邦題が凝っているが…

  • 映画「ブリキの太鼓」(原題:Die Blecht- rommel、1979)を再見(ディレクターズカット版、2010)。

    映画「ブリキの太鼓」(原題:Die Blechtrommel、1979)を40数年ぶりに再見した。今回見たのは、幻の未収録シーンを20分以上追加したディレクターズカット版(163分バージョン、2010)。第一次大戦と二次大戦の間のポーランド・ダンツィヒの町を舞台に3歳で大人になることを拒否し自らの成長をとめた少年オスカルと彼の目を通して見た大人の世界を描くドラマ。 ノーベル文学賞作家ギュンター・グラスの代表作を「テルレスの青春」「パリよ、永遠に」の鬼才監督フォルカー・シュレンドルフが監督・共同脚本を務めて映画化した社会派ドラマ。 醜い大人の世界に入ることを拒み、自ら成長を止めたオスカルは、ブリ…

  • 【大相撲夏場所】大の里が2場所連続V。“史上最速”所要13場所で横綱昇進へ大きく前進。

    前前進 大相撲夏場所で綱とりに挑んでいる大関・大の里が2場所連続4回目の優勝を果たした。大の里は大関として2場所連続の優勝で、場所後の横綱昇進に大きく前進した。すでに横綱の風格! 13日目の23日、大の里は大関・琴櫻と対戦し、立ち合い、両腕を固めて当たっていくと、そのまま得意の右を差して左も使いながら一気に攻めて「寄り切り」で勝って13勝目を上げ、千秋楽を待たずに4回目の優勝。 横綱審議委員会には横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝かこれに準ずる成績」という内規がある。 横綱審議委員会が設置されて以降2場所連続優勝した力士が横綱に昇進できなかった例が無いことから、大の里は場所後の横綱…

  • 映画「サブスタンス」(原題:The Substance、2025)を見る。ホラーエンターテイメント。

    映画「サブスタンス」(原題:The Substance、2025)を見る。MOVIXさいたま(スクリーン8)にて。監督はフランスの女性監督コラリー・ファルジャで、長編2作目にして、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。第75回アカデミー賞では作品賞のほか計5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。デビュー作がバイオレンス映画の「REVENGE リベンジ」(2017)。先日この映画を見ていたので、今回の映画でもそのすさまじさが継承されている。 若さと美しさに執着した元人気女優の姿を描いた異色のホラーエンタテインメント。ホラーだけにとどまらず、終盤のグロ…

  • 【ドロン生誕90周年】「アラン・ドロン オリジナル映画ポスターの世界」 5月23日発売。

    「アラン・ドロン オリジナル映画ポスターの世界」 が5月23日に発売される。2024年8月この世を去った世紀の二枚目スター、アラン・ドロン。「アラン・ドロン オリジナル映画ポスターの世界」 は1957年のデビュー作から2012年の出演作まで、その55年にわたる伝説的キャリアをポスターデザインから紐解いた世界初の決定版アートブック。 貴重なオリジナル・ポスターが世界22カ国から大集結。総掲載数は450点以上で、レアなオリジナル・ポスターも含まれている。 同じ映画でもフランス版/イタリア版と日本版を比べてみると面白い。代表作の「太陽がいっぱい」(フランス版/イタリア版)と「太陽がいっぱい」(日本版…

  • 映画「蛇の道」(黒沢清監督、英題:The Serpent's Path、2024)リベンジ・サスペンス。

    映画「蛇の道」(英題:The Serpent's Path、2024)はフランス・日本・ベルギー・ルクセンブルグ合作による黒沢清監督が自身の1998年作をセルフリメイクしたクライム・サスペンス。リベンジ・サスペンスともいうべき復讐というテーマを通じて復讐の連鎖や人間の内面の闇と暴力の無意味さを描き出す。相変わらず不気味で不穏な空気感が漂う。 タイトルの蛇の道とは、くねくねと曲がりくねり真っすぐには進まない「復讐の旅」のこと。次々と殺人が起こるが「真実へたどり着くための犠牲」といった必要悪のように描かれている。主演は柴咲コウ。出演陣では西島秀俊が数分出ている意味が分からなかった。映画自体、セルフ…

