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  • さようなら

    玄関で女性の声がする、忘れていた、訪問看護の日だった。このプログの記事というのをプリントしていたのでこうなった。なんともいっぱい書いたものであるが途中でやめた。思いつくのを雑文でやったが、プリントしていて多いすぎ疲れた。こんなの見ていると智慧の泉も枯れてしまい、今後、書く気...

  • 妻の、写真

    生殖器を出さんでくれと警告がきた。わたしがそれをしそうだからと事前通告なのか。むかし猥褻というのが法廷闘争にもなったことがあったな。わたしにはまったく興味ないことだった。表現者には大事なことかも知れんが、文字を書く者は、表現をするなどと感性世界をやっているのではない。生殖器...

  • 十勝の、ホタル

    またもやベットから起き上がらない。買い物にも行かなくなった。これが定番の生き方であろう。何日か前に寒い寒いと風邪でもひいたかのように震えていた。体温は高くなかった。なんだろうと考え、これは、血流がわるく脳の酸素不足であるとわたしなりにそう決めた。寒いのでなく低酸素で震えてい...

  • ひらひら

    一年前まで住んでいたボロマンションの近くには、歩いて3分ほどのそこに、まあまあ広い公園があった。ここを毎朝掃除するオジさんがいた。結構な大木のイチョウが何本もあり銀杏の落ちる季節には地面がこれでいっぱいになる。オジさんはそれでもきれいに掃除をしていた。社会奉仕の精神だろうが...

  • 決断

    わたしは10代から独身主義者だったが、初恋のとき、夫婦以外に男女の仲を認めてなかった。だから、その人にプロポーズした。「宇宙人、みたいだから、いや」この返事がかえってきた。この事については、のちの世も考えは一緒だった。 初恋の人は妻になってくれると思い抱いた。むこうは、わた...

  • タフな、妻

    女はいつでも新品になれる。妻にむけた、わたしの言葉である。なんの返事もなかった。 男が勝手に思う寝言にちかいものであった。 妻がこれまでどんな抱かれ方やどう感じたかなど知るべくもない。だが、こんな経験はあったのかと、そう訊くのは毎度のことであった。 「ありません」 と言う。...

  • 夢の、翅

    妻を語れば尽きない物語になる。出会ったときから今日まで、その未来、何冊もの本ができる。それは喜びにあふれ、悲しいことや辛いことはない。なにもかもわかって結婚した。ここまで苦しみなど無い日々であった。妻がどこかへ旅立とうとしたこともあった。それは計算に入れてないことであるが人...

  • 音楽

    この老齢になると音楽をよく聴く。いまも人様のブログで出会った。井上陽水さんのそれだった。この人生が涙で曇った。自分の父母を思い出させた。 その音楽のようではなかったが懐かしい両親である。 わたしが「橋」という言葉で父母を書いたのは三十代はじめの頃だった。町を流れる多くの川で...

  • 幸福に、無縁

    文学とは文章で人間を書くも のである。美術というのは音感や美観や造形で人間を表現する。わたしは文字を書くのにむいていた。 そこで、なぜ書くのか、これの使命感というのがいる。 いま、政治についての、その使命感というのをブログに書いた。だが、書く上でも、わたしにはそれがない。な...

  • 使命感

    近代政治というか、米ソ冷戦が終局してから変わった。閣議というのが、まるで大会社の重役会議のようになった。企業のように、出世街道のためどの重役の尻にへばりつくかと、派閥というのを重視する。 この日本では金にもならない戦争の専門家というのを政治家たちはやっている場合ではなくなっ...

  • 妻のいる、風景

    「もう、あんなの、やらない」 妻になり一年目かで離婚すると言い出した。あんなのとは、こうした抱かれ方を言う。 だが、それが離婚の原因でない。 この言葉は、一つの離婚理由があり、そこから派生した付け加えであった。 その理由は訊くまいと決めた。何年も前の出来事であつたが、いまも...

  • 月の、海

    このあいだ死に掛けたとき、海へ沈んでいく、そんな感じだった。 いろんな土地を訪ねたが、そこへ行くと必ず海辺にいった。土地の尽きるそこに興味があった。それを見れば土地ができた理由が読み取れた。人間がそこに住んだ経緯や、これからどうなるかも知ることができそうだった。 香港のそれ...

