この地上の人間界に、僕はどうして投げ込まれたのか・・その意味を僕は知らない。 心霊主義(スピリチュアリズム)的には、人は課題をもって、この地上に降りるとされる・・ だとしたら、僕は自分にどんな課題を課して、この地上に降りたのか・・ 人は誰しも、人生そのものを課題をもって生きているのだとしたら、その個的な課題のために頑張る人それぞれの姿と行動は、すばらしく思えるはずなのに・・ そんな、すばらしいと思える人には、なかなか巡り合えない。 個的な課題など感じさせず、長い物に巻かれ、権力にすり寄り、そんな自分が得た無難な日常で笑う人間ばかりで・・ 腐った笑顔が蔓延するこの世の中で、僕も、その一人・・ そ…
コーヒーはレギュラーがうまいが・・ インスタントは楽だから、インスタントをよく飲む。 レギュラーのコーヒー豆もコーヒーメーカーも家にはあるが、そのコーヒー豆の入った袋は封を切ったまま、冷蔵庫にしまいっぱなしで・・ 徐々に風味は落ちてしまうのだろう・・ 冷蔵庫を開けたタイミングで、コーヒー豆の袋が目に入ると、毎度そう思う。毎度そう思いながら、毎度コーヒー豆の袋はそのまま・・冷蔵庫の中の定位置に置いたまま、触らない。 でも、必ず冷蔵庫に閉じ込められた、袋の中のコーヒー豆に、日の目が当たる時は、来る。 それは、瓶に入ったインスタントコーヒーが底をつき、詰め替えのインスタントコーヒーを買うのを、僕は必…
世の中のハイテクな機器のことは、疎すぎるくらいに疎い僕で・・ 「そんなあなたも大丈夫」のセリフに誘導されて、そのうちジャパネットタカタとかの餌食にされるんだろう・・ 車に乗ればカーナビとスマホが勝手にブルトゥース接続されて、オーディオからスマホのミュージックアプリに入った曲が勝手に流れ出す・・ ハイテク機器をいじるのは面倒なので、勝手に流れる曲を、僕はそのまま聴く・・ その、流れ出す曲のなかに、いつミュージックアプリにダウンロードしたのかわからないのだけれど・・姫神のアルバム曲が入っていて・・ 今日も、夕食のとんかつ弁当テイクアウトを買いに行ったとき、車に姫神が流れ出した。 勝手に流れる姫神に…
時間に制約された社会生活というものが、幼き頃から苦手、というか、できない人間の僕、だった。 幼稚園バスの集合場所に、集合時間に間に合わず、走り去る幼稚園バスを見送ることはよくあった。 小学校の通学班は、僕を置き去りにして出発することは、当たり前になっていた。 この電車に乗れば高校の始業に間に合・・その電車をあえて見送り、駅のホームの端っこで、ぼーっと鉄柵にもたれかかって煙草をふかしながら、錆びたレールをただ見つめてたりするのが、好きだった。 あの頃の僕に比べれば、家庭ゴミの集積場所に、集積時間を守って出しにいく今の僕は、随分成長したと自分に思う。 今朝は紙ゴミの日、だった。昨夜、女房がまとめて…
部屋に固定電話を引いてなくて、携帯はまだ普及しておらず、ポケベルが流行り始めていたが持っておらず、僕の外部との電気的通信手段は、公衆電話のみだった。 灯りを消せば、柱と土壁の隙間から隣の住人の部屋からの光が細く差しこむプライベート感のないそのアパートに、それまでの人生から逃げるように転がり込んで、はじめて見た夢、だったかもしれない。 ・・どこかの、天井の低い屋根裏部屋で、毛布ひとつ・・僕は寝ていた・・僕の胸に顔をうずめて一緒に寝てる女性・・金髪のショートヘアの女の子。 僕は眠っているその子を起こさないように毛布から抜け出て、木枠の格子の窓の外を眺めた。赤いネオンの看板。道には白い雪が積もってて…
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