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  • 妻の、言葉

    妻にきてもらい五年が経過した。この年月が壊れないように知性が働いた。妻、これは、あくまでも別の命と心なのである。 五年間、妻に、できる限りの女をやらせた。ここで書くわけにいかないがそれはとてつもなく卑猥だった。妻は従った。初めての性的興奮も知ったようだ。 心がなんの疑いもな...

  • 本気の、愛情

    写真とか映像で残せなかったので文章でやる。だが、撮影できたとしても妻の心まで写せない。ところが、文字はこれを書くことができる。 「おい、これで、死ぬぞ」 このあいだの、救急搬送される自動車の中である。妻も座っていた。 死ぬのは確実だった。手術した医者も「あと少し遅れたら危な...

  • 大切な、妻

    生きるという考えにそんなに興味ある人間ではなかった。子供の頃、なにかの本でそうなったのでなく、または、どこかの宗教とか坊主に影響されたものでもない。 小学校五年で、母は生き地獄をみながら死んでいく、それが始まった。二年間かけ大切な母は骨と皮になり旅立った。 このことが人格を...

  • 死んで、いくための教養

    私は教養というのに気を使ってきた。これは生きていく全般の智慧をいう。社会からも親からも書物からも、あるいは学校の先生からもこれを教える。いま大学出の幼稚なバカに、これでは仕事にならんと企業が再教育する。 私は戦前のそれと、戦後の貧困時代、この国の所得倍増からの繁栄、おおまか...

  • 夫婦の、別れ

    日々、いつ死んでもおかしくない体調になった。このあいだの心筋梗塞もその一つだろう。死への、ある程度の準備をしておけば、あと何もすることはない気がする。 生への執念などない。このさき生きても、妻を守る義務と責任と愛情だけは残るが、それは生きている日、その日まで果たせばいいのだ...

  • 決意と愛情

    「うちの主人とは価値観がちがう」 このあいだ、わが家に来てそう言っていた女性がいる。既婚で子供もいるらしい。離婚でもするのかとながめていたがその後は知らない。訪ねて来る女性のなかで、この理由で男と別れたのもいる。 こちらも夫婦だから、 「わしのところは、わしが死ぬまで女房を...

  • しんどい

    しんどい、こんなのが人生である。私なんか全力疾走のそれだった。一つ走り抜けゴールかと思えば、そこが新しいレースの出発点になった。 人により、走るのではなく、人生を歩くのがいる。そうしていても目の前に困難があらわれ全力疾走で、それを克服しなければならないときもある。 十二年前...

  • 滑稽

    こちらから世間にアクセスするのは一切ないが、昨日は、午前中に保健所の女性職員と午後の訪問看護で女性社員が家へ来た。 わたしら夫婦の生活状況がようやく理解できているらしい。夫婦二人には命の終わる危険性が高い。このため行政から派遣されている。有り難いことだが、これは少し違うよう...

  • 漁村

    海岸の道路を自動車で走る。二つの県くらいは楽々と通り抜けられる。途中、気に入った漁港があれば車停めそこを歩いてみる。岸壁から海底をのぞく。早朝なら漁師たちが水揚げする魚を見学する。美味そうなのがあれば買わしてもらい車の中で刺身にする。それで朝からビール飲む。車の中で鍋をやる...

  • 4月25日、晴天で気持ちいい、パンツ一枚で昼飯をくう。あけた窓から寒くも暑くもない風がはいる。いい命を感じる。 冷蔵庫から、妻が3本目のビールを持って来てくれる。心臓で先々週に死に掛けた体にいいわけがない。部屋に三つの画面がある。普通のテレビ、妻の観ているyoutube、い...

  • 死ぬ、日

    一昨年の冬が到来して来る季節、家に電気コタツを点火した。足が、最初にやられた。ああ、来たかと、その湿疹をみた。 夏に、それの凄いのに、見舞われたことがあった。太平洋と日本海を往来し夏を楽しんだ。五十才すぎのオッサンは元気だった。だが、疲労は、首のまわりに湿疹のぶつぶつを作っ...

  • 不安な、近い未来

    1945年が敗戦だから、いま2021年で、戦後は76年間になる。この時代に人生はあった。 今日産まれた子供の76年後の地球はどうなっているだろうか。地球はいまの状態を保ってはいないだろう。 二十歳頃の、今から52年前くらいに出した論文に強く興味を引かれたことがある。人類の地...

  • 晩夏

    あの転倒、平成24年六十四才のときか、そこから体がおかしくなった。脳にいつ転倒してもおかしくない信号がでるようになった。歩行は直進がむつかしくなり、障害物を避けたと感じる足がそれにぶつかる。病院には行かないが脊椎に異変が起きたのではと察した。肉体の鍛錬でそこは、若い頃からか...