  • 奇形生物

    人間は自分たちの生きていることに疑問や不信感をいだかない。原始の頃ならそれでいいだろう。何千万、何億、何十億がおなじ国土に暮らす。なぜ、そんなに生きていけるのだろうか、これの説明を政府はしない。それより、国民たちは自分の人生、その暮らしを政治のせいにすることが多い。確かにそ...

  • 巨大悲劇

    寝るのが早いから夜中2時ころには起きる。本を書いていた頃はそこから6時間くらい執筆していた。そして朝飯を食いまた眠る。昼前に目がさめそこからパチンコに行き脳を空っぽにする。夕方前からビール飲みはじめ早ければ5時にも眠る。まだ、六十過ぎの独身であった。4年ちかい歳月で何冊か書...

  • ゴミの、日

    きようは夜中2時頃起き、なぜか思い立ち、ハガネの鋏に油をやった。これはもったいないから日ごろ使わない。でも、いつもそばに置いている。もう一つアルミ合金のもありこれを使っている。大きさは同じくらいなのにハガネのほうはアルミの5倍の重さがある。さすがに切れ味は抜群で気に入ってい...

  • 日本史

    一昨日か,jcomでテレビドラマ、松本清張さん作「球形の荒野」をやっていたから観させて貰った。この人は明治42年生まれだそうだ。徴兵されたが外地には行かれなかったようだ。しかし、あの戦争は体験されよく知っておられる。 以前わたしがこのドラマ観たのは昭和44年nhk放送のもの...

  • 本心

    今朝、寝ているのか起きているのかわからない、妻に訊いてみた。 「おい、どうする」 次の発作のことだった。 「・・・・」 返事は無い。 「こんどは救急車を呼ぶのやめようと思う」 なんの反応もない。 「おまえの、ために生きていようと思うが、面倒になった」 「いやっ」 ここで返答...

  • 文字

    人様のブログに写真があった。しみじみ見させて貰った。広辞苑・漢語・古語、それに六法全書といろいろ、東京の文学館もあった。それらは、わたしを拒絶しているようだ。 人生を振り返り無縁だったと思う。 頭が良くなかったのか、学校での勉強は嫌いだった。それより、小学校では日々の貧しさ...

  • 謙虚さ

    年老いて思うことはこの世に出てきた時期のことばかりである。これは、どこでどんな親のもとに生まれたか、そんなのまったく関係ない。 戦後昭和23年に出てきた。日本は敗戦で焼け野原にされていた。人は生き延びたが貧乏に苦しむ。わたしの家にもそれはあった。 親の貧乏はあったが、わたし...

  • 原野の、心

    妻は何年前に一回だけ行きたい場所ができた。上野公園のパンダを見ることだった。それならと、好きな東京タワーにも連れて行くことにした。サクラの満開なときで増上寺もそうだった。そこをぬけタワーに辿り着いたのだが待つ人が多く上がれなかった。上野に行ったときは時間がきて閉園となってい...

  • 悲哀

    わたしは物書きだから読解力はすごい。そんなのが人様の書いた文章をよむ。しかも、ブログを書いているのは女性であり、いろいろ読ませて貰った。ご主人と死別されこれを書いておられる。人様の心を盗み見ているようで申し訳けなく思う。だが、美しい女性を想像させられるきれいな文章であった。...

  • 死ぬ、日

    リサイクルシヨツプへ行ってきた。ビールを飲んだ身には往復20分はしんどい。モニター代金1万五千円は捨ててもいいのだがそれをやる理由がない。むこうもモニターの不具合は知らなかった。中古だからそれもある、これで売ったのでもない。こちらも壊れている物に一円もださない。と言うことで...

  • 裸電球の、火

    ヒロシマ原爆スラムにも八百屋というのか食料品店はあった。そこではサンマも売られていた。それを麦飯のおかずに食った記憶がある。誰かが、毎日消費する食料品ということで店をひらいたのだろう。 やがて時代はうつり、そこで点した裸電球の火は消えていった。 ところが前の前に住んでいた、...