  • 映画「トゥルース 真実の行方」(原題:Washed Away、2017)サスペンス・スリラー。

    映画「トゥルース 真実の行方」(原題:Washed Away、2017)は、失踪した夫の秘密を追い求める妻の姿を描いたサスペンス・スリラー。主演は「ソウ2」「ソウ4」のエマニュエル・ヴォージア、監督はジェフ・ビーズリー。 誰が味方で誰が裏切者なのかわからないまま進行するサスペンスに引き込まれる。結構ハラハラさせられるシーンが続き、意外な結末を迎える。「真実の行方」という映画もあり紛らわしい。 ・・・ 夫婦そろって激流下りをカヤックで楽しむガブリエル(エマニュエル・ヴォージエ)が、夫のパーカー(マイケル・シロウ)が途中で見えなくなりカヤックだけが流れてきた。警察、捜索隊の必死の捜索もかなわずパー…

  • 映画「REVENGE リベンジ」(原題: Revenge、2017)ウルトラバイオレンス・アクション。

    映画「REVENGE リベンジ」(原題: Revenge、2017)はフランスのウルトラバイオレンス・アクション映画でコラリー・ファルジャ監督のデビュー作。 ファルジャ監督の第2作目の映画「サブスタンス」(2024)が第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、第97回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したため、とりあえずデビュー作を見たのだった。 宣伝文句は「美しく、残酷に、ぶっ殺す男たちに裏切られ、凌辱され、死の淵をさまよう女。地獄の底から蘇り、地獄の果てまで追い掛ける」主演は「ザ・リング/リバース」のマチルダ・ルッツで復讐に燃えるヒロイン…

  • 映画「男と女 人生最良の日々」(クロード・ルルーシュ監督、2019)「男と女」の53年後を描く。

    映画「男と女 人生最良の日々」(原題:仏: Les plus belles années d'une vie、2019)は、1966年公開の映画「男と女」の続編。「男と女」の印象的なシーンを回想のように使いながら二人の53年後を描いている。監督のクロード・ルルーシュ、主演のアヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン、音楽のフランシス・レイなど当時のスタッフとキャストが再結集した。 <ストーリー>とある海辺の老人ホームで余生を送る元レーシングドライバーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)、今では徐々にかつての記憶を失い始めていた。ジャン・ルイの息子アントワーヌ・デュロック(アン…

  • 映画「インサイド・マン2」(原題:Inside Man: Most Wanted、2019)クライムアクション。

    映画「インサイド・マン2」(原題:Inside Man: Most Wanted、2019)は、2006年公開のスパイク・リー監督による犯罪スリラー映画「インサイド・マン」の続編。前作とは監督やキャストが異なり、新たな物語が展開される。前作同様の緊張感と巧妙なプロットでスリリングな展開が最後まで飽きさせないが、俳優陣、音楽などで前作と比べると見劣りがする。 <ストーリー> 武装した銀行強盗グループが連邦準備銀行を襲撃し、多くの客を人質に立てこもる事件が起こる。その方法は数年前に起きたの銀行強盗事件と同様な手口で、人質に強盗団と同じユニフォームを着せるというもの。 強盗団のリーダーは冷静で計画的…

  • 【映画無料上映】「台湾映画上映会2025」(サスペンス大作「余燼」:5月25日など)

    台湾文化センターによる「台湾映画上映会2025」が、5月~10月にかけて、全8回開催される。料金:無料(※事前申し込み制) <上映作品>①「タイペイ、アイラブユー」②「余燼」③「猟師兄弟」④「赤い柿 デジタル・リマスター版」⑤「燃えるダブルス魂」⑥「夫殺し デジタル・リマスター版」⑦「優雅な邂逅」⑧「ソウル・オブ・ソイル」 「余燼」(原題:餘燼/英題:The Embers、2024)は、鬼才チョン・モンホン監督が台湾の歴史に挑んだサスペンス大作映画。第2回上映会として、5月25日(日)に慶應大学三田キャンパス西校舎ホールにて開催される。 タイトルの余燼(よじん)とは、燃え残りのこと。映画「余燼…

