「年金なんて、どうせもらえない」——そう言われ続けて、四半世紀。ニュースやSNSでは、いつだって年金の不安がつきまといます。ところが、その同じ25年のあいだに、私たちの年金を運用する組織が、静かに約197兆円もの利益を積み上げていた——と聞くと、少し意外に感じないでしょうか。 その組織の名前はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)。民間の調査では「世界最大級の年金基金」とも呼ばれる、巨大な投資家です。この記事では、GPIFがどうやってそれだけの利益を上げてきたのか、その「意外なほど地味な方法」をデータでほどきます。そして——ここが大事なところですが——「じゃあ年金は安泰なんだ」と早合点しないための、正直な裏側もあわせて見ていきます。むずかしい制度の話ではありません。私たち個人の投資にも、そのまま効いてくる話です。