  • 眼の、ひかり

    きのうからノートpcとモニターの接続がわるい。この生活リズムが壊れたみたいになる。ついこのあいだ15000円で買ったばかりのモニターだから、そのリサイクルショップにみてもらうことにしている。妻がyoutubの猫ちゃん動画を観るために買ったのでなんとかしないといけない。いま、...

  • 謙虚で、うつくしい

    人のブログで別れの歌を聴かしてもらった。自分で探してはやらない。だが、なにか、昔にあった光景に出会ったようで懐かしさに苦しめられる。 いい文章ときれいな写真もあった。人が表現するものは美しい、ありがとう。 わたしは人間社会をボロクソに批判するが個々の人たちはつつましく美しい...

  • 人間の、終わり

    西の窓に、へばりつき、ここの生活をしている。そこに布団一組を敷きここで食べ寝て、南がわ窓のそばにある、ネットの画面二つtvのそれ一つ、この三つを観ながら日は暮れていく。妻のベットは東がわの壁にへばりついている。そこに横になり首を上へそらした苦しい姿勢で、いま、youtube...

  • 遊び、気分

    オリムピック大運動会は、どうも、やる気らしい。これは日米関係の段階になっている。裕福な国家の特権らしいが、この巨大遊び産業はまさにそうである。これが開催できんとすれば経済活動の尺度はそれが基準になる。そうなると人、物の交流交易は大幅に縮小される。こんなので資本主義が停滞する...

  • 引き潮

    昭和54年、父親が死んだ。わたしは三十一才であった。このとき病院いう物に初めて深く関わった。母親のときは子供だったので関係しなかった。 父親は二度目の脳卒中であった。一度目は入院もせずに軽くて済んでいた。 今度のは、即死しなかったが、一年かそれ以上病院で生きることになった。...

  • 月面

    中東シリアで大統領選挙をやるらしいが考えられないことである。町が破壊され国民の三分の一、500万人くらいが外国へ逃げ出したのにおかしな選挙になる。 それより不思議なのは、ここで10年余も破壊。殺戮が続けられたことである。日本の半分くらいの国土で人口も一割そこそこのこんな国が...

  • 最後の、妻

    人間が全知全能をふりしぼりやってきた生き方など完璧でない。 「こんな生き方をして欲しかったんだけれど」 別れた人の声はいまも聞こえる。 いま、妻は、わたしの生き方など、なんにも言わない。別れを告げる日でもあれば、なにか、一つでも文句は言うだろう。 「あんたは、ただの変態だわ...

  • tv局

    人間社会の贅肉とは、その余剰人口であろう。戦後、大量殺戮もなくなりこの平和が生活にユトリをうんだ。暇ができると人間は遊ぶに決まっている。生殖もその遊びの一つである。人口爆発もそこで起こった。 だが、人口を減少させている国もある。先進国の子育ての負担が大きい過ぎできない者や、...

  • 廃墟

    この町はどこへ行くにも橋を渡った/父母も渡った/二人はおなじ橋を渡り高天原で焼かれた/あつい夏、川面に灯がゆれ/その夜、死人たちが川底を歩く/五月、川辺で柳がゆれ、死者だけの美しい町だった/ 若いころ広島で書いた、「橋」という題の文章だった。思い出してやっているので厳密では...

  • 轟音

    わたしは西の空をながめる癖がある。 作品「神曲」には広島・長崎の原爆投下を執拗に書いた。図書館にあるそれらの写真を掲載している書物から、気にかかるページだけをコピーし持ち帰った。 長崎の駅舎そばで被爆死していた母子の写真、この話しも作品に入れた。子供さんの顔は黒焦げになって...

  • 年代表

    61年間の旅がおわり、生活保護に飛び込んだのは2009だった。発癌で旅は終わった。地球の10%くらいと日本の100%は旅したと思う。そして、人間の素性の何割かはみてきた。 その癌で死ぬかと思ったが、まだ生きている。あのとき、ようやく物がゆっくり書ける時間ができたと思った。そ...