  • 映画「エクステリトリアル」(原題:Exterritorial、2025)ドイツのサスペンスアクション。

    映画「エクステリトリアル」(原題:Exterritorial、2025)は、ドイツのアメリカ領事館内で息子が誘拐された元兵士の女性が、1人息子を救出すべく戦うドイツ発のサスペンスアクション。腕っぷしの強いアクションを見せて闘う女性が主役の映画は見ていて痛快。女性版「ダイ・ハード」と言えばわかりやすい。 主演はNetflix映画「オールドピープル」にも出演していたジャンヌ・グルソー。タイトルの「エクステリトリアル」は「治外法権」の意味で、この映画では大使館内のこと。 内容は「フライトプラン」(ジョディ・フォスター主演)に似ている。自分の子供が突然いなくなってしまい探し回るが、まわりの誰もそのこと…

  • 映画「スチューデント」 (原題:L'Étudiante、1988) はソフィー・マルソー主演の青春ドラマ。

    映画「スチューデント」 (原題:L'Étudiante、1988) は、監督クロード・ピノトーによる仏・伊合作映画。原題は「学生」の女性形。アイドル青春映画「ラ・ブーム」「ラ・ブーム2」とほぼ同じ制作スタッフで、主演も同じソフィー・マルソー。「ラ・ブーム」シリーズでティーンのアイコンとなったマルソーが、大人の女性へと成長する過程を映した作品。ソフィー・マルソー演じる大学院生ヴァランティーヌが、教師になる夢と、情熱的な恋愛との間で揺れ動く姿を描いた青春恋愛ドラマ。1980年代初めに「ラ・ブーム」で人気となったソフィー・マルソーが同じ製作スタッフで製作された映画で、マルソー21歳の人気絶頂期の作品…

  • 映画「イコライザー THE FINAL」(原題: The Equalizer 3、2023)を見る。ハードボイルド・アクション・クライム映画。

    映画「イコライザー THE FINAL」(原題: The Equalizer 3、2023)を見る。アクション・クライム・スリラー映画「イコライザー」シリーズの第3弾。スタイリッシュで暴力的な内容だが、主演のデンゼル・ワシントンが困っている人物、特に気に掛けた者に対しては見過ごす事をしない情け深い性格で、悪を懲らしめる展開が爽快・痛快。まさに”正義の味方”スーパーマン並みの必殺仕事人。ハードボイルドの勧善懲悪ぶりにスカッとさせられる。 <ストーリー>元CIAトップエージェントのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消して…

  • 映画「評決のとき」(原題:A Time to Kill、1996)を見る。俳優マシュー・マコノヒーの出世作。評決を覆す「4文字」。

    映画「評決のとき」(原題:A Time to Kill、1996)を見る。裁判劇で衝撃のラスト、マシュー・マコノヒー(「インターステラー」アカデミー賞主演男優賞受賞の「ダラス・バイヤーズ・クラブ」)の出世作とくれば面白くないはずはないと見たが期待通りだった。人種差別問題が絡んだ事件の裁判を通して、正義と真実の問題に取り組む人々の姿を描いたサスペンス・タッチのヒューマン・ドラマ。監督は「バットマン フォーエヴァー」のジョエル・シュマッカー。タイトルロールで一番手に来るのが「スピード」で注目され勢いに乗っているころのサンドラ・ブロック。共演がケヴィン・スペーシー、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノ…

  • 映画「インビジブル・ゲスト‐悪魔の証明-」(原題:Contratiempo(不慮の災難)、2016)を見る。

    映画「インビジブル・ゲスト‐悪魔の証明-」(原題:Contratiempo(不慮の災難)、2016)を見る。スペインのミステリー映画。予備知識なしで見たが、完全に最後に騙された映画だった。最後にひっくり返る”驚愕"の大・大どんでん返し映画は実に痛快でおもしろい。 ・・・ 欧州の最優秀起業家に選ばれるほどの青年実業界である主人公のドリア(マリオ・カサス)は元愛人のローラ・ビダル(バルバラ・レニエ)の殺人容疑で裁判の真っ最中。 しかし、裁判はドリアの優秀な弁護士の尽力の甲斐あって、ドリアにとって優位に進んでいたはずだった。 そんな中、ドリアが最も頼りにしているレイバ弁護士からのつてで新たにドリアの…

