軟弱地盤や注意が必要な地盤について説明します。
新しく家を建てる時や土地を探している時など、選ぶ時のポイントは色々とありますが、その中でも地盤のチェックは欠かせないポイントとなります。地盤が良くない場所、いわゆる軟弱地盤では、家を建てた後や土地を購入した後に、様々な問題が起こる可能性があるからです。 そこで今回は、軟弱地盤や注意が必要な地盤について詳しく解説していきたいと思います。家を建てる際や、土地を購入する際にはぜひ参考にしてみてください。 軟弱地盤とは? それではまず、軟弱地盤について解説していきましょう。軟弱地盤とは、泥や水などを大量に含んだ柔らかい状態の地盤の総称で、建物が沈下したり傾いたりする可能性が高い弱い地盤の事を指します。軟弱地盤の上には、何もしない状態では家を建てる事は出来ません。 軟弱地盤以外で注意が必要な地盤は? では次に、軟弱地盤以外で注意が必要な地盤について解説していきたいと思います。 砂質地盤 まず1つ目は、砂質地盤です。砂質地盤とは、砂質土が主な成分となっている地盤の事を指し、このような土地で液状化現象が起こると、建物が傾いたり沈みこむような現象が起きやすくなります。 砂質地盤は、通常では非常に良好な地盤と言われており、建物の重量を支える支持力が高い地盤です。しかし、地震などで液状化すると地盤の支持力が失われ、建物は沈み込んでしまい埋没物は浮き上がってしまうという特徴があるのです。 異種地盤 2つ目は、異種地盤です。異種地盤とは、重機で平坦あるいはひな壇状に整地し、尾根地形部分を削り削り取った土砂で谷地形部を埋めている造成地の事を指します。 尾根地形部分を削る事を切土、削り取った土砂で谷地形部分を埋める事を盛土と呼びますが、異種地盤の代表的なものがこの切土と盛土になります。1つの敷地内に、盛土と切土がある所は盛土側が沈下して建物が傾いたり、崩れ落ちてしまう原因になります。 盛土地盤 そして3つ目は、盛土地盤です。盛土地盤は、主に水田として利用される水はけが悪い場所で見られる地盤です。このような場所では、通常時でも盛土自体の重さで沈下する可能性があり、地震などの時には地盤沈下によって建物に被害が生じやすい地盤となっています。 軟弱地盤を見分ける方法
2023/04/27 16:40