  • 間違った、方向

    いまから53年前の1968に、有名人というのについて酷評を書いたことがある。時代がその幼稚さへ向かっているから反吐が出たのだろう。 有名人という、昭和43年に、そんなのがいたのだろうか。おそらく、tv文化が商売のためこれを必要としていたのだろう。これより前に、力道山というの...

  • 永遠の、観念

    昨日、近場にある医院へ行ってきた。このオンボロ心臓のせいである。血管も中古品になり循環器系統は生命維持がむつかしいときに来ている。10年以上、遅れてやって来た命の終わる季節であろう。うちの家系は六十そこそこにて、こんなので死んでいくのが多い。 父親も二度目の脳卒中で死んだ。...

  • 大転び

    何かが、あって人生をつまずくのを、豊臣秀吉は(大転び)とそう言ったらしい。よくある、のちの世の作り話しかも知れないが好きな言葉である。秀吉のいう躓きとは命もうしない一族一統その家臣までが全滅するということだった。 栄枯盛衰というのも作り話に出てくる言葉であろうが、これもよく...

  • 眠り姫

    朝五時、妻は眠っている。これの睡眠時間はさっぱり判らない。わたしは七時ころに寝るので夜中二時に起きるのが多い。途中小便に立つとき、妻はベット上で座りtvかネットの画面を観ているときもあり眠っていることもある。また、昼間の睡眠をどれくらいするのかそれも定かでない。 「無理に眠...

  • 引き算の、人生

    小学生のとき、この命はこう使ってこんな人生にしよう、と、そう決めて寄り道も少なくやって来たが、四十才のときこれに新しい決意ができた。 最初の決意が1959だったから、1988の四十で、これは29年間続いた。方向転換をしたのではなく、最初のにもう一つ生きる目的ができたのである...

  • 膨らんだ、風船

    屋島とかの源平合戦で敗北し山奥に逃げた。そこが、平家部落の本籍地である。父親は大正初年頃に生まれたらしい。その前は明治だろう。 この爺さんは写真でしかしらないが武家の人相をしている。山奥の急斜面でタバコ栽培をしていた超貧乏人で、女房に産ませた多くの子供のほとんどを病死か餓死...

  • 千葉

    午前11時ころよりビールと当ての一日の主食がはじまりいま終わった。2時間くらいかけた食事であった。妻は刺身一個を食いおわっていた。布団にくるまっているが目はまだあいている。ときおり話しかける。反応はにぶい。 どこかの局で、旅と食彩の番組をやっているので二人でtvみていた。芸...

  • 運ばれていく、命

    このボロアパートは四つ辻の北東角に建つ。それに並んで隣の一軒家、さらにもう一軒、この三つの建物に救急車がくる。アパートは三所帯で、あと戸建てが二世帯、合計五世帯で救急車を呼ぶ。なんの用事でするのか知らんが、なんらかの病気にはちがいない。 このあいだ、わたしは死に掛けて乗った...

  • オキアミ

    いま午前三時ころ、電気ポットでゆで玉子2個を作っている。コーヒーとこれで朝食をとる。きのうは夕刻六時頃に布団に横になりそれから眠った。目が覚めたのは午前2時ころだった。その間、なんども起きている。連続した睡眠ができない。これは妻も同じである。二人は昼間まったくの運動不足で、...

  • 遠い、昭和

    子供は地球の病原菌である、こう書いたのは1968の頃だった。正確でないが、大戦終結の1945には20億そこそこだったのではないか。1968に何人だったのか知らないが、1988には60億になったという。 わたしの生きている短い寿命の年月、1948に生まれ、2021になったが7...

  • 萎む、人生

    ボロアパートの狭い一室だけで生活している。南側の壁に3つの画面がならぶ。左のノートpc,これには、このあいだ、3倍の画面がある通常のtvを一万五千円で買い接続した。真ん中に2年前リサイクルショップにて一万円で買った大きなtvがある。右にあるデスクトッブpc、これは隣の引っ越...

  • 先カンブリア

    朝6時ころ、燃えないゴミの日なので、いらない物を捨て、それから町内を散歩してきた。 冷暖房も使ってない季節、土曜日なので人間の早朝活動もなく、朝の空気はうまかった。 南から入ってくる風は東京湾のそれだろう。潮の匂いはせんが、これは海の空気にちがいない。東京人はこの空気がある...