  • 【米大リーグ】大谷翔平、乱打戦の9回“確信”勝ち越し3ラン。MLBトップの12号。

    9回表、勝ち越しホームランを打った瞬間に「万歳!」 ドジャースの大谷翔平選手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第6打席に2試合連発となる12号勝ち越し3ランを放ち、大逆転勝利。ドジャースは26勝13敗で地区首位をキープした。 <大谷が絶好調の軌道に乗ってきた?>1、2打席目はともに二塁打を放ち、この日はホームランを含めて、今季6度目の1試合3安打で打率.304に急上昇。 序盤から中盤にかけて5-3でドジャースがリードしているところまでテレビを見ていたら、いつの間にか8-8。さらに逆にリードされていたが、さすが千両役者・大谷は9回の表…

  • 映画「教皇選挙」(原題:Conclave、2024)を5月9日に見る(バチカンではこの日、新教皇決まる)。

    映画「教皇選挙」(原題:Conclave、2024)を5月9日に見た。現実の同じ日(日本時間の9日午前1時すぎ)バチカンの会場のシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙があがり、教皇が決まったことが明らかにされた。奇遇というほかない。映画は原作ロバート・ハリス、監督エドワード・バーガーによるサスペンスミステリー。教皇の死後、新たな教皇を選出するために枢機卿たちがバチカンに集まり、秘密裏に行われる選挙(コンクラーベ)の過程を通して世界から集まった各枢機卿の信念や野望、そして脱落の理由が複雑に絡み合い、緊張感あふれる人間ドラマが展開される。 第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部…

  • 映画「アブダクション -ベニスに消えた美女-」(原題:The Venice Murders、2023)を見る。

    映画「アブダクション -ベニスに消えた美女-」(原題:The Venice Murders、2023)を見る(アマゾンプライム)。ベネチア(ベニス)を舞台にしたB級サスペンス・スリラー。タイトルのアブダクションは何かと思って辞書で見ると「誘拐」「拉致」らしいがカタカナだとわかりにくい。原題の直訳は「ベニスの殺人事件」ではミステリーやサスペンスの要素を強調。邦題の「アブダクション(誘拐)」は、物語の中心となる誘拐事件に焦点を当ててインパクトを与えることを意図しているようだ。 登場人物のキャラクターやその行動や動機が平坦で感情移入できない。若い外国人女性観光客や学生に偽の美大スタッフの身分証を見せ…

  • 映画「裸の町」(ジュールズ・ダッシン監督、原題:The Naked City、1948)フイルムノワール。

    映画「裸の町」(原題:The Naked City、1948)は、ジュールズ・ダッシンが監督の殺人事件の地道な捜査を描くフィルム・ノワール作品。音楽はミクロス・ローザ。主演はバリー・フィッツジェラルド、ハワード・ダフ、ドロシー・ハート、ドン・テイラーなど。この映画の最大の特徴は、ロケ撮影によるリアリズムの徹底と言われる。当時のハリウッド映画はスタジオ内での撮影が主流だったが、この作品はニューヨーク市内で実際に撮影された。街の雑踏、地下鉄、通行人、建物などがそのまま背景として使われていることにより、リアルな都市の息遣いが感じられる。 映画は新聞記事風のナレーションで始まる。「これからご覧いただく…

  • 映画「Cloud クラウド」(2024)は黒沢清監督、菅田将暉主演のサスペンス・スリラー。

    映画「Cloud クラウド」(2024)は黒沢清監督、菅田将暉主演による現代社会における情報の匿名性と不確かさ、さらに人間の孤独と疎外感をテーマに据えたサスペンス・スリラー。第97回アカデミー賞・国際長編映画賞日本代表作品。世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として働く主人公・吉井(菅田将暉)を中心に、彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒がネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしていく様が描かれる。この作品で黒沢監督が描きたかったのは、クラウド(=インターネット空間)という目に見えない巨大な構造が、人々の生活や心理にどのような影響を与えているかという問題。 クラウ…

