千住新古細工#11/すべて百姓持ちの地たるべし
明治元年、太政官布告を以て明治政府は「村々ノ地面ハ素ヨリスベテ百姓持チノ地タルベシ」と宣言した。「土地は王のものではなく民のものである」という宣言だ。なんと!バター臭い宣言か? まるで西欧の人民革命を思わせるような宣言である。なぜかここに革命を成功させたサムライたちの匂いはない。 同時に、明治政府はすぐさま廃藩置県を行い、すべての大名籍を無き者にした。(革命政府は、自らの出自である薩摩藩/長州藩をも同じく解体へ追い込んだのである。まさに軒下貸りて母屋乗っ取り"解体"したわけだ)。もちろん、大名→知事という横滑りを用意して内乱を抑えることは忘れていない。・・それにしても不満は出たはずで
2022/02/27 20:22