  • 星あかり

    今夜は、妻がブログを書いている。文字を書かない、そうなると何年もやらなくなる。理由はやる気がないからである。気まぐれでそうなるのでなく、そのことに、まったく興味がなくな るからこうなる。何事につけてもそうである。 いまは、一日中、ユーチュウブで犬猫の動画をみている。一昨年は...

  • むかしの、死

    終活とかのバカな言葉があるが葬儀屋の宣伝文句だろう。また、人生を終わらせるのになんの準備がいるのだ。家にあるゴミでも捨てればよいことである。 人間の死など自由にできるものでない。財産とか借金は残された者が整理することである。普段どうりそのまま死ねばいい。 わたしの場合、そう...

  • 大切な、人生

    わたしに実子が、女の子だが、一人ある。最後に顔を見たのは二十年前くらいだった。これは母親でなく、わたしが育て世に出した。離婚時、別に、子を奪い合い、そうなったわけでない。子は幼稚園生でこれの意思で父親について来たのでもなかった。子がおおきくなるのに必要であるからこうなった。...

  • 心の、置き場所

    夫婦で風呂にはいった。わたしは一ヶ月前、その入浴で死に掛けたから、あれから2回目のことだった。妻は、いつ入浴したのか知らない。湯の熱さが脳に悪影響なのか風呂へ入りたがらない。わたしだって身体をぬくめれば呼吸するのも辛くなる。 この二人に入浴は気持ちの良いものでない。だから温...

  • 人間だけの、地球

    いま住んでいる町内に鳥が少ない。ここは、前のオンボロビルが排水の故障で立ち退きを余儀なくされ、去年5月から住んでいる。前のは駅から徒歩10分くらいで北側にあった。今のはその反対の南側になる。 前は、ベランダの外あった小さな庭は猫ちゃんたちの通り道で、ヒヨドリたちが縄張りを守...

  • 威光

    昨日はb病院の待合室で診察まで2時間またされた。毎度のことであきれるだけである。これを平気でやるので、診察をやめ途中で帰ったことが何回かある。 10以上前に癌専門病院で、若いハナクソたちの言葉使いに激怒し、そこの治療をやめたことがあった。ハナクソたちは二十代らしく、まだ学生...

  • 失意と、殺意

    大病院へ行ってきた。これの本当の目的は、近くにある寿司やだったから不遜な行為といえる。が、そんな事がないと病院というものに座談会にいかない。 そこまでタクシーを走らせ、狭い店のカウンターに座る、瓶ビールくれという、雑役の男が宣言中だからお酒はだせないという、そうかと店をでる...

  • 笑う

    日本国民の大多数はもう知っている。一年を越えたコロナの感染症は医療の限界というので対策されてきた。 一日数十万人の感染者のでている他国に、この医療の限界というのはない。とにかく感染者を徹底的に発見し隔離する。そうしなければ蔓延が止められない。この場合、治療のことなど考えられ...

  • 海の、鰯

    遊び心、これは何なのか判るだろうか。幸福感という物ではなかろうか。楽しんで衣服を選びこれを着る、おいしい店で喰う、便利というのでなく楽しみの無い家には住まない、遊びから始まり衣食住も成立している。 遊び心とは馬鹿特有のそれであり、社会全体がこうなったとき日本では(なになに元...

  • 江戸

    来週月曜に電車で何駅か先へ行く。馬鹿げたことを承諾したものだ。そこにある大病院へ診察にいく。コロナ電車に乗り、わざわざ、行かなくとも良い用事であった。 中止しようかと、いま迷っているところである。 東京の電車駅で、一日、何百万人かは乗降する。そこで検査をやれば何万、何十万人...

  • 智慧

    人それぞれに産まれ死んで行く一生がある。それは自由でない。何十億のそれが好き勝手にできる地球でない。 いま、なんの法則で、それをやっているのかだれも勉強しない。これを教える政府もない。 この天体は人間のせいで窒息しそうになっている。 そういった科学があり学問がある。 若い頃...