  • 映画「冷たい嘘」(原題:The Lie、2020)は、アメリカ・カナダ合作のサスペンス映画。

    「冷たい嘘」(原題:The Lie、2020)は、アメリカ・カナダ合作のサスペンス映画。2015年のドイツ映画「Wir Monster(われらモンスター)」(2015)のリメイク作品。サスペンス・ホラーが好きな人にはうってつけの映画。ウソは必ずバレるという映画。一度ウソをつくと、さらに重ねてウソをつかないと収拾がつかなくなり窮地に追い込まれてしまう。この映画は、15歳の少女が、両親が離婚し、自分が小さかったころのように両親が一時でも仲直りしてくれたらという願望からついた嘘が予想もできない事態を招くことになるという騒動の引き金を引いてしまう。 両親が多感な子供の嘘に振り回されて取り返しのつかない…

  • 映画「パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。

    「パラダイン夫人の恋」(原題:The Paradine Case、1947、日本公開は1953年2月)を見る。「白い恐怖」「汚名」に続くアルフレッド・ヒッチコック監督のアメリカ時代のサスペンススリラー作品。製作はデヴィッド・O・セルズニック。同じ裁判劇「情婦」と比べても面白い。主演は「白い恐怖」のグレゴリー・ペックと本作が米映画初出演となるアリダ・ヴァリ(オープニングロールやアメリカのポスターでは「ヴァリ」と紹介)で、共演はチャールズ・ロートン、エセル・バリモア、レオ・G・キャロル、ルイ・ジュールダン、アン・トッドなど。 原題は「The Paradine Case」。直訳の「パラダイン夫人事件…

  • 映画「呪いの血/マーサの奇妙な愛情」(原題:The Strange Love of Martha Ivers、1946、劇場未公開)を見る。

    映画「呪いの血/マーサの奇妙な愛情」(原題:The Strange Love of Martha Ivers、1946、劇場未公開)を見る。監督は「西部戦線異状なし」(1930)のルイス・マイルストン。顎のくぼみがトレードマークのカーク・ダグラスの映画デビュー作。29歳のデビューと遅い。2020年2月5日、103歳没と長寿だった。 主演は「大平原」「深夜の告白」などのバーバラ・スタンウィック、共演は、のちの「シェーン」の牧場主などで知られるヴァン・ヘフリン、「大空に駈ける恋」のリザべス・スコットなど。音楽は「深夜の告白」「白い恐怖」「ベン・ハー」などのミクロス・ローザ。 少年2人と少女が殺人事…

  • 映画「iHostage」(2025、Netflix)を見る。オランダ発の犯罪スリラー。

    映画「iHostage」(2025、Netflix)を見る。2022年にオランダ・アムステルダムのライチェ広場にあるアップルストアで実際に発生した人質事件という実話ベースの犯罪スリラー。 実話がもとになった映画というのは、なかなかドラマチックに脚色はできないので、単に事件を忠実に再現したりドキュメンタリー風にしただけで深みがないことが多い。 ただ、立て籠り犯の男は交渉人を要求し、その駆け引き、やりとりがスリリングではある。人質が、薬を服用していて、水が欲しいというと、警察に犯人の男が水を要求するが、ロボットが届けるのだ。 アップルストアは閉店の9時になると自動的に電気が消え、店内の音楽も止まる…

  • 映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)美男美女による典型的なメロドラマ。

    映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)は、主演がシャルル・ボワイエとジーン・アーサーという美男美女による典型的なメロドラマ。 シャルル・ボワイエは、フランスの俳優だが、ハリウッドでも活躍し、イングリッド・バーグマンと共演した「ガス燈」(1944)が有名。ドロンが登場する前の時代では、二枚目俳優の代名詞だったかもしれない。 ジーン・アーサーは、フランク・キャプラ監督の常連で「オペラハット」「我が家の楽園」「スミス都へ行く」などで知られる。映画出演は「シェーン」で開拓農民の妻役が最後となり、その後はテレビで活躍した。 監督はフランク・ボーゼイギ…

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