  • 十字路

    さすが2000円のワープロも何百万語打つと調子悪くなった。 一階の男が洗濯板のようなのを抱え上がってきた。 「これで書いてください」 「それ、なんなら」 「パソコンです」 「なにする物なら」 「インターネットですよ、知らないんですか」 「知らん」 「これ、回線は切れています...

  • 神曲

    住んでいるボロアパートの一階に、いまの妻に似た、精神科にやかっいになる男がいた。これと仲良くなり男は二階によく上がってきた。大学を出て銀行に勤め、それから発病でそこを辞め離婚にもなり、五十代の孤独な一人暮らしだった。 「小説家になりたいと考えたこともあります」 「そうか」 ...

  • 冬海

    日本海には、冬になると人影のまったくない、長くのびた海岸線がある。海が荒れ白波が打ちつけときおり雪の舞う寂しい風景である。なんの目的もなくひとり、季節になるとそこへ旅した。平成10年に西からやって来て東京に住み着き、この旅は毎年続いた。五十三才になっていただろう。 その53...

  • 田舎

    大戦後に人類は繁栄し大繁殖した。この文明に、疑問、危機感、嫌悪感、絶望などを抱き社会から逃げ出した心やさしい知識人たち。 そんなのに知り合いは居ないが、いや、うちの妻は人間以外の生物の好きな生まれつきの人であるが、この手の連中は時代の進行でますます増える。 人類は全員バカで...

  • 人間の、真実

    人はいろいろな時代と場所に産み落とされそこで人生をおくる。わたしの始まりが神戸、三ノ宮の闇市からだった。昭和23年のことで、そこはまだ敗戦の荒廃にさらされ、人はその日生きられたら幸運だった。 神戸国際ギャング団のメンバーであった父親は、朝鮮戦争の邪魔になるからと米軍に追い出...

  • 妻の、作品

    「猫の涙」 「ゆき雲」 「鵺の炎」 「薄夜」 随筆風の、妻が書く作品です。帯広から、五年以上はやっているかな。 ブログやその他、あちこちで公開してきた、これが産まれ六十才になるまでの人生を書いています。多くの人が読んでくださったように思います。 どんなのを書くのか教えてあげ...

  • 山櫻花

    延金の 刃先は研げど 切れはせぬ 見事切れるか山櫻花 二十年前になろうかこんな句を作った。あの頃はカタナの鍛錬もしていた。そういった事で出来たものであった。山に入り竹たちを何時間も切る。ときおりピュという凄い音がなる。また出そうとしても鳴らない。その音が鳴ったとき、なんの手...

  • 見捨てられる命

    人間には本能という物もある。二度の世界大戦は何だったのだろうか。原爆と言う絶滅兵器をなぜ作ったのか。ニューヨークのどこかで発明した、ノーベル経済学賞になった貨幣経済の理論、これはだれのため必要だったのか。人間は破壊と殺戮と、それが済めば富の独占を本格的にはじめた。馬鹿げた核...

  • 躊躇なき、結婚

    まだ、会う前の、パソコンのメールやり取りで最初に知ったのは、当然容貌ではあるが興味を抱いたのはこれの書く文章であった。それの専門家でありこれには敏感である。 知的ではあるが不思議な音のするそれだった。十勝平野の原始が見えてきた。動物や古代の人間たちが雪の中で凍結寸前で生きて...

  • 日陰の、うつくしい花

    入籍は平成26年、帯広でやった。東京から、こっちの戸籍謄本は持参していた。妻のはそこの市役所で上げられた。婚姻届を作り戸籍課に放り込んだ。なんら感情もなく済ませた。 妻への情熱はこんな物に変えられないが、入籍して妻の東京移住、ようするに帯広の生活保護者を東京で引き継ぐ便利さ...

  • 妻の、いる生活

    このあいだ妻のブログを借り、私が死に掛けたのを書いた。あれを読んでもらえれば私のことや夫婦がわかる。 別なのを書かねばと思うが、なかなか出て来ない。 昭和23年生まれで、今年七十三、くらいになると老人となり、書く気力もうしなわれていく。妻のブログでは何ページも書けたが、あれ...

  • 開始

    自分のブログは最初であろうか。 パソコンを使い8年にもなろうがこんなのはやらなかった。このosが古いビスタなのでうまく動かない。この登録も偶然できた。写真がうまく出てこないので、現れた妻のそれを取り敢えず使用した。あとで変更する。 作品「神曲」等は10年前に完成させ、もう、...

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