  • 揺れる、水膜

    小学生5年くらいの十一才、それ以前の記憶がぜんぜん無い。ここまで10年ほどは生きているのにそれが無い。昭和二十七年、四才で広島へやって来たのだが、それは駅前の闇市、父親に連れられ何才の子供になっていたのか、そこの飲み屋で飲むビールのうまさを憶えている。その酒のつまみは串カツ...

  • 東京の、雨

    雨の朝、太平洋から湿った空気が入ってくる季節になった。北の寒気が極地へと追いやられる。そんな地球をながめると生きている場所を知ることができる。 東京23区らしいが、こんな土地に食料はない。なら、買えば済むと、こうなるが、ここの貨幣と食料生産地のそれとが共通しているのに嫌悪す...

  • 心の、部屋

    わたしは妻を男の性的本能でみない。そんなことをやればピエロになってしまう。観察は純粋な理知にたよる。 性感に酔う妻の心と身体は魅力的だが、こっちはそれに酔わず冷静である。性の扉を次々にひらいていくが興奮することはない。 これは妻に原因がある。 抱かれる妻に性的興奮は強くある...

  • 幸福の、表現

    五月になり、若葉の新鮮な季節になった。そんなに日当たりは良くないのだが、ボロアパートの鉢植えたちにもそれがある。たくましい丸葉朝顔もあり、放って置けば窓ひとつが葉っぱで埋まりそうである。植物たちは妻が好きなのだ。何年か前に道でひろった数センチ程の、木の子供は大きくなり、幹は...

  • 信念

    世の中には別な見方というのもある。そんなの知っている。われわれは幸福な夫婦であるが、隔絶され孤立しているとも考えられる。 しかし、悪いほうの見方など相手にしない。そっちに真実があろうとどうでもいい。このことも知っている。 二つの姿を頭の中で思うのはくだらんことである。都合の...

  • 結論

    とくに現代人というのは、それぞれが持つ知恵、その結論の部分で生きる。子供も大人も知恵に差はあろうが、それぞれが考えたあげく出した結論で行動する。子供はいきなり賢くもならずに、大人が童心へもどることもない。基本の考え方が異なるのだから、ひとつ屋根の下で暮らすには、互いで誤魔化...

  • 冬の、越後

    薄夜がすぎ、外は明るくなっていく。気温17度くらいの気持ちのいい朝である。 この町(大洪水のときには水深8mの太平洋海底になるが)も、住んではや10年以上になる。海の底で暮らすバカなどいないが、これは生活保護家庭だから仕方ない。近くを流れる川も、雨の少ないこの季節でも、二階...

  • 暗闇

    西向きの窓から入ってくる太陽の熱があつい。部屋の真ん中までとどいている。布団が二組敷いたままで、その一つでわたしはこれを書いてる。横の、妻は訪問看護の相手している。 午後2時半、季節は五月になっている。今朝、電気ストーブをもう一つある部屋に持っていった。そこはいらぬ物が山済...

  • 眠れる、森のトラ

    妻との生活は五年を過ぎ、わたしには五年の歳月は普通に流れたが、この妻が手に入れたのは一年の時間だけである。起きて思考をめぐらせているのが人の二割くらいしかない。あとの八割は、布団の中の通常睡眠か、起きていても頭脳は動いていない。 これを(眠り姫)と名付けた。 だが、全体の2...

  • 妻の、言葉

    妻にきてもらい五年が経過した。この年月が壊れないように知性が働いた。妻、これは、あくまでも別の命と心なのである。 五年間、妻に、できる限りの女をやらせた。ここで書くわけにいかないがそれはとてつもなく卑猥だった。妻は従った。初めての性的興奮も知ったようだ。 心がなんの疑いもな...

  • 本気の、愛情

    写真とか映像で残せなかったので文章でやる。だが、撮影できたとしても妻の心まで写せない。ところが、文字はこれを書くことができる。 「おい、これで、死ぬぞ」 このあいだの、救急搬送される自動車の中である。妻も座っていた。 死ぬのは確実だった。手術した医者も「あと少し遅れたら危な...

  • 大切な、妻

    生きるという考えにそんなに興味ある人間ではなかった。子供の頃、なにかの本でそうなったのでなく、または、どこかの宗教とか坊主に影響されたものでもない。 小学校五年で、母は生き地獄をみながら死んでいく、それが始まった。二年間かけ大切な母は骨と皮になり旅立った。 このことが人格を...

  • 死んで、いくための教養

    私は教養というのに気を使ってきた。これは生きていく全般の智慧をいう。社会からも親からも書物からも、あるいは学校の先生からもこれを教える。いま大学出の幼稚なバカに、これでは仕事にならんと企業が再教育する。 私は戦前のそれと、戦後の貧困時代、この国の所得倍増からの繁栄、おおまか...

  • 夫婦の、別れ

    日々、いつ死んでもおかしくない体調になった。このあいだの心筋梗塞もその一つだろう。死への、ある程度の準備をしておけば、あと何もすることはない気がする。 生への執念などない。このさき生きても、妻を守る義務と責任と愛情だけは残るが、それは生きている日、その日まで果たせばいいのだ...

  • 決意と愛情

    「うちの主人とは価値観がちがう」 このあいだ、わが家に来てそう言っていた女性がいる。既婚で子供もいるらしい。離婚でもするのかとながめていたがその後は知らない。訪ねて来る女性のなかで、この理由で男と別れたのもいる。 こちらも夫婦だから、 「わしのところは、わしが死ぬまで女房を...

  • しんどい

    しんどい、こんなのが人生である。私なんか全力疾走のそれだった。一つ走り抜けゴールかと思えば、そこが新しいレースの出発点になった。 人により、走るのではなく、人生を歩くのがいる。そうしていても目の前に困難があらわれ全力疾走で、それを克服しなければならないときもある。 十二年前...

  • 滑稽

    こちらから世間にアクセスするのは一切ないが、昨日は、午前中に保健所の女性職員と午後の訪問看護で女性社員が家へ来た。 わたしら夫婦の生活状況がようやく理解できているらしい。夫婦二人には命の終わる危険性が高い。このため行政から派遣されている。有り難いことだが、これは少し違うよう...

  • 漁村

    海岸の道路を自動車で走る。二つの県くらいは楽々と通り抜けられる。途中、気に入った漁港があれば車停めそこを歩いてみる。岸壁から海底をのぞく。早朝なら漁師たちが水揚げする魚を見学する。美味そうなのがあれば買わしてもらい車の中で刺身にする。それで朝からビール飲む。車の中で鍋をやる...

  • 4月25日、晴天で気持ちいい、パンツ一枚で昼飯をくう。あけた窓から寒くも暑くもない風がはいる。いい命を感じる。 冷蔵庫から、妻が3本目のビールを持って来てくれる。心臓で先々週に死に掛けた体にいいわけがない。部屋に三つの画面がある。普通のテレビ、妻の観ているyoutube、い...

  • 死ぬ、日

    一昨年の冬が到来して来る季節、家に電気コタツを点火した。足が、最初にやられた。ああ、来たかと、その湿疹をみた。 夏に、それの凄いのに、見舞われたことがあった。太平洋と日本海を往来し夏を楽しんだ。五十才すぎのオッサンは元気だった。だが、疲労は、首のまわりに湿疹のぶつぶつを作っ...

  • 不安な、近い未来

    1945年が敗戦だから、いま2021年で、戦後は76年間になる。この時代に人生はあった。 今日産まれた子供の76年後の地球はどうなっているだろうか。地球はいまの状態を保ってはいないだろう。 二十歳頃の、今から52年前くらいに出した論文に強く興味を引かれたことがある。人類の地...

  • 晩夏

    あの転倒、平成24年六十四才のときか、そこから体がおかしくなった。脳にいつ転倒してもおかしくない信号がでるようになった。歩行は直進がむつかしくなり、障害物を避けたと感じる足がそれにぶつかる。病院には行かないが脊椎に異変が起きたのではと察した。肉体の鍛錬でそこは、若い頃からか...

  • 十字路

    さすが2000円のワープロも何百万語打つと調子悪くなった。 一階の男が洗濯板のようなのを抱え上がってきた。 「これで書いてください」 「それ、なんなら」 「パソコンです」 「なにする物なら」 「インターネットですよ、知らないんですか」 「知らん」 「これ、回線は切れています...

  • 神曲

    住んでいるボロアパートの一階に、いまの妻に似た、精神科にやかっいになる男がいた。これと仲良くなり男は二階によく上がってきた。大学を出て銀行に勤め、それから発病でそこを辞め離婚にもなり、五十代の孤独な一人暮らしだった。 「小説家になりたいと考えたこともあります」 「そうか」 ...

  • 冬海

    日本海には、冬になると人影のまったくない、長くのびた海岸線がある。海が荒れ白波が打ちつけときおり雪の舞う寂しい風景である。なんの目的もなくひとり、季節になるとそこへ旅した。平成10年に西からやって来て東京に住み着き、この旅は毎年続いた。五十三才になっていただろう。 その53...

  • 田舎

    大戦後に人類は繁栄し大繁殖した。この文明に、疑問、危機感、嫌悪感、絶望などを抱き社会から逃げ出した心やさしい知識人たち。 そんなのに知り合いは居ないが、いや、うちの妻は人間以外の生物の好きな生まれつきの人であるが、この手の連中は時代の進行でますます増える。 人類は全員バカで...

  • 人間の、真実

    人はいろいろな時代と場所に産み落とされそこで人生をおくる。わたしの始まりが神戸、三ノ宮の闇市からだった。昭和23年のことで、そこはまだ敗戦の荒廃にさらされ、人はその日生きられたら幸運だった。 神戸国際ギャング団のメンバーであった父親は、朝鮮戦争の邪魔になるからと米軍に追い出...

  • 妻の、作品

    「猫の涙」 「ゆき雲」 「鵺の炎」 「薄夜」 随筆風の、妻が書く作品です。帯広から、五年以上はやっているかな。 ブログやその他、あちこちで公開してきた、これが産まれ六十才になるまでの人生を書いています。多くの人が読んでくださったように思います。 どんなのを書くのか教えてあげ...

  • 山櫻花

    延金の 刃先は研げど 切れはせぬ 見事切れるか山櫻花 二十年前になろうかこんな句を作った。あの頃はカタナの鍛錬もしていた。そういった事で出来たものであった。山に入り竹たちを何時間も切る。ときおりピュという凄い音がなる。また出そうとしても鳴らない。その音が鳴ったとき、なんの手...

  • 見捨てられる命

    人間には本能という物もある。二度の世界大戦は何だったのだろうか。原爆と言う絶滅兵器をなぜ作ったのか。ニューヨークのどこかで発明した、ノーベル経済学賞になった貨幣経済の理論、これはだれのため必要だったのか。人間は破壊と殺戮と、それが済めば富の独占を本格的にはじめた。馬鹿げた核...

  • 躊躇なき、結婚

    まだ、会う前の、パソコンのメールやり取りで最初に知ったのは、当然容貌ではあるが興味を抱いたのはこれの書く文章であった。それの専門家でありこれには敏感である。 知的ではあるが不思議な音のするそれだった。十勝平野の原始が見えてきた。動物や古代の人間たちが雪の中で凍結寸前で生きて...

  • 日陰の、うつくしい花

    入籍は平成26年、帯広でやった。東京から、こっちの戸籍謄本は持参していた。妻のはそこの市役所で上げられた。婚姻届を作り戸籍課に放り込んだ。なんら感情もなく済ませた。 妻への情熱はこんな物に変えられないが、入籍して妻の東京移住、ようするに帯広の生活保護者を東京で引き継ぐ便利さ...

  • 妻の、いる生活

    このあいだ妻のブログを借り、私が死に掛けたのを書いた。あれを読んでもらえれば私のことや夫婦がわかる。 別なのを書かねばと思うが、なかなか出て来ない。 昭和23年生まれで、今年七十三、くらいになると老人となり、書く気力もうしなわれていく。妻のブログでは何ページも書けたが、あれ...

  • 開始

    自分のブログは最初であろうか。 パソコンを使い8年にもなろうがこんなのはやらなかった。このosが古いビスタなのでうまく動かない。この登録も偶然できた。写真がうまく出てこないので、現れた妻のそれを取り敢えず使用した。あとで変更する。 作品「神曲」等は10年前に完成させ、もう、...

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